連日猛暑が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。
投稿空いてごめんなさい。
&ちょっとルールに変更、追加がありますごめんなさい。
本当にごめんなさい。
「後先考えて毎秒投稿しろバカ野郎」と罵ってください。
暦vs文の決着回です。
めっちゃ考えました。めっちゃ考えましたけどあまり自信がない……
面白くなっていれば幸いです。
さて、ネガるのはこの辺りまでにして。
『こよみウォーズ 其の玖』お楽しみください!
009
『旋符・紅葉扇風』
『怪異・おもし蟹』
「なっ!?効いて……」
先ほど僕を打ち上げたスペルカードを『おもし蟹』を自分へかけることで無効化。
その隙に、文さんとの距離を縮めていく。
「喰らいつけ!!千羽鴉!」
『口寄・鴉雲』
5枚目のスペルカードにより、文さんと僕の間に数千羽の鴉が召喚される。
『怪異譚・障り猫』
「『エナジードレイン』」
身体中を啄む鴉をエナジードレインで一掃。
一瞬でミイラ化する鴉が少し可哀想だったが、向こうから触れて来たのだから仕方がない。
「じ、冗談でしょ……」
『怪異譚』の強さはいかに『成りきる』か。
イメージの強さによって全く変わってくる。
僕こそが怪異の王、月夜を統べる者、吸血鬼の真祖。
したたかにして高らかにして愚かな吸血鬼、阿良々木暦。
語り部である僕のみに許された、怪異を操る能力に敵う者はいない。
――という設定。
『塞符・天上天下の照國』
「弾幕は僕には効きませんよ」
『扇符・愚か者には相応なる修正を』
『幻想風靡』
「――知ってます」
弾幕を無効化する霧に隠れ、文さんの高速突進。
目視した頃には既に僕の懐に入り込んでいた。
が、不意打ちに近いそれすらも体を少しひねるだけで避けられてしまう。
『神童・机上の数論』
観測・計算・予測。吸血鬼の五感にサポートされているそれは、
もはや未来予知にも匹敵した。
一度受けた技など通用するわけがない。
「そんな……!?」
『怪異譚・レイニーデビル』
レイニーデビルで身体能力を更に強化する。
マントが雨合羽のように変化し、フードで視界が狭まるのが難点だ。
「ひぃっ……」
フードから覗く赤い眼に怯んだのか、
文さんが僕に背を向け逃げ出した。
だが、強気だった先ほどまでとは違い、すぐに追い付いてしまうほど遅い。
『怪異――
「ご、ごめんなさ……!」
『睡鵬』
「……い……あぅ」
僕の手が文さんの翼に触れ、『パチンッ』という
音と同時に文さんが意識を失う。
気を失うのも戦闘不能扱いらしく、『ピチューン』ともはや聴き慣れた音も聞こえた。
「おっとっとっと」
『怪異・睡鵬』
相手の意識を奪い、能力を封じ込める、僕のオリジナル怪異だ。
以前フランの暴走を止めるために使ったが、その効力は絶大。
持続時間はどうもかける相手の意識次第で変わるらしく、戦いを望まない相手には長く。望む相手にはほんの数秒しか効かない時もある。
まぁ少なくとも目覚めた文さんと連戦になることはないだろう。
意識のない文さんを抱き止め、ゆっくりと降り立つ。
「流石は阿良々木先輩。お見事でした」
「そ、そう?扇ちゃんにそう言ってもらえるとなんだかくすぐったいな」
「いえいえ、もちろん誉めてはいないですよ?見事なゲスっぷりだったなと思いまして。流石ですねぇ阿良々木先輩?」
「ゲ、ゲスって……」
「幻覚を利用し、相手の手の内を暴く。まぁそれは作戦として、百歩譲って有りとしましょう。ですが仕掛けるタイミングです。先輩、戦闘前の変身バンクで既に幻術にかけていたでしょう」
「う、ば、バレてたのか……」
「何が『変身バンク中に攻撃しないとはわかってますね』ですか。変身バンクそのものが攻撃なんて、私から言わせればそれこそがナンセンスです」
「お、おっしゃるとうりです……」
返す言葉もねぇ……
「それで?これからどうするんです、阿良々木先輩?」
「うーん……気を失ってる文さんをここに放置するのもなぁ……」
『それはお任せ下さい!』
「うおっ」
目の前に飛来する喋る鴉。
ぶつかるかと思った……
『戦闘を会場に中継するための使い魔です。
戦闘不能になった選手は会場からリスタートになるので、
文さんは私共が運んでおきます』
「あ、そうなんだ。じゃあお願いします」
『あー、それとですね?』
「?」
『ルールの追加と言いますか……
ちょっと阿良々木さんの戦闘能力が予想以上過ぎて勝負にならないので
制約を増やさせて頂きたいのですが……』
「いいですよ」
申し訳なさそうな鴉に応えたのは僕ではなく扇ちゃん。
「ちょっ!?」
『そういえば貴女は……?出場選手には登録されていないようですが?』
まずい。
「はい、私は部外者です。この男の助っ人のようなものですね」
この流れはまずい。
「いや扇ちゃんは……」
「あー、困りました阿良々木先輩。バレてしまいましたねぇ
なんでしたっけ?『出場者以外の戦闘への参加を禁ずる。』でしたっけ?
破った人には確かペナルティがあるとか……」
『ペナルティ!そ、そうですね!それでは――』
「覚えてろよ扇ちゃん……」
「正々堂々戦おうとした文さんを侮辱した罰ですよ阿良々木先輩」
『阿良々木さんへのペナルティは幻術の使用禁止、そして他の選手と同じく
スペルカードを5種類までに制限させていただきます!!』
ま、マジかよ……
『これ以降に使うスペルカードを5種類カウントします。
『神童』や『愚か者』などに加え、『怪異』や『怪異譚』もスペルカードとしてカウントするので
お気を付けください』
「飛行に『一反木綿』っていうのを使ってるんですけどそれはノーカウント?」
『うーん、そうですね……流石に飛べないのは無理がありますし……
では飛行に利用する場合のみ、そのスペルカードの使用を許可しましょう』
「はぁ……わかりました。頑張ります……」
『あ、それと最後に』
「ま、まだ何かあるんですか……?」
『いえ、その……よく考えたら阿良々木さんの勝利条件と敗北条件を具体的に決めてなかったなと……』
「えぇ……」
『な、なのでルールの追加です!
・最後の一人になるまで生き残ることを阿良々木暦の勝利条件とする
・3回ピチュることを阿良々木暦の敗北条件とする
えーっと、以上です!』
「きっつ」
ややこしくなるのもいけないのでルール確認をば
・バトルロイヤル制で戦う
・弾幕での戦闘の他に、近接格闘を良しとする。(武器の使用も可とする)
・出場者(暦含め)は各自予め5枚のスペルカードを申請し、申請されていないスペカードの使用禁止
・ピチュり2回(暦は3回)で失格
・出場者以外の戦闘への参加禁止
・阿良々木暦の『妖刀・隠渡』の使用禁止
・阿良々木暦の幻術の使用禁止
・阿良々木暦の勝利条件は最後の一人になるまで生き残ること
・以上、原則を犯したものにはペナルティ、状況次第で失格
うーん、Lunatic……
頑張れ暦。