こうして比企谷八幡はSAOで本物を知る。   作:OzUkI

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第35話 絶望

演習場に着いてある程度やってるとクラディールが妙な動きをし始めた。

まるでこっちに来いと誘ってるかのように‥

 

当然俺とゴドフリーは向かって何時でも対抗出来るように結晶を後ろに隠した手で握っていた。

 

クラディール「キェェェヤァァァ!!」

 

やっぱりな。避けるのは簡単だがここは人芝居打つか‥‥

 

ハチマン「グハァァっ!クラディール何しやがる‥‥って体が動かねぇ‥」

 

クラディール「ヒャッハァァァ!!やっとお前を殺すことが出来る!!冥土の土産に教えてやるよ!!俺はラフィン・コフィンのメンバーでなぁ!!シンルーの事を教えたのも俺だぁぁ!!」

 

クラディール「お前を殺したあとそこのおっさんも殺してやるから安心しろ。それじゃあ‥じゃあなぁぁぁぁあ!!」

 

ここだっ!!

俺は直ぐに結晶を使い全回復した後ゴドフリーから貰っていた小さな短剣をクラディールの肩に突き刺した。

 

クラディール「いってぇぇぇぇ!!何で結晶を持ってやがるんだよ!!」

 

ハチマン「お前がラフィン・コフィンってのは前から分かってたよ。要するに泳がせといたんだ。んで協力者はリューネハイムだろ?んでリューネハイムは‥」

 

リューネハイム「ここだよ」

 

ハチマン「なっ!!」

 

何とリューネハイムは麻痺をしてるゴドフリーの背後に回り込んで剣を首元に突き刺していた。

生憎ゴドフリーは持っていた剣を落とされてしまっている。

 

リューネハイム「今俺らを見逃せばお前らの事も見逃してやるよ。お前らを殺したら元々血盟騎士団は抜けるつもりだったからな」

 

どうする‥もしこいつらを逃がしたら絶対にシンルーは助けられない‥

かといってゴドフリーを見捨てるわけにも‥

 

 

 

こうなったら最悪だが‥こうするしか‥

 

ハチマン「分かった。回復結晶を手渡しする。クラディールとゴドフリーに使え」

 

リューネハイム「それでいい。まぁこれでシンルーは救えないけどな!!」

 

うざったらしいリューネハイムの声を聞きながら回復結晶を手渡しする瞬間俺は迷わず心臓の位置に拳を放って殺した。

 

ハチマン「クラディール。シンルーはどこにいる?」

 

クラディール「ヒィィっ!!69層の森林地帯の奥です‥これが地図でございます‥」ガクガクブルブル

 

ハチマン「確かに受け取った。回復してやるが二度とこんなことすんなよ」

 

まぁ回復させたらどうなるかは分かるけどな‥

 

クラディール「しねぇぇぇぇ!!!」

 

剣を振り下ろしてきたクラディールの攻撃を易々と避けていく。

そして俺は直ぐにクラディールの元に向かって同じく心臓の位置に短剣を刺した。

 

クラディール「この‥人殺しが‥」

 

ポリゴン粒子となって消えていく寸前に言われた言葉はクラディールを殺した後突然自分に襲ってきた。

 

 

人を‥‥殺してしまった。

ほんの数秒前の時は人を殺すのに躊躇いさえ無かった。

俺はあの最低集団と同じレベルだ。

そう考えるだけで吐き気がする。

唯一の救いはゴドフリーを。一人の命を俺の殺人で救えたって事だけだ。

 

ゴドフリー「すまない‥俺のせいで‥」

 

ハチマン「気にするな‥俺のやったことだ‥」

 

俺は‥本物が手に入れられないのか?

 

こうして演習はこちらの陣営の犠牲者が出ることを防ぐことは出来たものの最悪の結末となってしまった。




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