もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら   作:JOJI

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今回は前々から希望のあったミルたんとブロリーとの絡みでございます。特に思いつかず悩みに悩んだらこういう結果となりました。ミルたんのイメージはほとんど私個人のものですので、ミルたんファンの皆様はその怒りを抑えながら読み、感想欄でその怒りをぶちまけてください。


番外編 伝説の超サイヤ人ブロリーVS世紀末覇者ミルたん

リアス・グレモリー婚約事件から数日の時が過ぎた。あの時の慌ただしさはすっかり過ぎ去り、皆平穏の時を過ごしていた。約1名、心に癒えない傷を負ってしまった者がいるが。しかし、変わったことがある。1つはリアスとイッセーが同居し始めたことだ。良かったじゃないかイッセー、ハーレム王に一歩近づいたぞ。

 

2つ目はイッセーが本格的に修行し始めたことだ。しかも、ブロリーと共にだ。ブロリーとだけは死んでも修行しないと誓っていたあのイッセーが死にものぐるいで修行し始めたのだ。やはりライザー戦で力不足を感じていたのだろう。

 

あとは特に変わったことも無くいつもの様に部室でくつろぐブロリー。最近イッセーに紹介されたドラグソボールという漫画を読み進めていた。アーシアに膝枕をされながら…アーシアの顔は凄く幸せそうである。ブロリーちょっとそこ変われ

 

「この孫悟食という男、どこかで見たことあるぞ…何処だったかなぁ〜。」

 

そりゃお前、元ネタの本人とライバルだからなぁという野暮なツッコミは無しだぜ旦那(読者)

 

(ブロリーさんの髪の毛、少しつんつんしてる…)

 

完全にイチャコラムードな部室にバリィと言う擬音が発せられる。それは向こう側のソファーで煎餅を小猫が食べているからである。心無しかブロリーをジト目で見つめている。

 

(イチャイチャし過ぎです…)

 

オカルト研究部って何かないとただの休憩所みたいだなぁっと剣の手入れをしながら思う木場。我がオカルト研究部部長も恋愛雑誌を顔に被せて椅子を浮かせていた。副部長の朱乃とイッセーは悪魔のお仕事でいない。

 

ブロリーはイッセーに借りた分のドラグソボールを読み終え、そろそろ帰ろうかなっとブロリーが思い始めた時、部室の扉がバタンっと開かれた。

 

「ブロリー!居るか!?」

 

「は、はい…」

 

扉を開けたのはイッセーであった。イッセーだと分かった瞬間、リアスが椅子からこらがり落ちて机に置かれた全ての恋愛雑誌が机の下に落ちる。

 

「ちょっと来てくれないか? 大至急!」

 

「は、はい。了解した」

 

そして、ブロリーはイッセーに連れられて部室を後にした。勿論、アーシアも着いてこようとするが

 

「これから行くところはアーシアには酷すぎる…アーシアは先に帰ってくれ…。」

 

と、割と真剣な顔で言うのでブロリーとお互い息を飲み、イッセーの言う通りに従った。ここでこっそり着いてかないところがアーシアらしい。

 

「良かったですね部長…気づかれなくて」

 

「…そうね……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「一体何の用なのだァ?」

 

「実はな、俺の依頼主に魔法少女になりたいという人がいてな…実は、お前に協力して欲しいんだ。」

 

「ほう…だが、俺は魔法なんぞ使えんぞ?」

 

イッセー達と修行の時に朱乃に魔力ZERO判決を受けて割とショックを受けているブロリー。これ以上我が傷を抉るかとイッセーを睨みつけるブロリー。

 

「いやいや、俺も使えないし依頼主の人に使えるのか怪しいから…気なら使えそうだけど…」

 

「ん?」

 

あまり話の意図が読めないブロリー。すると、一件の二階建てのマンションにたどり着いた。

 

「ここだ。」

 

「結局、何をして欲しいんだ?」

 

「いやぁ…それがね…あ、まず依頼主にあってから話そう!」

 

「…はい」

 

何か隠している反応を見て怪しむブロリー。まぁ、ここはイッセーに従おうと思い、イッセーのあとに続く。そして、1つの扉の前で止まった。ピンク色で206号室の番号の周りに花が囲っているデザインが施されている。

 

この扉から察するに女だなと考察するブロリー。あながち間違いではない…はず。

 

イッセーがインターホンを鳴らす。すると、思いもよらぬ声が帰ってきた。

 

「あーいてまーす! どうぞにょ!」

 

文字ではわからないが物凄く図太い声が帰ってきた。個性的な語尾に女性とは思えぬ太い声…これは面倒事の予感がするブロリー。

 

そして、ドスドスドスとブロリーとはまた違う巨大なものが扉へ迫る足音が聞こえる。

 

ガチャっと開かれるドア、そして天井にまで迫る巨体が現れた。只者ではないごつい顔に、服の上からでもわかる鍛え抜かれた肉体、そして謎のヒラヒラとしたピンク色の衣装。

 

「いらっしゃいにょ…ミルたんだにょ!」

 

女子ならきゃぴっと効果音がなりそうなポーズを決めて挨拶をする巨男…もとい、ミルたん。あまりのインパクトにブロリーも絶句する。そして、数秒固まったあと、イッセーに肩を叩かれて正気に戻った。

 

「ブ、ブ、ブロリーです…」

 

しかし、幾度か言葉が詰まり、動揺が隠せないブロリー。まさか、自分以上にインパクトのある筋肉キャラがいたとは夢にも思わなかったであろう。

 

はっと我に返るブロリー。自分を上回る筋肉キャラがいて溜まるかと、そしてブロリーは超サイヤ人(フルパワー)へと変身し自らの筋肉を主張する。

 

「やぁ! ブロリーです…!」

 

「にょ!? 変身したにょ!」

 

ブロリーが変身したして驚きの声を上げるミルたん。

 

「フフフフッ…その程度の筋肉でこの俺を上回るとでも思っていたのか? 」

 

「この人がイッセーちゃんの言っていたブロリー君だにょ!?」

 

両手を合わせて目をキラキラさせてブロリーを見つめるミルたん。言葉使いだけでは分からないだろうが何処かの世紀末覇者を思い出させるようなごつい顔で迫られると流石のブロリーでもたじろいでしまう。

 

「は、はい。」

 

「じゃあ、早速行くにょ…ッ!」

 

「え?」

 

ミルたんの上腕二頭筋が急に膨れ上がったかと思うと、恐ろしい速度で巨拳が振るわれブロリーはいとも簡単にその巨体を浮かされてしまう。

 

「うわぁぉぁぁぁぁ!?」

 

吹っ飛ばされたブロリーをミルたんはあとを追うように、大腿二頭筋を膨らませてブロリーが吹っ飛んだ方向へ飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─日本の何処かの荒野─

 

「さぁ、やって参りました『第26回:ブロリー日本プロレス大会』会場は現代日本ではあるはずがない何処かの荒野でお送り致します。実況は私、プロレスなんて1回も見た事もない悪魔、兵藤一誠と解説のブロリーの父であり、自動車学校の校長の顔を持つパラガスさんに来て頂きました。パラガスさん、今回はよろしくお願いします。」

 

「よろしくお願いします。ところで、私は何故ここに居るのかせつrs」

 

「今回はチャンピオンのブロリー対夢見る乙女であるミルたんの試合とのことですが、パラガスさんはどう観るのでしょうか?」

 

「そうですね、服の上からでもわかるあの筋肉が飾りかどうかは一目瞭然でしょう。彼もブロリーに勝る過酷なトレーニングを積んでいるように見えますね。彼のトレーニングがブロリーにどう通じるかどうか、そこが主になって来るでしょうね。それはそうとして、何故俺はこんな所に連れてこられたのkr」

 

「なるほど、筋肉と筋肉のぶつかり合い…これは熱い試合が観られそうです! さぁ、試合のゴングが刻一刻と迫ってきました! 両者構える!」

 

ヒュ〜と風が吹き砂埃が舞う。ブロリーとミルたんは一瞬も互いの隙を作らず、緊張した空気だけがその場を支配していた。

 

「それではパラガスさん、合図をお願いします。」

 

「…分かった。」

 

パラガスはスーツのポケットから10円金貨を取り出し、コイントスをする。10円がクルクルと空中を回転し風を切る音がやけに大きく聞こえる。そして、マイクと実況と解説と書かれている札だけが置かれた机にキィィンと音を立てて落ちた瞬間、両者共に動いた!

 

「おーと! 両者共に動いた!」

 

「後ろ手に出ると何をされるかわからない、ならば先に仕掛けるという互いの思考が一致したのでしょうな。」

 

2人の拳と拳がぶつかり合い、その衝撃で地面が一瞬で砕け散った。そして、掴み合いとなり力比べとなる。

 

「ほう、力がブロリーと互角とは…本当に人間か?」

 

「資料によれば確かに人間のようですが…」

 

「ウォォォォオッ!!!」

 

「にょォォォオッ!!!」

 

緑の気と桃色の闘気がぶつかり合い、そこだけ次元が歪みそうになっていた。気の摩擦により空気が破裂を起こしパチッと音を立てまくりイッセーとパラガスの冷や汗が止まらない。

 

「にょぉぉおッ!!!」

 

「なにィ!?」

 

恐ろしい程の膂力によりブロリーが掴みあった状態で持ち上げられ蹴りあげられた!

 

「行くにょっ!」

 

ミルたんは蹴り飛ばされたブロリーよりも早くそして高く飛び上がり、バレーのスマッシュを打つポーズを取る。

 

『ミルたんスマッシュッ!!』

 

まるで大砲を撃ったかのような轟音を鳴り響着させながらブロリーは地面に叩き落とされた。

 

「ブロリーにミルたん選手のスマッシュが直撃ッ! これは決まったかぁーッ!?」

 

「…いや、まだだ。」

 

「ウォォォォオッ!!!」

 

雄叫びとともに叩き落とされた大穴から緑の気が天を貫く程立ち上り、それと共にブロリーが打ち上がる。そのまま、ブロリーは真っ直ぐミルたんに突撃し、タックルを食らわす!

 

「にょぉぉぉおっ!?」

 

ブロリーのタックルをまともに受けて吹き飛ばされるミルたん。そのミルたんをブロリーは倍の速度で追い抜き、ミルたんの後頭部に向けてラリアットを食らわせる。

 

「にょっ!?」

 

まともに食らってしまったミルたんは顔面からうつ伏せで倒れてしまう。ブロリーは倒れたミルたんの腰を掴み逆さまに持ち上げる。

 

「ま、まさかアレは!?」

 

そのままブロリーは垂直に飛び上がり、舞空術を利用したブーストで下に急降下し、そのままミルたんは頭から地面に真っ逆さまに

 

『ブロリー式:パイル・ドライバーッ!!』

 

ズドォーンと派手な音を立てて頭から真っ直ぐに埋まってしまったミルたん。流石に決着は着いたかに見えたが…

 

「にょ!」

 

ズポォ!と抜け出しまるでダメージを受けた感じではない。恐らく特注サイズであるミルたんの衣装は見る影もなく、ほとんど服の機能を果たしていない。というか、戦う前から自らの筋肉の膨張で破れていた気がする。

 

「チィッ 死に損ないめ…ッ! 今ので寝ていたら痛い目を見ずに済んだものを…今楽にしてやる…ッ!!」

 

「いいにょ! ミルたんも本気で行くにょッ!!」

 

溢れ出る気と闘気がぶつかり合い両者の手に集まってゆく。緑の凝縮された膨大な気がブロリーの手に、体中に纏われた桃色の闘気を自らの手に集中させるミルたん。タイミングは同じ、あとはどちらが上かの力比べ

 

『イレイザーキャノンッ!!』

 

『桃色剛掌波ッ!!』

 

ブロリーの巨大な気とミルたんの膨大な闘気がぶつかり合い、大地が割れ、空が歪み、荒野が更地に変わる。

 

その衝撃は実況ルーム(仮)まで届いた。

 

「な、なんというぶつかり合いでしょうッ!! このままでは地球がぁぁ! 地球そのものがぁぁああっ!! パラガス先生! これ、明日のニュースに乗るんじゃないですか!? 」

 

「だ、だ、大丈夫だ、問題ない。このフィールドはモアの固有結界によって用意されたものだ。ブロリーが何かと戦う意思を見せた時に発動する。モアによれば強度はたとえ巨大隕石がぶつかったとしても内側から破れることはない、との事だ。」

 

「あ、あの…その固有結界って…あれですか?」

 

「ゑ?」

 

イッセーが指をさした方向は空。その空は歪みが生じ、よく見たら巨大なヒビが入っている。

 

「ゑゑゑゑゑゑゑッ!?!?」

 

「あれってやばいんじゃないですかっ!?」

 

『パラガス様! 聞こえますか!?』

 

「その声は、モアかっ!?」

 

『一体、中で何が起こっているんですか!? 私の固有結界が内側から破られそうなのですが!?』

 

「あ、ああ。今、ブロリーとミルたんなるものが戦っている最中だ。」

 

『このまま結界を破られたら気という気が溢れだしますよ?』

 

「そうなると、どうなるんだ?」

 

『最低、日本は無事ではないでしょうね…。』

 

「ブロリー! 今すぐ落ち着けぇぇぇ! ヤメロォォォ!」

 

今更やめろとか言われても両者の耳に届くことは無い。あるのは目の前の敵を倒すことのみ。

 

「にょぉぉぉおッ!!」

 

「ハーハッハッハッハッハァ!! フンッ!」

 

競り合うブロリーとミルたんの気と闘気はとどまることを知らず。ぶつかり合った力が爆発する。力の差は互角であった。

 

大地が盛り上がり、モアの固有結界も崩れかけてきた。残された時間は極わずか。これが、最後の一撃となるだろう。

 

「ウォォォォオッ!!」

 

「にょァァァァぉぉおおッ!!!」

 

両者一気に距離をつめてミルたんが先にパンチを繰り出した。しかし、その拳はブロリーの頬を掠めて外れ、ブロリーのパンチがミルたんの溝に決まった。

 

「ウオオアアアアアアアッ!!!」

 

ブロリーは力の限り振り抜き、ミルたんはそのまま衝撃に身を任せて吹き飛ばされる。吹き飛ばされたミルたんは結界にぶち当たり、それを最後にモアの固有結界は崩れ去った。

 

 

 

 

 

 

パリィンと音を立ててモアの懐中時計が割れ、ブロリー達が出現する。

 

「き、決まったぁぁああっ!! 僅かな差でブロリー選手のパンチによりミルたん選手ダウン! よってこの勝負、ブロリー選手の勝利となりますッ!!」

 

ワァァァァアッ!!

 

ブロリーの勝利により観客の声(ラジオ)が湧く!

 

「いやぁ、見事な試合でしたねぇ。パラガスさん。」

 

「えぇ、今回はPODに詰められて投げつけられることも無く、日本が滅び去ることも無く無事に試合がすんでほっとしています。」

 

倒れていたミルたんがのそりと立ち上がり、ブロリーと握手する。

 

「いい筋肉だにょ。ミルたんもまだまだだと分かったにょ!」

 

「フフフフッ! お前も中々の筋肉だったぞ。俺もまだトレーニングが必要のようだなぁ…!」

 

「筋肉と筋肉の試合は筋肉で終わる…。そういう事ですねパラガスさん。」

 

「いや、知らんがな」

 

ふと、ブロリーは思った。そう言えば何故俺はミルたんと戦うことになったのか。特に理由を聞かず戦ったが、やはり少し気になった。

 

「そう言えば、ミルたんは何故俺と戦いたかったんだァ?」

 

「ミルたんは魔法少女になりたいにょ。それで、イッセー君がブロリー君に勝てば魔法少女になる方法を教えるって言ったにょ。」

 

「ん?」

 

「やべっ」

 

全速力で逃げ出すイッセー。しかし、退路は巨体によって阻まれた。

 

「何処へ行くんだァ?」

 

「お、お前と一緒に修行する準備だァ!」

 

「一人用のトレーニングルームでかァ?」

 

「なぁにを言っているんだrs ふぉほっ!?」

 

イッセーは頭を掴まれてどこからともなく現れた岩盤に叩きつけられた。

 

「俺を利用するとはいい度胸だなイッセー。」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

 

ライザー戦が終わったばかりで

 

この始末☆

 

果たして、この先どうなることやら…

 

 

 

 

~完~

 

 

 




書きながら、気づいたことがあるんです。これ、プロレスじゃなくね?
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