これからもよろしくお願いします
先生が教室に入ってきて、チャイムが鳴る。
〜HR〜
「さて…皆様はトーストをこんがり焼く派ですか!?それとも軽く焼く派ですかっ!?」
先生の第一声がそれ?
どっちでも良くないでしょうかね?
「はい!椙山君っ!!」
「え、えっとぉ……」
椙山と呼ばれた生徒は立って先生を凝視する。
「その…どっちでもいいんじゃないですか…?」
「そう!どっちでよろしいっ!!大体……」
あぁ、分かった。先生。
今回の彼氏もダメだったんですね?分かります分かります。
「っていう事でトーストにケチはつけない事っ!いいですね!?皆様!」
先生はそう言ってニッコリと笑って。
「さぁて、昨日のテストで百点が1人いました!詩音さーん、前に来てー」
「はい。」
詩音が先生に呼ばれて席を立つ。
歩くたびに歓声があがる。
そりゃそうだ。可愛いもんな。
「はい、おめでとうっ!」
「ありがとうございます。」
詩音は軽く会釈をし、自分の席へと戻った。
「さて、今日のHRはおしまいっ!次の時間の準備をしましょう!」
「ねぇ、鹿江君」
「何かな?詩音さん」
詩音が不満そうに口を尖らせる
「どうして、詩音さん。なのかしら」
「僕、女の子にはさん付けだよ?」
「しらじらしい嘘ね」
僕はそれにニッコリと笑ってふざけて
「そうかな?じゃあさ、詩音さん、手でも繋ぐ?」
「繋ぐわけないでしょう。気持ち悪い」
「そうか、そうか。残念だなぁ、詩音さん」
「気持ち悪すぎるわ」
「うっ………」
最後の一言は余計だと思う
「詩音ちゃーん!心理テストやらねぇ?」
「いいわよ。」
詩音はクラスの男子に呼ばれていってしまう。
もう少し…話していたかったなぁ…
「えー!詩音ちゃん、O型だったんだ!?意外だ!」
「そうかしら?ふふふ」
楽しそうな声が聞こえる。
ふん!別にいいもんね、寝ちゃうから。
僕はガラにもなくふて寝した。
「鹿江君。鹿江君。」
「ふにゃ…?」
詩音の声が聞こえる。
あぁ。これは夢か。
さっきまで詩音はみんなと話してたもんな
「起きて。今起きたら…ジャージ交換してあげるわよ?」
「だらっしゃぁぁぁい!起きた!うん、起きた!」
「ふふふ」
僕が完全に起きると詩音がジャージを持って
佇んでいた。
「ほら、ジャージ。交換しましょう」
そう言って僕にジャージを差し出す。
詩音の顔は真っ赤だ。
「どうしてこれを僕に?」
「元気が…元気がなかったからよ……」
詩音はギリギリ僕に聞こえるか聞こえないかの
声で呟いた。
「え?何?」
「何でもないわ。貸してあげた事。感謝しなさい」
そう言って詩音は自分の席についた。
僕は詩音のジャージを握りしめ
ありがとう。そう呟いて机の中にジャージをしまった。
詩音side
私がクラスの男子と話していると
鹿江が寝ている事に気がついた。
そういえば、鹿江。
朝から元気がなかった。
「ごめんなさい、ちょっと失礼するわね」
そう断りを入れて、鹿江に近づいた。
「鹿江君?鹿江君?」
私はちょんちょんと突きながら
鹿江を起こす。
「うぅ……ジャージ…食べられない……」
そりゃそうね。
ジャージ…ジャージ…交換してあげようかしら。
そう思い、私は自分のジャージをカバンから出した。
今日は体育があって良かった。
「鹿江君。鹿江君。」
「ふにゃ……?」
私は無表情で続ける。
「起きて。今起きたらジャージを交換してあげるわよ?」
そう言うと、鹿江は奇声をあげて起きた。
作戦は成功だったみたいだ。
いや、ツンデレ難しいわぁ。
頑張りますので末長くよろしお願いします!