続幻物語『こよみウォーズ』   作:K66提督

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はいどうも~!
バーチャルYouTuberの、K66提督です!

嘘です!

小出し投稿4話目でございます。
ようやく全ての出場者が明らかになります。
……う~ん、激闘の予感。
ここからの投稿ペースが見ものですね。

読者の皆様はそんなところも楽しんでいただければと
思います!(自虐

ではでは、『こよみウォーズ 其ノ肆』
お楽しみください!


其ノ肆

004

 

「それでは4人目以降の出場者をご紹介致します!」

 

「4人目はこの方!我らが天狗一族の長にして今大会の主催者!射命丸文さん!!」

 

『わぁああああ!!!』

 

「えええええぇええ!!?」

 

「おや、いいリアクションをありがとうございます、暦さん。私が出場しているのがそんなに不思議ですか?」

 

「え、だって、えぇ~……?」

 

てっきり早苗ちゃん達を茶化してるだけかと……

 

「元々このような大会形式にしたのも私が暦さんを渡したくないからですし、私が優勝すれば賞金だってチャラですから」

 

知らなかった……文さんが僕の事を……

 

「好きとかはないですけどつい最近萃香さんが例の件を放棄しまして……」

 

「意外ともったほうじゃないか?」

 

「そうなんですけど!!里の年寄り達が『今さら権力争いなんて面倒だし、伊吹様を連れてきたお前がやれよ』って!!おかげで全然取材にも行けないし……」

 

あぁ、それでさっき我らが長とか言われてたのか……

 

「というわけで、私が優勝した暁には暦さんに天狗の里を管理して頂きます」

 

「はぁ!?」

 

「まぁ私が優勝して暦さんと婚約でもすれば?その瞬間から天狗の里の長は夫である暦になるわけですし?」

 

『結婚』というワードに出場者若干2名がざわめく。

 

それでいいのか、天狗の一族……

僕が司会のお姉さんに疑惑の目を向けると、しれっと

 

「まぁ別に。伊吹様が長になられたときに絶対命令権もかなり緩和されましたので、今さら誰がやっても正直同じというか。長と言ってもクラス委員長ぐらいの権力しかないですから」

 

「クラス委員長をバカにするなよ!?時には鬼相手に啖呵切ったり妖怪化して吸血鬼(もどき)を殺しかけたりするんだぞ!?」

 

「そうですか、じゃあ文さんに負けないように頑張って下さい。あの人今回のスペルカードに『加速』系を申請してないので始めっから最速ですよ」

 

ま、マジか……

どれだけ嫌なんだよ、クラス委員長……

 

「話が逸れてしまいました、後もつかえておりますのでどんどん参りましょう!次はなんと、あの『紅魔館』から3名の出場です!!レミリア・スカーレットさん、フランドール・スカーレットさん、十六夜咲夜さん!!」

 

『きゃぁああ!!お嬢様ー!!』

『咲夜さん頑張ってー!!』

『フランちゃん頑張れーー!!』

 

お屋敷の妖精メイドや他の紅魔館メンバー、人里の学校の生徒達の声援があがる。

 

あ、パチュリーもいる。

大分顔色が良くなってるみたいで安心した。

 

「おい、卑怯だろ!チーム参加なんて聞いてないぞ!」

 

魔理沙が司会のお姉さんに意義を申し立てる

 

結構僕も同感だったりする

あの3人と同時戦闘とか命がいくつあっても足りないって

 

「あら、私達は別々の参加よ。『たまたま』同じ大会に出場していただけだもの」

 

「嘘つけー!」

 

「今日は私達はそれぞれライバル同士よ?ねぇ、咲夜」

 

「はい。暦さんを誰かに奪われるわけにはいきませんので。たとえお嬢様相手でも全力で叩きのめします」

 

冷たい声でそう宣言した咲夜さんの目は真剣そのもの。狩る者の眼をしていた。

 

「え、さ、咲夜?演技よね?いざとなったら私に勝ちを譲るんでしょ?従者だものね?」

 

「お言葉ですが、今日の私は紅魔館のメイドとしては来ていません。ただ1人の十六夜咲夜として参加しているつもりです」

 

「ふ、フランは……」

 

「今日はお姉様もお兄ちゃんも、霊夢も、魔理沙も、皆と好きなだけ戦ってもいいのよね!?すごい、すごいわ!わたシ、イまカラとってモ楽シみ!」

 

「戻ってる!フラン戻ってる!!なんとかして暦~!!」

 

半泣きになりながら僕に助けを求めるレミィを見て、魔理沙は大人しく席に戻り、僕は目を反らした。

 

「……ごほん。き、気を取り直して次へ参りましょう!次の出場者はこの方!金髪金眼の吸血幼女、阿良々木暦のパートナー!忍野忍さん!!」

 

『忍ぅうううううううう!!』

 

本堂の中から神託(絶叫)が響きわたる。

間違いなく守谷の二神のデカい方だろう。

 

「しっ、忍!!?お前出てたのか!?」

 

アイツの野暮用ってこれかよ!!

 

 

「全く、情けないのぅ、お前様よ。これでもかと鼻の下を伸ばしおって。儂というものがありながら新たなパートナーを決めようなぞ、片腹痛いわ。覚悟しておれ、小娘共。二度と馬鹿な台詞を吐けぬよう一生消えぬトラウマを植え付けてやるわ」

 

こ、こんなに不機嫌な忍を見たのはいつぶりだろうか……

足下の影が黒い炎のように揺らめいて、まさに吸血鬼の真祖といった風格である

 

「小娘共をシバいたら次はお前様じゃからな。デレデレしおってからに」

 

「し、してねーし!」

 

でも忍なら応援できる。

元々忍とは持ちつ持たれつの一生一緒の関係だ。

 

「以上、こちらの8名プラス阿良々木暦さんが争奪戦の出場者となります!……え?なに?」

 

司会のお姉さんが紹介を終えようとしている

横から、もう1人の天狗が何やら慌てて乱入する。

 

「えー、なんと!ここでギリギリ受付に間に合った追加の出場者がいると情報が入りました!」

 

突然の情報に、会場がざわめく。

……賭博屋からは悲鳴が上がっている。

ここで一気に賭ける先が変わったりするからだろう。

いい気味だ。僕で賭事なんてするからこうなる。

 

「追加の選手は2名!まず1人目をご紹介しましょう!

面白い事があると聞きつけ、天界から遥々降臨!ついさっきまで迷子センターにいました、じゃじゃ馬天人、比那名居天子さん!!」

 

『うぉぉぉぉぉぉおお!!』

 

ひなない?え、誰だそれ。聞いたこともないぞ。

歓声の大きさから結構の有名人なのだろうか

 

「さっきはよくもやってくれたわね、この馬鹿!!」

 

「あっ、迷子の子」

 

「違うわよ!!私の名前は比那名居天子、天界に住まうありがたい天人様よ!」

 

「へぇ」

 

「なによその反応~!!ふ、ふん、でもまぁいいわ。何でもこの大会で優勝すればアンタに何でもさせられるんでしょ?アンタを私の下僕にしてコキ使ってやるから感謝しなさいよね!」

 

何を言っているんだこの子は

 

「あのー、お母さーん!お子さんが暴走してますよー!」

 

「だから迷子じゃないって言ってんでしょ!?お、覚えて起きなさいよね!」

 

「はい、ありがとうございましたー。それでは!

最後の出場者をご紹介しましょう!最後の出場者は……え?これ、本当に?間違ってない?」

 

先ほど別の天狗から渡された用紙を見て、お姉さんが青ざめる。

二、三度ほど確認を取るが、間違っていないようだ。

 

「そ、それでは、最後の出場者の方をご紹介致します!私より強い奴に会いに来た!太陽の畑より突如訪れた『最強』!!フラワーマスター、風見幽香さん!!」

 

コツ、と前に出たのは日傘を差した、

緑の髪をしたお姉さん。

 

だが、会場はシン……と静まり返っていた。

 

「あ!ゆうかだ!ゆうかーー!!」

 

ただ一つ、氷精の無邪気な歓声が会場に響く。

 

「あら、チルノ。久しぶり、元気だった?」

 

『……う、』

 

『うぉぉぉオオオオオオオオオオ!!!』

 

チルノの声で我にかえったのか、先ほどまで起きていたものより一際大きな歓声が、会場全体をビリビリと揺らした

 

「幽香、アンタ……」

 

今までかったるそうにしていた霊夢までが、

急に真剣な表情になる

 

「霊夢や、魔理沙、天狗に紅魔館の連中。これほどまでのメンツが出場するって言うんだもの。見過ごす手はないじゃない?」

 

雄叫びと同時に賭博に大勢が駆け込んでいく。

それほどまでに強い人なのだろうか……?

見た目では優しそうなお姉さんだけど……

 

周りのテンションに着いていけない僕に魔理沙が何やら神妙な顔で話しかけてくる

 

「おい、暦。悪いことは言わないからアイツとだけは戦うな。目があったら、いや、視界に入ったら死ぬと思え。いいか、絶対に幽香とは戦うなよ」

 

「ど、どういう……」

 

こと。そう聞こうとしたが、会場の声や司会のお姉さんの声に遮られてしまう。

 

「改めまして、以上10名が出場者となります!それでは皆様、お待たせしました!!これより『阿良々木暦争奪闘技大会』、開催でございます!!」

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