バカとToLOVEる!   作:抹茶スイーツはお好きですか?

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次の日。ララの身体で目が覚めた。結局まだ戻らないか。

 

「さて、学校行くか」

「じゃあ行ってきまーす!」

「…ララさんとアキじゃ物凄い違和感あるね」

「いい加減キャラ直してよー!」

「じゃあそっちこそ直せ!」

 

学校に着いて、教室に向かおうとした瞬間だった。

 

「おほー!明奈ちゃんとララちゅわぁぁぁん!」

「げっ!教頭!?」

「…五月蝿い…なぁっ!」

 

回し蹴りしてまた窓から飛び出てしまう。…前もあったなぁ。こんなこと。…そう言えばララの身体で回し蹴りしちゃったけどいいか。セクハラはイクナイ。

 

「ちょっと!?私あんな事しないけど!?」

「いいじゃん、身体触られたくないでしょ?」

「そりゃそうだけどさぁ!」

「教頭はあんな扱いでいいんだよ」

 

教室に入ると早速雄二が待っていた。

 

「おう、ララに明久…女になっちまったのか」

「そだよ!」

「…お前明久か?」

「雄二、結局試召戦争どうすんのさ」

「お、おう。Bからリベンジ来てるからそれに応じるが…お前ララだよな?」

「だったら何さ?」

「いや…明久の中にララが入ってララの中に明久が入ってる気がしてな…」

 

…早速バレてる。

 

「あはは!んなわけないじゃん!」

「そうだよ、真面目に作戦でも考えなよ」

「…やりづれぇ…!」

「お主ら入れ替わっとるじゃろ」

「…そうとしか見えない」

 

…ダメ。内面の事まで見透かしてる秀吉には隠し通せない。

 

「…他には内緒ね?さもないと君達女の子にするよ?」

「…わかった、内緒な」

「で?Aと戦うの?」

「いや、リベンジ仕掛けてきたBを落とす」

「またあいつらかぁ」

「お前らにも働いてもらうぞ!お前らの力が必要だからな!」

 

雄二がそう叫ぶと…

 

『お、マジ?出来ることあるのかよ?』

『ならやる、作戦教えてくれ』

『俺だってやれるってことを見せてやる』

 

おぉ、皆やる気だ。流石は雄二、人をその気にさせるのが得意なだけではない。各々にそれぞれの役割などをわかりやすく話している。これなら勝てそうかな。

 

「お前ら、入れ替わっても召喚獣は平気なのか?」

「やれる事はやる、問題ないさ」

「明久の身体だと超強いから問題ないよ!」

「頼むぜ。念の為2人は護衛についてくれ。秀吉と康太には別任務を与えた。…野郎共は偵察と必要なら迎撃!だがそこの手前の廊下までは絶対に通すな!良いな!」

『『『『『『おうッ!!』』』』』』

「なら行け!自分の役割を果たせ!手を止めるな!見せてやろうぜ!俺らより上のクラスの奴らに!俺らの逆襲をな!」

『『『『『うぉぉぉぉーッ!』』』』』

 

クラスメイトが出ていく中、僕とララ、雄二が残り話をしていた。

 

「さて、お前達にはそれぞれ遊撃をしてもらおう」

「遊撃ってーと…」

「目標を定めず状況に動いて戦うやつの事だ。…頼むぜ、遊撃隊長」

「…元の体にならないとやれないけど…わかった、慣らしてくる」

「あ?どこいく気だ?」

「どこかそこら辺の適当な奴捕まえて薙ぎ倒してくる」

「私そんな事しないー!」

「五月蝿いよ!じゃあ行ってくるね」

 

ララの身体で適当に歩いていると、Bクラスと交戦している須川君達が。

 

「おーい。状況、どんな感じ?」

「あ、ララさん!今押されてるんだ…クソ、数は拮抗してるからまだ…!」

「わかった、加勢するよ」

「ほ、本当か!?助かるよ!」

「サモン」

 

さて、ララは何点だ?

 

数学

 

ララ・サタリン・デビルーク=475点

 

「すげぇ!高い!」

 

ふむふむ。悪くはない。後は動きだけど…

 

「ちゃらくせぇ!相手は1人!やっちまえ!」

「…ッ!」

 

お?思った通りに動いてくれる。観察処分者としての召喚獣を使っていた感覚が分かればやれるのか…なら…!

 

「此処で戦力を削る…」

「つ、強い!うぁぁぁっ!」

「邪魔だな…!そこ!」

「や、やられた…!」

「戦死者は補習ー!」

 

Bクラスの人達がたちまち連れていかれる。

 

「助かった!…でも雰囲気違わないか?」

「そんなこと言ってる暇があるなら点数の補給でもしなよ。それとも何?此処で召喚獣の試運転にやられてBクラスの人達と補習に行く?」

「す、すみませんしたー!」

「補給行ってきまーす!!」

 

味方を下げたので取り敢えずは防衛。暇だな。味方もそんなにやられてはいないみたいだし、特にやることもない。

 

「あれ、姉上…じゃなかった、バカ久か」

「待て、なんだその呼び名」

「明久さん、お姉様の体どうですか?」

「うん、動きやすくて良い感じだ」

 

ナナとモモが制服姿でやって来た。教頭め、可愛い子なら誰でもOKなのか。…ていうかバカ久とか有り得ないくらい傷ついたんだが…

 

「何やってんだー?」

「試召戦争。2人は?」

「次が移動教室なんです」

「なるほどね。早くしないと遅れるよ」

「分かってるよそんなの!行くぞモモ!」

「では明久さん!頑張って下さい!」

 

ナナには嫌われてるんだなぁ、僕って。そんなことを考えながらついに何もすることがなくなったので教室に戻る。その途中で僕の体を見つけた。

 

「お、調子どう?」

「悪くない」

「どうしたの?そんなに暗い顔して」

「…僕ってナナに何か嫌われることしたかなって思って」

「ナナ?あぁ、何故か明久にだけツンツンしてるよね」

「…はぁ、もう周りが特殊過ぎて何をどうしろって言うんだ…」

 

そんな時、身体が光る。気が付けば目の前にララの体があった。…という事は…

 

「戻れたのか…」

「明久の身体悪くなかったけどねぇ」

「もう二度とゴメンだよ」

 

教室に戻ると根本がやって来ていた。雄二と二人で座り合っている。根本の後ろには男子生徒2人が。

 

「お、お帰り」

「…どうしたのさ代表同士睨み合って」

「あぁ、此奴から停戦要求があってさ」

「…断る、召喚獣を出せ」

「まぁ待て。お前らにも悪くない話だ…グェッ!」

「五月蝿いなぁ…良いから出せよ…」

「やめろあきひ…明奈、イラつくのはわかるが」

「チッ、さっさと話せよ…こちとらくだらないリベンジなんかで貴重な時間潰されてるのわかる?こちらに害がない案じゃないと二度と立ち上がれなくなるまでフルボッコにしてから足切り落とすよ?」

 

睨みつけながら言うとこちらをちらちら見ながら雄二にコソコソと話をしている。

 

「…坂本、何だこの超怖い女は」

「気にするな、取り敢えず話せ」

「…手を組んでAクラスを落とそう」

「はぁ?」

「お前達と利害は一致してるしな。…正直お前達を甘く見ていた。…俺達はAクラスを落とすのが最終目標だからな…お前達と協力すれば落とせなくはないと思ってな」

「で?俺達へのメリットは?」

「Aクラスを落とせたと言う称号があればいいだろ?」

「明奈、やれ」

「うん、分かってる…こいつどうしようもないなぁって思ってたんだ…Fクラスー!集合ー!」

 

そう叫ぶとすぐに戻ってきたクラスメイト達。

 

「「「「明奈様!」」」」

「ねぇ、一緒にこの訳の分からんこと言い始めたクソ代表潰さない?そしたらいい事教えてあげる」

「「「「Sir、YesSir!」」」」

「ま、待て!俺は本当に協力を…!」

「「「「「問答無用!消えろ!クズ!!」」」」」

「ほれ、召喚フィールドは作っといてやった。好きにやれ」

「「「「「「ナイスだ坂本!シネェェェェェッ!」」」」」」

「ぎゃあああああああ!!」

 

容赦ない。でも仕方ないよね。100人にアンケートして100人嫌いって答えそうだもん。そして召喚獣を出させて召喚獣も本体もフルボッコ。0点である。ふぅ、スッキリしたぜ。

 

「よし、俺らの勝ちだな」

「こ、このゲス野郎共…!ぐふっ」

「アキちゃん、意識あったから無くしときました」

「ナイスだよ。…さて…Bクラスの女の子って自分より頭の悪い子が好きらしいね。…何より勉強を教えてあげたい願望が強いとか…ここから先は言わなくてもわかるね?」

「「「「行くぞ同士よ!我らの栄光の架橋を!!」」」」

 

クラスメイトが走って出て行くのとBクラスの護衛2人が逃げていた所を見ながら雄二と話していた。

 

「…あの情報本当なのか?」

「ムッツリーニが出処だ。間違いない…でもなんで根本はここに?」

「康太と秀吉さ。Cクラスの彼女の真似をさせて釣ったんだ」

「…ゲスいな」

「お前みたいな嫌な相手にすぐ牙を剥くよりかはマシだボケ」

 

仕方ないだろ。…まぁ取り敢えずは秀吉も康太も帰ってきて作戦終了って訳か。今回も呆気なかったな。

 

「さて、明日はついにAクラス。見事勝って、夏休みに行こうじゃないか」

「…必ず勝つ」

「楽しみなのじゃ」

「絶対に勝とうね!」

「…あぁ、やってやるさ」

 

こうして僕らは明日の為に学校を後にする。だが、僕らはまだ知らない。あんな事になるなんて…

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