もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら   作:JOJI

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夏休みが迫る中、私はどんどんと迫ってくる期末テストにビクビクしながら日々を送っています。皆様はどうお過ごしでしょうか。私はこうしてこちらに逃げて現実逃避をしなければ白毛が大量発生して乙しそうでございます(ガチ)

現実逃避は大事(名言)




第20話 特訓の日々でございます

ドォーンッ!!

 

 

「おぉ!? 」

 

何かが爆発したような大激音が別荘の分厚い壁をぶち抜き全体に響き渡り、それと同時にこの山全体が揺れて呑気に寝ていたイッセーがベットから叩き落とされた。

 

「な、なんだ!? 地震か!?」

 

イッセーは敵襲かと思い廊下へ飛び出すと、窓ガラスは全て砕かれていて壁にはところどころヒビが入りとにかく酷い有様であった。これは、本格的にやばいと直感したイッセーは走り出すと壊れた窓の近くにブロリーとモア以外の全員が揃って窓の外を覗いていた。

 

「ぶ、部長? これは一体?」

 

「あら、イッセーおはよう。」

 

リアスはいつものにこやかな笑顔でそうイッセーに挨拶したが、どこか悟った表情をしていた。イッセーは皆が見ている窓の向こうを見てみると、そこには所々にクレーターができて酷い有様になった庭があった。そして、何かの影が差すと同時にまた1つクレーターが出来上がる。何が起こっているのか理解できないイッセーはパラガスに聞いてみる。

 

「あ、あのパラガス先生? これは一体yr」

 

ゴッ

 

今度は庭から打撃音が鳴り響きイッセーがなった場所を見てみると、黒いジャージがビリビリに破れてボロボロになったモアといつものように上半身裸で白いズボン姿のブロリーが殴りあった状態が見えた。そして、すぐに消える。

 

「解説のパラガス先生さん! これは一体何が起こっているのでしょうか!?」

 

いつの間にかセットされた椅子に座り、解説と実況という札が貼られた机を前に窓の外を眺めてイッセーがマイクを握っていた。このノリにツッコんではいけない

 

「説明しよう。前回大活躍であったモアであったが、その活躍がこの物語の主人公であるはずのブロリーよりも魅力的な戦い方をしたせいでモアの人気がうなぎ登りしてしまったせいで嫉妬したブロリーはモアに八つ当たりをしているという訳だぁ!」

 

「なんて理不尽極まりない! だが、そこがブロリー!! ところで解説のパラガス先生さん!」

 

「何かね?」

 

「私、何が起こっているのか見えなくて実況のしょうがないのですが?」

 

「シランナ☆」

 

「やってやれるかこんな仕事!!」

 

イッセーがそう叫んでマイクを投げ捨てると、突然壁から腕が突き出てきてパラガスが頭を鷲掴みされる。

 

「ゑ?」

 

捕まえたのはやはりブロリー。そして、壁をぶち破って連れ去られたパラガスはある方向にぶん投げられる。

 

「ふぉぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

パラガスの断末魔が山中に響き渡り、何かにぶち当たる。なんとそれはPOD。

 

ウィーンと扉を閉められる。

 

そして、蘇る過去の記憶。

 

「ゑゑゑゑゑッ!? まままま、待ってくれ!¥$#〒〆€rs 」

 

ダッシュで向かってきてブロリーはパラガスの話を聞くこともなくPODを鷲掴みする。持ち上げられてメキメキと潰されながらブロリーの気が纏わりつきPODが緑色に光り輝く。

 

「ぉぉお…自分の子供にゴミのように使われるとは…これもサイヤ人の運命か…ッ」

 

そして、ブロリーがその光り輝くPODをぶん投げる。

そして、怯んでいたモアに迫る。

 

合技『親父PODスティンガーッ!!』

 

 

「ふぉぁぁぁッ!! ふぁーはっはっふぁ〜(´;ω;`)」

 

 

 

 

 

 

 

 

\デデーン/

 

<あ〜う☆(^q^)

 

<うわぁぁぁぁぁぁッ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、そんなこともあるが修行は順調に進んでいた。毎日修行終わりにヤムチャしたイッセーを見るが明日の朝には元気になるイッセーのタフネス性は正直驚きを隠せない。その修行風景を少し紹介しよう。

 

 

 

~小猫&木場〜

 

 

 

「はァァァッ!!」

 

「ふッ!」

 

木場と小猫が2人のパンチとキックと剣の応酬をモアは紙一重で避け受け流して躱し続けている。何度目かの打ち合いの中にモアが木場の剣の腹を叩き剣の軌道が大きくズレて隙が生まれる。そこをカバーするかのように小猫が間に入るが逆に気の衝撃波で木場と一緒に吹き飛ばされてしまう。

 

何とか大勢を整えて構える。次に木場だけがモアに突撃してくる。木場がモアの目の前に迫るとその剣を振り下ろすがその軌道はモアではなく地面。嫌な予感がしたモアは飛んで離れるとモアのいた地面から剣が突き出てくる。

 

「なかなか、恐ろしいことを考えますね。」

 

これにはモアも苦笑い。

 

「生半可な戦い方じゃあなたには勝てません…からッ!」

 

木場は自分の持っていた剣をモアにぶん投げる。当然モアはその剣を手で弾いて躱すが

 

『魔動拳』

 

木場の後から現れた小猫が魔力の弾を放ってくる。

 

「ッ」

 

モアはその魔動拳に向けて腕を突き出し気を放つ。魔力と気がぶつかり合いモアの気が小猫の魔力を押しのけて消し飛ばす。そして、モアは腰を下げる。すると頭上に何かが通り過ぎる。

 

「なっ!?」

 

それは小猫の技に気を取られている隙に後に回り込んでいた木場の剣だった。

 

「甘い」

 

モアは木場の溝に肘を打ち込み態勢が崩れ下がった首に左腕を回して右腕を股に回して投げ飛ばす強引な投げ技を仕掛ける。投げ飛ばされた木場は着地した小猫にぶち当たり2人とも転がって静止する。

 

「はい、そこまで」

 

モアがパンパンと手を叩いて終わりの合図を示す。剣を杖にして立ち上がった木場は倒れるように座り込み、小猫なんとか起き上がって体育座りをする。

 

「2人とも素晴らしいチームワークでしたよ。文句無しの花丸です。」

 

と、終始余裕顔で躱していたモアがにこやかな笑顔でそう告げる。朝から\デデーン/された人とは思えない動きであった。普通の人なら嫉妬しただけで\デデーン/されるこんな職場即逃げ出すか胃に穴が開くかするはずなのに全く堪えている気がしない。

 

(完全に手加減されていた…)

 

(やっぱり敵わない…)

 

「日が経つにつれてだんだんと容赦が無くなっているのは少し気になりますが、これなら恐らくそこらの悪魔には負けないでしょう。生憎あなた方の他に悪魔など見たことありませんから保証は出来かねますが。」

 

「そう、ですか。」

 

「……」

 

「しかし、2人ともまだまだ詰めが甘いです。例えば先程の奇襲、木場君はあまり気配が隠せていませんでした。そして、小猫さんは──「グォォォォォオ」─おや?」

 

何やらすごく近くから獣が唸るような音が聞こえてその音を視線で辿ってみると

 

「……」グォォォォォオ

 

お腹を抑えて少し恥ずかしそうに頬を赤くした小猫が

 

「…お腹…空きました。」ぐぉぉぉrs

 

「…おやおや」

 

「…ッ…ッ…」

 

修行後のブロリーを思い出して苦笑いを浮かべるモアと必死に笑いを堪える木場。

 

「では、この話は昼食の後にいたしましょう。」

 

 

 

 

 

〜魔力&気〜

 

 

「魔力というのは体から溢れるオーラを流れるように集めるのです。……ってイッセー君に言って出来るかしら?」

 

「そうかな? やって見なきゃ分かんねぇ!!」

 

なんと言っても魔力が絶望的に少ないイッセーである。出来たとしても豆粒程度…(以下略)気合いを込めるように手に力を込めるイッセー。しかし、全くでる気配なし。

 

「ふむ、気と似たようなものか。果たして俺達にできるのか…。」

 

「たとえ魔力とて、この俺を超えることはできぬぅ!!」

 

ブロリー達はイッセーと共に魔力の訓練をしてもらっている。理由は何となくだ。アーシアは気というより魔力の方が向いているようなので一応アーシアには魔力を習得してもらう。ブロリーがいるがいつどんな時に何が起こるかわからない、そのために少しは身を守れたらいいなぁ的な感じでこの場にいる。

 

「というか、俺達に魔力はあるのか?」

 

「そうですわね…パラガス先生からかなりの魔力を感じますわね。ブロリー君からには……全く感じないですわね。」

 

「ナナナナナナナニィ!?」

 

自身に魔力が全く宿ってないことに驚くブロリー。

 

「ハッハッハッハッハッハッッ!!」

 

その事に絶望的に魔力が”少ない”イッセーが高笑いを上げる。

 

「笑っちゃう──ほぉああっ!?」

 

その事にムカついたブロリーはイッセーにラリアットをぶち当てどこからともなく岩盤が現れてイッセーはそれに押し付けられる。

 

「お前が、笑うな、YO☆」

 

「す、すみません」

 

「わぁ! できました!できましたよ!ブロリーさん!」

 

「うぉわぁ!?」

 

すると、後から自分の名前を呼びながら歓声をあげるアーシアの声が聞こえる。

ブロリーはイッセーを投げ捨ててアーシアの元へ向かう。そこには手元に小さな緑色に淡く光る球体が浮び、飛んで喜んでいるアーシアがいた。

 

「おぉ! 俺のとそっくリーです。」

 

ブロリーは気弾を出してアーシアの手元に近づける。ブロリーの気弾も緑色に淡く光っていた。

 

「はい! ブロリーさんと同じ色です!!」

 

自分と同じ色ということですごく喜び天使のような笑顔を向けるアーシアに思わず吐血しそうになるブロリー。なんとか膝を着く程度に治まる。

 

「そう言えば…気ってどうやって出すんですか…?」

 

地を這いずりながら戻ってきたイッセーがそう質問する。

 

「手法は魔力とほぼ一緒だ。しかし、根本的ななり方が全く違う。気とはいわゆる潜在パワーのようなものでどの生物にも宿っているものだ。体を鍛えれば鍛えるほどその気の量は高まっていく。俺達サイヤ人は戦闘民族で気の使い方をある程度本能的に使えていたほどに気に長けていた。」

 

「えーと、つまり気はその気になれば誰だって使えるんですか?」

 

「あぁ、勿論適正的なものはあるが努力すれば誰だって使えるものだ。」

 

「 俺でも使えるんですか!?」

 

「そうだな、悪魔が魔力以外を使えるかは知らないが、できるんじゃないか?」

 

「マジすか」

 

「マジ☆マジ☆」

 

「体を鍛えれば鍛えるほどに増えるですか…魔力よりイッセー君には気の方が相性がいいかもしれませんわね。」

 

「マジですか」

 

「マジですわぁ」

 

そして、流れ的にパラガスが気の使い方を教えるハメになった。

 

 

 

 

と、このように半分気が抜けているような感じだが至って真面目に修行に取り組んでいた。え? イッセーの修行はって? イッセーの修行はひたすらブロリーと筋トレをするだけという何とも暑苦しいものが続くだけなのでキング・クリムゾンです。

 

「「ハァ☆」」

 

 

そして、どんどんと『レーティングゲーム』への時間が迫ってくる。

 

 




気を出す練習に小学生時代の半分の時間を費やしてしまった。そのおかげで今なら集中すればたまにでてる気がします。

そして、また途中から力尽きて適当になりかけてます。

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