IS ダークライダークロニクル   作:金宮 来人

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今回は二話連続投稿します。
先ずは一話目です。
途中で入れた話なのでタイトルに『0.5』が付いてます。


08.5 忠告する二人

オレは【レイン・ミューゼル】。

しかしこの学校内では『ダリル・ケイシー』となっている。

アメリカ代表候補生と言う肩書だが・・正直CIRSに行きたくてしょうがない。

周りの男どもはオレの体をねちっこく見て来るし、女尊男卑派の女はうざいし・・。

「いやぁ、ダリル先輩と一緒というのは、やっぱりいい気分スね。」

コイツは『フォルテ・サファイア』。オレと一緒にコンビを組んでいる代表候補生だが、正直まぁ、・・・女同士でアタシは恋人同士と言う奴だ。

叔母でもあるスコールさんの後ろを見ていたら男と付き合う気が無くてそういう関係になってしまったんだが・・コイツ可愛いし、しょうがない。

しかし、聞いた所によると早速クロノスがやらかしたとか。

その話の内容を聞いて、更識の所に行く。明らかに眼の下にクマが有るな・・。

「ちーす。ちょっと面かしてくんねぇ?」

「はぁ・・何の用かしら?こっちは忙しいんだけど?」

「その忙しい内容とやらに関係してんだよ。アメリカの動きがキナ臭くてな・・。」

「・・虚、お茶の用意。そっちに移動して話を聞きましょうか・・。」

「おう、そう言う切り替えが早いのは助かるぜ。」

そう言って二人揃ってソファに座る。対面には楯無が座り、真剣な顔でこっちを見て来る。

「それで、どう言う動きが有るのかしら?」

「男子生徒の二人の力量を見て、どうやら特殊な部隊が動きだしたらしい。オレはアメリカ所属ではあるんだが、【CIRS】とも関係が有ってなぁ、クロノスが主に狙われているらしい。もう一方は強さと機体的にもそこまでだが・・。」

「そう・・なら、守るべきは・・」

「世界初のクソガキを守る様にしたほうがいいな。」

「そうっスね。クロノスくん相手に兵を割くのは無駄っスからね。」

二人揃って同じ意見の様だ。やっぱりこいつはオレと気が合うから良いな。

「な・・なんでかしら?狙われてるのはクロノス・クロニクルくんの方なのでしょう?」

ひきつった顔でそう聞いてくる。

「いや、先ずどう狙うんだ?いつも周りには銃を携帯した護衛にドイツ軍人、寮は高性能AIが守っている。下手に手を出せばこっちが痛い目に・・あぁ、お前はそうしたから眼の下にクマが有るんだな。大方、寮のシステムに侵入しようとしたとかだろう?」

「あー・・・『タナトス』さんスか。相手が悪過ぎっスね。」

そう言ってフォルテは笑う。いや、お前はこの前、痛い目見ただろ・・。あぁ、それだからこそ笑ってるのか・・。

「た、【タナトス】さん?AIってどう言う事かしら?」

「クロノスの周りを監視している総合システム管理AI人格。人間と変わらない思考、判断能力にコンピューターの計算能力を兼ね揃えた高性能AI。性格すら存在して、クロノスの姉的な感じで見守ってるぜ?で、お前さんがそのAIの大事な弟に手を出そうとしたから手痛いしっぺ返しを食らったという事だ。基本的に相手が来るのを待った方がいいぜ?何せ相手には狂犬と猟犬、ドイツの冷水が武力でブラコンガチギレ妹と背後に巨大な闇さえいるんだから。」

置かれた紅茶を手に、呑みながら片手を振る。

「巨大な・・闇?」

「おっと、口が滑ったな。紅茶が旨いからかな?ソレはまぁ、踏み込まないほうがいいぜ?相手は闇だからな。これでも、深入りしないように忠告に来たんだ。いくら更識だろうと、相手はやばすぎるとな。・・こっちはアメリカがやらかしたり、その時が来れば、CIRSに鞍替えするから大丈夫なんだがな。お前はそうじゃない。だから・・」

そう溜めて、しっかりと睨みつける。

「クロノス・クロニクル・・アイツに悪い事はするな・・。下手に手を出したらマジで潰されるぞ?物理的にミンチだ・・。それほどに強く、ヤバい相手だ。・・忠告はしたからな。紅茶ごちそうさま。フォルテ、ついでにクロノスに挨拶に行くぜ。アイツに話が聞きたいし・・。」

「りょうかいっス。あぁ、虚先輩、紅茶ごちっス。」

そう言って二人で生徒会室から去る。

そして、クロノスの居るCIRSの寮に来る。そして、普通に呼び鈴を押す。

『はい?どなたかしら?』

「久しぶりだな・・タナトスさん。オレ、ダリルだよ。」

「フォルテも居るっスよ!」

『あら久しぶりね。ちょっと待ってね、・・ドアを開けるにもクロノスは今地下で書類整理と仕事中なの。忙しくて話が出来ないわ。企業外には見せられない書類だそうよ。』

「それは残念だな。お姉さんが疲れをこの体で癒してやろうかと思ったんだがな?」

「ウチも一緒にするっスよ?」

『間に合ってるわ。ウチでも何人が狙っていると思っているの?』

「別に邪なもんじゃないぜ?ただ、年上が甘やかすってのはそうない事だろうから、そう言うのもありじゃないかってことだ。」

『はぁ・・クロノスにこの映像を中継してあげたわ。返事を言うわね。[オータムで十分にそう言うのは間に合っている。どいつもこいつも構ってほしいのか?]ですって。』

「ぐあぁぁああ!?オレとオータムは一緒かよ!?」

「まぁ、言動は似てはいるっスね。」

フォルテを睨んで掴む。

「こ、こんな・・タナトスさんが見てるっスよ?」

「ちげぇよ!!会えないなら帰るってことだよ。これ以上恥さらしてたまる狩ってんだ!」

「大丈夫っス。そう言うダリルの事は好きっスから。」

『あら、お熱い事で。あ、クロノスから伝言よ。[いちゃつくのは良いが、せめて自分の部屋くらいにしてくれ。あまり身内がそう言うのをさらけ出してるのはちょっと・・]だそうよ。』

「帰る!行くぞ、フォルテ!」

「あいっスー!んじゃ、タナトスさん、今度ゲームしようっスね!」

『そうね、次は対戦アプリでもしましょうか。端末に用意しといてね。』

「はいはいっス!」

そう言ってフォルテは手を振ってオレの横に並ぶ。それから校舎に戻り、歩きながら考える。ふと思いついたことが有った。

「んー、相手になった男でも見てみるか。どんだけ弱いか見てやろうぜ?」

「あぁ、ウチは見たっスよ。クソ雑魚ナメクジっス。」

「マジか!くはは、そんなのがクロノスに喧嘩売ったってのは馬鹿じゃねえの?」

「あと、女の体見る目がマジキモイっス。」

「そんなにか?」

「ウチでさえ、舐めるようにじっとりとみられたっス。」

「オレのフォルテにそんな目で見るって事は、お仕置きは良いってことだよな?」

「いずれそうなるっスよ。クロノスくんの敵なら。」

「お、そうだな。んじゃ、眼が腐るかもしれないからその男は無しだな。・・部屋でいちゃつくか?」

「ひっさしぶりにウチが料理作るっス!」

「おぅ、良いね。頼むぜ、旨いの作ってくれ。」

「愛情たっぷり込めるっス。」

「良いね良いね。んじゃ、部屋戻ろう。」

「えいえいおーっす。」

そう言ってポケットから小さなオレンジ色の旗をあげる。何処から出したそんなもん。

「最近ハマった特撮っス。軽い感じで始まったのに、監督が残虐なストーリーで有名な人で興味持ったら案の定だったっス。」

「・・なんでそんなもんに興味持った?」

「へ?んー意外性・・スかね?」

「そっか・・。」

あまり気にしてはいけないのだろう。フォルテってよくわからない所が有るし、天然だし。

 

そして、部屋で飯を食った後は、無茶苦茶いちゃついた。

 




次もすぐ投稿します。
次の為の補足話を急いで作った感じですから、
変だったらすいません。
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