東方死体祭〜幻想少女達が天神小入り〜   作:ハゲ男

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タイトルが一番難しいと思います!!
話が浮かんでこねぇ…


第4話「絶望へのカウントダウン」

「…っくぅ…転んじまった。全く、ここはどこなんだ?」

霧雨魔理沙は迷っていた。

この訳の分からない謎の異空間で。

殆ど何も見えないこの暗い世界に、心底うんざりしていた。

「ふぅ…とりあえず歩き回って疲れたし、ちょっとここらで休憩…痛っ」

そう言って立ち上がろうとした時、後頭部に少し痛みを感じる。

「な、なんだ…?って、うわっ!よく見たらワイヤートラップ的なのが設置されてるじゃないか!私はこれに気付かず転んでたのか…もし後少しズレてたらあの時のろくろ首みたいになる所だったのか…おぅぅ…寒気がする…とりあえず離れるか」

魔理沙は少しずつ慣れてきた視界を頼りに、ゆっくりとワイヤーを避ける。

少しでも当たれば切れてしまうほど、このワイヤーは鋭いものだと魔理沙は気づいていた。

「…あぶねー…どうやらさっきぶつかった時の後頭部は切れてないみたいだが…げっ、帽子の先端切れてる…こわ」

この異空間では何が起こるか分からない。

このワイヤーのように命を刈り取るようなトラップもあるため、全く安心できない。

「うーん、どうしたものか。私はこういう雰囲気は好きなんだが、殺しに来てると考えるとちょっとなぁ…。それに」

その言葉に続くように、魔理沙はいつものミニ八卦炉を取り出し、『あの技』のモーションへと移る。

「恋符…『マスタースパーク』!」

大声でスペルを唱える魔理沙。

しかし極太の高火力レーザービームが出る事は無く、活気な少女の叫び声がこの空間に反響するだけだった。

「…何故かスペルや能力も使えんし。本当にここはどこなんだ…?霊夢達は大丈夫だろうか」

仲間の身を案じる魔理沙。

彼女は素直でない時が多いが、割と仲間想いなのだ。

「む、何か急に凄いイラッとしたんだが…まぁそんな事より、さっさとここを出る方法を考えないとな」

魔理沙はどっかりと胡座をかき、腕を組んで考える。

そして、ポケットから一枚の紙切れを出す。あの時契った紙人形の欠片だ。

「うーん…これは私なりの勝手な予想だけど…この紙、持っといた方が良い気がするんだよなぁ。こういう時あいつの勘はよく当たるから、後で合流した時にでも話してみるか」

すぐに紙切れをしまい、よっこらせと立ち上がる。

「さぁ、楽しい探索にでも行きますかね」

この雰囲気を全く怖がる様子もなく、どんどん先へと向かう魔理沙。

ただこの少女の性格がのちに災いをもたらす事は、誰も知る由も無いだろう…

 

 

 

舞台変わって、とある一室の部屋…

「霊夢さん、黒板になんて書いてるか分かります?目が悪いので私は分かりませんよ!全然!」

「見栄張って言う事じゃないから。えーと…とりあえず分かるのは、

3人の人間が誰かを囲んでいる絵と、その隣には『ユ』と『シ』が辛うじて見えるぐらい…他の字は掠れてまったく見えないわねー…」

二人は黒板に書いてあるものを解読していた。

しかし、かなり古いものなのか、チョークで描かれた絵や、書いてある文字はところどころ掠れている。

霊夢が言ったように、文字に至っては二つしかちゃんと見えなくなっている。

「特に手がかりらしい手がかりじゃないわね。先を急ぎま…って何してんの」

「ふぇ?いや、壁に新聞みたいなのが貼ってあったんで、取ってみようかと。…キェェェイ!」

ビリっ!

変な掛け声を発しながら、綺麗に剥ぎ取る早苗。

「はい霊夢さん。これ結構色あせてますけど普通に読めそうですよ」

「ん。どれどれ…『当学校 廃校のお知らせ』…廃校ってなに?」

「ありゃ」

早苗は軽くずっこける。

それもそのはず、霊夢や魔理沙などは幻想郷の住人。隔てられている外の世界の事など知るわけが無いのだ。寺小屋は知っていても学校は知らない。

しかし早苗や守矢神社の神様二人等の一部の者達は、外の世界を知っていたり、外からやってきたりしている。

なので早苗は外の学校というものをちゃんと知っているのだ。

「そういや知りませんね、霊夢さん…。まず学校っていう、寺小屋が進化したみたいな施設がありまして。そこの学校をなんらかの事情で閉めてしまう事を廃校って言うんです。まぁ人数が少なくなったりとかそういう事が無いとめったに廃校は無いんですけどね」

「へぇ…とりあえず閉めたのね。分かったわ」

「随分ざっくりと簡略化されました…まぁ伝われば良いのですが」

霊夢と早苗はそのまま読み進んでいく。

「『かつて起こった悲惨な殺人事件や〜〜〜が起こった事を踏まえて、当学校を閉鎖し、取り壊す事に決定致しました。誠に遺憾ではありますが、無惨に殺され〜〜〜〜〜〜の3人の子供達と〜〜』…何よこれ、全然読めないじゃない。何か大事な所だけかき消されてない?…あ、でも多分殺された子の顔写真が…可哀想に、まだ小さかったのに…」

「ここで一体、何が起きたんでしょう…?とても悲惨な事件だったのは文面を見れば分かりますが……ん?ちょっと待ってください霊夢さん、新聞貸してください」

「あ?あー、はい」

何かに気づいた早苗が、新聞を霊夢から受け取る。

「…やっぱりこれ、おかしいですよ」

「え?何が?急におかしいって言われてもあんたの頭ぐらいしかどこがおかしいのか分からないんだけど」

「そんなギャグに走ってる場合じゃなくて!…いやギャグですよね?何ですかその顔!」

変な目で見てくる霊夢に怒りながら、早苗は説明する。

「良いですか?私達が今いるところは間違いなくこの学校なんですよ。学校新聞を貼ってあるぐらいですし、それが分かるのは簡単です。ですが、一番おかしいのはここです!」

そう言って、早苗は文章の『ある部分』に指を指す。

「霊夢さん、もう一回読んでみてください」

「え?『当学校を閉鎖し、取り壊す事に』…何もおかしな事ないじゃない。使わなくなったから閉鎖して取り壊…っ!?」

霊夢はこれまで以上にない寒気に囚われた気がした。

「気づきましたか?取り壊された…つまりこの学校はもう存在しないはずです。外の世界にいた時もこの話は聞きませんでしたし、キャンセルされたという事も無いはず。それでも私達はこの天神小とやらにいる…」

「つまり、殺されて怨霊になった子供達が、異空間にこの学校を幻想として形成したってこと?」

「さぁ、そこら辺は良く分かりませんね。でも、ここの学校は長くいちゃマズイと思うのです。能力も使えない今、私達はただのか弱い女の子…多分ここの怨霊とかに取り憑かれたら詰みですよ詰み!」

早苗がぐいっと霊夢に押し寄る。

「そ、そうね…分かったから…近い!」

「はっ!つい必死になりました…」

早苗は我に帰り、霊夢から離れる。

「で、でも…仮にこの学校自体が最初っから幻想って事は無いの?」

確かに、早苗が外の世界にいた頃にも話を聞かなかったとなると、本当に実在したのかどうかさえ怪しくなる。

すると…

「いや…間違いなくココはカツテ存在シタ場所だ…」

「あれ?早苗いつの間に男になったの?」

「今のは私じゃ無いですよ!…って事は」

2人は喉をゴクンと鳴らし、ゆっくりと後ろを振り向く。

そこには…

「君タチが次の犠牲者カ…」

青い炎が弱々しく、宙で燃えていた。

その下には、ぐったりと倒れている人の身体が。

「これは…人魂って事で良いのかしら…」

「え、ええ…良いでしょうね」

若干怯えながら2人は人魂の方へと体を向ける。

「君タチはまだ若いトいうノニ…可哀想に」

人魂は哀れみを込めた様な弱々しい男の声を出す。

「ねぇ…ここで何があったの?」

「ワタシは詳シいことは分カラナイ…ただここハ危険だ。私の様にここカラ出る事が出来ズ死ンダ者は何人もイル。モシ脱出しヨウと考えてイルのなラ諦めた方が良いダろう。…そこノ緑髪の君。試シに窓ヲ開ケてゴらん」

「え?分かりました…」

早苗はそこから少し離れた場所にある窓へと近づく。

外は真っ暗で何も見えず、ただただ大雨がザァザァと降り続く音が聞こえるだけだった。

「ここを開けて出れても何か無理な気がしますが…ふっ!くぅ!…嘘、ビクともしない…」

「は?そんなはず無いでしょ…ちょっと変わって」

霊夢も窓へと近づき、縁に手をかける。

「…ん〜〜っ!ぐっ…!…待って、何これ…まるで空間に固定されてる様な…」

その後も2人がかりで引っ張ったり、蹴ったりなど色々な事を試したが、一向に外に出れる気配は無く…

「はぁ…はぁ…何で…?これじゃ私達、本当に出れないの?」

「はぁ…ふぅ…どうしましょう…」

「どうスル事も出来ナイ。可哀想ダガココでユックリと飢え死ヌノを待ツしカ無いノダ…」

「…うるっさいわね!そんなの分かんないでしょ!何もかもやってみなくちゃ分からないの!あんたが死んだのは気の毒だとは思う!けど私達はここで死ぬ訳にはいかないの!良い!?」

霊夢は人魂に激怒し、声を荒げた。

「…!…スマなカッた…確カにやっテみなケレば分カラナイ事もアル…私はココで野垂れ死ぬノを待っテイタだけだったガ…君達ナラココヲ出る事…そレも可能なノカも知レないナ…」

人魂は謝罪の弁を述べ、言葉を続ける。

「私が…知ッてイル全テを教エヨう…ココから出ル為のヒンとになるかは分からなイが…」

「…頼むわ」

「お願いします!」

果たして彼女達は、人魂から何を聞き出せるのか?

少しずつ進んでいく物語は、ここから更なる悲劇を呼ぶ事になる。

 

 

 

「…『呼ぶ事になる。』っと。はー良いですね!ここにいると記事のネタが湧き放題ですよ!」

「お前は何がしたいんだ…?まぁ良い、先へと向かおう。…射命丸文」

「何でフルネームなんですか。慧音さんも遅れないでくださいよ」

「む…遅れるわけないだろう。それより早くチルノ達を探さなければ…」

「えー、あのへっぽこ妖精達も来てるんですか〜?何か一緒にいると足手まといになりそうですけど」

「へっぽこだろうが何だろうが大事な生徒なのだ!…天狗はすぐ舐めた態度をとる…」

「なにおう!ここで1発やりますか!?天狗の本気を見せてやりますよ!」

「遠慮しておく。それより先を急ぐぞ!」

「…分かってますよ。特ダネゲットの為行きますよ!」

「お前と言う奴は……無事でいろよ、お前達…」

…………




今日もあんまり話進まなかったようわーん!!
でもご安心ください!(QVC福島)次の話で大きく話を進める予定でいますので。
とか言っても大体グダグダになると思うんですが…
こんにちは、ハゲ男です。
最近寝不足で眠いです助けてぇ!
さぁ、本編についてのお話を。

一応僕はコーパスパーティはクリア済み、wrongエンドも全制覇しています(どうでもいい)。
しかし学校の新聞や人魂の口調など、一部若干違ったりする事があります。
これは意図的であってミスってたらじゃ無いですよ!多分。
後人数表示は増えたり減ったりした時のみ出す事にしました。
邪魔に感じてしまったので…(汗。
現時点で何人いるかは3話を見れば多分分かると思うので、よろしくお願いします。
少し長くなりましたが、ここで終わりたいと思います。寝る!!
それでは!
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