もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら   作:JOJI

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多分みんなお気づきかと思いますが、この小説のコンセプトはどこぞのアニメのように技名を叫んでから殴るというものになってます。いや、正直言うと今思いついたんですが、気づいたら技名言ってから殴らせていました。そして、技名のネタ切れ感ハンパねぇ(手遅れ)

PS.書いてる途中で途中保存せずにほか事をするとデータ消える。途中保存大事


第30話 技名は叫んでから殴るもの

ここにグレモリー眷属の全員が無事揃った。服はボロボロだが不敵な笑みを浮かべたままの朱乃。片腕の傷が治っている小猫。あの戦線のなかほぼ無傷で戦い抜いて来たイッセーと木場。決して無傷では無いが眷属に弱い自分を見せぬため立ち上がるリアス。

 

大して向こうは『王』1人。向こうに勝機は見えない。

 

「さっき私に言ったことを言ってあげるわ。投了(リザイン)したらどう? ライザー。」

 

言い返してやったぜと鬱憤を晴らしてスッキリしたような表情をするリアス。許してやってほしい。彼女だって感情はあるんだ。

 

壁に埋もれて俯いて表情が見えないライザー。もしかして今のがかなり堪えたのかしらと思ったその時、ライザーは突然笑いだした

 

「HAHAHAはははっ! 形勢逆転とでも思っているのだろう? リアス。君はたまに子供っぽいところがあるからなぁ。」

 

「なぁ!? 」

 

子供っぽいと言われて少し腹を立てて声を上げるリアス。

 

「だが、逆だよリアス。俺は鼻っからアイツらに期待してはいない。流石に1人も削れないとは予想外ではあったがなぁ。所詮は使い捨ての(ゴミ)だ。」

 

「…」

 

「俺の狙いはなリアス。君の眷属共を俺の力でじわじわと血祭りに上げることだ。もちろん、君の目の前でな。」

 

「てめぇ、取り消せよ…」

 

「あ?」

 

「取り消せってつってんだよライザー!!」

 

「ふぅほぉ!?」

 

怒り心頭のイッセーは木場も驚くほどのスピードでライザーを壁にまた叩きつけた。

 

「貴様ァ、1度ならず2度までもこの俺を壁に叩きつけやがって─ごぉ!?」

 

怒鳴るライザーの頭を鷲掴みにしてもっと奥へと叩きつける。

 

「てめぇの眷属はなぁ、どうしよもねぇクズのてめぇのために柔肌傷つけて戦ったんだぞ。最後までてめぇを思って戦い抜いたんだぞ。それを屑だと!?」

 

イッセーは『赤龍帝の籠手』で奥に突っ込みすぎて見えなくなったライザーの顔面目掛けて振り下ろす。

 

「何故かは知らねぇがあんなかわい子ちゃん達がてめぇを思って戦ったんだ。どうしよもねぇクズのてめぇの為に、それがなんでわかんねぇんだ。先に言っとくがこれがむさいおっさん共だったら殴りもしねぇし同情もしなかったぞ。俺ら(童貞)を怒らせちまったのはハーレム築いておいて鼻っから目も置かねぇでうつつ抜かしてどうしよもなく腹が立った。」

 

前半凄くいいことを言っていたが怒った理由はただの個人的嫉妬。しかし、それがイッセー。だが、前半に言っていたことも嘘ではない。てか、言ってること矛盾してるよイッセー君!

 

「…」

 

「なんだ? 思いっきり殴って顔が潰れちまったのか? フェニックスだからって体脆くちゃ見てられねぇぞ。」

 

「…れ」

 

「ちょっと奥に突っ込みすぎたかな…聞こえないぞ。」

 

「だまれぇぇぇぇえッ!!」

 

「うわあっつッ!?」

 

埋まっていた壁の全体がライザーの発した熱で灰と化し、イッセーも事前に危機を察した木場に回収されて後ろへ下がる。

 

「さっきからこの俺をクズクズクズといい加減にしろよ下級がァ! 貴様だけは簡単には死なさんぞ。じわじわと嬲り殺しにしてやる、覚悟しろ!!」

 

完全にキレたライザーは熱を高めて上半身のスーツが燃えてなくなる。だいたいこういうラスボスって上の服無くなるよな、と呑気なことを思うイッセーをよそに、それぞれ戦闘態勢に入る。

 

 

先にしかけたのは木場。その持ち前のスピードをフルに使い氷の魔剣でライザーに斬りかかる。

 

「チェストォォォオッ!!」

 

しかし、ライザーにはそれは読まれていたようで炎を纏った手で受け止められる。木場の氷の魔剣は掴まれた場所から溶けてゆきライザーに砕かれた。

 

「はははぁ!その程度のものじゃ俺の炎の前では無力だァ!」

 

「なら!」

 

木場は1度距離を取り騎士との戦いに創ったダイソン魔剣を創りライザーの炎を吸い取る。

 

「ほう、俺の炎を吸い取れるのか。だが、無尽蔵に湧く炎を吸い取って意味があるのかな?」

 

「意味はあるよ。君の動きは止まったからね。」

 

「!」

 

「ぬぉぉぉ! イッセーの会心のいちげき!」

 

「ごはっ!?」

 

動きが止まっているうちに近づいてきたイッセーの渾身のボディブローが決まる! さらに、ライザーのベルトを掴みあげて上にぶん投げる。

 

「小猫ちゃん! 朱乃先輩!!」

 

『雷よ!!』

 

『魔動拳!!』

 

ぶん投げられたライザーに上から雷、下から白い魔力弾のサンドイッチ攻撃をまともに受けて花火のように爆発する。

 

「汚ぇ花火だ」

 

イッセーがどこかで聞いたことがあるセリフを吐き捨ててもう一度倍加を発動する。あの程度でやれる奴じゃないと言うのはここにいる皆が知っている。

 

思った通り炎が巻き上がり炎の翼を広げたライザーが姿を現す。

 

「ふぅ、これで分かっただろう? 貴様らの攻撃はこの不死身の前では無力だ。これが最後のチャンスだリアス。投了(リザイン)しろ。」

 

「しないわ!」

 

ライザーの顔面にリアスの魔力がぶち当たり吹き飛ぶ。

 

「そうだぜ! お前にはたっぷり借りがあるんだ。俺の気が済むまでサンドバックになってもらうぜ!」

 

「知ってますか? 焼けた鳥は美味しい。」

 

「君が泣くまで斬るのを止めない。」

 

「不死身だなんて虐めがいがありますわ。」

 

それぞれ思い思いにライザーに言葉をぶつける。復活したライザーの顔に青筋が浮かび上がる。

 

「いいだろう。貴様らが投了しようがしまいが結果は同じだ。せいぜい足掻くがいいリアス!!」

 

炸裂する太陽(プライド・サン)!!』

 

ライザーの周りに纏わりついた炎が四方八方に飛び散る。イッセー達はそれを飛んで躱し、避けきれないものは剣で弾き魔力で消して躱す。チラッと着弾した場所を見てみるとジュワァと音を立てて溶けている。まともに当たれば火傷じゃすまないみたいだ。

 

「どうにかして反撃しねぇと…」

 

絶え間なく撃ち続けられて反撃する余裕が無く、そしてライザーはバリアを張っているようで強い攻撃じゃないとビクともしない。倍加で誰かにギフトをと、イッセーが思った時

 

『雷撃!!』

 

『消滅之魔弾!!』

 

『合技・雷鳴魔弾撃!!』

 

一瞬の隙を窺いライザーに朱乃の雷がリアスの魔弾にまとわりついてドリルのようになりそれがライザーのバリアを正面からぶち壊す。ライザーは咄嗟に避けようとするが身体の半分以上を持っていかれ地面に落下する。というかいつの間に合体技を

 

「すっげぇ…と、ボーとしてる場合じゃねぇ! 木場ァ!」

 

「うん! イッセー君!」

 

『Explosion!!』

『Transfer!!』

 

魔剣創造(ソード・バース)!!』

 

3段階まで倍加した力を木場に譲渡し、倍加を上乗せした魔剣創造をライザーの地面から突き出し串刺しにする。

 

「ごは!? く、クズがァ! 」

 

ライザーを中心に小爆発が起き周りが灰と化す。

 

「調子に乗るなよクソ野rsぐぉ!?」

 

無駄口を叩くライザーの顔面に小猫のアッパーが炸裂する。

 

「いいえ、乗らせてもらいます。」

こそから小猫による連打連打連打連打ァ! ものっそい血相でライザーの身体中が凹むまで殴るのをやめない小猫。あれは完全にお冠である。

 

「さっきのお返しです。」

 

『大猫拳』

 

白い魔力が小猫の手を包み、それは巨大な猫の手を形作る。

 

『ネコ・パンチ!!』

 

ライザーに小猫のネコパンチが炸裂! 凄まじい威力のそれはライザーの胴体を軽く吹き飛ばしグロ映像を作り出す。モザイク案件

 

「ぅ、オロロロロロッ」

 

慣れていないイッセーが虹を吐いた。

 

「人の体の構造見て吐いてんじゃねぇ!」

 

「きゃ!」

「くっ!」

「オロォォ!」

 

蘇ったライザーが小猫木場イッセーを炎で吹き飛ばす。

 

「くそ、人の体を好き勝手ぶっ飛ばしやがって…不死身でも遠慮くらいしやがれ!!」

 

なんかキレてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




進撃の巨人のゲームにハマりました。しばらく帰ってこないかもしれない。

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