仮面ライダー龍騎&魔法少女まどか☆マギカ FOOLS,GAME   作:ホシボシ

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本編30話を読んだ後にご覧ください


Episode 2

 

 

 

 

Episode 2 「必殺技が欲しい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃああ!!」

 

 

イガグリ男爵のジェノサイドバーンを受けてオレンジガールは地面に叩きつけられる。

既にボロボロのオレンジガールにはあまりにも過酷な一撃。

思わず膝を着いて呼吸を荒げる。

 

 

「フハハハハ! そんな物かオレンジガール!! そんな事ではそら豆君を救う事などできはしないぞッ!!」

 

「クッ! 私は……、私は負けない!!」

 

 

しかしどれだけ力を込めてもオレンジガールには立ち上がる力すら残っていなかった。

だがココで諦めていいのか? いや、いい筈が無い!!

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

立ち上がり叫び声をあげるオレンジガール。果汁パワーが溢れて体が橙の光に包まれる。

 

 

「何だ、何なんだこの力は!」

 

 

イガグリ男爵は思わず焦りの声をあげて後退していく。

これが、これがオレンジガールの仲間を思う力だとでも言うのか!!

 

 

「オレンジ果汁100%!!」

 

「こ、これはぁあああああああ!!」

 

「オレンジスカッシュビィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイムッッ!!」

 

「ウゲェアエエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

 

ちゅどーん☆

眩い光に包まれてイガグリ男爵は爆発する。

こうして勝利を収めたオレンジガール。果たして彼女は無事にそら豆くんを助け出せる事はできるのだろうか!?

 

待て、次回!!

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

次回予告!

 

遂にそら豆君の所へたどり着いたオレンジガール!

しかし既にそら豆くんは死んでい……やべっ! 今のなし! ゴホンゴホン!!

と、とにかく果たして彼女は無事にそら豆君を助ける事ができるのだろうか!?

 

 

次回、果汁少女オレンジガールズ。第185話、『そら豆くん、死す!』

 

来週も私と一緒に、花道オンステージッッ!!

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

「あー面白かった!」

 

 

プチン。

ゆまはリモコンでテレビの電源を消す。

可愛い女の子が派手な魔法で敵を倒す。かっこいい、羨ましい、憧れだ。

千歳ゆまも例外ではない。キラキラした目で番組を見終えていた。

 

 

「ねえねえ佐野ちゃん、そら豆くんはどうなるのかな?」

 

「………」

 

 

死ぬ――。とは、言えなかった。

どうなるもクソも、何か思いっきり爆弾級の鬱ネタバレがぶっこまれた様な……。

 

 

(クソ、何でこんな低年齢の番組でシリアス放り込んだんだよ。しかも次回予告で言い直したよな、普通NGだろあんなの! 撮り直せよ!)

 

「ねえねえ佐野ちゃん、聞いてる?」

 

「あ……、えっと、ほら! こういうのはオレより刑事さんの方が詳しいからさ!!」

 

「ブッ!!」

 

 

同じくゆまと一緒に番組を見ていた須藤。

まさかのキラーパスに飲んでいたお茶を吹き出してしまう。

すぐに口笛を吹いて視線を反らしている佐野へ睨みをきかせた。

 

 

「ここで私に振るんですか! ってか刑事関係ないです!」

 

「えー、だって世の中のちびっ子の疑問を解決するのもお巡りさんの仕事じゃないっすかぁ! いやぁ凄いなぁ、憧れるなぁ!」

 

 

小声で言い合う二人。

要するに佐野は適当な事を言って面倒を須藤に押し付けただけである。

須藤としてはもっと言いたい事があったのだが、その前にゆまに話しかけられてしまう。

キラキラと目を輝かせるゆま、須藤もどう言っていいのかサッパリだった。

 

 

「ねえ須藤さん、そら豆君は助かるのかな?」

 

「え、えっと……」

 

 

おもックソ死亡が確定された次回予告だった故に須藤もリアクションに困ってしまう。

あれだろうか? ココは死んではしまうけど、みんなの心の中で永遠に生き続けるんだよ的な事を言っておくべきなのだろうか?

言葉に詰まっていると、そこで最後の視聴者からの助け舟が。

 

 

「ウェヒヒヒ、大丈夫だよゆまちゃん。そら豆くんは助かるよ」

 

 

相変わらず変な笑い方のまどか。

とは言え、安心できる笑顔で優しくゆまを撫でている。

 

 

「本当!? まどかお姉ちゃん!」

 

「うん!」

 

 

まどかは満面の笑みでそう答える。

ホッとした様に納得するゆま。須藤としては救われたものだが、適当な事を言っていいのだろうか?

 

 

「大丈夫だよ須藤さん、アレはコミックが原作だから」

 

 

コミックでは当然アニメの内容が先に分かる。

あの後そら豆くんは一度殺されてしまうが天界でバナナくんにナイトオブスピアーがアッーってなって助かるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当だよ。

 

 

「はぁ、成程」

 

 

正直意味不明な内容だったが納得する須藤。

ココで紅茶を持ってきたマミが合流する。

ゆまもマミが持ってきたケーキを見て、そら豆くんの事など吹っ飛んだ様だ。

すぐにケーキにかぶりついて幸せそうに笑う。

 

 

「いやー! マミちゃんの紅茶は本当においしいなぁ!」

 

「ふふっ、褒めても何も出ませんよ」

 

 

のんびりとケーキや紅茶を楽しむ一同。すると会話は先ほどのテレビの魔法少女物に。

ゆまはどうやら主役のオレンジガールが好きみたいで、必殺技がカッコいいと興奮していた。

 

 

「あーあ、ゆまも必殺技が欲しいなぁ」

 

「そういえば、決めようって約束してたわね!」

 

 

丁度いいとマミは手を叩く。

ここで一つゆまの必殺技を考えようじゃないか。

 

 

「皆も一緒に! ねえ、面白そうでしょ?」

 

「ま、まあ……、他にやる事もないですし」

 

「いいんじゃないッスか? やりましょうよ、ねえまどかちゃん」

 

「ウェヒィ……」

 

 

思えばココにいるメンバーはゆま以外ちゃんと必殺技を持っている。

とりあえずココはまずどんな技にするのか、そして名前を決めようという流れになった。

 

 

「皆はどんな技だっけ?」

 

 

ゆまの言葉に反応するマミ。

とりあえず一旦みんなの必殺技を聞いて参考にする事に。

 

 

「私の必殺技はティロ・フィナーレよ。巨大な銃で相手を撃ち抜いちゃうんだから!」

 

 

お次はまどかが口を開く。

 

 

「わたしはスターライトアローって言うんだよ」

 

 

強力な光の矢で相手を攻撃するスターライトアロー。

まどかの性格上なかなか使う機会も無かったが、本気を出せば強力な技の一つである。

しかもこの技、夜に出すと凄まじくキラキラ光って綺麗である。

四人がいる空間も、外の景色は暗い。まどかは電気を消してスターライトアローを連射してみる。

 

 

「わー! すっっごーい!! キラキラだぁ!!」

 

「ウェヒヒ! すごいでしょ! プラネタリウムにもなるんだよ」

 

 

バシュンバションと必殺を連射するまどか。

アレ? 必殺技ってこんな軽い使い方していいんだろうか?

須藤は首を傾げるが本人が満足ならばそれでいいのかもしれない。

 

 

「さて、電気をつけましょうね」

 

 

マミが部屋のスイッチを入れると、そこには大量の矢が刺さった佐野が倒れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッッ!!」

 

「あ、おはよう佐野さん。全く部屋を暗くしただけで寝ちゃうなんて。意外と子供っぽいところもあるんですね」

 

「マミちゃん、オレ確か――」

 

「さあさあ、次は佐野さんの必殺技を見せる時間ですよ」

 

「マミちゃん? 違うよね。オレ確かまどかちゃんに――、アレ? まどかちゃん。どうして目を逸らすの? ねえ、まどかちゃ――、まど……ッ、まどかちゃんッッ!?!?!」

 

 

誰も何も答える事は無かった。

きっと、そう、悪い夢だったんだ。

 

「お、オレはドライブディバイダーって言うんだ、かっこいいだろー?」

 

「へー! どんな技なの?」

 

 

使役しているモンスターに連続で攻撃を行わせて、最後にインペラーが止めの蹴りを放つ。

相手がガードしていたとしてもmガゼル達の連続攻撃の前では大抵がガードを崩されて隙だらけになってしまう訳だ。

 

 

「酷い!」

 

「え?」

 

 

涙を浮かべてマミは佐野に訴えかける。

 

 

「部下に働かせるだけ働かせて一番いいところは自分が持っていくなんて、ブラック企業もいい所よ!!」

 

「いや、別に会社じゃな――」

 

「ガゼルちゃんを敵にぶつけるのも酷いよ! 佐野ちゃんの馬鹿!!」

 

「え? いや、ミラーモンスターはペットじゃな――」

 

「いっその事、佐野さんを武器にするってのはどうかな?」

 

「まどかちゃん!? え? ちょ、ちょっと待って! 何? マジでやんの? 嘘でしょ? 冗談でしょ!? ちょ、ちょっと! ねえちょ! 聞いてる? 皆? え!? 何コレ本気? 嘘、ちょおま――ッ」

 

 

一度試してみる事に。

メガゼールが佐野をバットの様にして敵を殴り、次のメガゼールに佐野をパス。

そして相手を次々に佐野でボコボコにする"佐野ドライバー"を開発した一同。

物は試しだ、一度佐野ドライバーをやってみたのだが――

 

 

「うーん、やっぱりドライブディバイダーの方がいいのかなぁ」

 

 

数分後、そこにはサンドバッグよりダメージを受けて地面を転がっている佐野が。

こうして佐野ドライバーは封印されて幻の技となったのだった。

満足そうに笑う女性陣。隣ではガタガタと震える須藤。

彼女達に逆らうのだけは止めておこう、彼はそう誓ってテーブルに戻るのだった。

 

 

「じゃあ最後は須藤さんだね」

 

「えっ?」

 

 

そう言えばそうだった。須藤は複雑な表情を浮かべて沈黙する。

 

 

「あら、どうしたの須藤さん?」

 

「え、えっと……、必殺技を紹介すればいいんですよね?」

 

 

ボルキャンサーに打ち上げてもらった後、高速回転して相手に突進をしかけるのがシザースの必殺技なのだが――

 

 

「お名前は?」

 

「え゛?」

 

 

キラキラしたゆまの表情を見て、須藤は引きつった笑みを浮かべる。

 

 

「し、シザース……、アタック」

 

「―――」

 

 

瞬間、ゆまの瞳が濁っていく。

マミの部屋にしばらくの間沈黙が流れた。

ゆっくりと後退していくゆま。いつの間にか復活した佐野も加わり、一同はヒソヒソと汗を浮かべて会話を。

 

 

「これアレでしょ? ダサスギワロタとか言うヤツでしょ」

 

「し、失礼だよ佐野さん!」

 

「いやでもシザースアタックって……。いくら何でも適当すぎるでしょ」

 

「じ、自分の名前を必殺技の中に入れるって相当勇気がいるわね……」

 

「っていうか日本語にしたら『雅史攻撃』でしょ? ちょっとそれは――……」

 

「み、みんな悪いよ。もしかしたら須藤さんだって徹夜して考えたのかもだし」

 

「ちょっとちょっとッ! 止めてくださいよ可哀想な目で見るのは!!」

 

 

っていうかさっきも佐野ドライバーとか言ってたじゃないですか!

須藤はビシビシと佐野を指差す。そもそも騎士側の技は全てジュゥべえが名前をつけている筈だ。

それを指摘すると佐野は何も言わなくなった。どうやらドライブディバイダーも彼が考えたのではなくジュゥべえが考えた様だ。

 

 

「ただまあ、他の方と比べると確かにネーミングは安直すぎる気が……」

 

 

ジュゥべえはキュゥべえよりもいい加減な性格だ。おそらく――

 

 

『だああ! 13人も技の名前思いつくかよ! もういいや、コイツ……! シザースか、じゃあコイツはシザースアタックっと!』

 

 

などと決めている姿が容易に想像できる。

こんな事にならない為にもゆまのはちゃんと決めてやらねば。

一同は再びゆまの必殺技についての会話を開始する。

とりあえずゆまはまだ戦闘に関して不慣れなので、下手なアレンジは混乱を招くだけだ。

 

ゆまの武器は巨大なハンマー、それで殴るだけでも結構な威力である。

とりあえず技自体はゆまが飛び上がって思い切りハンマーを振り下ろす形に落ち着いた。

問題はその技名だ。

 

 

「何かいい案はないかしら。ねえ、佐野さん」

 

「あー、そうだねー、デデデ大王とかでいいんじゃないかなー」

 

「それ技の名前じゃなくてハンマー振り回してるペンギンの名前よね」

 

 

ふざけているんですか? コッチは真面目なんですよ。

マスケット銃を佐野に向けるマミ、彼は引きつった笑みを浮かべて沈黙する。

これは興味が無いとは言えない空気だ。適当に考えるフリをすることに。

 

 

「みんなも何かない?」

 

 

マミは一同を促がすが、誰もが沈黙してしまう。

ポンと出てくる物でもない。マミは仕方ないと頷いて、自分の意見を言う事に。

どうやらいろいろな必殺技名を考えていたらしい。自分のノートをパラパラめくって一つを選出したようだ。

 

 

「たとえばコレ、須藤撲滅インパクトなんてどうかしら?」

 

「巴さん、それ必殺技じゃなくて私を確実に殺す技になってます」

 

 

やっぱり怒っているんですね……!

ガクガクと震える須藤に、マミは意味深な笑みを向ける。

一応冗談だと笑っているが果たして――?

 

 

「本当の話ね。三日くれれば、7000個程度の候補を用意できるけど……、どうかしら?」

 

「結構です」

 

 

了承しようとしたゆまの口を押さえて須藤が言い放つ。

チラリとノートを見れば、そこにはイタリア語からインスパイアを受けたマミリッシュな言葉が。

ファルスでパージでティロってて、救済が理の魂の旋律が響き渡るレクイエム。

マミがヤンマーミでフィナーレってる感じの――

 

 

「例えばこのティロ・イースティーアサーリーア イーソーリーアー アーマーリータイイウリーアー エイリーアーリーコースターマアリーッなんて――」

 

「は、はい!」「あ、分かった! はいはい!!」

 

 

とにかく一旦流れを元に戻さなければ。

再び手を上げる須藤。すると同時にまどかも手が上がった。

 

 

「お先にどうぞ鹿目さん」

 

「いやッ、わたしは後でいいですよ」

 

「えっと……、そうね、じゃあ須藤さんからお願いします」

 

 

マミに促され、須藤は強く頷いた。

 

 

「やはり必殺技と言えども、ゆまちゃんが使うことに考慮したんですよ」

 

「成程、それはありますね。やっぱりその人に合った名前じゃないといけないわ」

 

「でしょう? ですから、ココは少し可愛らしく」

 

「ええ!」

 

「そして少しアクティブに!」

 

「なるほど!」

 

「かつ、大胆にッ!!」

 

「まあ!」

 

「そしてどこか優しさを兼ね揃えたエレガントな仕上げに!」

 

「流石須藤さん! それでこそ私のパートナーです! それで、名前は?」

 

 

自信に満ちた表情で頷く須藤。

一同に自分が考えた技名を告げる。

 

 

「ゆまちゃんインパクトって言うんですけど、どうでしょうか!」

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティロ・フィナーレ!

 

 

「ぐああああああああああああああ!!」

 

「須藤さぁああああああああああああああんっっ!!」

 

 

消し飛ぶ須藤と叫ぶ佐野。

 

 

「ふざけないでって言ったのに……、いけない人ね」

 

 

少なくとも須藤は本気だった。

結局ジュゥべえが決めようが須藤が決めようが、シザースの必殺技はシザースアタックになっていたのだろう。

 

 

「鹿目さん、さっきのは何でもないのよ、気にしないでね」

 

 

マミの言葉にまどかは真っ赤になって手を下げた。

どうやら須藤と同じ事を言おうとしていたらしい。

本当に先じゃなくてよかった。まどかは心の中で須藤に謝罪を行い、目を閉じる。

 

 

「はいはーい!」

 

「あら佐野さん」

 

 

 

振り出しに戻ったかと思われた名前決めだったが、ココで佐野が身を乗り出す程の勢いで手を上げる。

どうやら今回のは相当自信があるらしい、マミは彼を信じて発言を求めた。

 

 

「期待してるわ、佐野さん!」

 

「任せてよ! 実はさ、オレこの前スパロボやったんだよね! だからゴル――」

 

 

そこで佐野に巨大な弾丸が直撃し、視界からフェードアウトしていく。

 

 

「佐野さぁああああああああああああああんっっ!!」

 

 

吹き飛んでいく佐野を見てまどかは悲しみの叫びをあげる。

 

 

「そう言うの今いいから」

 

 

マミはそう言って汗を拭っていた。

さてさて、ここからは女性陣で真面目に考えてみようではないかと。

とりあえず『インパクト』と言う単語は使いやすいので、上の文字を考える事に。

 

 

「ゆまちゃんはどんな想いを技に託したい?」

 

「ゆまね、友達とか皆を守りたい!!」

 

 

いいことじゃないか、まどかは優しい笑顔でゆまを撫でている。それは繋がりを、絆を守る力。

マミは手を叩くとゆまに提案を持ちかける。どうやら今ので何かが浮かんだらしい。

 

 

「リンクス・インパクトなんてどうかしら?」

 

 

絆であるリンクと、ゆまの魔法少女モチーフである猫をかけた名前だ。

やまねこ座はリンクスと言う名前らしい。それを聞いてうんうんと頷く二人、どうやら気にいってくれたらしい。

ゆまはマミに抱きつくと頬ずりを行いながら笑顔に変わる。

 

 

「それにするー!」

 

「ふふっ、良かったわ。お役にたてて」

 

 

しかしと、マミはゆまに向き合い少し悲しげに笑ってみせる。

 

 

「必殺技はね、使わない方が一番いいのよ」

 

「……! うん、そうだね!」

 

「それにココにいれば、もう戦わなくていいんだから」

 

 

マミは泣きそうになりながらも、ゆまを力強く抱きしめる。

同じく悲しげに微笑んで駆け寄るまどか。彼女もゆまを優しく撫でた。

 

 

「うん、ココにいれば――……今は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「………」」

 

 

なにかいい話っぽい感じで終わろうとしてるけど、元を辿れば一番ノリノリだったのはマミじゃ――。

いや、いいか。言う必要は無いな!

笑顔ではしゃいでいる三人を見て、黒焦げのアフロとなった須藤と佐野は頷きあうのだった。

 

 

「ん?」

 

 

まどかはふと、床に落ちているマミのノートを見つけた。

拾い上げ、中を見る。なるほど確かに凄まじい量の必殺技名が並んでいた。

そのなかに、一つ、見つけてしまう。

 

 

・ゆまちゃんインパクト

 

 

「………」

 

 

同じ事を言った須藤は吹き飛ばしたのに。

吹き飛ばしたのに……。

 

 

「あら、鹿目さん。見つけてしまったのね」

 

 

まどかはマミを見る。

 

 

「あ、参戦派の目だ」

 

 

そこでまどかの意識はブラックアウトした。

 

 

 

 







当時――


(´・ω・)小さいゆまちゃんをデスゲームに巻き込むのは可哀想だな


とか何とか思って、早めに退場させたと言うよく分からない裏があります。
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