続幻物語『こよみウォーズ』   作:K66提督

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めっっっっっっっっっちゃお久しぶりです。
K66提督です。

早いことに前回投稿から1か月半。
じわじわと増えるフォロワーとブックマークに嬉しい半面、若干焦りながらちょっとずつ進めてました。

日数あったから本編長いかと思いきやそうわけでもないという……

今作、登場人物が多いので、誰をどこでどう出すかにとても迷います。
残機ありのルールなので勝ち負けの数も考えて構築してます。

「ここ矛盾してんじゃねーか」とかなってしまっていたら、またコメントで教えて頂けると幸いです。

さて、それでは『続幻物語 こよみウォーズ 其ノ拾参』
お楽しみ下さい!!


其ノ拾参

013

 

「きゃああああああぁぁぁ!!!!」

 

『開海・海が割れる日』!!

 

「うおあぁぁぁぁあ!!痛い痛い痛い!!」

 

水流痛い!!

 

「あっ、ご、ごめんなさい!!」

 

「いてて……。早苗ちゃんの攻撃も霊夢と同じで退魔の性質を持ってるのか……」

 

しかも的確に吸血鬼の弱点である水流で攻撃するという

 

「大丈夫ですか……?何故暦さんが神域に……」

 

「いや僕にもさっぱり……」

 

突然視界が真っ白になったと思ったらここにいた。

そういえば直前で扇ちゃんの声が聞こえたような?

 

「扇ちゃん!!――っていないし」

 

「あ、あれ?ついさっきまで一緒にお話ししていたんですが……」

 

「ま、いいや。お陰でイイモノ見れたし」

 

「――っっ!?」

 

ほんの一瞬だったが、早苗ちゃんの白い太ももとその周囲のきわどい部分は脳裏にしっかりと焼き付いている。

 

脳内録画した映像を再生して口元がニヤつく。

ダビングできないのが惜しいところだ。

 

「や、やめてください!変な妄想しないでください!!」

 

「ところで早苗ちゃん、ここはどこ?」

 

またスペルカードを撃たれそうだったので、話を反らす。

 

「……ここは神域と言って、山の各所に設置された守谷の分社の中にある結界のようなものです」

 

「へぇ、神域……。どうりで居るだけで痛いはずだ」

 

サラサラと右肩の端が砂になって落ちていく。

このままだと普通に消滅するだろう。

 

「――って、のんびり言っている場合ですか!!早く出てください!」

 

慌てて僕を結界から押し出す早苗ちゃん。

ぐいぐいと、早苗ちゃんのある部分が押し付けられる。

 

「…………。」

 

ちょっと抵抗してみよう……

 

「んっ、あ、あれ?暦さん?ちょっ、とっ……。何してるんですかっ……!?」

 

ぐいぐい。

むにむに。

ふにょんふにょん。

 

早苗ちゃんに徐々に押し出され、気づくと2人とも完全に結界の外にいた。

 

「ふぅっ……。もうっ何を遊んでるんですか、暦さん!もう少しで消えちゃうところだったんですよ?」

 

「ありがとう早苗ちゃん。色々とありがとう」

 

あと扇ちゃんもありがとう。

 

「……?まぁいいです。それにしても、外はもう結構明るくなってたんですね」

 

「今日は晴れっぽいからちょっと不利なんだよなぁ……。あ、魔理沙だ」

 

雲1つない一面の青空を見ていると魔理沙が弾幕を撃ちながら飛んでいるのが目に入った。

 

「戦闘中みたいですね……。相手は――」

 

魔理沙の後ろを飛んでいる人物に目を向け、早苗ちゃんが固まる。

 

魔理沙の弾幕を物ともせず、接近していく緑の髪の女性。

 

あれは確か第三陣の……

 

「あっ!」

 

『ピチューン』

 

追いつかれた魔理沙が、畳んだ日傘で殴られて撃墜される。

霊夢や魔理沙があれだけ警戒していた理由がわかった気がする……

 

「あれが……。風見、幽香――」

 

ここから彼女までの距離はかなりある。

口から漏れた独り言なんて聞こえるわけがない。

 

それなのに、彼女はしっかりとコチラを捉え――

 

『見つけた』

 

笑っていた。

 

「暦さん!!」

 

ドン、と早苗ちゃんに突き飛ばされた。

スローモーションのように、時間の流れが遅く感じた。

何が起きたか理解できない僕に早苗ちゃんが『逃げて』と、そう言った気がした。

 

「さ、早苗ちゃ――」

 

『ピチューン』

 

早苗ちゃんが撃墜され、我に返る。

僕は風見幽香の攻撃を受けた。

それを早苗ちゃんが庇ってくれたのだ。

 

「守谷の巫女は初めて会ったけれど、避けられるとは思ってなかったわ……巫女は総じて勘がいいのかしら?」

 

「貴女ほど強い人なら、不意打ちなんてしなくても良かったんじゃないですか……?」

 

「あら、アナタ達、ずっとこっちを見ていたから、とっくに戦ってると思ってたわ。ごめんなさいね」

 

一歩、また一歩と距離を詰めてくる風見幽香。

足に力を籠め、攻撃のタイミングを図る。

 

現世で吸血鬼ハンターと戦ってきて、学んだこと。

相手が自分よりも強いと感じた時はまず、先手を取ることだ。

まず先手を取り、出来ることなら一撃必殺。

自分より強い相手とは『闘う』べきではないのだ。

 

カサ……と近くの小さな樹が揺れる。

それにほんの一瞬だけ彼女の気が逸れたのを僕は見逃さず、一気に肉薄する。

 

「勝負だ!風見幽香!!」

 

『怪異譚・阿良々木暦』!

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