悲鳴のする方向へと行くとそこには体に剣を突き立てられ身動きの取れない武装した男がいた。
「アスナ!俺は下で受け止めるからアスナは上に行ってくれ!」
「分かった!」
しかしアスナが階段登っている途中に虚しくも男はポリゴン粒子となって消えていった。
「野次馬達!!デュエルのwinner表示を探してくれ!!圏内殺人ならそれしかない!」
「どこにもないぞそんなの!」
「ハチマン君!一番上まで来たけど誰も居ないよ!とりあえず凶器持ってそっち行くね!」
「分かった‥」
デュエルじゃない?
まさか‥圏内PKで新しい方法が生まれてしまったのか‥
「この中で死んだ男と知り合いの奴は出てきてくれ!」
そう言うと一人の女性がこっちに来た。
「私はヨルコと言います。彼の名前はカインズ。カインズとは元ギルドメンバーでした。今日は彼と食事に行く約束をしてたんです。ですが途中ではぐれてしまって‥それであの現場に遭遇しました」
「それじゃ最初の悲鳴も君が?」
「はい‥‥すみません‥気持ちを落ち着かせたいので話すのは明日で良いですか?‥」
「分かった。アスナ、俺達と同じ宿に行くぞ。出来ればアスナはヨルコさんと同じ部屋に居てやってくれ。」
「分かった。ヨルコさん‥行こ?」
「はい‥」
宿に着いて部屋に入るなり俺は考えを張り巡らせた。
(新しいPKの方法なのか?‥待てよ‥そもそも死んでなかったら‥確かポリゴン粒子のようなエフェクトは死んだ時と‥‥‥‥防具が壊れた時‥!)
そしてある1つの仮説を建てた。
ただこれを確信するには情報が無さすぎるので
その日は寝ることにした。
翌日俺はアスナにやることがあると言って事情聴取は任せた。
俺はまずエギルの所へと向かった。
「いらっしゃいま‥‥お客さん以外は呼んでないぞ」
「客だよ。エギル、先日圏内PKが目の前であったんだがそれが厄介でな‥」
俺はエギルに全て事情を話した。
「デュエル無しって‥出来るのか?」
「分からない。だからまずこの凶器を調べて欲しい。もしかしたら何か特殊能力が着いてるかも知れないからな。」
「こりゃまた禍禍しいな‥えっと名前は【罪の茨】か‥
プレイヤーメイドだが聞いたことない前だ。名前は‥グリムロックだ」
グリムロックね‥
「ありがとなエギル。それじゃあまだ調べることあるから行くわ」
次に俺は生命の碑へと向かった。ここには死者には斜線が引かれてる。
カインズだからCainzか‥
‥‥やっぱりな。思った通りだ。
カインズは死んでない。
すると突然メッセージが届いた。
アスナね‥
【大変!ヨルコさんが誰かに後ろから誰かに刺されて窓に落ちちゃった。場所はさっきまで泊まってた宿だよ!】
【ちょっと待ってろ。もうすぐ行く。】
ヨルコさんはYorukoだよな‥
やっぱり引かれてないな。
ということはやっぱり死んでない。
あのポリゴン粒子は防具が壊れた事によるものだ。
あそこから消えたのは転移結晶か何か使ったのだろう‥
肝心なのは何故こんなことをしたかだ。
それは事情聴取をしたアスナが知っているはずだ。
俺は急いでアスナの所へ行くことにした。
「あ、ハチマン君!」
「おう。そこの男は誰だ?」
「シュミットさん。ヨルコさんとカインズさんの元ギルドメンバーだよ」
「そうか。じゃあヨルコさんから聞いた内容を教えてくれ」
こうしてアスナはギルド【黄金林檎】に起きた悲劇を語りだした。
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次回はラフィンコフィン登場です、