バカと俺と召喚戦争   作:流離のコガラシ

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12話

問題 世界史

()に当てはまる語を書きなさい。

1492年アメリカ大陸を発見した人は( )である。

 

姫路瑞希の答え

コロンブス

教師のコメント

簡単ですね。

 

真田昴の答え

クリストファー・コロンブス (補足:しかし現代の多文化主義論者たちは、「“発見”などしていない」との見解で一致している。)

教師のコメント

まちがってませんが、補足は要りませんので。

 

吉井明久の答え

りっぱ

教師のコメント

確かにりっぱですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時になった。

「今からAクラス対Fクラスの試験召喚戦争を始めます。」

そういうのは学年主任の高橋先生。通称高橋女史だ。簡単に説明するとキャリアウーマン然とした人だ。

「両者前に出てください。」←高橋先生

「真田、頼んだぞ。」←坂本

「任せとけ。人中に呂布と呼ばれた男に敵はいない。」←俺

「こっちは私が行くわ。」←木下

木下優子か。こいつは秀吉と違い学年の5本の指に入る。相手にとって不足はなしか。

「日本史でお願いします。」←俺

良いことにこっちは科目選択権を4回もらっている。

「えっ…、数学じゃないの?」←吉井

「吉井、俺は数学もできるがそれよりも歴史が得意だ。」←俺

「真田がこういうんだ。こいつに任せるしかない。」←坂本

「歴史が得意なの…。けど残念だったわね。先に行っておくけど、私、日本史も300点越えてるわ。AクラスとFクラスの差を見せて上げるわ。試験召喚獣サモン!!」←木下

 

Aクラス 日本史

木下 321点

 

「うわー何あの点数。」←吉井

「ワシらと全然違うのじゃ。」←秀吉

「どう、ビビって出せないのかしら。なら私の勝ちね。」←木下

「Aクラスってこんなもんなのか。」←俺

「いつまでその強がりが続くのかしら。」←木下

「分かったよ、見せてやる。試験召喚獣サモン!!」←俺

 

Fクラス 日本史

真田 485点

 

「「「「485点」」」」

「何よあんな点数!?」←木下

「僕の合計点ぐらいだよ。」←吉井

「すごいのじゃ。これなら姉上に勝てるのじゃ。」←秀吉

「ったくそれぐらい俺に先に教えろよ。」←坂本

「悪い悪い、びっくりさせたくて。」←俺

「けど召喚獣の扱いは私の方が上のはず。」←木下

そう言うといきなり突っ込んできた。おいおい性格が完全に出てるぜ。ひょいっとな

「よけられた!?」←木下

「当たり前だろ、あんな単調な攻撃。」←俺

「単調な攻撃ですって、ならこれなら…」←木下

ひょいっとな

「またよけられた。私の方が召喚獣操作に慣れてるはずなのに…」←木下

「ひとつ勘違いしてないか、木下。お前よりも俺の方が召喚獣操作、うまいと思うぞ。」←俺

「なんですって!!」←木下

「俺なここ最近、帰りに鉄人に頼んで召喚獣の操作の練習やったんだよ。こんなように。」←俺

グサッ

 

 

Aクラス 日本史

木下 278点

 

あーやっぱりこの点数差でもダメージ少ないな。流石木刀。

「しかしダメージは少ないわ」←木下

「ならこれはどうだ。アウェイン。」←俺

「そっ、それは!?」←木下

そうこれは腕輪能力、400点以上の時だけ使えるものだ。ちなみに400点以上はAクラスでも使えるのは指折りだ。

二刀流の木刀を前でクロスさせ攻撃する。

「旋風斬!!」←俺

 

Aクラス 日本史

木下 182点

 

「まだ点数は残ってるわ」←木下

「そいつは無理だぜ。かまいたち!!」←俺

 

Aクラス 日本史

木下 85点

 

「そしてもう一撃!!」←俺

 

Aクラス 日本史

木下 0点

 

「一回戦勝者、Fクラス!!」←高橋先生

 

「何よ。今の…。」←木下

「それは旋風斬でできた2つのかまいたちだ。これを成功させるのに苦労した。」←俺

「そんなことよりご苦労だった。」←坂本

「お前から感謝の言葉がもらえるなんてな。てっきり勝って当然だなんて言うかと思ったぜ。」←坂本

「勝つのは前提だか正直、危険なかけだった。しかし今はこっちに風は向きつつある。」←坂本

「次の人、準備してください。」←高橋先生

「読んでるぜ次は誰がいくんだ?」←俺

「モブAです。数学でお願いします。」←モブA

「ここはウチに任せて。数学ならBクラス並みだから。」←島田

「頼んだぞ。」←坂本

「島田美並です。お願いします。」←島田

 

「お前、全く期待してないだろ。」←俺

「当たり前だろ、わざわざ数学選んできたってことは、Aクラスでもトップクラスだろう。Bクラスレベルで勝てる相手じゃない。」←坂本

「確かにそうだか、応援ぐらいしてやれよ。」←俺

「それぐらいはするつもりだ。」←坂本

 

「二人とも出してください。」←高橋先生

「私、数学はBクラス並みだから」←島田

「貧乳には興味ない。早く始めましょう。」←モブA

「「試験召喚獣サモン!!」」

 

Aクラス 数学

モブA 401点

 

Fクラス 数学

島田 275点

 

「僕は勿論、Aクラス並みだから。アウェイン!!」←モブA

ヒュッ グサッ

 

Fクラス 数学

島田 0点

「2回戦、勝者Aクラス!!」←高橋先生

「・・・」←島田

「ドンマイ。」←俺

「大丈夫だよ、美並。もともと負ける予定だったんだから。」←吉井

「それってどういう事なのよ!!」←島田

「美並、関節はそっちにはまがががgいたいいたいいたい。」←吉井

いつもの調子に戻ったようだ。

「次は誰にするんだ?」←俺

「私が行きます。」←姫路

「んじゃ姫路でいいぞ。」←坂本

「ありがとうございます。」←姫路

「次の人来てください。」←姫路

「頑張れよ。」←俺

「はい!!」←姫路

 

「Aクラス次席の久保利光です。科目は総合科目でお願いします。」←久保

「ずるいのじゃ、今回はこっちじゃぞ。」←秀吉

「いいですよ木下君。Fクラス、姫路瑞希です。よろしくお願いします。」←姫路

久保利光、Aクラスナンバー2。一部のあいだでは吉井のことが好きな、同性愛者と言われている。

「「試験召喚獣サモン!!」」

 

Aクラス 総合科目

久保 3671点

 

Fクラス 総合科目

姫路 3847点

 

「っく、姫路さんいつの間にそんなに…。」←久保

「私、このクラスが好きです。たまにバカなことしちゃうことあっても、みんな優しくて良い人たちです。みんなでもっと楽しみたいです。だから、アウェイン!!」

「なんだ!?」←久保

「私は頑張れるんです。」←姫路

 

Aクラス 総合科目

久保 0点

 

「三回戦、勝者Fクラス!!」←高橋先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流離のコガラシだよ。今日は伊達政宗について紹介するよ。伊達政宗といえば「独眼竜」だよね。政宗がちっちゃかった頃、天然痘って言うね病気でね失明しちゃたんだよ。そのあとね隻眼となったことから、こう呼ばれるようになったんだって。この独眼竜は中二…じゃなかったカッコいいけど、この言葉が付けられたのは明治時代になってからで、だから明治時代の人も中二…じゃなかったカッコいい言葉を考える人がいたんだね。

 


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