もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら 作:JOJI
異世界行きたい(悟り)
「ォォオオオッ!! オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!!」
イッセーはブロリーに怒涛の連打を放つ。日々の筋トレで鍛えられた凄まじい筋肉によりプロボクサーもびっくりな速度でブローを放つイッセー。しかし、ブロリーはそれを紙一重で躱す。
『Burst』
イッセーの神器から渋いおっさんの声が響く。これはイッセーの神器 赤龍帝の籠手の能力、倍加。それがキャパシティを超えた時に鳴る音声?だ。正直音声か神器の中のおっさんが言っているのかわからないのでここでは音声と表そう。ちなみに普通の倍加では『Boost』となる。
「いくぜぇ! ブロリーッ!!」
『Explosion』
「フハッ! いいぞぉ…もっと気を高めロットォォォオオッ!!」
「ブロリー直伝! イレイザーブローッ!!」
「ヌリュアッ!!!」
イッセーのイレイザーブローとブロリーのパンチがぶつかり合い地面に亀裂が走り衝撃でパリッと近くの岩にヒビが入る。
両者拳を合わせた状態で静止し、先に崩れたのはイッセー。左腕を抑えてのたうち回る。
「ウォォォォイテェェェェッ!! これ絶対骨折した!
「フハハハハハハッ!! ぬるい!ぬるすぎるッ!! その程度のパワーではこの俺を超えることはできぬぅ!! 」
「ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!」
「うるせェよっ!!」
「DORっ!?」
「ああ〜〜いい〜」
イッセーは今日の疲れをこの別荘の露天風呂で落とす。もはや温泉旅館で売ってもいいんではなかろうか。お湯にどっぷり浸かり半分身体が溶けかけている。
「はぁぁぁぁぁぁ〜」
ブロリーもさすがに温泉の時は静かである。鉛のような体を伸ばして疲れを落とす。温泉とはいい文化である。この温泉には微妙ながら魔力が込められているようで普通の温泉よりも疲れを落とし美肌効果も抜群であるようだ。やはり温泉旅館(以下略
こんなものを知らずに冷たい水を被っていたブロリーは人生を半分損した気分になった。
「……ブロリーはいつからそんなに強かったんだ?」
なんとなくそうイッセーがブロリーに聞いてみる。この半日ですっかり逞しい身体になったイッセーはその身体をど広い温泉の湯に横になりぷかぷかと浮きながらそんなことを聞く。かなり行儀の悪い浸かり方だがそこはあえてツッコまない。
「…生まれた時から……と言ったらどうする?」
珍しくシリアス顔なブロリーは冗談混じりに言ってみる。あながち嘘ではないが…
「…確かに赤ちゃんの時からそんなに強いなら納得できるんだけどな。どうにもお前を見ているとほんとに同い年か疑う時があるんだよな…。けど精神年齢は俺より低そrs」
「フハハハハハハッ!! それは俺がサイヤ人だからだろう?」
「…そうかもな。」
ブロリーは少し驚いた。
イッセーがそんなことを言ってくるとは……割と核心をつかれたブロリーはなんとか誤魔化す。
「星かァ…」
ブロリーはふと空を見上げる。暗い夜空をキラキラと明るく照らす星の美しさに少し感動するブロリー。こうしてのんびり星を眺めることなど1度もなかった。ふと新惑星ベジータでシャモ星人の星を破壊した時のことを思い出す。向かうところ敵無しの高揚感で満ち溢れ何もかも壊したい破壊衝動に身を任せた結果の行為。別に反省する気もないし気持ちがよかったからどうでもいいが、今思えばかなりハッスルしたなと他人事かのように思う。
「ブロリー、俺絶対に勝ってみせる……じゃねぇと部長があの焼き鳥野郎に奪われちまうからな。」
「その為にも、貴様はこの俺に一泡吹かせんといかんがな。」
「うっ…もう少し難易度を下げても」
「嫌です…」
「oh......」
「お互い頑張ろうねイッセー君」
「あぁ! ………ん?」
「へぁ!?」
「木場…いつからいたんだ?」
「え、ずっといたけど」
「え?」
「え?」
そして、翌日
「何をしているんだァ?イッセー、カッコつけかァ?」
「ブロリー…俺はこのままではいけないと思うんだ。」
「は?」
「確かに、このまま行けばあの時俺をぶっ飛ばしたチャイナ娘を多分倒せるくらい強くなるはずだ。だけど、それじゃダメだ。あのムカつく鳥やろうぶっ飛ばせるくらい強くなりたい。部長を守れるくらい強くなりたいんだ。だから、俺を徹底的に鍛えてくれないか?」
「…ほう、まさかお前がそんなことを言うとは夢にも思わなかったぞ。しかし、いいのかイッセー。手加減なんぞできんぞ。」
「あぁ、覚悟の上だ。」
昨日の夜、イッセーはリアスと話をした。らしくもない弱々しい声で自身の弱音を語ってくれた。その時イッセーは思った。リアスも自分たちと同じなんだとようやく理解した。自分達と同じように不安だったんだと、負ければあのナルシストチキンと生涯を共にしなければならない。リアスも思春期真っ盛りの女の子だ。自分の彼氏夫は自分で選びたい、そんな当たり前のことをしたい為にこうして戦うんだ。
相手はレーティングゲーム上級者でこっちはほとんど素人と言っても過言ではない。その不安を王として表に出さずみんなを不安にさせないため心の奥に閉まっておいた弱音を自分に打ち明けた。イッセーはたまらなく嬉しかった。そして、守りたいと思ったのだ。このちょっと強がりで優しい普通の女の子を、そのために強くなりたい。
「部長ォォォオオ!」
ブロリーはイッセーを脇に抱えてリアスの元へ向かった。
「何かしら?ブロリー」
「ちょっとこいつ貰っていくぞ?」
「あら、イッセー。」
「…部長、俺、絶対強くなって戻ってきます。」
イッセーはブロリーに脇に抱えられながらグッと親指を立てる。
「…ええっ!」
リアスはなんかよくわからなかったがとりあえず親指を立てて返事をする。
「じゃあ、行くぞイッセーッ!!」
「行くって何処に?」
「俺の家だァ」
そう言うとブロリーはオーラを噴射して窓ガラスをぶち割ってどこかへ飛んでいってしまった。
「……」
まるで嵐のようだったと当時のリアスはそう供述していたという。
レーティングゲーム当日
ゲーム開始は深夜0時、リアス眷属の皆、そしてパラガスとモアはオカルト研究部の部室に集まっていた。しかし、その場にいない者がいた。イッセーとブロリーだ。五日前イッセーはブロリーに連れ去られたあと全く連絡がつかない。パラガスが呼びに行ったが\デデーン/された。時計の針が0時に差し掛かる瞬間
「着ましたか…」
「全く待たせおって…」
最初にモアがそう呟き、パラガスがため息を吐く。そして、部室の扉がギィィとゆっくり開きブロリーが入ってきてそして段違いのオーラを放ったムキムキの茶髪の大男が入ってくる。
『『『『『誰…!?』』』』』
考えるな、感じるんだ