もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら 作:JOJI
小猫ちゃんは俺のモノだァ! イッセーにもたとえブロリーにも渡すものかァァッ!!!!(救えないロリコン)
あ、ちなみに今更ですがブロリーの服装は白いTシャツに腰に赤いジャージを巻き白いズボンというめっちゃあの服に似た感じです。
そして、今回も次回予告とは全く違うサブタイトル。次回予告と一緒のタイトルとは言っていない。
アーシアの光が消えた……
「ぷ…フフフフッ…残念でしたぁぁぁぁ!」
レイナーレが馬鹿にするように…いや、馬鹿にしてケタケタと笑いこける。そして、レイナーレの頬にイッセーの神器が貫く。
イッセーとは思えないほどの力でレイナーレをぶん殴り、レイナーレは衝撃に耐えきれず、壁にぶち当たる。
「てめぇッ!!」
イッセーが激怒して怒鳴る。アーシアの光が消えた…それはつまりアーシアの神器レイナーレが奪ったという事だ。
「クククハッハハハハハッ!! 凄いわ! 致命傷の傷がみるみる治る!! これが
「ァ、ァ、アーシア……ッ」
ブロリーはおぼつかない足取りでアーシアの元へ歩いて行く。アーシアは、息が絶え絶えで今にも死にそうであった。ブロリーはアーシアのそばに寄り添い抱き上げる。
「はぁ…はっ…ブロリーさん…怪我…してますよ…?」
アーシアはブロリーの怪我をしている腕に手を当てる……しかし、何も起こらなかった…。
ブロリーの中でポッカリと穴が空いた気がした。いや、しているのだ…現在進行形で…
「………」
守れなかった…それは何故か? ターレスやレイナーレが強かったから? いや違う。あいつらはハッキリ言って雑魚であった。力が制限された状態でも十分瞬殺できた。なら何故か…それは、自分が甘かったから…。 心のどこかでこんな奴に負けるはずがないと慢心して、そのせいで無駄に時間を過ごした。そのせいでアーシアが苦しんだ。アーシアは自分とは真逆だった…優しくて穏やかで何より笑顔が輝いていた。
だが、今はどうだ? あの輝きが暗闇に覆い隠され、身を蝕む苦痛を無理に押しのけて笑っている。そこに前の輝きは微塵も残されていない。自分の不甲斐なさに怒りを覚える。
「ブロリーさんの、せいじゃないです………」
アーシアの無理して出した精一杯の笑顔が、余計にブロリーの心に刺さる。
こんなところにアーシアを置いてはいけない。もっと安全な場所に運ばなければ、そう思ったブロリーは真上に空いた外に繋がる風穴に向かって飛ぶ。そこにおそらくレイナーレの光がブロリーに向かって飛んでくる。ブロリーはそれをバリアで防ごうとしたが、
「ブロリー! お前はアーシアを連れて先に上に行け! 俺はこいつをぶっ飛ばしてアーシアの神器を取り返すッ!!」
「そうだね。色々と聞きたいことはあるけど、まずはあの堕天使を倒して彼女の神器を早く取り戻してあげないと」
「…あいつなんか腹立つ。」
その光をイッセーが撃ち落とし、口々にブロリーにそう言葉掛ける。1人ブロリーに向けてじゃないが混ざっていたが気にしない。
「……はい…」
ブロリーはそう言うしかなかった。
──・・・・
ブロリーはボロボロになった教会のまだ無事なところにひっくり返った椅子を戻してアーシアを寝かせる。
神器抜かれたとてまだ息はある。ブロリーはパラガスに昔教えて貰った気を使った応急処置を行う。
「死なせて…たまるかァ!」
アーシアに手を当て、気を与える。少しずつ気をアーシアに与え、乱れている気をただし、枯れている部分を自分の気で補う。
ブロリーは今、かつてない程に集中していた。
「ブロリー、さん……」
「アーシアっ! 今助けてやる! まだ可能性はある! この俺が言うんだから間違いないッ!! だから、そんな情けない顔を見せるなっ!」
アーシアの身体が緑色に光り、気は安定してきている─────しかし、安定はしているも全く回復せずむしろ少しづつ減っていく始末である。
「くそぉ…家に帰れば回復するPODがあるのに…」
ここから家までアーシアをそっと運ぶのには相当時間がかかる。家に着くまでにアーシアが力尽きてしまうのはブロリーでも分かった。あのメディカルマシーンを持ち運んでいたらまだ何とかなったはずなのに…。タコの科学力の進歩の遅さにイラつくブロリー。
「私は………少しの間でも、初めての友達が、、出来て、幸せ…でした……」
「何を言っちゃってるんだアーシアッ!!」
急に死亡フラグの詠唱を呟き始めるアーシアに怒鳴るブロリー。しかし、ブロリーの脳内ではアーシアの思い出が走馬灯のように流れてきた。
初めてあった時、正直ちょっと見惚れたこと
2回会った時は何故かまさかの人生初のデートになった。───全てを楽しそうに笑って、初めて映画を見て興奮して、初めてハンバーガーを食べて喜んで、自分の過去を話してくれて……そして、垣間見るアーシアの笑顔は控えめに言って天使だった。
アーシアと過ごした時間はイッセーと過ごした時間よりも本当に少しだった。だけど、破壊しか脳がない自分とは違ってアーシアは……アーシアの笑顔はここで失われていいものではないッ!!
「少しの間だと……? ずっとだッ!!」
瞬きすら忘れ、ブロリーはアーシアの回復に専念する。しかし、その効果は未だに出ていない。
「また遊びに行くんだよォ!! 次は…えっと……どこにだって連れて行ってやるッ!! 友達も……いや、ダメだな。 」
思えばブロリーはこの街もそれ以外も全く知らず、どこへ連れていけばいいか分からなかった。他にも友達を紹介しようにも、自分の友達はイッセー3人組しかおらず悪影響しか与えないクズどもであった。その現実に別の意味で絶望しそうになるが、今はその考えを消してアーシアの呼びかけと回復に専念することにする。
アーシアは今まで楽しい思い出は指で数えられる程度しかなかったはずだ。ならば、これから辛い記憶を忘れるくらい楽しい記憶で埋めつくしてあげたい。
また一緒に遊びに行きたい。そんな事、昔では考えられないことであった。今までの殺戮と破壊と復讐の日々を忘れさせてくれるのはイッセーやアーシア達、友達であった。
その友達の1人であるアーシアを死なせることは絶対にあってはならぬことだ。
─────たったそれだけの願いなのに…どうして叶えてくれねぇんだよッ!!
「わた、そのために……泣いて、くれるんですか…?」
ブロリーの頬に流れる一筋の粒が流れ落ちる。目元が熱くなり、視界がボヤけて集中できなくなる。なんだ、これは……これが涙?
アーシアが震える手でブロリーの頬を撫でる。
「こんなにも、いい人が……私の友達。……もしもブロリーさんと、一緒の国に生まれて……一緒に学校に通えたら──」
「通うんだよッ! 通わせてやるよッ! 親父ぃが金を払ってアーシアを学校に入れてやるよ! 一緒に飯食って! 一緒に住ませてやるッ!! 俺、親父ぃを頑張って説得してやるッ!!(物理)」
ブロリーは世界の理不尽さに歯噛みする。何故、アーシアが苦しむ必要がある? 苦しむのは俺だけで十分なはずだ…ッ!
アーシアは十分苦しんだはずだ…なのに、何故今も尚苦しまなければいけないッ!!
ブロリーは心の中でそう叫んでいた
「ブロリー、さん───ありがとう…私なんかのた、めに泣いて、くれて…」
「アー、シア?」
ブロリーはアーシアの気がどんどん小さくなっているのに気づく。ブロリーとアーシアの気は不幸にも全く同調しておらず、同調していない気を無理に押し込むと余計アーシアを苦しませてしまう。そういうことをパラガスに習っていたので少しづつアーシアの気にならしていたが、全く馴染むどころか受け付けてすらいなかったのだ。
理科室の勢いの強い水道のように流れ出るアーシアの気。ブロリーの配分が全く追いついていなかった。
「助けてくれてっ、ありが、とう…ッ」
「何を言っちゃってるんだアーシアッ 俺はまだアーシアを助けてなんかいないッ!」
ブロリーが泣きながらそう言うも、アーシアは首を横に振る。
「いいえ……救われました……今もこうして、私の傍にいてくれる、ブロリーさ、ん……───今まで私の傍にいてくれた人なんて、いなかっ…たんです……っ」
ブロリーの頬に触れていたアーシアの手が、落ちる。ブロリーはその手を片方の手でとっさに掴み、ブロリーは優しく…しかし、離さないように強く握り締める。
「初めて、だったんです……あんな本音を、言ったの。……それを、…自分、のことみたいに、きいてくれて……励まして、くれて───私は、救われたんです…ッ」
「アーシア……」
「ああ、主よ。……あなたは、最後に……私に、とても大切な、思い出を……くれたんですね…?」
「なにを…何を言ってるんだアーシアッ!!」
もはやブロリーは頭の中がぐちゃぐちゃになりはじめてきた。止まない涙が顔をぐちゃぐちゃにし、アーシアの頬にブロリーの涙が零れ落ちた。
「あたた…かい、です……嬉しいです、ブロリー、さん────私を、こんなに大切に思ってくれて……」
「そうだ、そうだよォッ!! アーシアはッ俺の大切な人間だッ!! 」
「……ありが、と…ブロリー、さん───それだけ、で…私は、幸せ、……なんで、す…」
───アーシアの力が抜ける。目を瞑り、まるで安らかにって言いたいようである。
「さいごに、お願い、してもいい、です、か…?」
「ッ……いいだろう」
最後、その言葉がブロリーに深く突き刺さる。その返事をするブロリーの声はかつてない程に震えていた。
「おねがい、します……もう、泣かないで……ブロリー、さん…えがおで、いて……?」
「笑えねぇよッ こんな事で…笑えねぇ…よッ」
もう、ブロリーの声に力が籠らない。初めてであった…こんな気持ちは…
「だめ、です……わたし、…未練で…お化けに…なっちゃ、いま…す……」
冗談めかすアーシア……気も確実に小さくなり、握っている手がどんどん冷たくなっていく。
「ね、ブロ、リーさ、ん……もしわたしが、うまれかわっ…て、その時…もしちかくに、あなたがいたら…」
「…ッ──…ッ!!」
「───きっと、しあわせ、なんでしょう……」
決まっているだろう…その言葉すら、喉が詰まって言えない。
アーシアの声がどんどんと気薄になってゆく…
「あは、は…そんな、夢物語…無理…ですよね…」
「───無理じゃねぇよッ!!」
ブロリーは喉の詰まりを押しのけてそう叫ぶ。もし、転生できるのならばあの神のところに押しかけて無理やり転生させてやる…そう確信を持った叫びであった。アーシアは少し目を丸くした後、笑顔を見せる。
「あり、がとう…ッ」
アーシアは目から涙を流し、次第に優しい声音が小さく…気も小さくなってゆく…
そして………──────
「───────大好き、です」
その声を最後に…アーシアの気は完全に消えた…。
最近にYouTube見てたらいつの間にか10時くらいになっているという事件が多発していてハーメルンで書くこと忘れてしまう。しかも、来週中間テストなので勉強せんといかんし……
まぁ、しても国語以外は欠点の自信がある。ヾ(・ε・。)ォィォィ
それはさておき、次回予告といきましょう。
ブロリーの奮闘も虚しく息絶えてしまったアーシア……アーシアを失った悲しみと奪った奴らへの憎しみ…そして…
次回 第13話 伝説の目覚め
ぜってぇ見てくれよな!