コナン「黒い!」
安室「怪しい!」
主人公「チョゲプリィィィイイイ!!!!!」
俺はノーマル、あくタイプ
「え、今から?」
例のトイレ事件から次の日、帝丹高校正門前で絶賛後輩に捕まっています。
相手は女子高校生2人、側から見るとすごく羨ましい状況かもしれない。しかし彼女たち(特にお嬢様)は俺の財布にしか目がない。
「先輩が昨日給料日だってことは調べがついるからね!」
「そ、園子!すみません先輩…」
お嬢様のくせに後輩という名を借りて奢りを要求する鈴木園子さんと彼氏持ちの優しい毛利蘭さん。家が近いこともありよく放課後や休日に食事や遊びに行ったりする間柄だ。
まあこうやって後輩が慕ってくれるだけで嬉しいのでもちろん奢る。年上ってそんなもんだろ。
「毛利さん大丈夫だよ、金はあるしどこ行く?」
「先輩ってポアロよく行くんでしょ?でも私達と行ったことないから一緒に行かない?」
ポ、ポアロだってー!?
そりゃよく行くけど昨日あんな事件あったのに行けるわけないだろう!
昨日は結局、執行人さんが来る前に店を出て(この時に慌てすぎてイケメンの前でコケてカバンをぶちまけた、死にたい)駅前で待機していた彼に旅行のパンフレットを渡して帰って寝た。
あー旅行楽しみだなー早く行きたいなー。
思わず息が詰まった俺を見た彼女たちは不思議そうな顔をつしし腕を引っ張りポアロへ誘導する。
あ、あのイケメン店員もきっとアルバイトだし毎日いるわけじゃないよねきっと今日は梓さんが店番だよね、お、落ち着けよ俺、いつもポアロへ行くときは梓さんがいるじゃないかあんな色黒イケメンなんて見たことないない!
まあ居たんですけどね。
「お、今日は安室さんの日じゃん!ついてる〜!」
「安室さんこんにちは」
「こんにちは、学校帰りですか?」
「そうなんですよ、もうクタクタ…あ、今日は先輩も連れてきたんです!」
イケメンの声が聞こえてきて硬直して居たが鈴木さんの紹介があったため仕方なく店内に入って会釈する。
「僕はこのポアロの上で探偵をしている毛利さんの弟子をしつつアルバイトをしている安室透です」
「…鈴木さんと毛利さんの先輩です」
にこーと愛想の良い顔で自己紹介するイケメンに対して俺は笑顔で対応出来てるか?イケメン消えろ。
握手を求められたので差し出された手を握り返す、ファッ手汗!俺手汗やばい!昨日の事とイケメンのせいで手汗がああああ!!!
するとスンッと匂いを嗅ぐような音が聞こえたかと思うと急に体がグンっと前へ引っ張られる。おわっ!?と情けない悲鳴と共にイケメンの目の前で顔を突き出す形になる。お、イケメンは肌も綺麗なのか4ね。
「昨日…お怪我はありませんでしたか?」
ヴァッッッッッ!!!!!
こうかは ばつぐんだ!
めのまえが まっくらになった!
ななな何でバレているんだ、もう本当この店二度と来れないよ!!
「昨日は随分黒い格好をして居ましたが…待ち人には会えましたか?」
「あははー、何のことです?昨日?俺は家で寝てましたよあはは!!!」
イケメンから逃げようと腕を引っ張るが、な、何だこの腕力っゴリラか!?
連れに助けを求め目線を向けるとメニューを見合って居た。おい、俺は?財布の先輩がイケメンゴリラに捕まってるんですけど!
「おや?どうしたんですか?あ!これから僕休憩なんですよ、よかったら一緒に食べませんか?」
そのままグイグイ彼女達の後ろの席へ連行される。え、マジで何でこのゴリラ一緒に食べようとしてるんだよ。
ちょっと待っててくださいね、と厨房に消えて行くイケゴリ。昨日の事と根掘り葉掘り聞かれるのか?ダメだ、恥ずかしすぎる。「何で夏なのにあんな黒い服着てたんですがプププ」って言われるに決まってる!
どう逃げようか、どう話を逸らそうか練っているうちにイケゴリが両手にお皿を持って登場した。クソッそんな姿も様になってるイケメンがああああ!
「これ、僕特製のサンドイッチです。良ければどうぞ」
ムカつく!パクっあ、これ美味しい毎日来ます。
今日の人物紹介
主人公
ノーマルあくタイプ
イケメン絶対許さないマン
実は176cmと高身長である
決して胃袋を掴まれたわけではない断じて違う俺の部屋のエロゲに誓ってない
イケゴリ店員
かくとうタイプで弱点4倍ダメージだ!
匂いで主人公を見抜いた犬
まさに公安の犬ってな!
実は内心、え!高校生!?ってなってる