路地裏に行くとキリトが口を開いた
「クライン ハチマン 俺と一緒に次の村に今すぐ行くぞ。俺は安全なルートの行き方を全部知ってる。」
「でもよぉ‥あんなこと突然言われても‥」
「茅場の言っていたことは全て事実だ」
「俺は他のゲームで知り合った仲間と徹夜で並んでこのゲーム買ったんだ。あいつら、今広場にいると思うんだよ‥」
「それは何人だ?」
「4人だ」
そう聞くと神妙な顔つきになったキリト。俺にはその意味がよくわかる。4人も足手まといが増えてしまうと
全員安全に連れてくのは無理だ。
「お誘いありがとな!キリトはハチマンと二人で行ってくれ!」
「分かった‥」
そう言って別れようとしたとき
「おいハチマン!お前目は腐りまくってるけど意外と顔立ちいいな!」
「余計なお世話だ」
「キリトも可愛い顔してんじゃねえか!結構好みだぜ!」
ふん。
「お前もその仏頂面の方がお似合いだよ!」
そして本当に別れるとキリトが口を開いた。
「早速次の村に行くぞ!」
「待てキリト。」
どうやらこいつは分かってないらしい
「何でだよ!」
「行くのはまだだ。」
「お前わかってるのか!?こうしている間にも俺達の現実での時間は失われていくんだぞ!」
「分かってないのはお前だ!!」
怒鳴ったハチマンを見てキリトは驚いた。そしてハチマンは続ける。
「いいか?勇気があって剛胆なやつが最後まで生き残れるのはフィクションの世界だけなんだ。現実で生き残る事が出来るのは慎重で石橋を叩いて渡るようなやつだと思っている。」
「‥‥‥そうだな。俺は焦っていたのかもな‥」
「おう。とりあえず周辺の敵狩ってから近くの宿に泊まるぞ。」
「そうだな!」
そうして2時間ほど狩りをした後に二人は宿で眠りについた。
そこから1ヵ月。
SAOでの死者は既に2000人を越えていた。
しかし未だ一層さえクリアされてない‥
ところが今日キリトの情報によると
第一層ボスの攻略会議があるらしい。
俺らは向かうことにした。
キリトと別行動していたため待ち合わせ場所に向かっていたのだがその途中フードを被った性別が分からない人がモンスターの群れに襲われていた。
それをみて即座にスキル 【バーチカルアーク】を使い敵を一掃した。
「おい。大丈夫か?」
「ありが‥とう」
どうやら女らしい
「ねぇ。どうしたらあの強さを手に入れられるの?」
「あ?そんなもんひたすらレベル上げだよ」
「違う。貴方の強さはそれだけじゃない。私それを知りたいのよ!私とパーティーを組みなさい」
「は?」
「いいから組みなさいよ!」
そういうとパーティーの誘いのメッセージが来た。
(まぁこのままほっとくと危なっかしいし闘い方ぐらい教えてやるか)
そう思いしぶしぶ認証した。
どうやら彼女の名前はAsunaと言うらしい。
「ちょうどそこに敵がいる早速戦うぞ」
「うん!」
「スイッチは知ってるな?」
「ボタンなんてないよ?」
まさか知らないとは‥
「スイッチって言うのはパリィした瞬間に攻守を交代することだよ。そうやって攻守を交代することで回復などを順番にしていくんだ。俺がパリィするからその瞬間にスイッチしてくれ」
「分かったよ!」
そう話していると敵が襲ってきたので隙だらけの攻撃をパリィした。
「今だ!アスナ!」
「はぁぁぁ!!」
アスナはとても素早く正確な【リニアー】を突き出し相手はポリゴン粒子となった。
「やったな!」
「ねぇ君。何でさっき私の名前分かったの?」
えぇ‥それも知らないとは‥
「パーティー組むと左上の辺りに名前が出てるだろ?」
「え?‥あははは!全然気がつかなかったよ!君の名前はハチマン?ハチマン君って呼ぶね!」
「お、おう。」
そう言うと彼女はそのフードを外した。
そこにいたのは綺麗な橙色の髪をした美少女だった。
(はぁぁぁ!?こんなかわいかったの!?)
雪ノ下にも劣らないレベルの可愛いだ。
そんな子に教えてたなんて‥
俺はすぐに帰りたかったため
「わりぃな。もうそろそろ第一層ボスの攻略会議があるんだよ。それにいかねぇと」
「まってハチマン君!!私も連れてって!」
「別に来たけりゃ勝手に来い」
そう言って全速力で草原を駆け抜け待ち合わせ場所へと向かった。
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次回はビーターまで行きます。