こうして比企谷八幡はSAOで本物を知る。   作:OzUkI

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第24話 仲直り

相模side

 

「結局お前は誰かに認められたかっただけなんだ」

 

あの日屋上で比企谷に言われた言葉が脳裏に蘇る。

比企谷の言っていた通り私は誰かに認められたいだけだった。だから文化祭実行委員の委員長にもなった。

私がトップ層のカーストに居続けるために。

 

 

だけど結果は最悪だった。

雪ノ下さんと比企谷の協力があったから成功できたけど

もし二人が居なかったら文化祭は滅茶苦茶になっていただろう。

 

「お前は誰かに慰めて貰おうと思ってここに来たんだろ?だけど結果はどうだ?最底辺の俺がお前を一番始めにお前を見つけたんだ。この意味が分かるか?皆誰もお前なんかを本気で探してないんだよ」

 

狡猾な笑みを浮かべながら私に言い放った比企谷は憎く見えた。だから私は翌日学校中に比企谷の悪口を広めた。予想どおり比企谷の評判は悪くなり当時はざまぁみろと思った。

 

 

 

しかしその2週間後私は気付くことになる。

 

 

 

「ねぇ‥今思ったんだけどさ‥」

 

「なになに?」

 

「比企谷の事」

 

「あははwほんとざまぁみろだよねw」

 

「それなw」

 

「良いから聞いてよ!」

 

普段こんな声を出さない遥に驚き私たちは

素直に話を聞くことにした。

 

「その私達って文実真面目にやってなかったじゃない?そのせいで何度も危なかったし‥」

 

「あー比企谷が助けてくれたこと?それだけは感謝してるよw」

 

「南少し静かにして?話戻すけど運良く文化祭は成功したけどその後私達はどうなってたと思う?」

 

「遥ごめん‥うーんどうだろう?」

 

「えっと‥‥あ‥‥」

 

突然ゆっこの顔が青ざめた。

 

「ゆっこは分かったみたいだね。私達が真面目にやってなくて文化祭を危うく滅茶苦茶にする所だったのは文実の誰かから時間の問題で漏れてたと思うの。そして私達は立場が無くなる。でも現状私達の噂は全く立ってない。何でだと思う?」

 

そこまで言われて私は気づいてしまった。

 

「もしかして‥比企谷が全部庇ってくれたってこと?」

 

「そう。比企谷の悪口のお陰で私達は助かってるのよ。要するに比企谷はあの時助けてくれたってこと」

 

そう言われた時私は体から血の気が引くのを感じた。

同時に吐き気もしてきた。

その後結局私は具合が悪くなり家に帰ってしまった。

 

 

 

私は最低だ。比企谷が自分に図星を突き付けてきて腹が立ったからって悪口を広めてその上自分達が本来なるはずだった立場を押し付けてしまった。

比企谷に謝りたい。許してもらえるとは思ってない。

そう考えても結局謝ることは無く12/24日になってしまった。

 

 

 

 

 

12/24。町はすっかりクリスマス一色に染まっていて賑やかな雰囲気だ。

そんな中私は憂鬱になっている。結局謝れなかった。

 

そんなことを考えていると兄からメールが届いた。

【今日は彼女の家に泊まるわ!ナーブギア届いてると思うから開けといて。先やってても良いよ!名前もお前の好きな奴でいいから!】

【分かった】

 

そう返して私はナーブギアを包みから取り出した。

確かフルダイブ型の次世代ゲーム機だ。

ソフトにはソードアート・オンラインというゲームが入っている。確か今日から始まりだ。

 

【ゲームでもやってたら少しは頭空っぽに出来るかな?】

 

そう思いナーブギアを始めて私はゲームを始めた。

 

「リンクスタート!!」

 

そう元気良く言って私はソードアート・オンラインの世界に入っていった。

 

史上最悪のデスゲームが始まるとも知らずに。

 

 

相模sideout

 

ハチマンside

 

「文実の時以来か?久しぶりだな」

 

「そうだね‥えっとひき‥じゃなくてハチマンだっけ?」

 

そう一息置いてからサウサーは言った。

 

「文実の時は本当にごめんなさい。私達が迷惑掛けたのに貴方に全て罪を被せてしまった」

 

「その時の事ならもういいぞ。気にしてねぇし」

 

「でも許してもらえるとは思ってないけど謝らせて‥本当にごめんなさい」

 

「許すから止めてくれ。っていうか俺が罪を被ったのは俺の狙い通りだ」

 

「それでも辛かったはずでしょ?っていうかこんな私を許してくれるの?」

 

「あぁ‥もう良いよ。お前が謝ってくれて嬉しいしな。だから早くいつもの調子に戻れ」

 

「‥ありがとう!それじゃあお礼私が寝る所に連れてって上げる!」

 

「嫌‥悪いしいいぞ‥わざわざ気なんか使わなくても」

 

「女の子が誘ってるんだから来なさいよ!」

 

えっと‥誘ってるって言うのは‥まさか‥

 

「エロいこと考えてんじゃないわよ!」

 

そう言ってビンタされた俺は半ば無理やりサウサーに連れられていった。




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