毎度のことながら更新遅れてしまい申し訳ありません!
更新しないながらも感想をくれる皆さんの思いに少しでも応えられるよう、未完で終わらないように頑張りたいと思う所存でございます!
「とてつもない試合だね」
「ああ。けど、円堂達だって負けてない」
全国で中継されている試合を神向とアフロディは見つめている。
そんな中、神向はふと呟いた。
「けど、多分勝てもしない」
「え?」
神向から放たれる思いがけない言葉に、思わず不意を突かれるアフロディ。
「勘違いしないでくれよ、負けるとも言ってないさ。ただ、きっとこの試合は引き分けで終わりだと思う」
試合を見つめながら言う神向。
彼には、転生者だからこそ分かることと同時にこの世界で、彼らとともにサッカーをしてきたものだからこそ分かるものがあった。
―――――――――今の雷門は、決定打が不足している。
この先、彼の知る試合を勝ち抜いていく為にはやはり、もっと劇的に、もっと前衛的変わっていかねばならない確信を元に、彼は視線の先の人物を見た。
「円堂…」
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神向の気持ちは虚しくも届かない雷門中対イプシロンの試合。
それはさらに熱く、激しいものとなっていった。
【ガニメデプロトン……ハァァァァッ!】
【マジン・ザ・ハンド!】
イプシロンが撃てば円堂が止める。
【【ツインブースト!】】
「ふんっ!」
雷門が撃てばデザームが同様に止める。
そして、雷門のシュートを受けたデザームは笑う。
「いいぞ、これだ。私が求めていたのは、この魂が熱く、沸騰するような戦いだ!」
そのデザームの言葉に刺激されたのは、吹雪だった。
「……ちっ、いつまでやってんだよ!」
彼は、イプシロンからボールを奪い取る。
すると以前、円堂と優し気に話していた彼とはまったく違うプレイを見せた。
言葉遣いも、攻めも、とても荒々しいものだった。
そんな吹雪を止めるため、イプシロンDF陣が立ちふさがる。
「撃たせろ! こいつが今日のメインディッシュだ!」
「ふっざけやがって…!」
あえて撃たせる。
デザームの言葉は吹雪を挑発した。
【エターナルブリザード…】
「うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
吹雪の必殺シュート。
彼の名を模したかの如き吹き荒れる吹雪を纏ったシュートがデザームに迫った。
だが、この時はまだ雷門の面々も、デザームも、そしてなにより吹雪自身すら気付いていなかった。
彼がその荒れ狂う勢いの中に飲み込まれそうになっている事を―――。
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その後も、雷門とイプシロンの激戦は続いた。
そして、結局その試合で雷門は勝利することはなかった。
だが、
「ごめんね。点を取る事が出来なくて…」
「何言ってんだよ!? お前が1点を取ってくれたおかげで、あのイプシロンに引き分けまで持っていけたんだぜ! まあ、確かにデザームのあの技を破れなかったのは悔しいかもしれないけど、これからもっと特訓して、いつか必ず勝とうぜ!」
「キャプテン…。うん、そうだね」
そう確かに雷門はイプシロンに勝てなかった。
しかし負ける事も無かったのだ。
吹雪がデザームの必殺技【ワームホール】を破り、小暮が新たな技【旋風陣】を編み出し、そして円堂もマジン・ザ・ハンドをさらに早く、そして強く繰り出す事が出来るようになった。
今回の試合は間違いなく雷門にとって有益なものとなったであろう。
そして今回の試合で雷門には、新しく浦部リカという一之瀬に一目惚れしたメンバーも加わり、さらなる戦力強化が見込めたのである。
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「くうううううう~…!! やっぱすげえな円堂達は!」
そして彼らの成長は、遠く離れた仲間にもしっかりと受け継がれている。
「僕達も、彼らに負けてはいられないようだね」
「ああ。それに今回のイプシロン戦を見てやっぱり今の雷門にはこの特訓で強くなった俺が必要だって事がよく分かった。ますますやる気が出てきたぜ。よーしみんな! もう一回、俺の特訓に付き合ってくれ!」
『おお!』
神前は世宇子の面々にそう告げ、彼の特訓を再開した。
「(けど、これから円堂にはまだ辛い事が立ちふさがる…。俺も負けねえから、お前も負けんなよ。円堂!)」
彼らのこれからを知る神向は旅を続ける親友にそう思いを馳せるのだった。
思ったよりも早くオリ主と円堂達は再会することになるでしょう。
つまりそれだけ話が飛んでしまいますが、マジでご容赦ください…