訓練が始まり、ヒーロー側もヴィラン側もどちらも初めてなのにいい勝負をしていると思った。一番緊張したのは爆豪?くんと緑谷くんの戦いだった。どちらも大怪我をおいそうな戦いをしているからはらはらしたよ。
その後は危ないことはなくほかのみんなの訓練が終わった。そして、
「次は私たちの番だ!お互い頑張ろう!」
「はい。」
ついに私の番が来てしまった。相手はあのオールマイト、負けることにはなるがやれるだけのことはやろう。
気合を入れていると、戦闘訓練が開始した。
私は戦闘訓練が開始したときから変身しているのでオールマイトが来てもすぐに戦闘に移ることができる。
「私が来た!」
その声とともに正面の入り口からオールマイトが入ってくると、
「さぁ!おとなしくつかまってもらおう!」
オールマイトが一瞬で私に近づいてきた。しかし、
「そう簡単には負けません!」
私はオールマイトに殴り掛かる。オールマイトは私のパンチを簡単に受け止め、
「いいパンチだ!だが、まだまだ!」
オールマイトは私を持ち上げると、後ろに軽く投げ、核兵器に近づいていく。
『こんな簡単に負けられない!』
私は赤い色をしたガシャットを取り出した。
《ゲキトツロボッツ!》
ゲームのスクリーンが表示されスクリーンから赤いロボットが現れた。赤いロボットはオールマイトに突撃し、核兵器に触れさせないようにしている。
私は核兵器の前まで行くと、レバーを閉じ、ガシャットを差し込む、
「大大大変身!」
《ガッチャーン! レベルアップ!》
《マイティジャンプ! マイティキック! マイティマイティアクションX!》
この音声が流れた後、赤いロボットが私の頭をぱくりと食べたかと思うと、
《アガッチャ!》
ロボットのパーツが変形し、私の頭にはVの文字が入ったヘッドギア、胸にはアーマー、左の拳には大きなロボットの拳が装着された。
《ぶっ飛ばせ突撃! ゲキトツパンチ! ゲキトツロボッツ!》
「そ、その姿は?」
「それを言う必要はないです!行きますよ!」
私は左の大きくなった拳でオールマイトに攻撃を仕掛ける。オールマイトもこの攻撃を食らえば無傷ではなくなると思ったのかよけている。
このままではじり貧、なんとかしないと…そうだ!
「このままでは埒があきません。ですから、必殺技で決めます。」
「必殺技?」
《ガッシューン》
ガシャットを抜き、キメワザスロットホルダーに差す。
《ガッシャット!》
そして、スイッチを押す。
《キメワザ!》
《ゲキトツクリティカルストライク!》
左拳がロケットのようにオールマイトに向かって飛ぶ。オールマイトは飛んでくる拳の速度に驚きながらも拳を受け止めた。
「それが私の狙いです!」
「なに!」
左拳をオールマイトに向かって飛ばした拳、ゲキトツスマッシャーに入れるように殴る。このように殴ることにより普通のパンチよりも威力が増大する。
《会心の一発!》
「よしっ!決まった!」
建物はパンチの威力により揺れたせいか、埃が舞っている。そのおかげで視界がまったく見えないが、今の攻撃を食らえば、流石のオールマイトでも動くことはできない。そう思っていたのだが、
「今の攻撃は素晴らしい一撃だった!」
「え?」
「だが、私はこのとおり普通に動けるぞ。そして、核兵器も確保した。」
その瞬間、訓練が終了した。その後、訓練の講評をし、授業が終了した。訓練が終了したので着替えのため、更衣室に入る。
「はぁ~負けちゃった。オールマイトを超えるにはまだまだ修行が必要だなぁ。」
私は負けてしまったのが悔しく、あの時どうすればよかったのかをしっかりと考えながら着替えていた。
※考えていると言っているが口に出てます
「あの、導さん?」
「!?な、なにか?」
「さっきの訓練凄かったよ!」
「え、ええ?」
「だって、本気ではないけど、あのオールマイトと戦って一瞬で決着がつかなかったんだよ!凄いよ!」
私は褒められたことに対してどのような反応をすればいいのかわからなかったが、パラドが言っていることを思い出した。
『感謝の気持ちを伝えるには笑ってありがとうっていえばいい。』
この言葉に従い、
「あ、ありがとう。褒めてくれて。」
「「「「「「か、」」」」」」
「か?」
「「「「「「かわいいいいいい!」」」」」」
「かわいいよ!今の笑顔もう一回!」
「こ、こう?」
私は麗日 お茶子さんに笑顔を何度も求められたり、ほかの子たちにももみくちゃにされた。
「かわいいわ。本当に。」
「いつも睨まれてると思ってたけどそれが普通だったとは思いませんでした。」
このコミュニケーション?のおかげで私はクラスの女子と打ち解け合うことができました。これって、友達ができたということでいいんだよね?
友達ができたことにより、ルンルンと嬉しい気分を隠すことなく家に帰っていった。
オールマイトside
「まったく、愛弟子を甘やかしすぎだよ。」
「申し訳ありません。」
私は保健室から退室しようとした。
「ちょっと待ちな。」
リカバリーガールに止められ、
「あんた、傷が増えているのは気のせいかい?」
「そ、それは…」
「何があったのか話してみなさい。」
仕方なく戦闘訓練について話すことになった。
話自体はすぐに終わったのだが、リカバリーガールが真剣な表情で俯く。
「今の話で何かおかしな点でも?」
「おかしなことばかりだよ。その、永美っていう子の個性は『適合』って聞いたけど、いったい何と適合したのやら。」
「!?」
そうだ、彼女の個性は『適合』、ただ、彼女は今まで完璧な適合をしたことがないと個性届にも記載されていた。だが、相澤くんの話によれば、彼女は適合したと言っていた。なら、何と適合してあの姿と力を手に入れたんだ?
「今日のところは戻りなさい。私はこの子の看病をしているから。」
「はい。」
私は多くの疑問を残しながらも保健室から退室した。
パラドside
今日は永美がうれしそうに帰ってきた。理由を尋ねると、
「今日、友達たくさんできたよ!笑顔を見せたら友達ができた!笑顔は大事だね!」
俺はそれを聞き、納得した。永美の笑顔を見たら誰でも親しみやすいと思う。いつもの睨み付けているような顔からかわいらしい顔に急に変わる。所謂ギャップ萌えという奴だろう。それでも、友達ができたことはいいことだ。
「そういえば、パラド。」
「どうした?永美。」
「パラドの変身した姿、仮面ライダーパラドクスの姿って、私、見たことないよね?変身訓練の時にパラドが使ったのはマイティブラザーズXXガシャット。」
「…まさか、変身して見せろと?」
「うん!」
「ダメだ。」
「ええええええええ。」
変身はしてもいい。してもいいがもしかすると、俺までライダー少女になる恐れがあるからできない。マイティブラザーズXXを使った際は何事もなかったが、ガシャットギアデュアルはどうなるのかまだわからない。本当にピンチの時に使おう。
「ほら、早く夕食を食べろ。」
「は~い。」
永美が何事もなく、自室に戻っていった。俺が変身するときは本当にピンチになった時だけだ。それ以外の時は変身はしない。
永美side
翌朝
「今日は学級委員長を決めてもらう。」
みんなは学級委員長になりたいようですが、私には興味がありません。私は今のような生活を送り、ヒーローになれたらそれでいい。だから、学級委員長には興味がない。
その後、学級委員長は緑谷くんになった。ちなみに副委員長は八百万さんです。
お昼休み
食堂に始めてきてみた。パラドが
『友達ができたんだろ。なら、友達と一緒に食べて来い。』
そう言われてしまいました。友達はできたけど、まだ知り合ってそんなに時間もたってないし、親しいと聞かれれば、親しくないし…
そんなことを思っていると、
「導さん?どうしましたか?」
「八百万さん。それに、芦戸さん。…いえ、なんでもありません。」
私はその場から立ち去ろうとした。すると、
「…まさか、食堂の使い方が分からないとか?」
「!?そ、そんなことはないです!食べる友達がいないとかも思ってませんよ!」
「「え?」」
「あ、ああああああああああ!」
なんてことを口走っているの!私は!
恥ずかしさのあまり頭を抱え込んでいると、
「なら、私たちと一緒に食べませんか?」
私は八百万さんと芦戸さんと一緒に昼食を食べることになった。
『こ、これが青春というもの。』
楽しく話をしながら、昼食を食べていたのですが、
ウウウウウウウウウウウウ~
突然警報が鳴り響き、
《セキュリティ3が突破されました》
《生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください。》
「急いで避難しましょう!」
「うん!」
八百万さんと芦戸さんが避難しようとしているので私も一緒に避難しようと思っていた。ただ、外にいる人たちを見て、避難することを止め、昼食に戻ります。
「なっ!?導さん!早く逃げないと!」
八百万さんがそう言っているとき、飯田くん?が頭上を飛んでいったかと思うと、
『大丈ー夫!ただのマスコミです!』
飯田君が慌てて外に逃げようとしていた生徒たちを落ち着かせた。その後、警察が到着し、マスコミは撤退。
教室では他の委員を決めるようです。私は何でもいいと思っていると、緑谷くんが学級委員長を辞退し、飯田くんを推薦。クラスみんながそれに納得しているようです。
少しトラブルがありましたが、今日も下校の時間が来ました。
そういえば、疑問に思ったことがあるのですが、どうやって校内にマスコミは入ってきたのでしょうか?
そんな疑問が残りながらも私は家に帰る。