記憶喪失の立花とロビンのお話し「1」   作:頭に芋けんぴついてるよ

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懐かしの人の声が聞こえる。


記憶喪失の立花とロビンのお話し

「………ちゃん……立花ちゃん!」

誰かに呼ばれた声がして目が覚めたけれど部屋には誰もいない。聞き慣れた声のような気がしたがなぜか思い出せない。

するといきなりドアから片目を隠した女の子が入ってきた。

「おはようございます。先輩!体調は悪くないですか?」

先輩と慣れた口調で言うが私は面識がない。

「ごめんなさい。誰ですか?」「…え?先輩?どうかしたんですか?具合が悪かったりしますか?」

「いや、そうゆうんじゃなくて

あなたが誰かわからないんです。すみません」

「あなたのサーヴァント、マシュ・キリエライトです!覚えてないんですか?」覚えてない…どうすればいいんだろう?「と、とりあえずダヴィンチちゃんに報告してきます!」

マシュ・キリエライトと名乗る少女

は私のことを知っているみたいだったが、私は一切面識がない。というか、ここが何処すらかもわからない。とりあえず部屋から出ようとベッドから降りると丁度いいタイミングでドアが開いた。

「立花くん!記憶がないのは本当なのかい?!」かなり目立つ格好をした女性が大きな声で話しかけてきた。「すみません。あなたが誰かもわかりませんし、ここが何処かもわかりません。」「記憶がないのは本当だったのか…とりあえず付いてきてくれ。メディカルチェックをするよ」信用していいいのか分からないが、今はそうするしかない。とりあえず付いていくことにした。

 

部屋に入ると色々な機会があり色々スキャンとかされたが、異常はなかったのだろうか?「うーん…多分これは極度のストレスによる解離性健忘だね…」「ストレス?」「うん。解離性健忘は記憶の一部がなくなってたりするんだよ。多分原因はソロモンの時のショックかな」ソロモン?分からないことが多い。「治るのは早くて数ヶ月遅くて数年だね。とりあえずマイルームに戻っておいてくれ。これからのことは後でマシュが説明してくれるから」「わかりました。あの、マイルームってどこでしたっけ?」「あ〜広くて覚えられないよね。とりあえずそこらへんにいる人達に聞いておくれ。キミここではかなり有名だからすぐ分かると思う」「わかりました。ありがとうござます。」

 

とりあえずドアを開けて廊下を見渡す。丁度いいところに煙草を吸っている緑色の服の人がいた。

少し雰囲気が怖いが話しかけてみた

「す、すみません!私のマイルームどこかわかりますか?」「オタク頭大丈夫?自分のマイルームもわかんないの?世界救った後なのに頼りないマスターだなぁ」「え、世界救ったの?私?」「は?自分の偉業もわかんないの?」あぁ、この人はもしかして記憶をなくす前の私の知り合いなのか。私が記憶喪失なの知らないのかな?「すみません。私記憶ないので、あなたのこともわかりません。ごめんなさい!」「おいおい冗談よしてくれよ」このは人物分かり悪いなぁ「もしかして、本当に記憶喪失?」コクリコクリと頷く「…マジかよ。今までのこと全部忘れたって言うのかよ。まぁとりあえずマイルーム連れてってやるよ。付いて来い」彼は大きなため息をつきながら何かブツブツ言っていた。

 

マイルームに着くと緑色の人が何回も記憶がないのかと聞いてきたが本当に記憶がないのでどう接すればいいのかもわからなかった。「勘弁してくださいよ。アンタが記憶なくすと色々面倒なんだよ」「ごめん図々しいかもしれないけど私のこと色々教えてくれないかな?自分が何してたか分からないし、ここがどこかも分からないので…」「まぁ人やることないし暇だから教えてやるよ。煙草吸うけど別にいいよな」

 

そんなことがあったんだ…私って結構凄いんだね。でもいろんな旅しすぎて1時間でも喋りきれなかったぐらいなんだよな…「ついでにオレの名前も教えておく。クラスはアーチャー真名ロビンフット呼び方はなんでもいい。改めてよろしくなマスター」「こちらこそよろしくね」なんて呼ぼうかな〜ロビフット、ロビフ

ローストビーフ?!うーん…「ロビン!とかどうかなぁ」「呼びやすい方でいい」「じゃあよろしくロビン!」「…はい」

 

「先輩…入りますね」「う、うん」

「あの説明しますね。これからどうするか。まず、これから毎日カウンセリングルームに通ってください。色々思い出せるかもしれないので…

朝はきちんと朝食を取ってください。お昼も夜も同じです。シャワールームも勝手に使って大丈夫です。

それぐらいですが、質問があったら私に聞いてくださいね」「ありがとう。…マシュ」「…先輩名前覚えてくれたんですね。ありがとうござます…あの、今までの思い出全部ないんですよねジャンヌさんやドレイクさん、ドクターのことも…」「…ごめん覚えてない」彼女は泣いていた

ロビンから聞いた話によると私の最初のサーヴァントだったんだよね…きっと今まで私と泣いたり、笑ったりしきてたんだ…「思い出したら、沢山お話ししましょうね!先輩!」「うん…ありがとうマシュ」

 

朝食をとらなければならなかったが食欲がわかない。他のサーヴァントに会ってみようと思い、廊下を出ようと思ったが、所詮私が会った所で何も話すことない。サーヴァントと仲が良いのは記憶のある私だったから。「…とりあえずロビンにアドバイスしてもらおうかな」

 

「おーい!ロビン!」「なんすか?」また煙草を吸っている「あの、私は他のサーヴァントと話してもいいのかな?記憶のない私じゃダメかな?」ロビンは少し考えて「別にいいと思うけど?カルデアは意外にサーヴァントが少ないから今日中には全員には話しかけられるから案内しますよ」「あ、ありがとう!」

少し緊張するな…

 

出来るだけちゃんとした格好の方がいいよね。

「ロビン、私着替えてからでもいい?」「いいっすよ」「マイルームの前で待ってて!」

 

「とりあえず早く着替えないと!」

クローゼットを開けてみる。沢山の服があるがどれも珍しいデザインだった。「んーどれ着ればいいのかな?とりあえずロビンに聞いてみよー」

「ロビーン!ちょっと入ってもらってもいい?」「はいはい」

 

「どれがいいと思う?」「…あのさぁクローゼットはねあんまり男に見せるものじゃないよオタクはオレが男だってわかってる?」「…?」よく見ると下着が掛かっていた。「わあ!ご、ごめんわかんなかった!」

かなり気まずくなってしまった…

「オレはなんでも似合うと思いますよ」「そうかな?じゃあこのオレンジのやつにしよ〜…あの着替えるので部屋から出て貰えるといいです」

「あーごめんごめん」彼は素早く部屋から出て行った。

 

「よしっ!着替え終了っと」ドアから出るとロビンが待っていた。

「終わったんすか。じゃあ行きましょうか」「うん。最初は誰に会うの?」「タマモキャットだな」タマモキャット?不思議な名前だな猫ちゃんかな?とりあえず最初の1人だし気を引き締めていかないと!

 

「ご主人!会いたかったぞー!ごはははは!」いきなり抱きついていて困ったがもふもふで可愛いな〜「おはよう。話があって会いにきたの」タマモキャットはきょとんととした顔で首を傾げた「あのね私記憶喪失になっちゃったの」「ご主人が記憶喪失?ありえないな!ご主人は我のご飯を食べていつも元気なんだ!」やっぱり信じてくれないんだ…

記憶のある私と一緒に長い戦いをしてきたんだもんね…「あーあだからバーサーカーは嫌いなんだよな、物分かり悪い」ロビンも物分かり悪かったけどね…「こいつはバーサーカーというクラスでね、かなり理性が欠けてるんだ」だから私が記憶喪失なのも分からないんだ…「ご主人?」「タマモキャットは後回しだなオタクも混乱してるみたいだしな」「うん…ごめん。タマモキャットちゃんまた後でね。今度ご飯食べたいな…」「ご主人!お昼寝しような!」「うん…またね」

 

「マスター次に行く気ある?」

「………」「おーいオタク生きてますか〜?」タマモキャットはあんなに私に懐いてくれてるのに私は何もできないんだな…「ごめんまたの機会でいい?」「いいっすよ。とりあえずマイルーム戻りますか」

 

ロビンにも迷惑かかっちゃったな…

私の記憶は本当に戻るのかな?

「ねぇ、ロビン。私の記憶戻らなかったら悲しい?」「いや、別に」

えっ悲しくないんだ「なんで?」

「話が長くなりそうだから座ってくださいよ」「うん」改まってどうしたんだろう?

 

「オレはアンタに黙っていたことがある。」「何?」謎の沈黙嫌だな

「アンタは好きな人がいた。そいつの名前はDr.ロマン多分これも覚えてないだろ?」私好きな人がいたんだ意外だな〜でも覚えてないんだよね…「うん。覚えてない」「だよな。世界を救うためにそいつが死んだんだよ。その時からアンタはあんまり笑わなくなった。で丁度1週間くらいたった今日記憶喪失になったわけ」「そうなんだ…」「オレは長い旅の途中で自分の気持ちに気付いたマスターが好きだってね。でも気づくのが遅かった。アンタはDr.ロマンのことが好きになってた」「…」「今でもオレはオタクのことが好きだ。だから記憶がなくなってDr.のことを忘れてくれてこちらはラッキーだったわけ」「カ、カウンセリングルームに行かないと!それじゃ後でね!」「………」

 

私は知らないことが多すぎる。

Dr.がどんな人かも知らない。

顔すらわからない。

「マシュにでも聞こうかな…かっこ

 

「先輩…こんにちはお昼ご飯は食べましたか?」「いや、食欲がなくて…マシュ、Dr.ロマンのことを教えて欲しい」「あまり良い話ではないかもしれませんがよろしいですか?」「うん」

 

話を聞くと私は涙が止まらなかった。「私はこんな大事な人のことも忘れてちゃったんだ…こんなんじゃみんなに顔会わせられないよ」

ロビンと気まずくなったんだろうな。もう話しかけてくれないかも…

 

「失礼するよ」「えっ…ロビン…」

「なんだよ改まって」「いや、もう話しかけてもらえないかなーって考えてたから普通に話せて嬉しいよ」

「返事は?」ん?返事ってなんのことだろう?「わかんないの?さっきの告白だよ告白」「…あれ告白だったんだ」「一応な」どう答えればいいんだろう?でもまだ私はロビンのこと知らないし…

 

 

 

 

 

 

 

 

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