大垣と白雪姫が白夜叉の店を後にしてから、二人は今夜止まる宿探しをしていた。
「まさか白夜叉様を殺気だけで倒すなんて…どんだけ規格外なのよ」
「普通、通常運転だ俺は」
そんな会話をしていたら前から三人の少年少女が歩いてきた。
「帰ったら将棋でも指さねぇか?お嬢様」
「いいわね、この久遠飛鳥の実力を見せてあげるわ」
「私もやる」
そんな事を言いながら通り過ぎていった三人を見て大垣は少し笑みを浮かべていた
「白雪姫、さっきすれ違った三人を追ってみようぜ」
「ほえ?いいけど」
そんなこんなで大垣と白雪姫は三人をおうことにした……がそれに気づかない様な程度の低い奴らではなかっとようですぐにバレた。
十六夜が不機嫌そうに二人に問いかける
「おい、お前らさっきから後を付け回して俺たちになんか用か?」
「用って程のものでもないが」
「じゃあなんだよ」
「ノーネームの逆廻十六夜と久遠飛鳥と春日部耀って人達を探しててね」
「それは俺達の事だが?」
「そうか…」
大垣は確認をしたところで問題児達に殺気を少し解放する、だが問題児三人には十分過ぎるほどのものだった。
辛うじで意識を保って居たもののその場から動けるものは一人としていなかった……がそれも一瞬だけであったようですぐに解放された
「フフフっ…フハハッ……フハハハハッ!!」
大垣は殺気を抑え、大笑いした。問題児達は突然の解放から呆然と大垣を見ていたが十六夜が不意に口を開く
「…が…しい」
「あぁ?」
「…な…何で笑ってんだよ」
大垣は十六夜の質問に悪党じみた笑みを浮かべ質問に答える
「いや、何お前達の力を拝見しようともおったが、あまりにもお前達が
プツンッ
問題児達の中で何かが切れた音がした。それを前に立っている大垣がいち早く反応した
「ほぉ…押し返したか」
大垣は内心驚きつつ三人に対しての評価を一つ上げることにした。
その上で大垣は三人に問う
「俺と一戦交えないか?」
「はっ」
三人を代表して、十六夜が返事をする。三人の目は殺す気満々と言った眼差しで大垣を睨んでいた。
「願ったり叶ったりだぜ」
「そうね。やられっぱなしは性にあわないわ」
「右に同じ」
大垣はふんぞり返って笑いたいのを我慢し、力を試すいい機会だと内心ほくそ笑んでいた。
「それじゃあ始めるとしよう」
対峙する大垣と問題児三人、ふと大垣は何かを思い付いたように地面に手を付く、すると魔法陣が浮かび上がり椅子を創り出した。
問題児達は疑問に思いながらその様子を見ていた、大垣は創った椅子に座るとある条件を投げかけた
「賭けをしないか?」
十六夜以下二名は眉をピクリッと動かし、その内容を聞く
「どんな内容かしら?」
「簡単だ、俺が勝ったら些細な願いを聞いてほしい」
「私達が勝ったら?」
大垣は飛鳥の問に自身の首を親指で指指す
「俺が負けたら、俺の首刎ねる」
「「「!!?」」」
当然の驚愕、動揺を隠しきれない三人と自身の隣にいる一人
恐る恐ると言った感じで白雪姫が大垣に問う
「み、御幸殿それはどういった経緯が」
大垣は歪んだ笑みを浮かべ白雪姫の質問に対しての返答をする
「俺はこんな下らん
十六夜が青筋を立てながら大垣が投げかけてきた条件に対しての返答をする
「舐めやがって!いいだろう受けて立とう」
「よしっじゃあお前らの為に勝利条件を付け加えるとしよう」
「内容は」
「俺はこの椅子から立たない、お前らが俺を立たせたらお前らの勝ち逆に俺はお前らが降参するまで。どうだ?」
十六夜・耀・飛鳥があからさまな殺気を放ちながら怒りに任せながら条件を呑む
「どこまでも舐め腐りやがって!殺す!絶対に殺す!」
「勝てるといいな、白雪姫開始の合図頼んだわ」
「わ、わかりました」
両者の間で緊迫した空気が漂う中白雪姫の開始の言葉が放たれる
「始め!」
合図と同士に大垣に接近したのは十六夜だった、十六夜の持つ星も揺るがす拳が大垣当たる……
筈だった…
だが現実は違った
すうこ
「嘘……だろ……」
大垣は十六夜の拳を人差し指一本で止めた。当たりの地面には罅が入り両者の周りは陥没して大変なことになっている。
そんな中大垣は歪んだ笑みを浮かべお返しとばかりに十六夜の顔面にパンチする
「嘘だと良かったな」
「ガハッ!」
大垣のパンチを食らった十六夜は遥か後方へ吹っ飛ばされていった。
残った二人は一瞬のアイコンタクトで自分の役割を決め大垣に攻撃する。
「ほう、お前が来たか飛鳥」
飛鳥はギフトから十字の剣を取り出して大垣に向かって振りかぶった、だが生前最強と謳われた魔導師の大垣はその剣に耀が自身のギフトを使い剣の周りに風を起こして剣の速度を格段に上げているのを一目見た大垣は瞬間的に見抜いていた
(発想はまぁまぁと言ったところか……)
目にも止まらぬ速さで向かってくる剣に対しての大垣は余裕と言わんばかりに頬杖を付き飛鳥の剣を人差し指と親指で受け止めた
「なっ!?」
「発想はいいぞ、だがもうひと工夫欲しい所だな」
そう言うと掴んでいた剣を飛鳥から奪い取り、それを十六夜がいる方向へ投擲した
「よっと」
剣は光の速さで十六夜の方へ飛んで行き十六夜の居るであろう所で爆破した
「ここまで弱いとちょっと残念だな」
「まだまだこれからだぜ?糞餓鬼」
声のする方へ目を向けると、そこには服がズタズタの十六夜が先程大垣が投擲した剣を持って立っていた
「俺が投擲した剣を難なく止めたか…」
見た目からして難なくと言った具合では無かったようで爆破のダメージだけは負っているようだった
十六夜は手に持つ剣を力任せに大垣に向かって切りつけるが大垣の姿はただの砂となって閉まった、すると後から大垣の声がして一同がそちらに振り向くと手を叩いて賞賛の声を漏らしていた
「ブラボーブラボー君たちの実力は大体分かった、では次に俺が見せるとしよう」
そう言うと大垣はおもむろに石ころを手に取り空えと投げた
「
大垣が魔法を展開すると空中にあった一つの小さな石ころは剣・槍・斧・矢と様々な武器に様変わりして三人にその切っ先が向いていた
その数……
「どうする?三下?」
数百あまり
「はは」
「こんなのかないっこないわ…」
「嘘…でしょ」
飛鳥と耀は絶望と恐怖で顔が真っ青になっていた、だが十六夜ただ一人だけは違った
「お嬢様は土で壁を作ってくれ」
「……そう言う事ね分かったわ」
飛鳥は十六夜の考える事にいち早く気づき行動に移すが耀はまだ理解ができていないらしく、小首を傾げていた
それを見た飛鳥は耀に十六夜が考えた作戦を耳打ちで伝える
「春日部さんつまりこうゆう事よ」
「フム(( ˘ω ˘ *))フム分かった」
「作戦会議はおわったか〜」
(敵を前にしてよく悠長にしてられるな、その代わりに十六夜が俺を見張ってるわけか)
「律儀に待っててくれたのね、ありがと」
「あぁ次の攻撃でお前を倒す」
「倒す( ・`ω・´)」
「じゃあまずは一発目」
途端大垣の上で待機していた武器の一つの剣が三人目掛けて飛来するがそれを十六夜が掴み取る
「また取ったか」
「こんなの止まって見えるぜ」
「はっ次々行くぞ?」
大垣が指を鳴らすと数百ある武器がどんどん飛来していく
飛んでくる武器を十六夜が手にした剣で捌いていき距離を詰めていく
「はぁぁぁぁ!!」
「ほう」
ついには大垣の懐まで踏み込み、剣を持つ手の反対の手で大垣目掛けて剛腕を振るう
「学習しないやつだ……!?」
ここで大垣があることに気づく、今自身の手は土で拘束されている事に
「いい作戦だ…」
十六夜の拳が当たる、勝利を確信した三人は薄くて笑みを浮かべていた。そこに冷めきった声で大垣が切って放った
「だがまだ足りない」
「!?」
「
空中で停滞していた数本の武器が形状を鎖に変化させ、十六夜の腕や体に巻き付き動きを止めて先程まで勝利を確信していた顔が絶望へと変わる
「どうする?まだやるか?」
「「「降参」」」
時間にして約5分と短いが彼らからしたら30分ぐらいはあったと後に語っていたがそれはまだ別の話
本音トーク
「スバるんさん」
「何でしょう白雪姫さん」
「この回私空気ではなくて?」
「気のせいでしょう」
「なくて?(圧)」
「はい(泣)」
「次回はもっと出してよね」
「ワ、ワカリマシタ…(-言-)」
「主弱いな」
「それは言わないでくれよ御幸君」
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