もしもブロリー達がハイスクールDxDの世界に転生したら   作:JOJI

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前回、本当はあのまま戦闘に持っていくつもりだったけど実力差ありすぎるから勝負にすらならないしブロリーが手加減なんかできないし変わりにイッセーと木場に変わりに戦ってもらおうかと思ったけどそれでブロリーが納得するようには思えないから、戦意喪失イベントで治まりました。尺的に十分だったしあまり必要ない部分はできるだけカットしたい。だって、このままのんびりやっていると1番書きたい章までまた年越すかもしれないから!



第39話 動き出す黒い影

あの失礼極まりない2人組と会ってから数日が経過した。パラガスは今後あの様な勝手な真似はしないでくれと叱られたが、ブロリーにとっては知ったことではなかった。あの後しばらくご機嫌斜めではあったがそこはブロリーなので暫くしたら2人のことを忘れていた。まぁ、覚える必要性皆無だし得もなんにもないので忘れていた方が良いが、人生そう甘くなかった。

 

ある日、最近ちょっと気まず目になった部室が鬱陶しいので今日は部室に寄らずそのまま帰ることにした。スーパーでモアに言われたお使いを済ませて帰宅路を歩くブロリーとアーシア。

 

「なんか、最近部長ォォ達が俺によそよそしいんだが、何かあったのかなぁ?」

 

「たぶん、この前のことが原因だと思います…。」

 

「この前…? 何かあったかなぁ…?」

 

「えっと…」

 

恐らくブロリーは忘れているだろうから、ここは言うべきか迷うアーシア。しかし、このままそっとしておく方が両方のためになるのではないだろうかと思った。嘘は時には人を助けると誰かが言ってた気がする。

 

「ん?」

 

すると突然ブロリーが何かを感じたように明後日の方を向いた。

 

「どうしたんですか?ブロリーさん?」

 

「イッセー達が誰かと戦っているようだ。」

 

「えぇ!?」

 

「しかも、イッセー達が押されている。」

 

「えぇ!?」

 

ブロリーの情報に2度驚いたアーシア。ライザーとの戦いの後もイッセー達は修行を続けているのですごく強くなっているはずのイッセー達が苦戦を強いられる相手は上級悪魔クラスの奴らくらいだ。ということは上級悪魔クラスのやばい奴がいるということになる。

 

「ちょっと行ってくる。アーシアは先に帰っていロットォォ!!」

 

「え!? ブロリーさん!」

 

ブロリーは持っていた荷物を置いて疾風の如くイッセー達の元へ走り去って行った。

 

「全く、アーシア様が持てないほどの荷物を置いていくとは、ブロリー様もまだまだですね。」

 

「あ、モアさん!」

 

すると建物の影からモアが現れてブロリーの置いていった荷物を持つ。

 

「では、ブロリー様の後を追いましょうかアーシア様。」

 

「え、でもブロリーさんが…」

 

「イッセー様達が大怪我でもしていられたら大変です。」

 

「…そうですね! 行きましょうモアさん!!」

 

アーシアは勢い良く走り出そうとするが、直ぐにモアの方を振り返り

 

「あの、イッセーさん達のいる場所って何処でしょう?」

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このエクスカリバーに三下魔剣が敵うはずがねぇだろぉいッ!!」

 

「うるさい!! 僕はこの剣でエクスカリバーを壊す! それだけだッ!!」

 

剣がぶつかり合う度に火花があたりに散り、そしてまた木場の魔剣が砕かれる。既にこの泥試合が数分繰り広げられていた。天閃の聖剣(エクスカリバー・ラビッドリィ)を手にしたはぐれ神父フリード・セルゲンの動きは物凄く速い。そのスピードは今の木場にも迫る。スピードは互角、剣の質は向こうが上。よって砕かれる木場の魔剣。だが、木場は折れる訳には行かない。同士達の思いを示すため、復讐を終わらす一歩を歩み出すため。

 

数日前、ブロリーが聖剣を砕いた。砕かれた聖剣はゼノヴィアが回収した。伝説の聖剣がちりとりに入れられる様は正直なんとも言えなかった。

 

だが、それ以上に木場の心にはぽっかり穴が空いたような虚しさがあった。砕かれたのだ。同志達を殺し。自分の人生を壊した剣の一振が、呆気なく握り潰された。憎しみの対象である聖剣が、酷く脆く呆気なく砕かれた様を見た木場は、全身の力が抜けるのを感じだ。

 

人目でわかった。ブロリーが砕いたあの聖剣はその名の通り本当に破壊に秀でた剣だと、同時に気づいた。あの剣を壊すのは生半可な力じゃ無理だと…。

 

聖剣を全ては壊すのは修羅の道か。木場は聖剣を全て壊すのがどれほど厳しい道か再確認していたが。

 

悪魔でもなければ天使でもない。端から見ればただの人間であるブロリーが、易々とその聖剣を砕いて見せたのだ。

 

それをそばで見ていた木場の心の憎みも、砕けた聖剣と共に砕けたのかもしれない。

 

「………っ………いや、そんなことは有り得ないッ!!」

 

鍔迫り合いになっていた聖剣を振り払い、相手の足元に魔剣を生み出した。しかし、フリードはそれをジャンプで躱し、壁を蹴って木場の真上まで到達し木場に向けて剣を振り下ろす。

 

「HeyHeyHey! Say! JUMPッ!!」

 

幼い頃、聖剣によって歪められた人生

 

聖剣へ向けた憎しみの炎は未だ消えてはいない。

 

「彼には感謝しなければならないな。」

 

振り下ろされた剣を紙一重で躱し、更に触れあげられた剣を崩しその隙を突き、フリードの剣を握っている腕とは逆の腕の肩を貫く。

 

「アウチ!!」

 

フリードは直ぐに距離を取ろうとするが、木場は距離を離すまいと詰め寄る。

 

ブロリーのお陰で聖剣は破壊することが不可能では無いと証明された。破壊の聖剣はその対価と言っていい。

 

残る聖剣は目の前のを含めて後六つ。

 

全て破壊するまでこの憎しみに身を焦がす日々は終わらない。

 

「……いや、終わらせないッ!!」

 

「さっきから何言ってんだよぉいッ!!」

 

木場の魔剣とフリードの聖剣が鍔迫り合いになる。たが、先程のような鋭さはない。これは、行けるッ!!

 

「ハァッ!」

 

「うわっちょ!?」

 

 

「うぉ!?」

 

フードを深くかぶった神父服の者の攻撃を受け止めるイッセー。恐らくはぐれ神者の類だと思うがお得意の光の剣を使ってこない。10人程の人数を小猫と匙、別れて探索していたゼノヴィアとイリナが増援に来て5人で2人ずつ相手をしているが

 

「こいつらすごく強いぞ!? ほんとにはぐれ神者か!?」

 

と、小猫と共に相手をしている匙が叫ぶ。確かにはぐれ信者の類ならばこの面子ならものの数分で方が着くが、何故が信者の癖に素手で戦うしなんか無言無表情で戦うから人と戦っている気分になれない。

 

「コイツらからは信者の匂いどころか人の気配すら感じられない!」

 

「はぁ!?」

 

ゼノヴィアがかなり問題発言をして驚く匙。それを聞いて声に出す暇がないがイッセーも驚いた。そして、やっと敵の1人の顔面に神器を顕現した左手で渾身のパンチを当てたイッセー。そして、驚いた。先程のパンチによってフードが外れて剥き出しになった顔。顔は普通の中年男性の顔だが、注目すべきはそこではない。その顔のイッセーによって殴られた頬が鉄のような見た目であった。よく見ると足元に剥がれたであろう肌が見えた。

 

「まさか、コイツら機械か!?」

 

「え!?」

 

「なるほど、それならば人の気配がしないのも納得が行く。しかし、まさかここまで人の技術が進歩していたとは…」

 

しかし、これ以上手こずっていると木場の手助けに行けない。仕方ない。相手が人間じゃないのなら思いっきりやっても大丈夫という事だ。

 

「本気で行くぞ…ッ! 匙! ちょっとでいい、アイツらの動きを止められるか?」

 

「任せろイッセー! 伸びろラインッ!!」

 

匙の神器は黒い龍脈(アプソープション・ライン)。龍系統の神器で相手の力を吸い取り相手に渡すことの出来るサポート神器である。吸った力は自分でも使うことも出来るので使い勝手は最高だろう。そして、その龍脈は並の力じゃ切ることも出来ないほど頑丈でもある。

 

『……黒邪の龍王と謳われた龍王の一角、ヴリトラの魂が封印されている神器だな。しかもあれはヴリトラの魂が封じられた神器の一つにすぎない。全部そろえば、それこそ神滅具ともタメを張れるだろう』

 

と、ドライグのお世辞付きである。

 

匙の腕につけられた篭手から黒い触手のようなものが伸びていき機械共の体に巻き付いた。小猫達とイッセーが相手押していた6人の動きを見事止めてみせた。

 

「今だイッセーッ!!」

 

「よっしゃ! フルパワーだッ!!」

 

『Explosion!!』

 

最大限まで溜めた強化を全て溜めていた気に回す。イッセーの気が目に見えるほど巨大化し膨大に膨れ上がる。

 

「くらえッ!! 『龍の弾丸(ドラゴン・ショット)ッ!!』」

 

指鉄砲のように構えた指から巨大なエネルギー弾が放たれる。そのエネルギー弾は真っ直ぐ匙が捕らえた機械達の方へ飛んでゆき、機械達はイッセーのエネルギーに飲み込まれた。

 

「よっしゃ!」

 

「すげぇ…」

 

イッセーはガッツポーズし、匙はイッセーのパワーに驚愕する。数ヶ月前まではただの人間のイッセーがここまで成長しているのだ。驚かない方が無理だ。

 

「ハァッ!」

 

「そいッ!」

 

ゼノヴィアが拳で機械の腹をぶち抜き、イリナは首を切り裂いて最後の機械達を倒した。ゼノヴィアは破壊の聖剣が壊れたので一応武器を持っていなかった時のために教わった護身術で戦うらしい。最初に木場がゼノヴィアにあった魔剣を創造しようとしたが「悪魔の剣を使う訳にはいかない」と言って断った。教会はプライドがお堅いらしい。

 

「これで全部か?」

 

「そのようだな。」

 

「木場の方は…?」

 

「グッ…ッ!」

 

「うぉ!?」

 

機械も倒し終わり、木場の方を確認しようとした時イッセーの元へ木場が吹き飛んできた。イッセーは何とか木場を受け止める。

 

「木場、大丈夫か?」

 

「大丈夫。しかし、奴の動きが急に良くなり、エクスカリバーの力が増した…。一体何が…?」

 

「──そいつはねぇ。体に流れる因子をエクスカリバァァァに集中させたんですわ。それじゃあこれにて、本気タイムって事で…って言いたいところだけど、こっちはぼっちでそっちは6人ってちょっとこっちが不利すぎやしませんかぁ?」

 

「─確かにそうだな。少しお前が分が悪いようだ。」

 

すると建物の影から小太りのおっさんが出てきた。

 

「まさか、貴様はバルパー・ガリレイッ!?」

 

「───ッ!!」

 

ゼノヴィアが驚きながらおっさんの名前を口にする。木場はその名を聞いた瞬間、木場の目はおっさん、いやバルパーを目を見開いて怒りの表情を向ける。

 

「……ソード・バースか。あらゆる属性、あらゆる力の魔剣を生み出し、使い手によれば無類な力を発揮する上級の神器。それに聖剣使い二人…いや、一人か? そして、赤龍帝。」

 

「バルパァァァガリレイッ!!」

 

木場は目にも止まらない速さでバルパーに斬りかかったが、木場の剣はフリード…ではなく突然現れたバルパー以上に太った真っ白肌の男に受け止められた。

 

「なっ!?」

 

そのまま木場は剣ごと投げ飛ばされた。木場は何とか体制を整えたが、一体あの男はいつ現れたのだ。

 

「あいつからも人間の気配を感じられない…先程の機械と同じようだ。」

 

「やっぱりか…。」

 

ゼノヴィアがバルパー達に聞こえない程度の小声で皆にその事を伝え、イッセーはそれに相槌をうつ。

 

「…もしやお前…聖剣計画の生き残りか?」

 

「……そうだ。俺は一度貴様に殺され、そして悪魔となって蘇った! 僕のこの魔剣は貴様に殺された同志達の無念を顕現したものだ! だから僕はこの剣で貴様を殺し、復讐を果たす!!」

 

木場の思いが剣に通じたのか光り輝いて見えた。木場の魔力の純度も上がり、それだけ木場の思いが強いってことを示した。

 

「……これは分が悪い、聖剣使いに赤龍帝がいるのならば、計画に支障をきたすかもしれん……。」

 

「───ならばここで始末するのが良いな。」

 

更に今度は年老いた老人の声が聞こえた。そいつは空から舞い降りるようにバルパーの隣に降り立つ。黒い色の中にリボンのマークが入った縦に長い帽子が特徴的な老人であった。しかし、こいつからも人間の気配を感じられず、こいつも先程の機械と同類のようだ。

 

「──貴方ならばそれは可能なのかな? ドクター・ゲロよ」

 

「……」

 

突然現れた白い機械人間とドクター・ゲロと呼ばれた機械人間は何者なのか? そして、バルパーの言った計画とは一体?

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 




最後ちょっとだけドラゴンボール感を出して終わらせてみました。まぁ、ただ落ちが思いつかなかっただけなんだけどねぇ〜
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