また仮面ライダーネタかよと思う人もいるでしょうが、
好きな物だから考えやすいのでこうなってしまいました。
決して、友人からVシネ映画のトリロジーを借りたとか、
集めている変身グッズがダークライダー寄りとか、
そういう理由じゃないですよ?・・・うん。
と言う事で、早速ですが新しいのを投稿です。
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「や、やめろ・・やめろぉ・・」
「わ、私はコイツに言われて・・ねぇ?分かるでしょ?」
「わ、私は悪くない!そう、私じゃなくて世間の男どもが・・」
数人の男女が部屋の隅に追い込まれている。他の護衛をしていた人間は物言わぬ肉塊へと変わっていた。
「・・貴様等は悪くないと・・そう言うのか?」
機械音声の様な声で喋る『紅い複眼を光らせる人の形をした何か』。
「そうよ!」「そう、そうだよ!」
「・・そうか・・そう言うなら仕方がない。」
そう言って後ろを向く。すると一人が銃を取り出し構える。後ろを向いた【ソレ】はベルトに手を載せている。
『シャキン』『ソイヤ!ブラッドオレンジスカッシュ!!』
その音声とともに振り向きながら全員に向かって持っていた剣をふるった。するとブラッドオレンジを思い浮かべる様な剣撃が出て全員を真っ二つにした。部屋の中に真っ赤な液体が飛び散る。
「・・知ってるよ。誰も悪くなくて・・誰もが悪い。お前等も・・俺もな・・。」
死体をほってそのまま部屋から出ていく。そして、建物から出てしばらく歩いて人気のない所で変身を解く。
「・・気持ち悪いな・・世界は・・こんなにも濁ってたんだな。」
変身を解いた【彼】は【眼帯をつけた銀髪の少年】で明らかに成人はしていないし、日系の顔ながらも西洋系の髪と肌の色をしていた。しかしその眼の色は赤く、普通ではない。
そこに置いておいた自身のバイクにまたがりヘルメットをかぶってアクセルを吹かす。走り出したら風になれそうな気分になりながら途中のパーキングでローカルな自動販売機のうどんを買って食べる。
「さて、次の依頼は・・」
タブレットを取り出して目を通す。また女尊男卑派の殺害依頼。または冤罪事件の男性の遺族からの依頼で検事、裁判官、原告の殺害。自身をいじめる学校の女子連中。書かれた名前は数知れない。もう依頼をこなすのも面倒になってきた。殺しても数は減らないし、噂を聞いて増える一方だ。中にはわざと書いた自分の殺害依頼で逆にこちらを狙うという所謂、『騙して悪いが・・』みたいなのもいたが、当然依頼は完遂した。そんな奴等に俺を殺せるわけがない。しかし、最近はどうやら嗅ぎまわっている組織がいくつかあるらしい。その中の一つが、日本の狗、『更識』。他にもFBIやMI6もあるが、それ以上に面白いのが・・
「亡国機業『ファントムタスク』・・。」
国際テロ組織扱いされているが、実際はIS最強伝説をつぶし隊集団らしい。最近、反IS組織に援助したり、逆に構成員として取り込んだりしているようだ。
「・・コイツら使うのもありか・・。」
にやりと身震いするような笑顔を浮かべながらそう呟いた。
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頑張って探し続けて数年して、やっと見つけた・・でも・・すでに彼は壊れていた。
「いっくん・・。」
モニター越しに見ると急にカメラの方を向き腰に付いていた銃でこちらを撃ってカメラを壊した。サイレンサーがついていたから音はさほど響いていないだろうがきっとすぐに姿を消すだろう。髪の色は変わり眼帯をつけた状態。明らかに昔の彼とは違っていた。
足取りを追う為に彼が通るであろう道路のカメラ、Nシステム、オービスなどを全て監視。だが、彼はまったくその網にかからず姿を消した。
でも、分かった事が有る。彼が見ていたタブレットのページ・・殺害依頼を書き込むページだ。そして、彼はそこに書いてある人を殺しつくしてきた。いや、内容を吟味しているようで中には『殺すにあたわず』や、『殺す価値なし』、『他人からの殺害によって死亡済み』などの結果まで書き込んでいた。だが、酷い件には動いて『粛清完了』の一言で次の日にはニュースに出たりする。幽霊のように現れては殺して消える。いつしか彼の事を皆はこう呼ぶようになった。
『ダークライダー ファントム・トリガー』
自身はダークライダーとだけ言っているようだが周りがそう呼ぶようになったらしい。死を告げる亡霊の引き金、それが今の彼の立ち位置らしい。
そして、次に会う時は・・そう遠くないとはこの時は思っていなかった。
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■
『ファントムトリガー』・・ね。
巷で噂されてる殺し屋。自身の事はダークライダーと言っているらしいけど・・噂ではISすらも刃が立たなかったって聞いてるし・・面白そうね。
「因みに中身はどんな人物か分かってるの?」
「あー、オレはしらねー。M―?なんか情報持ってないか?」
オータムに声をかけると知らないらしく、彼女はMに同じ質問をする。
「・・これだ。」
ソレを受けて情報部から上がってきた資料をMが渡してきた。
「Mが先に持っているなんて・・なんで私よりも先にみたの?」
「・・見れば分かる・・。」
そう言われて資料に目を落とすとそこに居たのは・・
「・・Mが固執する理由が分かったわ。・・で、どうするの?」
「殺す。・・と思っていたが記録を見て気が変わった。今のコイツなら手を組んでも良い。」
「ふーん・・?・・・・。なるほどね。」
確かに記録を見れば分かる。姉に捨てられた後IS関係で権力を使い悪事を働く人物ばかり殺している。しかも、警察や司法組織が手をまわして捕まえなかった人物ばかりだ。大物政治家にそれに付随する医者関係や権力者、大企業の両親を持つ子供に女性権利団体に入団している女教師・・数多の種類が居るがそれらは『すべて』捕まらなかった悪党だ。
「さながらダークヒーロー?かっこいい二つ名持ってるしね。」
「ダークライダー・・複数の姿を確認していることから複数人いるかと思えば唯一人の男。しかも少年と言っても良い年齢と誰が疑おうか。そして・・私の敵である織斑一夏はもういない・・政府にまで消されたのだからな。」
調べでは勝手に織斑一夏の戸籍は鬼籍に入った事となっている。それは織斑千冬は知らない事らしいが。
「アイツがなんて名乗るか、私の前に立ちふさがるのか・・楽しみだな。」
「それはどうかな?」
「!?だれだ!?」
「はろはろー、皆のアイドル束さんだよー!」
「助手のクロエ・クロニクルです。」
そこには探していた篠ノ之束博士が手を振りながら少女を連れて立って居た。
「な!?篠ノ之博士!?」
「篠ノ之束だと!?何故、いや、どうやって此処に!?」
オータムが瞬時に展開できるようにアラクネを構える。
静かにMも機体を展開できるように距離を開けた。
「・・ふふん、君たちがいっくん・・いや、ダークライダーを調べているのを知ってねぇ・・彼は・・ファントムトリガーは君達、ファントムタスクを呟いていたからね。此処にくる可能性が高い。なら、君たちと合流し彼に遭う確率を上げる方が効率的だからね。」
人差し指を立てて説明した後、私を指さし博士はそう言う。
「ファントムトリガーは私達を探していると?」
「最悪使いっパシリにされるかもしれないけど、彼は君たちを探すようだったよ?」
「・・手を組めるならそれに越したことはないわね・・。」
手を組む事は問題ない。むしろこちらから願いたいほどだ。しかもそこに篠ノ之博士も付いてくるとなれば・・彼を受け入れて使われても破格の条件だ。
「彼と会えるよう探してもらえますか?私達も貴方に協力し、彼を受け入れましょう。条件が酷いものでなければ、高待遇を約束します。貴方達もそして、彼も。」
「おっけー。あぁ、私はもう織斑千冬と絶交してるから、裏切りとかそんなに気にしなくて良いよ。いっくんを死に追い込んで、その後も自身の生活の心配しかして無かった屑なんかもう、・・敵としか思わないから。昔からそうだった・・、自分が思う通りに行かないとすぐ暴力に訴えて、教師すらも怯えていた。そして、白騎士事件。言わなくても知ってるだろうけど、アレは中身が織斑千冬だった。ミサイルを落としたら帰る様に言ったのに、力におぼれたあの女は戦闘機、戦闘ヘリ、そして、船までも沈めた。多くの人を自身の力を見せつけたいがために殺したんだ。確かに私は有象無象に興味はない。でも、自身の作ったもので力任せに殺害されて責任を感じないほど人間をやめた覚えもないんだよ。」
そう言った篠ノ之博士の表情は暗かった。
「・・やはりあの女は殺さねばならんな。」
そうMが決意を固めるようにつぶやいた。
「あぁ、・・その通りだ。」
又もや知らない声が響く。
それ(・・)は男の声だった。見た方向には【銀髪の眼帯をつけた少年】が立っていた。
「ファ、・・ファンムトリガー・・。」
「いっくん!?」
彼は緑色の四角い何かを取り出し、横のボタンを押す。
『仮面ライダークロニクル・・』
ソレをベルトのバックルにはめ込んだ。
「織斑一夏・・その名前の男はもういない・・。」
『ガッシャット・・』
音声が鳴る中、彼は眼帯を外す。その眼は赤と緑色のオッドアイ。しかし、その眼の瞳は輝いて見えた。
「・・変身。」
そう呟いて彼はベルトのボタンを押しこんだ。すると背後に時計が浮かび、緑色の光が上に浮かぶ。そして、雷の様な光りが彼の付近に落ちてくる。
『バグルアップ・・天を掴めライダー・・刻めクロニクル!今こそ時は極まれり!!』
そう音が鳴って緑色の光が彼を包んだ後・・そこに居たのは緑色のダークライダーだった。
「今の俺はダークライダー・・この姿は仮面ライダー『クロノス』。そして、名前を『クロノス・クロニクル』と名乗っている。」
驚いた事に彼は博士のつれた少女と同じ名前を名乗っていた。
・・ビルドのスクラッシュドライバー欲しいな・・。
若○ボイス最高にかっこいい・・。
おっと、本音が駄々漏れでした。
[呼んだ~?]
呼んでませんよー。・・本編にもほぼ登場しないキャラが裏に来るとは、
後書き・・侮れませんね。
では、シーユーネクストステージ。