No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
WNo.00ガスタの魔剣士ユウ・清風
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.64古狸三太夫
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ
CNo.69紋章死神カオス・オブ・アームズ
璃緒
No.7ラッキー・ストライプ
No.17リバイス・ドラゴン
No.32海咬龍シャーク・ドレイク
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
CNo.55竜闘士グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.82ハートランドラコ
No.85クレイジー・ボックス
No.90ヒート・ガストラフェテス
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン
竜司
No.10白騎士イルミネーター
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
CNo.18ジェムナイトマスター・アゲート
No.52ダイヤモンド・クラブ・キング
瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.20蟻岩土ブリリアント
No.23セイクリッド・ルナマリア
CNo.23セイクリッド・アーク
No.30破滅のアシッド・ゴーレム
No.87雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ
砕け散ったベクターの中からドン・サウザンドが現れる。
あまりの巨体であるためか、その肉体の下から半分は浮遊している王宮の下にある。
「ふふふ…これで5人の力は我の物。我は力を取り戻した!!」
ドン・サウザンドの体が光に包まれ、強い振動が発生する。
「何…今度は何が起こるの!?」
「見るがいい!新たな世界の夜明けを!!!」
バリアン世界中が血管のようなもので埋め尽くされていく。
そして、遊馬達の目の前、ドン・サウザンドがいた場所に巨大な紫色の花が生える。
「我はすでに世界そのものとなった。そして、我が力でバリアン世界と人間世界が融合した。振り返るのだ」
「ああ…!!」
「あれは!?」
背後の風景を見て、侑斗達は絶叫する。
背後に広がる空間がハートランドシティそのものだからだ。
「そう、それはお前たちが住む世界そのもの。言ったはずだ。1つの世界になったと」
「これが…ドン・サウザンドの力!?」
「あ…!!」
そんな中、上空から黄色い光が侑斗達の元へやってくる。
「お前は…ミザエル!?」
そう、まだ七皇は凌牙と璃緒だけになったわけではない。
月へ向かっていて、難を逃れたミザエルがいたのだ。
「九十九遊馬…」
「ミザエル…。じゃあ、カイトは…カイトは本当に…」
「ああ。カイトは私に勝利した後、力尽きた…。私にこのカードを託して…」
遊馬に《No.100ヌメロン・ドラゴン》、そして《RUM-アージェント・カオス・フォース》を差し出す。
「これは…《ヌメロン・ドラゴン》!!それに…」
「カイトの形見、そしてお前の友の形見を…お前に託す」
「カイトが…でも、なぜ俺に?」
「カイトが信じた未来、それがお前になんだ」
「ミザエル…」
そのカードからカイトの思いを感じる遊馬、そしてミザエルは凌牙に目を向ける。
「ナッシュ、我ら七皇は人間だった時の記憶をドン・サウザンドに改ざんされ、バリアン世界へ落ちた。奴が復活する力となるために…。ドン・サウザンドが願う未来に…我らの未来はない!!」
「ふふふ…そうであったな、まだお前が残っていたのは好都合だ」
巨大な花が怪しく光り始める。
「何!?」
「ミザエル、バリアン世界のため、もう1度お前に力をくれてやろう」
花からオーバーハンドレッドナンバーズが放たれ、凄まじいスピードでミザエルの胸に突き刺さる。
「うぐ…!?」
「ミザエル!!」
「ああ…」
「ポン!?」
「何…この…オーバーハンドレッドナンバーズは…!?」
「そうだ、八人目の皇となるはずだった男、ホーク…加賀美蓮のオーバーハンドレッドナンバーズだ。その力を持って奴らを葬れ」
「ホーク…それがバリアンとしての蓮の名前…」
「く…そぅ…!!」
ミザエルの体がカオスのオーラに包まれていく。
「ミザエル!!」
「くぅ、ナッシュ…九十九遊馬…剣崎侑斗…私を倒せ!!力の大部分を取り戻したドン・サウザンドの…呪いだ…遺跡のナンバーズでも…ぐおお!!」
「ミザエル!!でも…」
「遠慮はいらん…さあ、早く!!」
「…。ウィンダ、D・パッドを」
「ユウ!?」
「侑斗!お前!!」
「遊馬君と凌牙君がドン・サウザンドと戦うんだ。人間とバリアンの未来を託された君たちが。それに…」
にらみつけるように、侑斗は花を見る。
「あの中にドン・サウザンドがいる。きっと、ミザエルを倒さないと現れない仕組みなんだ」
「侑斗…」
「大丈夫、きっとうまくいく。そう信じて戦わないと」
「ユウ…」
「ウィンダ、心配しないで。僕は負けないから」
「ユウ…でも!!」
「あ、そうだ。戦いが終わったら、一緒に旅行へ行こうよ。精霊世界で一番いい景色が見れる山へ!!」
その約束は必ず生きて一緒に戻らなければ果たすことはできない。
そんな約束をし、微笑みながらウィンダの頬をなでる。
「ほら、笑顔を見せてよウィンダ」
「ユウ…うん!!」
迷いを吹き飛ばし、笑顔を見せながらウィンダはD・パッドを侑斗に渡す。
「よし…手加減はしないよ。ミザエル」
「侑斗…頼む…ドン・サウザンド様に楯突くものよ、我が竜に食われるが良い!!」
完全に支配されてしまったのか、ミザエルの眼が紫色に染まる。
そして、2人のデュエルの準備が整う。
「「デュエル!!」」
侑斗
手札5
ライフ4000
ミザエル
手札5
ライフ4000
「僕の先攻、ドロー!」
侑斗
手札5→6
「僕は手札から魔法カード《手札断殺》を発動!お互いに手札を2枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする!」
手札から墓地へ送られたカード
侑斗
・代償の宝札
・ガスタの巫女ウィンダ
ミザエル
・半月竜ラディウス
・紅焔竜フィラメント
「更に、僕は手札から墓地へ送った《代償の宝札》の効果を発動!このカードが手札から墓地へ送られた時、デッキからカードを2枚ドローする!」
侑斗
手札6→7
「そして、僕は手札から《ジャンク・シンクロン》を召喚!」
ジャンク・シンクロン レベル3 攻撃1300(チューナー)
「このカードの召喚に成功した時、墓地からレベル2以下のモンスター1体を守備表示で特殊召喚できる。僕は墓地から《ガスタの巫女ウィンダ》を特殊召喚!」
「やったー!私の出番だね!」
嬉しそうに侑斗の場にウィンダが移動する。
ガスタの巫女ウィンダ レベル2 守備400
「レベル2の《ウィンダ》とレベル3の《ジャンク・シンクロン》、ってことは!!」
「レベル2の《ウィンダ》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング!!族長の意思を代行する少女よ、友たる鳥獣の背に乗り、今こそ飛翔せよ。シンクロ召喚!来い、《ダイガスタ・ガルドス》!!」
「よーし、ガルド、いくよー!!」
元気よくガルドに乗って侑斗の周囲を飛び回るウィンダ。
切迫した状況の中での微笑ましい一幕だ。
「そして、カードを2枚伏せてターンエンド!」
侑斗
手札7→4
ライフ4000
場 ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200
伏せカード2
ミザエル
手札5
ライフ4000
場 なし
「ほう…風の鳥をシンクロ召喚してきたか。ミザエル、紅蓮を持ってその鳥を灰にせよ」
「ドン・サウザンド様のおおせのままに…私のターン、ドロー」
ミザエル
手札5→6
「このカードは貴様の場に攻撃力2000以上のモンスターが存在するとき、特殊召喚できる。私は《限界竜シュヴァルツシルト》を特殊召喚!」
限界竜シュヴァルツシルト レベル8 攻撃2000
「更に、私は手札から《円環竜ベイスン》を召喚」
円環竜ベイスン レベル4 攻撃1700
「このカードは1ターンに2度まで、私の場のレベル4以下のドラゴン族モンスターのレベルを8にすることができる。私は《ベイスン》のレベルを8にする」
円環竜ベイスン レベル4→8 攻撃1700
「これでレベル8のモンスターが2体…」
通常なら、ミザエルはここで《No.107銀河眼の時空竜》をエクシーズ召喚する。
しかし、ドン・サウザンドによって洗脳され、蓮のオーバーハンドレッドナンバーズを得たミザエル。
何をしてくるかわからない。
「私はレベル8の《ベイスン》と《シュヴァルツシルト》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れよ、No.108!!」
「気をつけて侑斗!!蓮のオーバーハンドレッドナンバーズが出るわ!!」
「偉大なる神より受け取りしカオスの業火で逆らうすべてを焼き尽くせ!《フレイムロード・アクイラ》!!」
No.108フレイムロード・アクイラ ランク8 攻撃2800
「現れた、ホークのオーバーハンドレッドナンバーズ!!」
「あれ?でもどこにも番号が刻まれてねえぞ!?」
遊馬の言うとおり、《No.108フレイムロード・アクイラ》はナンバーズであるにもかかわらず、その番号を体のどこかに刻んでいない。
「バトルだ!《フレイムロード・アクイラ》で《ダイガスタ・ガルドス》を攻撃!!」
《No.108フレイムロード・アクイラ》はウィンダとガルドに向けて突撃しようとした。
「罠発…」
「無駄だ!《フレイムロード・アクイラ》の効果発動!このカードが攻撃するとき、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、このカードの攻撃力を800ポイントアップさせる!」
「何!?」
「それだけではない。この効果を発動したターンにこのカードが攻撃するとき、相手は場の魔法・罠カードを発動できない!」
オーバーレイユニットを飲み込んだ《No.108フレイムロード・アクイラ》の眼にそのモンスターの番号が浮かび上がる。
すると、侑斗の伏せカードが紫色の炎に包まれ、発動できなくなった。
「くう…なんて熱さなんだ!!」
「ジャッジメント・フレイム!!」
《No.108フレイムロード・アクイラ》の攻撃を受け、ウィンダとガルドは吹き飛び、侑斗の目の前で倒れた。
No.108フレイムロード・アクイラ ランク8 攻撃2800→3600
取り除かれたオーバーレイユニット
・限界竜シュヴァルツシルト
侑斗
ライフ4000→2600
No.108フレイムロード・アクイラ
ランク8 攻撃2800 守備2800 エクシーズ 炎属性 鳥獣族
レベル8モンスター×2
このカードは「No」と名のつくエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
このカードが攻撃するとき、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除くことで、このカードの攻撃力を800ポイントアップさせることができる。
更に、この効果を発動したターンにこのカードが攻撃するとき、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
「ピッピーーー…」
「痛た…熱かったよー…」
「ウィンダ、ガルド、大丈夫!?」
火傷の痛みに耐えながら、侑斗はウィンダとガルドを心配する。
「大丈夫…!それよりもユウ、カードを!!」
「うん…。罠発動!《刹那の調律》!!」
「何!?」
驚くミザエルにウィンダが代わって説明する。
「このカードはユウの場のシンクロモンスターが破壊された時、そのモンスターと手札のチューナーモンスターを使ってシンクロ召喚するカードだよ!」
「僕は手札の《ガスタ・イグル》と墓地へ送られた《ダイガスタ・ガルドス》をチューニング!機械天使に与えられし鎧を装備した風の女戦士よ。その報いの精神で仲間を守れ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・スフィアード》!」
《ダイガスタ・スフィアード》召喚を確認すると、ウィンダとガルドは遊馬達の元へ移動した。
ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000
刹那の調律(漫画オリカ)
通常罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターが破壊されたときに発動できる。
手札のチューナーモンスター1体を墓地へ送ることで、破壊されたシンクロモンスターと墓地尾へ送られたチューナーモンスターのレベルの合計と同じレベルを持ち、召喚条件を満たすシンクロモンスター1体をエクストラデッキから攻撃表示でシンクロ召喚扱いで特殊召喚する。
「そして、《ダイガスタ・スフィアード》の効果で僕は墓地から《ウィンダ》を手札に加える」
「ちっ…!私はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」
侑斗
手札4(うち1枚《ガスタの巫女ウィンダ》)
ライフ2600
場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000
伏せカード1
ミザエル
手札6→3
ライフ4000
場 No.108フレイムロード・アクイラ(オーバーレイユニット1) ランク8 攻撃3600
伏せカード1
「大幅にライフが減ったけど、侑斗の場に《ダイガスタ・スフィアード》が!」
(《ダイガスタ・スフィアード》は戦闘では破壊されず、戦闘ダメージを反射する効果がある。その効果があれば《フレイムロード・アクイラ》はうかつに手は出せないが…)
ミザエルの表情は余裕に満ちている。
あたかも、すでに対策済みだといっているかのように…。
「僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札4→5
「僕は手札から《ガスタ・ガルド》を召喚!」
「傷はこれで良しっと!行っておいで、ガルド!」
「ピー!!」
火傷の治療を終えたガルドが元気良く侑斗の場に移動する。
ガスタ・ガルド レベル3 攻撃500
「よし!!これで《ガルド》と《スフィアード》が攻撃すれば、戦闘ダメージの反射でミザエルに勝てる!!」
「(ミザエル…いくよ!!)バトルだ!《ガルド》で《フレイムロード・アクイラ》を攻撃!」
「ピーーー!!」
そよ風を纏ったガルドが《No.108フレイムロード・アクイラ》に向けて突撃する。
「ふふふ…不用意に攻撃してくるとはな、ミザエル!!」
「罠カード《RUT-エマージェンシー・カオス》を発動!」
「何!?RUTだと!!?」
RUTの存在に凌牙が驚愕する。
そのカードは七皇の力を結集しても創造することができなかったカードであり、おそらくドン・サウザンドがミザエルを洗脳する際にデッキに忍び込ませたのだろう。
「私の場のナンバーズへの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる。そして、攻撃対象となったナンバーズをカオス化させる!」
「攻撃妨害とカオス化!?」
《No.108フレイムロード・アクイラ》がオーバーレイネットワークに取り込まれていく。
「カオスエクシーズチェンジ!現れよ、CNo.108!遠き過去に失われし皇の炎、偽りの身を捨て、断罪の暴君となれ!《カオスロード・バハムート》!!」
オーバーレイネットワークの中から再び現れた《No.108フレイムロード・アクイラ》が更に激しい勢いの炎に包まれる。
そして、その姿を2本の手足、巨大でたくましい翼を得た竜への炎の形を変えていく。
その竜となった炎の胸には紫色の巨大なコアが埋め込まれる。
CNo.108カオスロード・バハムート ランク9 攻撃2500
RUT(ランクアップトラップ)-エマージェンシー・カオス
通常罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「No.」と名のつくエクシーズモンスターが攻撃対象となったときにのみ発動できる。
その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる。
その後、エクストラデッキからそのモンスターと同じ数字を持つ「CNo.」と名のつくモンスター1体を選択し、攻撃対象となったモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚する。
「これが…《CNo.108カオスロード・バハムート》」
「一体どんな効果を持っているの…?」
今までのオーバーハンドレッドカオスナンバーズの例があり、恐ろしい効果を持っていると考えられる。
侑斗の頬に冷や汗が流れる。
「僕はカードを2枚伏せ、ターンエンド!」
侑斗
手札5→2(うち1枚《ガスタの巫女ウィンダ》)
ライフ2600
場 ダイガスタ・スフィアード レベル6 攻撃2000
ガスタ・ガルド レベル5 攻撃500(チューナー)
伏せカード3
ミザエル
手札3
ライフ4000
場 CNo.108カオスロード・バハムート(オーバーレイユニット2) ランク9 攻撃2500
「私のターン、ドロー」
ミザエル
手札3→4
「私は《カオスロード・バハムート》の効果発動!1ターンに1度、カオスオーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手モンスター1体を装備カード扱いにして、このカードに装備する!」
「何!?」
「あれが《カオスロード・スフィア》の恐ろしさ…」
「破壊でもバウンスでもなく、装備カードにすることでその力を奪う…」
《CNo.108カオスロード・バハムート》の胸のコアが怪しく光りだすと、《ダイガスタ・スフィアード》が紫色の粒子に変換され、コアに吸収されてしまった。
「《スフィアード》!!」
「《ダイガスタ・スフィアード》があっさり…」
「《カオスロード・バハムート》の攻撃力は装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする」
CNo.108カオスロード・バハムート ランク9 攻撃2500→4500
取り除かれたオーバーレイユニット
・円環竜ベイスン
「攻撃力4500!?」
「まずいポン!《スフィアード》がいなくなったから、もう戦闘ダメージを跳ね返せないポン!しかも、《ガルド》の攻撃力は500!!このまま攻撃されたら、侑斗の負けだポン!」
「ふん…たわいもない。とどめをさせ、ミザエル」
「はい、ドン・サウザンド様。《カオスロード・バハムート》で《ガスタ・ガルド》を攻撃!ドゥームデイ・バーニング!!」
《CNo.108カオスロード・バハムート》の手から巨大な火の鳥が現れ、ガルドに向けて突撃する。
「罠発動!《ガード・ブロック》!!僕が受ける戦闘ダメージを0にし、デッキからカードを1枚ドローする!」
「ピー!!」
ガルドは炎を回避すると、デッキの中に眠る仲間に呼びかける。
「更に、《ガルド》が場から離れたとき、デッキからレベル2以下のガスタと名のつくモンスター1体を特殊召喚できる。僕はデッキから《ガスタ・スパロー》を特殊召喚!」
ガスタ・スパロー レベル2 守備1800(チューナー)
「私は手札から魔法カード《ダーク・ソウル・ローバー》を発動!私の場にカオスナンバーズが存在するとき、相手の場の特殊召喚されたモンスター1体をそのモンスターのオーバーレイユニットにする」
「何!?」
「《Dark Knight》の力を模倣したカードまで!?」
《ガスタ・スパロー》がカオスのオーラに包まれると、カオスオーバーレイユニットに変化してしまった。
ダーク・ソウル・ローバー
通常魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「CNo.」と名のつくモンスター1体と、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターを自分のモンスターの下に重ねねてエクシーズ素材とする。
「ダーク・ソウル・ローバー」は1ターンに1度しか発動できない。
(く…!!確実にモンスターを潰してくる!!)
「私はカードを1枚伏せてターンエンド」
侑斗
手札2→3(うち1枚《ガスタの巫女ウィンダ》)
ライフ2600
場 伏せカード2
ミザエル
手札4→2
ライフ4000
場 CNo.108カオスロード・バハムート(《ダイガスタ・スフィアード》装備 オーバーレイユニット2) ランク9 攻撃4500
伏せカード1
「僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札3→4
ドローしたカードを見て、侑斗は瞬時に思案する。
「(よし…!!このカードを使えば!)僕は手札から《ガスタの風読みレラ》を召喚!」
ガスタの風読みレラ レベル4 攻撃1400
「このカードの召喚に成功した時、手札のガスタと名のつくカード1枚を墓地へ送り、このカードをリリースすることでデッキからレベル4以下のガスタと名のつくモンスター2体を特殊召喚できる。来い、《ガスタの武器職人セイ》!《ガスタの静寂カーム》!ただし、この効果で特殊召喚されたモンスターの攻撃力は0になる」
ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900→0
ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700→0
レベル4のガスタと名のつくモンスターが2体、ここで侑斗がする手は1つだ。
「そして、僕は《カーム》の効果を発動!1ターンに1度、墓地のガスタと名のつくモンスター2体をデッキに戻し、デッキからカードを1枚ドローする。そして、僕はレベル4の《セイ》と《カーム》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!来い、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!!」
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500
墓地からデッキに戻ったカード
・ガスタの巫女ウィンダ
・ガスタ・イグル
「僕は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の効果を発…!?」
発動を宣言したにもかかわらず、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は効果を発動しようとしない。
「あれ…?どうしちゃったんだろう??」
「ちっ…!《カオスロード・バハムート》の効果か!?」
「そうだ。《カオスロード・バハムート》は相手の魔法・罠・モンスター効果の対象にならない。貴様の《ガスタの魔剣士ユウ》ごときで封じられると思ったか!?」
「く…!!」
侑斗の算段は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の効果で《CNo.108カオスロード・バハムート》を封じ込め、倒すことだったが、あっさりと崩された。
少なくとも、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》でもなければその効果を封じるのは難しいだろう。
CNo.108カオスロード・バハムート
ランク9 攻撃2500 守備2300 エクシーズ 炎属性 ドラゴン族
レベル9モンスター×3
このカードは魔法・罠カードの効果でのみエクシーズ召喚することができる。
このカードは「No.」と名のつくエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
このカードは相手の魔法・罠・モンスター効果の対象にならない。
このカードが破壊されるとき、代わりにこのカードの効果で装備したカード1枚を破壊することができる。
このカードが「No.108フレイムロード・アクイラ」をエクシーズ素材としている時、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードの攻撃力はこのカードの効果で装備した装備したモンスターの攻撃力の数値分アップする。
(強い…やっぱりカオスオーバーハンドレッドナンバーズは強い…)
《CNo.107超銀河眼の時空龍》を除くと、《CNo.108カオスロード・バハムート》は他のオーバーハンドレッドナンバーズを上回る効果を持っている。
だが、そのモンスターを倒さなければ、ドン・サウザンドへの活路を開くことも、ミザエルを救うこともかなわない。
「僕は…カードを1枚伏せ、ターンエンド!」
侑斗
手札4→2
ライフ2600
場 No.00ガスタの魔剣士ユウ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃2500
伏せカード2
ミザエル
手札2
ライフ4000
場 CNo.108カオスロード・バハムート(《ダイガスタ・スフィアード》装備 オーバーレイユニット2) ランク9 攻撃4500
伏せカード1
「私のターン…ドロー!」
ミザエル
手札2→3
「私は手札から魔法カード《大嵐》を発動!互いの場に存在する魔法・罠カードをすべて破壊する!」
「そんな!!」
《大嵐》によって、侑斗とミザエルの伏せカードと《ダイガスタ・スフィアード》が破壊される。
破壊された伏せカード
侑斗
・ハーフ・アンブレイク
・ショック・ドロー
ミザエル
・ブレイクスルー・スキル
・ダイガスタ・スフィアード
CNo.108カオスロード・バハムート ランク9 攻撃4500→2500
「更に、《カオスロード・バハムート》の効果発動!カオスオーバーレイユニットを1つ取り除き、《ガスタの魔剣士ユウ》を装備カードにする!」
「しまった!!」
「これで侑斗の場ががら空きだポン!!!」
《CNo.108カオスロード・バハムート》のコアに《No.00ガスタの魔剣士ユウ》が取り込まれる。
CNo.108カオスロード・バハムート ランク9 攻撃2500→5000
取り除かれたオーバーレイユニット
・ガスタ・スパロー
「これまでだな、ドン・サウザンド様に逆らった罪、死をもって償うがいい」
ミザエルを包むカオスのオーラがますます勢いを増していく。
もし遊馬か凌牙が戦えば、ドン・サウザンドとは満身創痍で戦うことになっただろう。
「ユウ…」
ライフは残り2500、場にはカードがない。
あるのは手札2枚のみだ。
「死ね…。《カオスロード・バハムート》でダイレクトアタック!ドゥームデイ・バーニング!!」
《CNo.108カオスロード・バハムート》が咎人へ裁きを下すため、再び火の鳥を放つ。
その炎が侑斗に直撃すると、彼の場が灼熱の業火に包まれていく。
「侑斗ーーーー!!」
「終わったな…うん?」
火の勢いがピークに達した時、その炎が風で吹き飛ばされてミザエルに火傷を負わせる。
「うおおお!!な…何!?」
火傷を負った腕を抱えて、侑斗の場を見る。
「クリクリー!!」
「風クリボー!!」
深緑の風で障壁を生み出した風クリボーを見て、ウィンダは笑顔になる。
「《風クリボー》の効果発動!僕がダイレクトアタックを受ける時、このカードを手札から特殊召喚することでダメージを半分にし、その時僕が受けたダメージと同じ数値分のダメージを与える!」
「ちっ…!その効果で生きながらえ、私のライフを…!!」
風クリボー レベル1 守備0
侑斗
ライフ2600→100
ミザエル
ライフ4000→1500
「私はカードを1枚伏せ、ターンエンド!次のターンで貴様を終わらせる!!」
侑斗
手札2→1
ライフ100
場 風クリボー レベル1 守備0
ミザエル
手札3→1
ライフ4000
場 CNo.108カオスロード・バハムート(《No.00ガスタの魔剣士ユウ》装備 オーバーレイユニット1) ランク9 攻撃5000
伏せカード1
「今の侑斗の手札は1枚、そして場には《風クリボー》1体のみ。次のドローですべてが決まる…」
侑斗はデッキトップに指を掛けると、風クリボーを見る。
「風クリボー…」
前世の侑斗と関係を持っていない侑斗の唯一の精霊。
絶体絶命の時、何度も風クリボーには助けられたことを思い出す。
「どうした?早くカードをドローしろ。それとも、サレンダーか?」
「悪いけど、僕にはサレンダーできない理由があるんだ。僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札1→2
「罠発動!《混沌の境界線》。私の場に存在するモンスターがカオスエクシーズ1体のみに相手のドローフェイズ時に発動できる。このターン、相手はモンスターを通常召喚できない!」
混沌の境界線
通常罠カード
自分フィールド上に存在するモンスターが「C」と名のつくエクシーズモンスター1体のみの場合、相手のターンのドローフェイズ時に発動できる。
このターン、相手はモンスターを召喚できない。
「僕は手札から魔法カード《チューナーズ・エクシーズ》を発動!僕の墓地から同じレベルのチューナー2体を特殊召喚し、そのモンスターでエクシーズ召喚を行う!僕は墓地の《ガスタ・ガルド》と《ジャンク・シンクロン》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!来い、幸運を告げる青い鳥、《No.49秘鳥フォーチュンチュン》!!」
「ピーーー!!」
自身の番号が刻まれた小枝をくわえたフォーチュンが嬉しそうに侑斗の場に現れる。
《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を奪われた侑斗が今召喚できるたった1枚のナンバーズだ。
No.49秘鳥フォーチュンチュン ランク3 攻撃400
チューナーズ・エクシーズ
通常魔法カード
自分の墓地の同じレベルを持つチューナーモンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体を特殊召喚し、その2体のみを素材としてエクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。
「ピー!!ピピーー!」
「クリクリー!」
デュエル中、そして侑斗がピンチであるにもかかわらず、場で2体の精霊が追いかけっこをする。
「敵の前で遊ぶだと…?私を舐めているのかぁ!!?」
「ちょ…ちょっと待って!!フォーチュン、風クリボー!」
追いかけっこをする2体は場を離れ、王宮を駆けまわる。
仕方なく、侑斗はデュエルを再開するために2体を追いかけた。
「…」
「な…なあ、遊馬。あいつら…真面目にデュエルをしているのか?」
しばしの沈黙ののち、凌牙が問いかける。
ここまで大まじめにやっていることは分かっているが、この状況を見て疑わしく思えて仕方がなかったのだろう。
「懐かしいなあ…」
遊馬達が言うべき言葉を探すのに必死になっている一方、ウィンダは幼少期のころを思い出していた。
侑斗や2人の鳥と追いかけっこをよくしていて、侑斗は毎回ウィンダに負けていた。
きっと、女の子を相手に本気は出せなかったためだろうが…。
「はあ…はあ…はあ…お待たせ…」
30分後、ようやく侑斗達がミザエルの前に戻ってくる。
必死に追いかけていたためか、侑斗は汗びっしょりになっている。
「…。たかが攻撃力400のナンバーズを呼び出したところでどうなる?私の《カオスロード・バハムート》の攻撃力は5000!たとえお前のその鳥の攻撃力が5000以上になろうとも、このカードは自身の効果で装備したカードを身代わりにできる!貴様のやっていることは無意味だ!」
「無意味なんかじゃないよ。そのことをこれから証明してみせる!僕は手札から魔法カード《ガスタの再生術》を発動!墓地のガスタと名のつくモンスター4体をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする!」
侑斗
手札2→1→2
墓地からデッキに戻ったカード
・ガスタ・スパロー
・ダイガスタ・スフィアード
・ダイガスタ・ガルドス
・ガスタの風読みレラ
「来たよ…ミザエル!」
「何!?」
「(今こそ使わせてもらいます、島さん!)僕は手札から魔法カード《風と幸運の邂逅》を発動!僕の場に《フォーチュン》と《風クリボー》がいるとき、僕の場に攻撃表示で存在するすべてのモンスターの攻撃力を相手モンスター1体の攻撃力分アップさせる!」
「何!?」
「フォーチュン、風クリボー。今こそ幸運の風を起こすんだ!」
「ピーーー!!」
「クリクリクリーー!!」
フォーチュンと風クリボーが侑斗の周囲を旋回する。
周回するたびに2体の飛行速度が上がっていき、ついにはそのすさまじいスピードから強風が発生する。
「く…!!この風は…!?」
吹き飛ばされそうになるくらい強烈であるが、なぜか優しいぬくもりを感じる風。
その風が侑斗の場で、フォーチュンと風クリボーが起こしているのだ。
「いい風だポン!なんだか、気持ちよくなるポン…」
「この風…私たちの里の風に似てる…」
No.49秘鳥フォーチュンチュン ランク3 攻撃400→5400
風クリボー レベル1 攻撃0→5000
風と幸運の邂逅
通常魔法カード
自分フィールド上に「No.49秘鳥フォーチュンチュン」と「風クリボー」が1体ずつ表側表示で存在する場合にのみ発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターの攻撃力は選択した相手モンスターの攻撃力分アップする。
「風と幸運の邂逅」は1ターンに1度しか発動できない。
「攻撃力5400と5000!?」
「更に、僕は手札から《NoWナイト・アームズ》を《フォーチュン》に装備!」
「ピーー!!ピッピピーー!」
緑色で、金属製であるにもかかわらず軽量な騎士鎧をフォーチュンが身に着ける。
その姿が気に入ったのか、フォーチュンは嬉しそうに飛び回る。
「僕は《風クリボー》を攻撃表示に変更。バトル!《フォーチュン》で《カオスロード・アクイラ》を攻撃!ラッキー・ウィンド!!」
「ピーーー!!」
フォーチュンが枝を置くと、ドリル状に回転しながら《CNo.108カオスロード・バハムート》に突撃する。
「私は手札から《連星竜バイナリースター》の効果を発動!私の場のドラゴン族モンスターが相手モンスターに攻撃されるとき、このカードを手札から墓地へ送ることで、そのモンスターのレベルかランク1つにつき、300ポイント攻撃力がアップする!」
腹部に北斗七星を模した痣がある青い翼竜が光となり、《CNo.108カオスロード・バハムート》に力を与える。
CNo.108カオスロード・バハムート ランク9 攻撃5000→7700
連星竜バイナリースター
レベル8 攻撃2700 守備2200 効果 光属性 ドラゴン族
自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスターが相手の攻撃対象となったとき、このカードを手札から墓地へ送ることで発動できる。
攻撃対象となったモンスターの攻撃力をそのモンスターのレベルまたはランク×300ポイントアップさせる。
「攻撃力7700!?」
「消えろーーーーーー!!」
フォーチュンの攻撃をかわした《CNo.108カオスロード・バハムート》が反撃のため、火の鳥を放つ。
「やべえ!!今の《フォーチュン》の攻撃力は5400!このまま迎撃されたら、侑斗の負けだ!!」
「ユウ!!」
しかし、フォーチュンは攻撃を避けようとせず、むしろ火の鳥に向けて突撃した。
「ピーーーーー!!」
「《ナイト・アームズ》の効果発動!このカードを装備したモンスターが攻撃するとき、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手の場に存在する攻撃対象となったモンスター以外のカード1枚を墓地へ送り、相手に500ポイントのダメージを与えることができる!僕は《カオスロード・バハムート》に装備されている《ガスタの魔剣士ユウ》を破壊する!」
「何ぃ!?」
「ピー!!」
「クリクリーーーーー!!」
「いけ!!フォーチュン、風クリボー!!」
突撃するフォーチュンの後を追うように、風クリボーが突撃をかける。
2体の風の精霊の突撃は火の鳥を突き破り、更に《CNo.108カオスロード・バハムート》のコアを貫いた。
コアを貫かれた竜を模した炎はみるみると形を変えて、最後には大爆発した。
「うわあああ!!」
CNo.108カオスロード・バハムート ランク9 攻撃7700→5200
ミザエル
ライフ1500→1000→800→0
NoWナイト・アームズ
装備魔法カード
このカードは「No.」と名のつくエクシーズモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの効果は無効化される。
装備モンスターは「No.」と名のつくエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
装備モンスターが攻撃するとき、そのモンスターのエクシーズ素材を1つ取り除くことで、攻撃対象になっているモンスター以外のカード1枚を墓地へ送り、相手に500ポイントのダメージを与えることができる。
「はあ…はあ…はあ…」
デュエルが終わると、デュエルによる負傷と連戦による疲労で侑斗は片膝をつく。
そして、遊馬と凌牙はミザエルの元へ駆け寄った。
「ミザエル!!おい、しっかりしろよミザエル!!」
「うう…そう…か…侑斗が私を…」
ミザエルの体からカオスのオーラが消え、洗脳も解除されている。
しかし、生死をかけたデュエルをし、ライフが0になった以上無事であるわけがない。
「遊馬…聞いてくれ…」
「それ以上しゃべるな、ミザエル!!」
「私も…信じてみたくなったのだ。お前とカイトが言う未来を…人を信じる力を…」
「ミザエル…」
「ナッシュ…メラグ…世界に…死んでいった者たちに縛られるな。お前が本当にやりたいことをやれ…遊馬、アストラル…お前たちならきっと、カオスを正しき道へ…」
かすかに微笑みながら、ミザエルが消滅し、黄色い光となった。
「ミザエル…」
「ポン…」
その光はまだつぼみのままになっている花に取り込まれた。
「ユウ…大丈夫?」
「クリクリー!!」
「大丈夫…でも、かなり疲れちゃったかな…?」
ウィンダに膝枕された侑斗の傷を風クリボーとフォーチュンが癒しはじめる。
しかし、傷の治癒がなかなか進まず、先ほどのデュエルの影響によってか、D・ゲイザーも破損している。
「侑斗…君は休んでいてくれ。ドン・サウザンドは私たちが何とかする」
「アストラル…」
「これで、残る七皇はお前だけだ、ナッシュ。さあお前も我の元へ来るがいい。我の中にはすでに、何十億ものバリアンの魂がある。その中にはお前の仲間たちもいる。そして九十九遊馬、アストラル。お前たちの魂も我がもらう。これによって我はすべての力を手に入れ、真の神となるのだ」」
ゆっくりとつぼみが開き始める。
怪しくも美しい紫色の花の中には2メートル近い長身で漆黒の体、そして前髪が赤く、残りの神が金色になっていて、眼が青と赤のオッドアイになっている男が現れる。
姿かたちが変わったためか、声は若々しくなっている。
これがドン・サウザンドの真の姿、彼の言う真の神の一歩手前というわけだ。
「さあ…生贄のデュエルだ」
ドン・サウザンドが左腕にデュエルディスクを創造する。
もう、ここから逃げることはできない。
彼こそがゲームで言うラスボスで、ラスボスから逃走できるわけがないのだ。
「…。ミザエルは我々に教えてくれたのだ。人を信じ、敵味方の垣根を越え、今こそ強大な敵に立ち向かう時だと。シャーク、遊馬。共に戦おう!」
ドン・サウザンドを倒すには、アストラル世界、人間世界、バリアン世界のすべての力をぶつけなければならない。
精霊世界の力があればもっと楽だが、今はそのような贅沢は言っていられない。
「シャーク、一緒に行くぜ!!」
「仲間の仇、討たせてもらうぜ!!」
「ドン・サウザンド!決着をつけるぞ!!」
2人はデュエルの準備を整える。
「ああ…」
小鳥の眼に涙が浮かぶ。
それは悲しみではなく、一時的とはいえ遊馬と凌牙が共闘できることになったからだ。
「いっけーーー!!みんなーーー!!」
涙をふき、神に立ち向かう遊馬達にエールを送る。
「蓮…見てる?また、凌牙と遊馬が一緒に…」
「…始まる…」
「え?」
「始まるんだよウィンダ。神が世界を総べ続けるか、今ある命が神から世界を奪うのか…すべてはこの一戦に…」
侑斗の手にはアミュレットと四霊神のカードがにぎられている。
(ヌメロン・コード…。今の世界がヌメロン・コードによって描かれているのなら…)
(みんな…みんなが残してくれた力で…あいつを倒す!!)
(バリアン世界のためかどうかは分からねえ。だが、仲間のため、璃緒のため…そして何よりも俺自身のために、ドン・サウザンドを倒す!そうじゃねえと、俺は前に進めねえ!!)
「「「デュエル!!!」」」
ドン・サウザンド
手札5
ライフ4000
遊馬&凌牙
手札
遊馬5
凌牙5
ライフ4000
侑斗VSミザエル…ちょっとあっさりすぎたかもしれません。
といっても、まだ採用していなかったミザエルのオリカもありましたし、蓮のオーバーハンドレッドナンバーズもちゃんとしておきたかったので、こんな感じになりました。
それにしても超重武者装留はOCG版では魔法・罠カードが墓地にあっても効果を発動できるとは…。
すみません、これはARC-Vの話でしたね。
感想待ってます。