続幻物語『こよみウォーズ』   作:K66提督

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お久しぶりです。
K66提督です。

次にどの組み合わせで戦わせようか迷ってて
書いては消しを何度も繰り返してました。

迷った結果、あの子とあの子とあの子とあの子が出ます。

今回は大分激しい戦闘描写に挑戦してみたいので、
覚悟しておきましょう。(お互いに)

ということで『こよみウォーズ』第拾伍話、お楽しみください!


其ノ拾伍

015

 

2日目の夕暮れ、妖怪の山。

ようやく太陽が落ち始めたのを確認した私達3人は周囲の探索を始めた。

 

試合開始後、どうにかフランを静めた私はフラン、忍と一緒に行動している。

 

「おいレミリア、腹が減った。何か用意しろ」

 

「何で私がアンタの食料調達しないといけないのよ!だいたい私達は数日間食べなくても平気でしょ!!」

 

「そうは言っても腹は減るじゃろ。吸血鬼だって餓死はなくとも空腹ぐらいはなるし」

 

「お姉様~、私もお腹減った~」

 

「ほれ、可愛い妹子がこう言っておるぞ、お姉様」

 

「アンタにお姉様呼ばわりされる筋合いないわよ」

 

こんな時に咲夜がいればご飯の1つや2つすぐに作ってくれるのに……

 

「しっかし誰とも会わんのぅ。やはり日が沈んだ後行動するのでは遅すぎるのではないか?」

 

「だからって日の出てる時に戦闘なんかしたくないじゃない」

 

太陽の下で戦う吸血鬼なんて余程の実力者か何も考えていない馬鹿ぐらいのものだ。

 

「あとはロリコンとかの」

 

と、忍が意味のわからないことを言う

ロリコン?今は吸血鬼の話をしているのだが

 

「てか、さも当然のように心の声と会話するんじゃないわよ」

 

「このやり取りも最早マンネリじゃな」

 

……なんて、差し障りのない会話をしながら森の中を進んで行く。

かつては宿敵だった忍とつい最近まで会話どころか顔を見ることすらしなかったフランとこうして何でもないような話をしていることが少し不思議で、何より幸せだと感じる。

 

「それもこれも全部暦のおかげね……」

 

「え?何だって?」

 

「さっきは心の声聞いてたくせにこういうときだけわざとらしく聞き返してんじゃないわよ!」

 

「ねぇ、お姉様。これからどうするの?目的もなくうろうろしててもしょうがないよ?」

 

「歩き回ってればそのうち誰かに鉢合わせになるかと思ってたけど、この森地味に広いのよね……。太陽ももうほとんど沈んだし、空から探してみる?忍、アンタって飛べたっけ?」

 

「バカにするなダメリアが。それぐらい雑作もないわ」

 

「ダメリア言うな。まぁいいわ。それじゃ、空から探してみましょう?暗いから弾幕の光も良く見えるだろうし」

 

羽を広げ、3人とも上昇する。

 

「相変わらずフランドールの羽はどうやって飛んでいるのかわからんの。なんじゃその飴細工みたいな羽」

 

そう言う忍は私に似たコウモリのような羽だった。

別にお揃いで嬉しいなんて思ってない。

 

「フランは羽で飛ぶってよりは魔力で浮いてるって感じだから羽の形状はそんなに影響しないのよ」

 

「忍姉も真似していいよ?」

 

「そんな非効率な事出来るか。全盛期ならまだしも今の儂はうぬみたく無尽蔵の魔力はしとらんわ」

 

「そんなこと言ってないで、アンタ達も誰かいないか探しなさいよ」

 

せっかくのバトルロイヤル形式なのに、いまだに誰とも戦闘していない。

そろそろ刺激が欲しいものだ。

 

「あ」

 

フランが何か見つけたようだ。

敵だろうか?

 

「お姉様、危な――」

 

『バンッッッッ!!』

 

額に強い衝撃。

この焼けるような感覚は退魔系統の攻撃だろう。

つまり………

 

「痛ぁぁぁぁぁぁああいいい!!!痛い痛い痛い!」

 

「お姉様大丈夫!?」

 

「フ、フラン、私の頭なんかなってない!?凄い痛いんだけど!!私の頭ちゃんとある!?」

 

「あー……」

 

「おい、フラン。レミリアを治療してやれ。いくら吸血鬼でも脳が露出した状態じゃ戦えんわ」

 

のう?のうとはなんだ?Noと言ったのかな?

超痛い!Oh,No!

 

「あ、お姉様下向いちゃダメだよ。溢れちゃう」

 

何が!!??

 

「神に仕える巫女様が、不意討ちとはのう。これも『幻想郷では常識が通じない』とかいうやつなのかの?博霊霊夢」

 

攻撃の飛んできた方からゆっくりと霊夢が姿を現す。

 

「……まず、その常識がなんたら~っていうのは幻想郷で早苗しか言ってないし、あと先に刺すような視線向けて来たのはそっちでしょ。あんなの挑発としか取れないわよ」

 

フランに回復魔法をかけて貰いながら(最近パチュリーに習ったらしい)霊夢の話を聞く。

 

……先に挑発した?

 

「強い気配を感じたからちょっとだけ誘っちゃった?」

 

フランを見ると『テヘッ』と可愛く舌を出してそう言った。その仕草にちょっとイラッとしとが、ここで文句を言おうものなら回復させて貰えなさそうなので、ぐっと堪える。

 

「とりあえず早く治してください」

 

「りょーかーい」

 

「んで、どうすんの?やるの?私としてはアンタにリベンジしたい気持ちもあるんだけど」

 

「よかろう?リベンジマッチ、受けてやろうではないか。最も更に深いトラウマを植え付けてしまうかも知れんがのう」

 

「…………(怒)」

 

忍の挑発に霊夢の目付きが一気に鋭くなる。

 

「…………かかっ」

 

対して忍は嘲笑うような視線、というか普通に嘲笑った。

 

「殺す」

 

『夢想封印』!!!!

 

怒髪天をつく。

ぶちギ霊夢の完成である。

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