ある程度落ち着いて辺りを見渡してみるとそこは誰かの家だった。
そう言えば俺が考えてるときに誰か話しかけてた気がするな‥
アスナ「ハチマン君!!」
アスナの家か‥アスナの透き通るような声も今では掠れている様に聞こえる。
ハチマン「‥‥‥‥何だ?」
アスナ「やっと話聞いてくれたっ!!疲れてるだろうからシチュー作ってあげるね!」
アスナがあからさまに励まそうとしてるのは分かるが正直邪魔でしかない。そもそも何故咎人の事を今更気にかけるのだろうか?俺は所詮ラフィン・コフィンの連中と同じ分類だぞ?‥
無理に気にかけられるぐらいだったらいっそのこと見放してくれた方が良いのだが‥
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アスナside
ハチマン君‥やっぱり落ち込んでるよね‥
下手したら自殺とか考えちゃうかも知れない‥
私が出来る限りでのケアをしてあげないと‥
よしっ!シチュー出来た!
ご飯食べてる間に少しでも心を軽くしてあげなきゃ!!
アスナ「ハチマン君!ご飯出来たよ!!せーのっ!頂きます!」
ハチマン「‥‥‥頂きます」
アスナ「‥‥‥‥」
ハチマン「‥‥‥‥なぁ?俺の事なんか無理して気にかけなくて良いぞ?」
アスナ「え?」
ハチマン「俺みたいな犯罪者に無理して接しなくて良いって言ってんだよ。アスナだって嫌だろ?殺人者と一緒に飯食うなんて」
アスナ「何言ってるの!!!」
いけない。つい声を荒れげちゃった‥
落ち着いて落ち着いて‥
アスナ「ハチマン君は自分の事を殺人をした犯罪者でラフィン・コフィンの様な低俗な連中と同類だと思ってる。違う?」
ハチマン「そうだが?」
アスナ「それは半分正解で半分間違いだよ。確かにハチマン君が人を殺したのは事実」
ハチマン「やっぱりそう『でもね?』‥‥」
アスナ「ハチマン君はゴドフリーを助けるためにやむを得ず殺したんでしょ?過剰防衛かもしれないけど自分達の欲を満たすために人を殺すあの連中とは違うよ。」
ハチマン「でも俺はこれから‥」
アスナ「まず大事なのは一生を掛けてでも罪を償う事。間違っても死を持って償うなんて考えないで。それは馬鹿のする事よ。そして忘れないで?貴方は一人の命を救ってるの。そして辛いときには‥私が居るから。ね?」
ハチマン「ありがとな‥マジで気が楽になった。不謹慎だけどな。アスナの言う通りだ」
ハチマン君が笑顔を取り戻して良かった。
っていうか私さっき何気に物凄く恥ずかしいこと言ってたよね?
ハチマン「アスナ?おーい?顔真っ赤だぞ?」
アスナ「何でもないよ!!それよりもう帰って!!まだ宿なら開いてるでしょ!!」
結局恥ずかしくなった私は勢いでハチマン君を家から追い出すのであった‥
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