ムテキでPERFECTなコンビ   作:クルコイ

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特訓とブラザーズ

 永美side

 

 今日と明日は休みです。なので、

 

 「パラド~ガシャット返して~。」

 

 パラドの部屋の前で叫ぶ。

 

 「永美、部屋の前で叫ぶなと言ったはずだよな?」

 

 「ご、ごめん。そ、それで、ガシャットのほうは?」

 

 私がそういうとガシャットが入っているであろうケースを渡してくれた。

 

 「ガシャットは抜けないようになっているんだよね?」

 

 「そのはずだ。試しに変身してみてくれないか?」

 

 私はパラドに言われた通り変身してみた。

 

 「変わったように見えないけど?!?パラド、何をしているの?」

 

 パラドが突然、私のドライバーからガシャットを抜こうとしている。

 

 「ん?ガシャットが抜けないかどうか試そうとしているだけだ。」

 

 「そ、そうなんだ。」

 

 私がそういうと、パラドはガシャットに手をかけ、抜こうとしたが、

 

 「うん。抜けないな。」

 

 「本当!って、抜けるけど。」

 

 「ガシャットの使用者以外が抜けないようになっているだけだ。だから、俺は抜けなくて、永美は抜けるんだ。」

 

 それを聞いた私は安心し、変身を解く。

 

 「あと、追加のガシャットだ。」

 

 パラドは黄色のガシャットと白い厚みのあるガシャットを渡してきた。

 こんなガシャット見たことないけど…

 

 「このガシャットは?」

 

 「黄色のガシャットは爆走バイク、白色はドクターマイティーXXだ。」

 

 「どんな能力を持っているの?」

 

 「爆走バイクは仮面ライダーレーザーに変身するガシャットだ。ただし、レベル2になるとバイクになるからな。」

 

 「そ、それなら使わない…」

 

 バイクになるなんて想像もつかないし、なりたくもないのでパラドに返しておく。

 

 「ドクターマイティーXXは本来の効果が変化している。効果は傷をいやす力だ。ただし、ライダーにしか効果はない。」

 

 「じゃあ、私とパラド専用ってことだよね?」

 

 「そういうことだ。あと、ガシャットが奪われた時、ガシャットは自動的に戻ってくるから安心しろ。」

 

 「奪われる心配もないんだね!やったね!」

 

 「ガシャットについての説明はこれで終わりだ。特訓は朝食を食べてからするぞ。」

 

 「了解!」

 

 パラドが朝食を作るためキッチンに向かった。私も一緒について行く。

 

 

 

 

 

 

 朝食後

 

 

 

 

 「訓練を始めるぞ。」

 

 「はい!」

 

 訓練場所は私の家の地下倉庫です。かなり広いので訓練にはちょうどいいです。

 

 「今日の訓練は…」

 

 「訓練は?」

 

 「マイティブラザーズXXを使用し、俺と協力プレイをする。」

 

 「え?」

 

 私は驚いた。あのパラドがマイティブラザーズXXの使用を許可したのです。パラドの説明によれば、マイティブラザーズXXはパラドと合体?融合?することで半分が私、半分がパラドになる。言ってみれば二人になるということです。

 

 「マイティブラザーズXXを使用できるようになるということは、パラドも一緒に学校に来るっていうこと?」

 

 「そうしないと、協力プレイができないだろ?ほら、早くやるぞ。」

 

 「うん。」

 

 訓練開始の合図なのか、パラドが私の中に入ってきた。

 

 《マイティブラザーズXX!》

 

 ガシャットを起動し、ドライバーに差す。

 

 《ダブルガシャット!》

 

 レバーを開く!

 

 《ガッチャーン! レベルアップ!》

 

 《マイティ!ブラザーズ!二人で一人! マイティ!ブラザーズ!二人でビクトリーX!》

 

 地下倉庫には姿見が置いているので見た目を確認しに行く。鏡に映っている姿はいつものピンク色の髪の姿ではなかった。髪型が少し逆立っているのは変わっていないけど、前髪が触覚?ていう髪型?というものになっていた。髪色も右がオレンジ、左が水色になり、目の色まで髪の色と同じになっている。頭より下はいつものアーマーだった。

 

 「変わりすぎて驚いたけど、パラドはどこに行ったのかな?」

 

 『まだ永美の中だ。本当はやりたくないが…レバーを閉じて、レバーを開いてみろ。』

 

 「う、うん。」

 

 《ガッチョーン》

 

 レバーを閉じると待機音のようなものが鳴り始めたので、レバーを開くと、

 

 《ガッチャーン! ダブルアップ!》

 

 すると、私の体が光の渦?にのまれたと思ったら、アーマーがはじけ飛ぶ。

 

 《俺が お前で! お前が 俺で! マイティ! マイティ! ブラザーズXX!》

 

 音声が鳴りやむと、私は自分の状況を確認。肩にはマイティ?の大きな顔の半分がついている。そして、顔はいつものバイザーに目の色が水色。髪型?いや、頭の右半分はショートでオレンジ色の髪、左半分はギザギザしたヘルメットみたいなものをかぶっている。ヘルメットの左端には触覚の半分がある。

 

 「う~ん、変身したけどパラドは?」

 

 「ここだ。」

 

 「ん?なっ!い、色違いの私!?」

 

 「色違い言うな。」

 

 「そ、その感じはパラド?」

 

 「はぁ~そうだ。」

 

 パラドの見た目は私と完全に真逆だった。髪の色、ヘルメットの位置、マイティーの顔のある場所などなど完全に真逆です。それに、

 

 「ぱ、パラドが女の子になっている!」

 

 「これが嫌だったからマイティーブラザーズは使いたくなかったんだ。だが、これからの永美のことを考えるとつかわないとだめだからな。では、特訓を始めるぞ。」

 

 そういうとパラドは手を空中に突き出す。ガシャコンブレイカーを取り出すのかと思うと、

 

 《ガシャコンキースラッシャー!》

 

 パラドの手には見たこともない武器があった。

 

 「な、なにそれ?」

 

 「新しい武器だ。これを使って特訓をする。一応的を準備してあるからそれを(ヴィラン)に見立てて戦闘をするからな。」

 

 「わかりました!」

 

 こうして、私の地獄の二日間が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 特訓終了

 

 

 

 

 

 

 

 「これで、最後!パラド!」

 

 「あぁ!」

 

 《ガッチョーン キメワザ! ガッチャーン!》

 

 《マイティダブルクリティカルストライク!》

 

 私とパラドのライダーキックが的に直撃し、爆発を起こす。

 

 《会心の一発!》

 

 「や、やっとおわったあああああ!」

 

 変身を解除すると元の髪色(と言ってもさっきまで水色だったけどね)に戻った。パラドも元の姿に戻ったのかと思ってみてみると、

 

 「だ、だれ!?」

 

 「お、俺の体が…」

 

 私の色違い、オレンジ色の私がいる。髪の色、目の色がオレンジ色、着ている服はパラドの服だけど女物に作り替えられている。

 

 「…まぁいつかは戻るだろう。」

 

 かなりのショックを受けているものだと思っていたけど、そんなにショックは受けていないようだ。

 

 「さて、永美に言っておかなければならないことがある。今日は学校だ。」

 

 「え?まだ、やす、み………あ…ああああああああああ!」

 

 「そういうことだ。特訓で時間の感覚がおかしくなっていたから気付いてなかっただろ。学校まで時間があるから準備してこい。朝食は作っておくからな。」

 

 「わ、わかった!」

 

 私は全速力で準備をした。学校まではあと一時間、走っていける距離にあるからまだ大丈夫。パラドが作った朝食を食べ、学校にレッツゴー!

 

 「俺を忘れていくな。」

 

 そういうとパラドは私の体の中に入ってきた。

 

 『よし、行くぞ。』

 

 「了解!」

 

 学校に向かっている最中、道行く人々が私のことを見てくる。

 

 『体育祭で私のことを知ってくれたのかな?』

 

 『それはわからないが、っと学校に着いたぞ。』

 

 時間もギリギリだったので、全速力で教室まで走っていく。教室に到着、というタイミングで、

 

 「ぐっはっ!?」

 

 私の意識は刈り取られた。

 

 

 

 

 

 

 相澤side

 

 

 

 

 「廊下を走るな………気絶してるのか?はぁ~保健室まで運ぶしかないのか…」

 

 俺は廊下を走っていたやつを保健室まで運ぼうとしたが、そいつは起き上がった。

 

 「まったく、だれがこんなことを…」

 

 「お前、導か?」

 

 「お前が顔の前に板のようなものを出してきたのか?」

 

 目の前には俺のクラスの生徒、導 永美と全く同じ顔のやつがいる。いや、さっきまでは導だった。だが、髪の色、目の色まで変わっている。

 

 「そうだが…お前、誰だ?」

 

 「俺の名前は…なんだ?気絶から復帰するの早すぎて驚いた。叫ばなくてもいい。今から代わってやるから。」

 

 導の姿をしたそいつはひとり言を言っていると思っていた時だった。そいつの髪の色、目の色が導と同じ水色になった。

 

 「あ、相澤先生!先ほどはすみませんでした!そ、それでは私はこれで!」

 

 導?は教室に入っていった。

 

 「なんだったんだ。今のは…」

 

 気になったが、後で聞けばいいと思い、俺も教室に入る。

 

 はぁ~今年の1年はどうなっているんだ…

 

 そう思うしかない俺だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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