もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら 作:JOJI
あと、ならず者達の擬人化は個人的な好みでございます。
申し訳ない。
ドォォォォオンッ!!
強大な何かがぶつかり衝撃で地面が弾け飛び、辺りに砂埃が舞う。砂煙から吹き飛んできたのは黒髪の優男。前回を見ているものならだいたいわかると思うが、新しい身体を得たモアである。はっきり言ってブスだったモアがこれほどまでにイケメンに生まれ変わると、世の中の微妙な男達の視線が痛そうだ。普段は執事服だが、今は黒いジャージを着込んでいる。イケメンは何を着ても絵になる。
地に足をつき踏ん張って何とか体制を整える。
続いて煙の中からギュピギュピと足音を立てながら出てきたのは皆もご存知ブロリー。普段の伝説の超サイヤ人は封印して超サイヤ人の状態で修行している。
勘のいい読者なら察していると思うが、現在モアはブロリーの修行相手を務めている。超サイヤ人のブロリー相手に修行相手を務めるモアの力量もあるがその体のスペックも凄まじい。ただのイケメンではなかった。
「どうしたモア? その程度のパワーでは修行ならんぞ?」
「フフッ…さすがブロリー様…では、本気でお相手しましょう!」カッ!
ドッとモアの気が膨れ上がり黒い気のオーラが轟々と燃え盛る。赤い瞳が不気味な光を放ち、腰を落として構える。するとモアの気が何かを形作る。
それは
漆黒の巨大観音
暗黒百式観音
「私の新しい技です。」
「ナナナナニィ!?」
決してスタ○ドでも具現化系の能力でも無い……はず…。
新しい体になれるため、トレーニングしていた時に偶然できたらしい。モアは意外と天才気質かもしれない。
「いきますよ……」
ブロリーははっとなり、構える。
次の瞬間、観音の3つの右手が目の前に迫っていた。
「へぁ!?」
飛び退いて避け、ブロリーも攻撃に移る。しかし、近づこうとしても観音の無駄に多い手が邪魔をし、上手く近づけない。
ならと、ブロリーは一旦距離をとり両手に気を溜める。
ダブルイレイザーキャノン
強力な2つの気弾を放つ。モアも観音の手で防ごうと手の壁を作るが、次々とぶち破られていく。そこでモアは防ぐのが無理ならとブロリーの気弾を両手で包み込む様に、しかし触れずに気を受け流す。それの気弾を上手く受け流し、突っ込んでくるブロリーに投げ返す。
「返しますよ」
「ナニィ!?」
ズガァァァンッ!!
自分の気弾をモロに食らいかけるブロリー。両手をクロスにしてガードして何とか防ぐ。受け流されて、しかも投げ返されるとは予想だにしなかったブロリー。しかし、突破口は見つかった。
また両手に気を溜めるブロリー。しかし、今度は放つ事ではなく…留めること。
イレイザーブロウ
「いくぞォ!」
ダッ!と駆け出すブロリー。そして、迫る観音の張り手。
しかし
「ォオオッ!!」
雄叫びとともに振られる剛拳。それは観音の張り手をものともせず打ち砕いていく。
「っ!?」
モアは観音の右手に全気を集中し出力最大の剛拳を振るうが
「ハァ“ァ“ァ“ァ“ア“ア“ア“ア“ッ!!」
さらに出力を高めたイレイザーブロウに打ち砕かれた。
ドォォォォオン
と言う何かが爆発したような音とともに館全体が揺れる。この家がでかくなかったら近所から苦情が来るレベルの騒音である。ブロリー達が修行しているのはこの館の地下深く。ただただすごく広いだけの地下室である。しかし、何かの魔法でもかかっているのかボロボロになっていたのに次の日には綺麗に直るのだ。神様の粋な計らい。
「またか…」
もはやここでは聞きなれた騒音である。この世界に来てもう1週間の月日がたった。だんだんとここの生活にも慣れ始めてきた。
そして、いつものように私室のベランダで紅茶を飲みながらこの世界の本を読み進んでいたら気になるものが目に止まった。
「これは…学校…?」
そう学校…いわゆる学び屋。この世にせいを受ければ誰であろうと通うであろう学校である。青年少女がきらびやかな青春を送り、友達を作り、そして勉強をする場所。思えばブロリーはこのような場所に通ったことがないな。
「……」
パタンと本を閉じ、席を立つパラガス。
ドンッとタイミングよくブロリーが部屋のドアをぶち破りに入ってきた。
「親父ぃ、腹へrs」
「ブロリー、学校へ通うぞ。」
「……HA?」
本当は学校の下りまでやりたかったけど、力尽きてしまった……誰でもいい、オラに元気とネタとギャグセンスを分けてくれぇ!