あの時すべてが変わった
SAOの正式サービスチュートリアが終わり俺とレウスはまずポーション等の回復アイテムを購入しに行く
本来ならここで一度ログアウトし現実世界に戻って夕食を食べている時間だろう
だがログアウトできないのだ
このゲームにはログアウトがない
それを知らされたのはSAOのチュートリアルの時だ
そしてそれと同じ程の重要なルールも教えられた
それはこの世界でHPが0になったとき現実世界の頭についているナーヴギアによる高出力マイクロウェーブで装着者の脳を破壊する
つまり死ぬ
外部からの救助もできない
外す、分解、破壊、もしこれを試みた場合すぐさま頭のナーヴギアが装着者の脳を破壊する
茅場はそう宣言したのだ
俺はすぐにレベリングをして最低でも戦える程には強くなろうと思った
しかし問題はレウスだ
俺はレウスも連れて行くかどうか迷った
理由は二つあった
一つは言うまでも無いのだが死ぬ可能性があるという事だ
二つ目はレウスがMMO初心者だという事だ
一応色々と教えたつもりだが万が一プレイヤー同士でのもめ合いにでもなれば状況が状況なので色々と厄介なことになる
だから選んでもらった
一つ目は俺と一緒に来るか
二つ目は圏外には出るが別々に行動するか
三つ目は始まりの町でSAOがクリアされるまで待つか
そしてレウスは俺と一緒に来るといった
「もう一度言っておくが俺は自分を守るので限界だからいざというときお前を守れないぞ?」
「ああ、大丈夫だ。ソードスキルも覚えたし十分に回復アイテムを持ってたら死にはしないだろ。」
「まあそうだな。」
「でもなんでお前が仕切ってるんだよ。」
「じゃあお前がどの辺でレベル上げするか決められるか?」
「ハイ。無理です。」
そしてウインドウを開いてレウスに地図を見せて
「まあとりあえずレベル3になるまではこの辺でレベル上げをしてそれから次の拠点を目指すぞ。できれば今日中に3にしたいがな。」
「え!今日中に!」
「考えてみろ。このゲームには1万人近くいるんだぞ。明日には覚悟を決めて出てくるやつが1000人近くはいるはずだ。そうなればこの辺のモンスターは狩りつくされてレベリングができなくなる。だから最低でも今日次の町に行く準備をし明日他の奴らがモンスターと遊んでる内に次の町に行けば戦闘で消耗しなくて済むだろ?」
「お前この短時間ですごいこと考えるな~」
「俺は作戦を建てるのが好きなんだよ。それに事実だろ?仮にお前一人だった場合はどうしてた?」
「明日まで町でこもってました。ハイ。」
「じゃあ早速レベル上げしにいくぞ。ついてこないなら置いてく。」
「あ、ちょっと待って~」
ものすごく長い説明を終えてダッシュで圏外に向かう
そして圏外に出て時間が過ぎていき
「やった~レベル4まであがったぞ~」
「俺・・・5レベ・・・」
「くそ~」
俺のレベルはデスゲーム宣言までレベリングしていたこともあり開始10分でLV3になりそれからレウスのレベルが3になったのだが予想以上に早かったため目標をレベル4にしついでに場所もかえたこともありあっという間に俺のレベルは4になった
そしてレウスのレベルが4になったのだが俺もレベルが上がり今に至るという訳だ
「でもそろそろ時間がやばいな。そろそろ帰ないと。」
夜になると視界が暗くなり戦いにくくなるがコンピューターのモンスターには関係ない
つまり不利になる
しかも剣の耐久値がそろそろやばい・・・
剣しか使ってないレウスはかなりやばいはずだ
「仕方ない。できるだけ戦わないようにするぞ。」
「え?なんで?」
「武器壊れるぞ・・・」
「え・・・」
そういえば武器の耐久値についてあまり教えてなかったな~・・・と思いながら説明しながら移動する
そして
ザシュ
「っ!?」
突然後ろの方でそんな音がし急いで振り向く
あまりの出来事に驚いていたレウスは少し遅れて後ろを振り向いた
そしてそこにはオレンジのカーソルの男が立っていた
プレイヤーのカーソルにはグリーンとオレンジがあっる
俺とレウスのカーソルはグリーン
つまり正常
そして今の様にグリーンを傷つけるなど特定の条件を果たすとオレンジになる
そのほとんどは現実で言う犯罪行為なのでオレンジ=犯罪者ということになる
つまりこの男は犯罪者なのである
そのまま逃走するかと思いきや10メートル程離れた位置でオレンジプレイヤーが止まる
俺は逃がすまいと追いかけていたのであっさり追いつく
そのまま男の胸ぐらに掴みかかり
「おい!何するんだ!」
「いや~ちょっと金がなくなっちゃてさ~装備とか金全部くれるかな~」
このゲームがデスゲームになった時点でこういう奴が出てくることは予測していたのだがまさかこんな早くにオレンジプレイヤーが出るのは予想外だった
デスゲームでは協力した方が効率がよくデスゲーム解放時の報酬などが何一つ変わらないものでも必ずこういう奴がでてくる
そう、こいつのように
「嫌だ、といったら?」
俺はこの程度の相手なら勝てる自信がある
なぜなら俺のレベルは5
こんな獲物を求めてさまよい歩いていた奴には負ける気がしない
「う~んじゃあ君のお友達さんには死んでもらおうかな。」
まさか!・・と思い振り向くと
そこにはレウスに剣を突き立てている二人組がいた
だがこちらはまだグリーンのようだ
「貴様!なにを」
「おーと動いちゃだめだよ~君のお友達が死んじゃうよ~」
「くそ。」
この男は本気だろう
そうでもなければ最初にレウスを斬りつけ自らオレンジになるような事はしなかったはずだ
「じゃあ全部アイテム置いて」
レウスを見殺しにできるはずもなく仕方なくすべてのアイテムとコルをドロップする
するとそのオレンジプレイヤーはアイテムを見てニヤと笑い
「OKやっちゃていいよ~」
「なっ!」
そして二人のもっていた剣がレウスに突き刺さり体力が減っていく
「なにを!」
そして何度も剣が突き刺さる
それをされるのがどれだけ恐ろしいことか
「貴様!」
「何をそんなに怒ってるんだい?これはデスゲームなんだ。なら殺しても別にいいだろ?」
こいつは最初から殺すつもりだったのか!
それが分かった瞬間俺はレウスを拘束している二人に向かって走りだしていた
「いかせないよ」
しかし走りだしたと同時に襟首を掴まれてしまった
「くそぉ。離せ。離せえぇ!」
その時ついにレウスの体力ゲージがレッドゾーンに突入し
「邪魔だあぁ!」
「!?」
俺を拘束していた腕をつかみ返しそのまま投げ飛ばす
そのまま3メートル程飛んで顔から墜落する
あまりの衝撃に気絶したようだ
この男の体力は3割近く残っていたがレウスの体力は1割弱
あまりの出来事に二人組の動きが止まりその間に接近する
体当たりで体勢を崩した男の剣を奪い去りその奪った剣で転んだ男の首元に振りおろし
この時点で俺の理性はなかった
そして気づいたら俺は剣を両手で地面に突き刺したままの状態だった
周りには俺とレウスの気配しかない
後ろから声が聞こえる
「み、水樹?」
足音が近づいてきたので俺は一瞬振り向こうとしたが
「ごめん。俺のせいで・・・」
「来るな!」
「え・・・」
俺は叫んでいた
「お前みたいな弱い奴は足で纏いになるだけだ!」
「・・・・・」
「お前はこのゲームには生き残れない。死にたくなければ圏内にこもってろ。」
そして立ち上がり先ほどドロップしたアイテムを拾い俺は次の町へ向かう
あんな状況になりここまで言われればあいつもついてこないだろ・・・
レウスが何か言ったような気がしたが俺は足を止めない
そして俺は第二の町・・・というより村に到着した
次の町に行くのは明日の予定だったがそれはレウスがいたからだ
レウスを連れて無理をすればあいつの技量ではついてこれなくなり最悪死ぬ
だから俺はペースを落としたのだが今は関係ない
俺一人なら好きなように戦えるしさっきのような事にもならない
だからあれでよかったのだろう
そう自分に言い聞かせるが何かを失ったような一向に感覚はきえなかった
やっぱり小説って難しい
念のために予約投稿にしてこれおかしいってところあったら直す作戦やったんだけどもし万が一誤字などあったらすみません