"かそく"しながらゴッドフィンガー 作:鬼おに
今回が異常なだけですから!
あ、そうだ。
……知ってるかい?
この小説はね?
"見切り発車"なんだよ?
――完結できように精一杯がんばります。
では、どうぞ
4日目
天気:雨
(少し濡れた跡)
今日は最悪な気分だ。雨はザーザー降るし、おまけにあのルカリオに追っかけられるし……。
あいつ、天気とかちゃんと分かって挑んできてるのか? ……あのルカリオのことだし、考えてなさそうだな。うん。
さて、じゃあ日記らしく今日のことを振り返るとするか。
今日の天気は朝からどしゃ降りの雨。このリュックは防水機能があるらしく、幸いなことに中の物は濡れてはいなかった。
が、俺がほのおタイプだからなのか、全身がぐっしょりと濡れたせいでいつもより力は出ない。全力で力を入れても、いつもの70%といったところか。風邪を引くことはないと思うが、体がだるいから洞窟に引きこもることにした。
……そこに、例のルカリオが突っ込んできたのだ。
あいつほんと馬鹿なの?
なんか師匠師匠呼んでくるし……。
弟子をとった覚えはないわ!
まあ、雨のせいもあって朝からイライラしてたし、いいストレス発散源ができた。そこはあいつに感謝しよう。
今回はゴッドフィンガーとブレイヴバードの高威力技を控え、最近使ってなかった技を使って戦ってみた。
……使ってなかったせいか、少し技を繰り出すのが遅かった。鍛練を怠ったせいだな。頑張ろう。
それでは、ここらで筆を置くとする。……さっきから、体が濡れて気持ち悪いのだ。
5日目
天気:くもり
ルカリオは♀だった。
なんか色々……すまん。
6日目
天気:晴れ
ルカリオに責任をとれと言われ、仕方なく修行をつけてやることにした。
というわけで、しばらくはこの大木にある洞の中で暮らそうと思う。少し歩けば湖が近くにあるし、水の心配もいらない。
さて、ではそろそろ寝るとしようか。……ルカリオは先に寝ているし、俺も眠くなってきた……。
明日は、こいつの技を確認して、それから訓練内容を判断するとしようか。
では、おやすみ。
7日目
天気:曇り
天気は曇りだが、普通に過ごしやすい気候だ。絶好の修行日ってやつだな。
ルカリオの技を確認したのだが……それがこちら。
はっけい
はどうだん
でんこうせっか
みきり
グロウパンチ
つるぎのまい
めいそう
……この世界はゲームじゃないもんな。そりゃあ、技は4つ以上覚えられるわけだ。反省反省。俺も頑張って技を覚えよう。
閑話休題。
さて、まず俺は彼女にボーンラッシュを覚えさせることにした。つるぎのまいを積めば、優秀な連続技になるのだ。覚えさせることに越したことはない。……そこ。他の技と範囲被ってるとか言わない。
それで技の習得についてだが。流石に1日目だからか、感覚を掴むまでしかいかなかったようだ。……まあ、気を骨状にして、それで相手を殴るとか普通わからないよな。
……けれども、何かを掴んだようだった。この調子で覚えていってほしいものだ。
さて、ルカリオの面倒を見ている間、誰かからの視線を感じた気がするのだが……ルカリオは知らないというし、気のせいだろうか?
なんにせよ、警戒しておくに越したことはない、か。
では、自分も鍛練しようか。ルカリオが寝ている今がチャンスだからな。
「……ふぅ」
息を吐き、精神を統一する。
体の中を流れる血を、炎を感じようとする。
ここ。
そう本能で感じとり、それを掴むように全身に力を入れる。
「……っ!!」
――直後、体中を今までにないような感覚が走った。
今まで感じたことがなかった、風の音、木葉がざわめく声。それらが聞こえてくる。
今なら、どんな攻撃でも集中して当てられる。そんな気がした。
「寝るか」
当初の目的は達成した。今なら、ぐっすりと眠れそうだ。
「……すご、い」
思わず口から出てしまった言葉を飲み込むように、私は慌てて口をふさいだ。
……よかった。気付かれていないようだ。
おっと、彼が帰ってくるようだ。私が起きていることを知ったら、彼は心配するだろう。
私は、こっそり寝床に戻り横になる。
いつか……いつか、私も彼みたいに強く……!
瞼を閉じても、この胸のドキドキは止まることはなかった。
バシャーモ は きあいだめ を おぼえた!