もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら   作:JOJI

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このままブロリーを幽霊主人公にする訳にも行かないので、そろそろ終わらせようと思います。

あと、下ネタ注意です。




第32話 その拳は

「これ以上、後輩をいじめるのは止めてもらおうか不審者。」

 

「「イッセー!(先輩)」」

 

「待たせたな☆」

 

「ほう、まだそれほどの気力があるか…俺の炎を消し飛ばすとはな。」

 

「はっ! 温すぎて火傷すらできる気がしなかったぜ。」

 

神器を纏った手で中指を立てながらそう言い放つ。その姿に頼もしく感じるリアスと小猫。

 

「ふん、馬鹿が…あのままおねんねしていたら楽になれてたものを…いいだろう、そんなに俺の炎に抱かれたいならその通りにしてやる。」

 

「うわ、くっさ。今時そんなこと言うやついねぇぞ」

 

「死ねぇッ!!」

 

「恥ずかしいなら言うなよ!!」

 

怒りに任せて放った無数の炎の弾。不規則な軌道を描いて全てイッセーに向かっていく。

 

「脳筋に見えて器用なことするなこいつ…小猫ちゃん! 後ろへ下がってッ!!」

 

「っ! は、はい!!」

 

今のイッセーは何かが違っていた。気絶している間にいい夢でも見たのか…凄くスッキリしたような…そう、例えるなら溜め込んでいたものを全て解き放った時の男の顔だ。

 

話はかなり変わるがブロリーとのワンツーマンの修行での生活は物凄くきついものだった。食って鍛えて食って鍛えて食って鍛えて寝るの繰り返し。間に休憩を挟むが身体を休める、便所に行くくらいの時間しかない。夜に何かをする余裕すらなく修行を終えれば何かに取り憑かれたかのようにベットへ行き、気づいたら朝になっていたことが天ぷら(テンプレ)であった。夜にゲームする余裕がなく、そして男の瞑想の時間の余裕すらもなく、イッセーの欲求は溜まりに溜まっていった。イッセーに癒しはなかった。

 

そう、イッセーは癒しを求めていた。その願いに神器が答えたのかもしれない。夢の中でイッセーは出会った。リアスとは少し違う燃えるよう赤い髪になんちゃらハンターで見た赤い鎧にそっくりのものを身につけた俺っ娘に。本人曰く「宿主の願いに答えた神器が俺をこんな姿にしたんだ勘違いするなよ」との事だ。神器もよく分かっている。俺っ娘にはツンデレだ、とイッセーは思った。正直いってドストライクであった。リアスとはまた違う魅力であった。夢で何か話をした気がするが正直あまり覚えていない。そして、それがきっかけでイッセーの溜まりに溜まったものは一気に解き放たれた。

 

 

 

 

 

 

夢精である。

 

(パンツの中はべちょべちょで温かくて正直いって動きづらいが…だけど…いい気分だ。今の俺なら)

 

迫り来る無数の炎をタイミングよく前に出ることで回避し、そのままライザーへ走る。

 

「なに!?」

 

(何だってできる気がする!!)

 

「何だそのスッキリしたような顔はッ!!」

 

清々しい顔をして距離を詰めてくるイッセーにライザーの無数の怒りの炎が迫り来る。しかしイッセーはそれを軽快なステップで躱し、その勢いでライザーに飛び蹴りを放つ。

 

顔面ど真ん中に打ち込まれたライザーは瓦礫の元まで吹っ飛び大きな音を立てて埋もれる。

 

「飛んだな〜…ムキッセーモードじゃなくても意外と行けるもんだな。」

 

突然、ライザーが埋もれた瓦礫から凄まじい火柱が立ち上りたちまち瓦礫が灰へと変わる。

 

「ヒュー、お金払うから冬に家に来て欲しいね。」

 

先程までの熱いイッセーはどこへやら、余裕なのか軽口すら叩ける。

 

しかし、とうのライザーは怒り心頭。誇り高きフェニックスが下級悪魔にいいようにされて最早惨めの領域。血が上りすぎて頭の傷から血が吹きでる。

 

『兵藤一誠、聞こえるか』

 

「お、その声は夢であったお姉さん」

 

『お姉さんではない! 俺は赤龍帝…ドライグだ。』

 

「え、まじ」

 

『マジ』

 

「…で、そのドライグ姉さんが何の用だ? 今取り込み中なんだけど」

 

『ドライグ姉さんは止めろ! 俺も好きでこんな格好を……まぁいい。貴様が今戦っているあのフェニックスの小僧、どうやら再生に回している不死の力を攻撃に回したようだ。』

 

「…ということは?」

 

『やつを叩くなら今がチャンスだ。』

 

「よし、行ってくる。」

 

『待て! そんなコンビニに行ってくるような気持ちで行けるような事態じゃない。攻撃に回したということはやつは今、ドラゴンの鱗すら貫く炎を放つ、フェニックスの力を解き放ったも同然だ。先の戦いで力のほとんどを使い果たした今の貴様じゃ近づいただけで燃える。』

 

「殺す気満々じゃねぇか。」

 

『上級悪魔はプライドの塊だからな。あれじゃあ奴のプライドはもうボロボロだろう。フェニックスは精神だけは不死身じゃない、すり減った精神は不死身すら滅ぼす。』

 

「うぁぁぁぁァァァぉぉおおおおおッ!!!!」

 

完全に白目を向いたライザー、正気を保っているのか定かではない表情だが、近づこうにもかなり距離があるイッセーの元でもその尋常ではない熱量が窺える。

 

「で、その無理ゲーの塊をどうしたら倒せる? 只でさえべちょべちょなのに汗でむらだって正直言って早く帰りてぇ!」

 

『倒せる方法はただ一つ、禁手(バランス・ブレイカー)だ』

 

禁手(バランス・ブレイカー)?」

 

『簡単に言えば神器のパワーアップのようなものだ。』

 

パワーアップと聞いてイッセーのテンションが見るからに上がる。

 

「おお! なんだよ、そんなものがあるならさっさとやればいいのにー」

 

『そうもいかんのだ…これには相応の器が必要なんだ。今のお前ではこれにたどり着くことはできん。』

 

「できないのかよ!?」

 

『いや、俺の力で貴様の身体に無理やり顕現させることは可能だ。ただ…』

 

「ただ?」

 

『それには俺の力をお前の身体に直接進歩させる必要があるんだ。』

 

「…どういう意味だ?」

 

『つまり、代償が必要なんだ。』

 

「代償…」

 

『そうだ。それで一時的に無理やり禁手(バランス・ブレイカー)に至らせることができる。だが、その箇所は二度と戻らない可能性がある。』

 

「……ドライグ姉さん」

 

『…』

 

「…ドライグ」

 

『なんだ?』

 

「その禁手(バランス・ブレイカー)ってやつじゃなきゃアイツをぶん殴られないんだな?」

 

『そうだ』

 

「そうか……なら、この左腕をくれてやる。」

 

『いいのか? 代償にした箇所は戻らないかもしれないんだぞ。』

 

「くれてやるさ。どうせそれしか方法がねぇんだ。リアス先輩のためなら、左腕くらい安いもんだ!」

 

『…フッ…その覚悟…見せてもらったぞ。』

 

ライザーがその熱を放ちながらこちらへ歩いてくる。そんなに逞しくない肉体は格闘家のように筋肉隆々となり髪は逆立ち白目を剥き白い歯を見せて笑っている。

 

「独り言は終わったか?」

 

「おう、悪いな最近妄想癖が激しくてな。そっちも、見ないうちに逞しくなられて」

 

「ふん、元々こんな風だ。貴様の目は節穴か?」

 

「いや、俺の目が確かならそんなtheラスボス感を出してなかったはずだが…」

 

殺気と殺気のぶつかり合いで空間が歪んでいるように感じる小猫とリアス。呑気な会話をしているようだが両者ひとつの油断をしていない。着々と間合いを詰めていく。

 

『準備は整ったぞ。』

 

その声とともに、イッセーの頭の中である言葉が浮かび上がる。

 

「行くぜ! 禁手化(バランス・ブレイク)!!」

 

『Welsh Dragon Over Booster!!!!』

 

イッセーの神器から女性の機械的な声が何やら呪文のようなこと発したその瞬間、イッセーは赤く光り輝く。そして、その光から赤い鎧に身を包んだイッセーが現れる。ライザーから放たれる炎を反射しよりいっそうギラギラと光る。

 

禁手化(バランス・ブレイク)ですって!?」

 

その言葉にリアスが驚き、腰が抜けたのか座り込んでしまった。

 

ブゥンと音を立てて緑の光が目のあたりから発せられた瞬間、突然ライザーの目の前にイッセーの赤い拳が放たれる。

 

「なっ!?」

 

完全に見えていなかったのか反応が遅れたライザーはその攻撃をまともに受けてしまう。

 

『タイムリミットは10秒だ。それ以上はお前の体が持たない。』

 

「そんなにいらねぇぜ…あんな奴、5秒で片をつけるッ!!」

 

 

 

 




汚い。覚醒の理由が汚すぎる。だが、それがいい
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