ONE PIECEの世界を楽しむには身体が一つじゃ足りない! 作:モブ顔の海兵( ゚Д゚)ゞ
俺が「今世」で最初に見た景色は荒れ狂う海だった。
迫り来る高波に強く吹き荒れる暴風、そんな中もっとも荒れているのは俺の頭の中だろう、混乱に混乱して大荒れ状態で訳がわからない
まずこの「今世」と言う表現には理由がある、1つは俺の記憶、物心がついた頃から最後の記憶までしっかりと…ついでに最後の記憶は 体感で言うと一分ほど前だ、かの有名な霊界探偵のように少年を突き飛ばし身代わりになってトラックで引かれて死んだというなかなかインパクトのある記憶
ふたつ目は 今現在必死に木片にしがみついている 自分の記憶と大きく違うこの小さな身体だ…小学1年生くらい?この状況はかの少年名探偵でもビックリするであろう迷宮入りだ…
しかし…なんでこんな状況で前世の記憶?…俺の意識が蘇るのかね…
荒れ狂う波、かろうじて息ができるような状況で現実逃避と共に二度目の 死に向かっての心の準備をおこなう
(もし3度目の人生があるなら…美女たちに囲まれながら死にたい…)
そんな欲望を最後に俺は波の中に意識を手放した
ーーーーーー
今世で見た2度目の景色は眼前に広がる白い砂浜だった…
「すげー…あの状況で助かるんだな…」
この小さな体が持つ幸運に感動を覚えながら、自分?の身体に異常がないかを確かめる…
…異常なし…俺の体すげーな
6~7歳前後の小さな体で嵐の海に放り出されほぼ無傷で他の島に流れ着く…億単位の宝くじ当たるより運がいいと思う
身体の異常は無いようだが…異常があるとしたら頭かな?
先ほどから必死に思いだそうとしているが荒れた海で死にそうになった記憶以外は 前世の記憶…日本人の普通のおっさん、阿畑 太郎(アバタ タロウ)の記憶しかない
つまり今世、この小さな身体の持ち主の記憶が無いのだ…俺の人格がこの身体を乗っ取ったとかだったら可哀想すぎるな…ってそんな事を考えても仕方ないか…
実際に今考える事が別にあるせっかく生き残れたこの場所だが、見える範囲に人工物無し、人の気配も無し、道具に食料すら無し、そんな無し無し無しの状況だ
「…ほぼ詰んでるな」
思わずマイナスな言葉が口から出てきてしまったがすぐさま気持ちを切り替える、何の幸運か冴えないおっさんに与えられた2度目の人生というチャンスを楽しまないでどうする?
取り敢えず今世の俺の目標は「全力で2度目の人生を楽しむ事」に設定して今の状況をも楽しもうと思う
「大丈夫、アイドルとかユーチューバーが無人島で生活をする動画けっこう見てたし…いける!…たぶん」
急遽幕を開けた無人島サバイバル生活?…かかってこいや!