楽しんでいただければ、幸いです
蝶……別名「夢見鳥」。
それは昆虫の中でも、様々な模様や美しさを持った生き物。
今の時代では、蝶は卵から生まれ、幼虫から蛹へ……。
そして今、我々が見ている色鮮やかな美しい蝶へとなっていく。
しかし、昔の時代ではそんな美しい蝶は、とても不吉な存在と言われていた。
平安時代では、蝶は死者の魂が浮世に蘇った姿と言われていた。
そう言った記述が今も残っている為、現在様々な作品では『妖怪』の一種として、様々なキャラが作られてきた。
こうして、蝶は美しき存在、又は怪しい存在として多くの人に愛されてきた。
しかし、その中の一つ、
……それが、極蝶の騎士であった。
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「んっ……もう朝か……」
とある部屋で目覚めた一人の人間。
ここで暮らし始めて、もう3年、去年までは大学に通っていたが、今は卒業し「フリーター」として自由気ままに生活をしている。
昨日は妙に体が痛かったが、もうその痛みは引いていたみたいだ。
今日もいつもの様に、朝の伸びをし、残っている眠気を吹き飛ばそうとする。
すると、青年はあることに気づく。
「……あれ、おかしいなぁ。何か、指が
言いながら、自分の手を見つめた
すると、肌色で五つあるはずの指はなくなっており、代わりにあったのはーーー白いグローブの様な手であった。
「……」
青年は次に自分の体を見てみた。
体は、すらりとした身体から真ん丸の身体になっており、足も五本の指が無くなっていた。
え?もしかして肥ったのか俺。
そして背中が何やら違和感を感じた。
そこで身体を起こし、全身鏡で自分の後ろ姿を見ようとした。
そして、鏡に映った自分を見つめた。
背中には、真紅に染まった羽があった。
いや、羽と言っても鳥の羽ではなく、昆虫ーーーと言うより蝶の羽が背中と接続されていた。
まぁ、まだそれはいい……それはまだいい
問題なのは、自分の体が、長身だった八頭身の身体から、先程見た真ん丸の姿をした
他にも、顔が体にあり、その顔には羽と同じ真紅の仮面をつけていた。
どう見ても変人(?)です。本当にありがとうございました。
えっ?どういうことなの?
まさか俺って、人間と見せかけて実は
いやいやいや!ちゃんと考えろ、俺が生まれたのは横浜の産婦人科だった。3203gの元気な赤ん坊で…
?「(誰が生い立ちから話せっつったよ!)」
青年「うわっ!だっ誰だよ!?」
突如、謎の声が青年の頭から響いてきた。
?「(あ……すまなかった。あー、おほん単刀直入に言おう。君のその姿は私の体だ。)」
青年「ほぇ?」
?「(だが安心したまえ、別に元の体に戻れないという訳ではない。その姿で自分がなりたい姿を思い浮かべれば、その思い浮かんだ姿になれることができる。自分の本来の姿でも、自分が求める姿でもいい。)」
青年「いや、ちょ」
?「(その代わりお前にお願いがある。私の姿で、この世界の秩序を守っていってほしい。頼んだぞ。」)
青年「いやいや!その前にお前の名前は!?」
?「(私か……私の名前はーーー)」
その謎の声が終えた後に俺は、新たな日常が始まった。
see you next