世界観の説明だけしてます。
頭の中で各々噛み砕いて消化してください。
M.C.186
西暦が終わり数千年が経った地球。
世界は荒廃し、人類は西暦時の中世のような暮らしを余儀なくされていた。
生活圏と生活圏の間は荒野や森、砂漠が広がる。
それでも、人類の営みは続く。
しかし、そんな世界に危機が訪れていた。
200年前に突如現れた自律機動兵器の存在である。
初めて目撃された際、影がマリア像に似ていた為、仮称として『M.A.R.I.A.』と名付けられた。
彼等は人工物を破壊し、人類を虐殺し続けている。
186年前、人類は当時の大都市を放棄。
新しい土地に新たな町を作り始めた。
重機がM.A.R.I.A.の攻撃対象であるため、全て手作業であった。
そして、数年前。
ついに人類に反撃の機会が訪れる。
各地の遺跡から発掘された旧時代の遺物『マーダーマリオネット』である。
大きさは約15m。
発掘されたのは基礎骨格のみであるが、縮小型核熱炉が搭載されており、実質、無尽蔵に動かすことができた。
問題は基礎骨格のみではコックピットにあたる部分もむき出しになることであった。
このまま戦闘に使った場合、即、命が失われる。
そこでタテコマ研究所によって装甲、武具、そしてモジュールを製作する。
装甲、武具を総称して『オーダー』、モジュールを『メイド』とし、人類の反撃の為の兵器、『オーダーメイド』が誕生したのだった。
現在までに発見されたマーダーは11機。
ブリテンで発見されたモノをKing Arthurとし、《円卓の騎士》が結成された。
円卓の騎士はそれぞれが決められた地域を護っており、M.A.R.I.A.への対策としている。
勿論、全てが防げるわけではない。
一つの地域で複数出現した場合、間に合わないことも多々ある。
だが、彼等は諦める訳にはいかない。
諦めた瞬間、その地域から人類の痕跡が消え失せてしまうのだから。
【旧ロシア領】
ーガォォン
M.A.R.I.A.のビーム兵器が背後の山を抉る。
吹雪で視界が効かないにも関わらず、先程までこちらがいた箇所を正確に狙っている。
「ったく...どうなってやがる...」
Borsの搭乗者、ヨーム=ニルギリスはM.A.R.I.A.を見据える。
静かに、確実にこちらを見るM.A.R.I.A.は不気味以外の何物でもない。
「こっちは剣と盾しかねぇんだよ...!」
手に力を込めBorsを走らせる。
M.A.R.I.A.がこちらに向き直る前に左腕に持った盾で殴り倒し、胴部分の中心、コアを突き刺す。
《Aaaaaa!!》
女性の悲鳴のような甲高い音と共に、赤い液体を吹き出しM.A.R.I.A.は機能を停止する。
「ふぅ...今月に入って何回目だ...?」
もはや覚えてないほどの出動。
それほどまでにM.A.R.I.A.の出現回数は増えていた。
「円卓の面々に報告してみなきゃならんか...」
額の汗を拭い、自身の拠点に行き先を定める。
新都モラク。
旧ロシア領西北のツンドラ地域を強引に都市とした街である。
そんな自身の拠点にBorsを向けた時であった。
《Aaaaaaー》
聞き慣れた歌のような声。
声が聞こえた空に目を向けると3体のM.A.R.I.A.が降りてくるところであった。
「...おいおい...」
ヨームは汗を垂らす。
「旧ロシア領には浮遊型は現れないんじゃないのかよ...!」
はい、何も考えないで書きました。
すいません、ごめんなさい。
円卓の騎士:Bors《ボールズ》
オーダーメイド共通の『シューレ』という剣と『ガーディアン』という小さな盾を持つ。
翡翠のような色をしており、旧ロシア領の吹雪の中でも比較的目立つ。これは事故などを防ぐためである。
搭乗者はヨーム=ニルギリス。
赤毛の白人。一見、好青年のように見えるが口を開けば愚痴を吐く。
身長・体重は不明。(この世界において気にする余裕がないため、他の人も同様)
旧ロシア領の小さな町出身で、人型メイドの《セミス》に選ばれた。
大陸北東部のM.A.R.I.A.を一手に担っている。
余談ではあるがセミスは戦闘中はコックピットの真下にあるメイド接続システム《ノブレス》に繋がっている。