IS ダークライダークロニクル   作:金宮 来人

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どうも、私です。
不定期投稿ですいません。
それでは、・・本編どうぞ。


新規学園編 11

束が仮面ライダーサイガとなり、ISとライダーの力を組み合わせたその機動力で空を自由に高速移動する。

「ほら・・その大きな羽は飾りかな?つまらないね。」

「くっ・・、私とゴスペルが追いつけないなんて・・」

戦いは比較的広いアリーナの中だ。それでもこうも動き回ると狭く感じるだろう。

特に高速で動くのならなおさらすぐに壁に近づく。

思ったように戦えないのだ。

しかも一番の弱点は、シルバリオゴスペルではなく、無理矢理につけた戦極ドライバーとバナナアームズである。

装備が付いたことで背部ユニットの動きがうまくいかないで唯のスラスターとなり、シルバーベル特有の攻撃が行えない。つまり攻撃手段は手に持つ『バナスピアー』しかないのだ。

「実に馬鹿らしい。束・・さっさとケリをつけろ。」

俺がそう腕を組んで言う。

「えー・・。こっちは面白い・・よっ!」

「きゃぁ!?」

空中で方向を変えてジェットパック、SB-315 F フライングアタッカーからブースターライフルモードで射撃。大量のマシンガンのようなエネルギー弾を打ちまくる。

「し、シルバーベルと同じ兵装!?」

「そんな詰まんないもんじゃないけどね。その兵装むかつくし・・バナナロックシードは破壊するね。」

シングルモードに切り替えてチャージ、そのままロックシードへ向けて発射。

「きゃぁあ!?」

戦極ドライバーごとロックシードを破壊。バナナアームズは壊れて消える。そして、よろよろと紫電が走る状態でシルバリオゴスペルは立ち上がる。

「いいじゃん。そっちの方が断然かっこいいよ。」

そう言って束は親指を立ててサムズアップ。

「たしかに・・この子には・・窮屈な思いを挿せたかもしれない・・けど・・、私が負けたらこの子が・・消されちゃう・・。だから・・受け入れて勝つしか方法は・・」

「ばっかだな~。助けを求めればよかったのに。」

「・・え?」

「今の束さんも、クロノスも一緒でその力を消したいと思ってる。危ないからね。だから助けてほしいならそう言えばたすけたさ。ちゃんと理由がある。一つでもそのベルトを破壊できるなら協力するのに。」

そう言いながら両手でうさ耳の形を作る。

「耳だけはいいからねー。助けを求める声は聞き逃さないよん。」

そう言うとナターシャは崩れ落ちる。

「たすけて・・くれるの?私も・・この子も?」

そう言って涙を流す。

「助けるさ・・。束さんはその為にここに居るんだから。ね~?クロノス?」

「・・その通りだ。助けが欲しいなら手を伸ばせ。俺達はそれを掴んでやる。」

「うぅ・・たすけて・・助けてください!」

「束!」

「おうさ!クロノス言わなくてもわかってる!」

すぐさまシルバリオゴスペルのもとに駆け寄る。

「私は、この勝負、負けを認めます!」

『・・ナターシャ・ファイルス戦意喪失。よって、IS学園側の勝利!』

カメラが世界中にその状況を放送した。するとナターシャに向かって数体のISが近づいてくる。

『貴様!ナターシャ!!そのISは解体だ!さっさと回収してこい!』

そう叫ぶアメリカの男。そしてISがナターシャに向けて加速した。

「させないよ。」

そう言って束がトンファーモードにして全部の機体を叩き落した。

さらに武器を構えようとしたらトンファーにミッションメモリを差し込んでトンファーエッジをエネルギー状態にして振り回す。

「せいや!はぁ!!せいやぁ!!」

ブンブンと音がして青い光が敵の武器を切り裂く。そしてミッションメモリを戻して、トンファーを解除。ブースターモードで空に飛んでエネルギー弾をばらまく。

そして、ナターシャを抱えて戻ってくる。

「そんじゃ、こっちで保護ね。もう安心だよ、ナーちゃん。」

「うぅ・・ありがとう、ございます。束博士。」

「えへへ・・。こうしてお礼言われるのも、いいもんだね。」

そう言って頭をかいている。照れているようだ。そうしているうちに向かってきたISは向こうに戻ったようだ。まぁ、まともに動けはしないので回収されたようだが。

『では第二戦を始めます。各代表ISは前に。』

そう放送があって、俺は前に出る。

相手側からもイーリスが出てくる。お互いに中央まで進んだ。

「へ、ぶっ飛ばしてやる!」

そう言ってイーリスはIS『ファング・クエイク』装備。その拳が目立つ機体にベルトを装備。戦極ドライバーを構えて装備。そして、ロックシードを構える。

『クルミ!ロックオン!』「変身!」『クルミアームズ!ミスターナックルマン!!』

・・ミスターでも、マンでもない。という突込みは野暮だろうか?

そう思いながらもため息をついた。

そのまま深呼吸。そしてフレームスタイルとベルトを構える。

正面に構えると全員が手拍子を打ち始める。

「オーガ!オーガ!」

と束が叫ぶと、それに合わせて波のようにその声は広がる。そして、会場中のIS学園生徒や主要国の代表からの声が一斉に重なる。

『オーガ!オーガ!オーガ!』

金色と黒のベルトを腰に装備。そして、黒と金色そして赤の携帯を取り出す。

『ピロピロピロ・・』

片手でゆっくりと数字を押す。

『0』『0』『0』と入力、それからエンター。そして携帯を閉じる。

『スタンディング バイ・・』

「変身・・。」

携帯をベルトに差し込み横に倒す。

『コンプリート!』

金色のオメガストリームが流れて各所の形を作る。

頭の上で『Ω』オメガの形を作り、その中心は赤いコアのようになる。

そして、変身が完了した後で体中のサブコアが光り、変身時の余剰エネルギーが周囲に衝撃波を撒く。

「・・大地の帝王、地のベルト・・仮面ライダーオーガ・・。」

そう言うと衝撃波で浮いた賢者の衣『ワイズマンローブ』がはためいた。

「さぁ・・始めよう。・・いや、終わりにしようか・・。」

そう言うと拳を合わせてイーリスは殴ってくる。

「いきなり調子づいてんじゃねえ!」

そう言って俺の顔面にその拳がぶつかる。

『ドガン!』と音がして衝撃が地面に伝わる。

「へへ・・どうだ?こっちの強さは・・!?」

「強さ?・・弱さの間違いだな。」

防御もせずに棒立ちでも全くダメージは無い。装甲はルナメタルという強固な素材を使い、普通の装備では傷一つつかない。そのうえで相手はISにレベルを『下げて』使用しているのだから、一切問題は無かった。

そう、『ベルトに合わせて作ったIS』と『ISに合わせて能力を下げたベルト』では初めからその強さなどは決まっていたのだ。分かり切ったその強さを見せて納得させるためにこの場がある。まぁ、結果は分かっているのだがな。

俺はその場で拳を構え、殴ってきたナックルを殴り返す。

「むん!」

「がっ!?ぐぁああああ!?」

巨大な拳が砕けてその下の腕まで折れる。一瞬のダメージが大きすぎてISがその処理をできなかったのだ。

「て、てめぇ!?いったいその強さは・・」

「・・言ったはずだ。帝王だと。世界を統べる強さ、その一端だ。」

俺は一歩ずつ進み、近づくと顔色を変える。それは恐怖。

「戦極ドライバーは世界を変える?あぁ、確かに変わったな。世界はこのままでは破滅する。世界中にクラックが現れて怪人、インベスに人が襲われる。クラックに飲まれて人は怪物と化す。それをなくすために俺たちはその使用をやめろと忠告してきた。しかし貴様らはそれを捨てれない。一度得た力を捨てることができなかった。だからしがみつき、固執し、俺の忠告も無視してそのベルトを使い続けた。」

「・・なんだと!?クラックが!?世界中に怪人が現れて!?いったいどういう事だ!?」

「・・?貴様らアメリカの上層部は知っていることだ。貴様ら装着者は知らないで使っていたと?」

「そん・・な・・。これは世界をお前の支配から解放するための力だって・・。」

「それは世界を汚染する力。だから取り上げようとした。それを使う事にヘルヘイムの森は種子をこの世界に撒き、クラックは根付く。悪意無き侵略が始まり、次第にクラックはこの世界を食らう。ヘルヘイムの森とインベスにこの世界は汚染されて、食料は無くなりヘルヘイムの森の食べ物を口にする。そして人はインベスとなる。」

俺はその手にオーガストランザーを持ち、空へと構える。

そして、銃のようにエネルギーを打ち出すと、上空から迫っていたISを二機打ち落とす。

どんぐりと松ぼっくりだ。そのままベルトを破壊する。

「真実を広げられて、結局は力づくと・・そう言う事だな?」

俺は落ちてきたISを見て構える。その操縦者に向けて剣を突き刺す。

「そして・・俺は、どうにかそれを止めたかった。」

二人の人間を剣で突き刺してついた血を振って払う。

「そして、これからも・・そう思っていた。」

そこへクラックが開き、インベスが三対襲ってくる。

俺はミッションメモリを剣、オーガストランザーに差し替える。エネルギーが長剣となり、それを構えた。

「だが、もう遅かったようだ・・。」

『エクシード・チャージ・・』

「・・ふぅ・・はぁっ!!」

横一線に払うと襲ってきたインベスはすべて金色のフォトンブラッドで切られて、空中で爆散する。

「・・イーリス・コーリングよ、貴様が守りたかった世界はもうおしまいだ・・。」

そう言って俺は戦極ドライバーを打って破壊した。通常のファング・クエイクになる。

「くぁ・・!?そ、それは・・一体どういうことだよ!?終わりって何がだ!?」

「時間切れだ。」

そう言うとまたクラックが現れる。今度は観客席、そして、モニターしていた世界中へと。

「この世界とヘルヘイムの森がつながりすぎた。俺がこうしている間にもアメリカはベルトを使い、ヘルヘイムの森とこっちを行き来していたのだろう。その時間があまりに長く、こちらの世界を汚染した。つながりすぎた世界は一つになろうとする・・。」

そう言って倉庫を壊し、中身をすべて取り出す。

俺は変身を解いた。

 

「・・滅ぶ時が来た。ただ、それだけだ・・。」

 




天のベルト、地のベルト。
実は見てないんですよねぇ・・あの映画。
当時ライダーを見てない時期で、あとから面白かったことを知り後悔しました。
あぁ、あの頃に帰りたい。

というところで、また次回。
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