永美side
翌日
昨日、私はパラドに助けられた。あの時、相澤先生がボロボロになった姿を見て、いてもたってもいられなくなった。助けにいったけど、何もできなかった…
「私って弱いね…」
「何を当たり前のことを言ってるんだ?」
自室にいるはずなのに、パラドの声が聞こえたので俯いていた顔を上げると、
「おはよう。」
「おはよう。パラド。」
「…永美、昨日のことは気にするなとは言わない。だが、現状維持はダメだ。何も変わらないっていうのはあきらめている証拠だ。昨日の脳無とか言う化け物相手に永美は負けた。なら、強くなればいい。今あるガシャットを完璧に使いこなせれば、誰にも負けない。俺にも勝てる。だから、そう落ち込むな。」
「パラド………そうだよね。一回負けただけで落ち込んでたら恥ずかしいよね。よしっ!今日から気合を入れて頑張るぞ!」
「今日は昨日のこともあって臨時休校になった。」
「え?」
「朝食の準備ができてるから食べに来いよ。」
パラドをが部屋から出て行った…
「休み?…えええええええええええ!」
私たちの家は今日も今日とて平和でした。
オールマイトside
「リカバリーガール、彼女、永美君の体を調べて分かったことはありましたか?」
私はリカバリーガールに永美君のことを調べてもらっていた。結果が出たという連絡を受け、来てみたのだが、
「リカバリーガール?」
「オールマイト。永美っていう子が個性で適合したものが分かったよ。」
「本当ですか!」
「いや、分かったというかなんというか…まぁとりあえず見てごらん。」
そう言ってリカバリーガールは私にある映像を見せてきた。そこに映っていたのは、
「オレンジ色?これはいったい…」
「ウイルスだよ。未知のね。」
「なっ!?未知のウイルス!」
「永美っていう子の血液を調べてみると、そこに映っているウイルスを見つけたんだよ。このウイルスについては調査中、と言いたいけど、昨日採取したウイルスが消滅していたんだよ。どこに消えたのやら。」
「そうですか…私が直接永美君に尋ねてみましょう。」
「…それはやめといたほうがいい。もし、今のあんたにそのウイルスが感染でもしたりすればどうなることやら。」
「わかりました。それでは、失礼します。」
私は保健室から出る。
『導 永美。彼女はいったい何者なんだ?いったい何を隠しているんだ。』
そんなことを考えながら、廊下を歩く。
永美side
翌日
一昨日のこともあって、みんな相澤先生を心配している。心配しているといつの間にか朝のHRの時間になっていた。
「誰が来るんだろう。」
誰が来るのか気になっていたのだったが、
「お早う。」
「「「「「「「相澤先生復帰早えええええええ!」」」」」」」
来たのは入院中だろうと思っていた相澤先生だった。相澤先生はまだ戦いは終わってないと言っている。その言葉にみんなが
「雄英体育祭が迫っている!」
「「「「「「「「クソ学校っぽいの来たあああああああ!」」」」」」」」
雄英体育祭とは自分のことをプロヒーローの方たちに売り込む行事です。私も全力で頑張らせてもらいます。
体育祭当日
「き、緊張してきた。」
「大丈夫?」
「あ、麗日さん。だ、大丈夫だと思う。パ、パラドも見てるから頑張らないと!」
「パラド?」
「な、なんでもないです!」
あ、危なかったぁぁぁ。パラドのことを言いかけてたぁぁぁ。
そんなこともありながら、ついに雄英体育祭が始まった。1-Aの入場に観客が沸いている。入場が終わると、入試1位の爆豪くんが選手宣誓をしたのですが、あまりにも馬鹿にしているような宣誓だったため、ほかのクラスからブーイングが来ている。
そんな中、今年の1年主審、18禁ヒーロー「ミッドナイト」が第一種目の発表を始める。
「今年は…コレ!」
スクリーンに表示されたのは「障害物競走」という文字だった。
計11クラスによる総当たりレース。コースは約4㎞、コースさえ守れば何をしてもOK。
1年全員がスタート位置についた。スタートランプが全て光り、
「スタート!」
一斉に駈け出した。私はガシャットをドライバーに差し、変身。今回はレベル1の姿で挑むことにする。アーマーが付いていて動きにくいがこれも特訓。そう思い、走ろうと思ったが、脚が動かない。
「え?あああああああああ!」
足が凍り付かされている。
「轟君の仕業か!ま、私には関係ないけど。」
無理矢理足を動かし、氷を割る。少し出遅れているので近くにあったブロックを破壊する。破壊したブロックからメダルのようなものが飛び出し、私の体に入ってきた。
《高速化!》
音声が聞こえると、私は物凄いスピードで走り始めた。そのスピードにだれも追いつけないのか私の後ろには誰もいない。
『あとは1位を狙うのみ。』
後続とかなりの距離を取ったくらいでエナジーアイテムの効果が切れた。
「ここからはアイテムなしです。」
と、思っていましたが、
「追いつける自信がないので、追加のアイテム。」
《伸縮化!》
「つ、使いにくいけど、やるしかないよね。」
第一関門の0ポイントロボットは高速化で抜けてきたので大丈夫でしたが、
『ザ・フォール!』
第二関門は落ちたら失格の綱渡り。だが、
「伸縮可能な私には無意味!」
全力で手を伸ばすとロープ一本分くらいは伸びますよ!
伸ばしては縮めてを繰り返し、第二関門をあっさりとクリア。
第二関門をクリアした先にあったのは、
『一面地雷原!怒りのアフガンだ!』
じ、地雷原!?
驚いた隙に抜かされていくが、またブロックを破壊し、エナジーアイテムを取り込む。
《鋼鉄化!》
防御力が上がり、地雷など気にせず走れると思ったのですが、
「うわああああああ!じ、地雷の威力が高すぎる!」
空中に飛ばされました。そのまま落下するものだと思っていると、
「な、なにあれ?」
後ろのほうから大爆発が起きると、何かが私のほうに向かって飛んできた。
「この際なんでもいい!掴まらせろ!」
「え?ええええええええ!導さん!?」
飛んできたのはロボットの装甲に乗っている緑谷くん。私はその装甲を下から掴み、一緒に飛ばされる。1位争いをしているところまで飛ばされたことを確認し、装甲から手を離し、落ちる。私も1位争いに混ざり、さらに、緑谷くんも混ざった。
ゴールに最初にたどり着いたのは…
「緑谷くん…凄いね。」
緑谷 出久だった。これには私も予想ができなかった。私の順位は4位です。あの二人には負けましたよ。
私たちの後に続々とゴールをし続け、全員がゴールしたのを確認し、第一種目が終了。休憩があるのかと思ったが、
「さーて、第二種目よ!私はもう知ってるけど~何かしら!?言ってるそばからコレよ!」
次の種目は騎馬戦
ルールは通常の騎馬戦だが、第一種目の結果にしたがい各自にポイントが振り分けられる。ただし、1位の人、緑谷くんのポイントは1000万ポイント。制限時間は15分、振り分けられたポイントの合計が騎馬のポイント、騎手はそのポイントが表示された鉢巻を頭に巻く。取ったハチマキは首から上に巻く。通常の騎馬戦と違うことは鉢巻がとられようが、騎馬が崩れようがアウトにはならない。
ただし、ここで問題が発生しました。
「みんなチームが決まっているけど私だけ決まってない。に、人数の問題で試合に参加できない…」
「だ、大丈夫だから。四人で支えるという感じで騎馬を作れば。」
ミッドナイトが慰めてきますが、私はあることを思いつきました。それは、
『おおおおおおおっと!何だあれは!?』
プレゼントマイクが突然叫んだ。
『同じ姿の奴が四人もいるううううううう!』
「「「「「「「「えええええええええええええええ!」」」」」」」」
私のことを生徒、観客、教師が見てくる。それもそのはず、私が四人もいるのだから。
オリジナル?設定にはなると思いますが、エナジーアイテムの効果時間を延ばしています。