戦ってみるとこの男は中々強い。
やはり現役軍人なだけはあるな
だけどな‥
「やっぱりレベルが低いな」
ハチマンはPohの攻撃をいとも簡単に避けて剣でもう片方の腕も切り裂いた。
「現役の軍人だろうが何だろうがこの世界じゃレベルが全て何だよ。このまま後ろの二人も入れて戦ってもいいが後5分で攻略組が25人来る。今の内に退くか攻略組と戦うかどっちか決めろ」
「チッ‥‥ハチマン。貴様は絶対殺す。次に会うときはそこがお前の墓場だ」
「中二臭いのありがと。さっさと消えな」
そう吐き捨てるとPohたちラフィン・コフィンは森の中に消えていった。
「ふぅ。ヨルコさん、カインズさん、シュミット、大丈夫か?」
「ありがとうございます。私たちは大丈夫ですが何故ここに?」
「貴方達の圏内事件の絡繰りが解けたからですよ。ここで質問したいのですが貴方達の防具を破壊した凶器はいつグリムロックからもらいました?」
「私達がこの作戦を計画した時にです。フレンドだったのでメッセージで連絡を取ってもらいました」
「なるほどね‥さっきラフィン・コフィンが言ってたように貴方達を殺すように仕向けたのはグリムロックです」
「何でそんなことを!!グリムロックさんは私達に協力してくれたんですよ!」
「それはこれから話してくれると思いますよ?アスナそろそろ出てこい」
「分かった」
そう言ってアスナはヨルコ達のよく知る人物を連れて森から出てきた。
「「グリムロック(さん)!?」」
「やぁ。久しぶりだね」
「さっきラフィン・コフィンの言ってた事は本当ですか?」
「そうだよ。本当はグリセルダが死んだ事件を黄金林檎の関係者を全員殺すことで抹消しようとしたのにこいつらの邪魔が入ったからね。」
「グリセルダさんはお前が殺したのか?」
「違うよ。さっきのラフィンコフィンの人たちに依頼したんだ」
「何故グリセルダさんを殺した。指輪が欲しいだけの理由じゃないんだろ?」
「ハチマン君だったかな?その通りだよ。理由はそれだけじゃない。グリセルダと僕は現実でも結婚していた。」
「なっ!?」
俺は自然と怒りが込み上げてきた。
「現実でのグリセルダは実に良かった。僕に何でも頼ってくれて幸せな生活を送っていたよ。それがSAOに来てから一変したよ。彼女は勇ましくなった。この世界に怖がっていた僕と違ってね。だから殺したんだ!現実でのグリセルダはもう居ない!それならいっそ殺した方がいいと思ったんだよ!」
「歪んだ愛情ね‥」
「アスナ君?歪んでなど居ないさ‥ちゃんとした愛情だよ」
流石にキレたので俺は低い声でグリムロックにいい放った。
「お前がグリセルダさんに抱いていた感情は愛情じゃない。単なる所有欲だ」
「貴様に何が分かる!?」
「そんなのは‥"本物"じゃない。こいつを見てると虫唾が走る。早く黒鉄宮に送ってくれ」
「分かった。それじゃあさようなら。おとなしく牢獄に行ってなさい。」
こうしてグリムロックが転移結晶で飛ばされ圏内事件は幕を閉じた。
次回からオリストからのリズ登場です!
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