バカと俺と召喚戦争   作:流離のコガラシ

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6話

問題(英語)

以下の問いに答えなさい

『goodおよびbadの比較級と最上級をそれぞれ書きなさい』

 

姫路瑞希の答え

『good – better – best

 bad – worse – worst』

教師のコメント

その通りです。

 

吉井明久の答え

『good – gooder – goodest』

教師のコメント

まともな間違え方で先生驚いています。Goodやbadの比較級と最上級は語尾に-erや-estを付けるだけではダメです。覚えておきましょう

 

土屋康太の答え

『bad – butter – bust』

教師のコメント

『悪い』『乳製品』『おっぱい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「姫路さん、回復試験終わったんだね。」←吉井

「そうだ。ちなみに俺もいるからな。」←坂本

「雄二!!」←吉井

「坂本。お前が何ででできている!!」←俺

なぜ坂本が、出てきている?あいつ自身、死んだらいけないことぐらい、分かっているはずだ。

「いやちょっと姫路を送りに…」←坂本

しかし、姫路なら負けるわけないのだから、わざわざ送りに来なくても、大丈夫なはずだ。

「姫路さん、ゴリラなんかほっといて、一緒に戦いましょう。」←バカ

「そんなことより、保健体育の実技しましょう。」←バカ

…そういうことか。坂本は姫路をDクラスから、守るんじゃなく、このバカたちから守るために、出てきたのか。さっき逃げたバカどもも、いやがる。

「理解してくれたか。」←坂本

「ああ。嫌なほどにな。」←俺

そんなことより、相手は驚いている。

「なんで、姫路がここに!?」←モブD

「Fクラスになんで姫路が―」←モブE

そりゃ驚くよな。普通にやれば勝てる相手なのに、こんなに苦戦するんだからな。

「みなさん頑張りましょう!!」←姫路

「「「「ウォーー」」」」」←バカたち

 

Fクラス 数学

真田 351点

姫路 423点

坂本 71点

吉井 14点

秀吉 8点

バカたち20人程度 平均50点

 

Dクラス

玉野 149点

モブD~F 平均150点

 

さすが5本の指にだけは入る姫路だ。こんな短時間に、よくこんなに点が取れるものだ。そして、姫路がDクラスに攻撃する。

 

Dクラス 

玉野 0点

モブD~F 0点

「アキちゃ――――ん。返事聞かせてください。」←玉野

「「「鬼の補習なんて。」」」←モブたち

 

西村先生が今度は、4人同時に担いでいる。だからなんなんだ、あの人は!?

圧倒的な強さで、その後も、敵を倒していく。すごいというより、えげつない。

 

 

 

 

        

     そ

        

     し

        

     て

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで、姫路が!?ウギャーーーーーーー!!」←Dクラス代表 平賀源二

Dクラス 数学

平賀 0点

 

Dクラス代表 

平賀源二 討死

 

 

 

 

 

 

 

 

あっけなく終わってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「よっしゃーーーーーーーーーーー」」」」」」←バカども

Fクラスは飛びあがり、生き残ったDクラスの人たちは、落胆した表情だ。

 

「Dクラス代表さんよ。条件さえ飲めば設備は、交換しなくてもいいぜ。」←坂本

「「「なんだって」」」←Dクラスの連中とFクラスのバカ

そうだ、この戦争は勝つのは前提で、あくまでも目的はDクラスに協力してもらうことだ。て言うかなぜFクラスが驚いている。さんざん説明されただろ。

「おちついてほしいのじゃ。雄二にもいろいろあるのじゃろ。」←秀吉

「そうですよ。坂本君なりに考えがあるんですよ。」←姫路

「秀吉と姫路がいうんじゃ仕方がない。」←バカ

なんとかおさまってくれたようだ。でこっちはというと…

 

「その条件とはなんだ。」←平賀

「簡単なことだ。俺たちの狙いはAクラスのみ。Dクラスなんかに用はない。だから、今度Aクラスとするとき、俺の言うことを聞いてくれ。」←坂本

「し、仕方がない。」←平賀

条件を飲んでくれたようだ。

 

「よし、引き上げるぞ。」←坂本

「ふう、やれやれ楽勝だったぜ。」←バカ

「俺様のお陰だな。」←バカ

戦いから逃げたバカどもが、よくそんなことが言えるもんだ。まあいい。それより俺の召喚獣の操作、下手すぎたからな。西村先生にでも頼んで練習させてもらおうかな。そんなことを思う俺であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその後のみんな

 

補習室にて…

 

「お姉様~一緒に保健体育の実技しましょう。そして、元気な女の子を産んで暮らしましょう。」←清水

「美春!ウチたちじゃ子どもは産めないのよ。」←島田

「愛さえあれば、関係ありませんわー。」←清水

「ウチと美春のどこに愛なんてあるのよーーー」←島田

「お前らうるさいぞ。補習6時まで追加だ!!」←西村先生

「ひええええ」←島田

そんななか

「アキちゃん。何で返事くれなかったんだろ。」←玉野

 

 

 

 

 

 

 

 

一方同時刻の教室では

 

「ブルっ」←吉井

「どうしたのじゃ明久よ。」←秀吉

「いや、ちょっと寒気がしただけだよ。」←吉井

「おかしいのう。もう4月なのに寒いなんて。」←秀吉

「バカだから仕方ないだろ。それより明久。試験召喚戦争中に、告られたって本当か?」←坂本

「「「ガサッ」」」

「雄二なに言ってるのさ。ほらみんな、武器離して。」←吉井

いつの間にかFクラスの連中が覆面に黒のマントに鎌を持っている。

「坂本、どういうことだ?これ。」←俺

「ああこれはな、FFF団だ。」←坂本

「FFF団?」←俺

「そうだ。女子と接点でもあったりするとああなる。告られたとなるとなると、すごいものだぞ。」←坂本

と、ニヤニヤしながら説明してくれた。

「坂本、お前吉井を売ったな。」←俺

「あたりまえだ。」←坂本

ホントにこいつら友達なんだろうか?

「お前は入ってないのか?」←俺

「ああ。俺、自らやる必要もないしな。このクラスで入ってないのは、俺とお前と、秀吉に姫路に島田だ。まあしかし、姫路と島田に関しちゃああだがな。」←坂本

そう言って指差した方を見ると

「吉井くーん。それってホントですかー。」←姫路

ものすごく怖い。紫色のオーラが見える。

「姫路さん誤解だよ。」←吉井

そんなことを言ってる間に、FFF団にぐるぐる巻きにされている。

「姫路は嫉妬か?」←俺

「ああそうだ。しかし、明久はバカだからきずいてないけどな。」←坂本

 

「須川会長、準備できました。」

「よし、諸君、ここはどこだ?」 ←須川

「「「最後の審判を下す法廷だ!」」」

「異端者には?」 ←須川

「「「死の鉄槌を!」」」     

「男とは?」 ←須川

「「「愛を捨て、哀に生きる者!」」」

「宜しい。これより……2-F異端審問会を始める。」←須川

「被告人 吉井明久。 罪状 バカの分際でFFF団幹部にして女性に告られた。」

「これをどう思う。」←須川

「死刑」

「死刑」

「死刑」

「さっさと死ね。」

「よし、こいつが長く苦しむように殺してやれ。」←須川

「「「「イエッサー」」」」」

 

ったく、こんなクラスでよく勝てたな。Dクラスに申し訳ないわ。これが日常の風景なんてすごいもんだぜ。俺までおかしくなりそうだわ、っと心から思ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにあとで生きていた、吉井に聞いてみたところ西村先生は、戦死者に「鬼の補習」を施して「趣味が勉強。尊敬するのは二宮金次郎」という理想的な生徒に教育し、通称『鉄人』らしい。俺も今度から鉄人って呼ぼう。


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