「いっけー!《ジェムナイトマスター・アゲート》!!」
「《セイクリッド・アーク》!!」
竜司と瑠那のナンバーズ、そしてチャーリーなど加勢したメンバーたちのエースカードが残り少なくなったオーバーハンドレッドナンバーズを破壊していく。
それと同時にコピー達も消滅していった。
「はあ…はあ…はあ…」
「やった…わね…」
コピーの全滅を確認すると、全員が座り込む。
少なくとも、1人につき百何十ものコピーとデュエルをしたのだから、それは当然と言える。
「へへ…みたか、俺の力…」
「まさか、ここまで疲れるとは、まったく呪いで小さくなっていたころの方がまだ体力があったな…」
「さーてっと、侑斗君達が帰ってくるまでにパフェの用意をしときますかね」
そこにいる全員が勝利を喜ぶ。
「うん…?あれ、ヒイロさんは?」
「そういえば、さっきから姿を見せないわね」
「最後のコピーを倒したときには確かにいたんだけどな…」
「あ…!!」
突然、竜司と瑠那のナンバーズが光り始め、彼らの手から離れていく。
「俺たちのナンバーズが!?」
「まるで、《スフィア・フィールド》の時と同じみたいな感じね」
「けど、どこへ向かおうと…」
ナンバーズ達はそのまま同じ方向へものすごいスピードで飛んでいき、そのまま見えなくなった。
一方、もう1つの勝利を得た者たちは…。
「や…やったーーー!!勝ったーーー!!」
「やった!!やったね、ユウ!!」
「うん、ウィンダ!!」
「ポポンポーン!!」
「ふう…」
ドン・サウザンドが倒れ、侑斗達に喜びがあふれる。
人間世界とアストラル世界は救われたのだという確信の元で。
そして、デュエル終了と同時にアストラル世界への裂け目が消滅した。
「あ…みんな、後ろ!!」
遊馬に駆け寄った小鳥の声を聞き、全員が後ろを向く。
背後に広がっていたハートランドシティが紫色の雲によって隠されていく。
「どうやら、バリアン世界との融合が止まったようだ」
「バカな…我が…我が敗北するだと!?」
立ち上がる力を失ったドン・サウザンドはいまだに現実を受け止めることができない。
たとえ、それに保険をかけておいたのだとしても。
「ドン・サウザンド!!お前の野望は完全に崩れ去ったぜ!!」
遊馬の声を聞き、ドン・サウザンドは笑みを浮かべる。
「ハッハッハッハッハ!!我が滅びようとも、バリアン世界はまだ滅びてはいない」
ドン・サウザンドの体内から膨大な量のカオスが凝縮した球体が現れる。
そして、その球体の中に彼の肉体が取り込まれていく
「お前たちはすぐにそれを知ることになる。カオスこそが命の源、カオスは無限なのだ…。ナッシュ、分かっておろうな。ハッハッハッ…!?」
球体が侑斗の魔剣によって切り裂かれた。
魔剣に宿った浄化の力がドン・サウザンドのカオスを溶かしていく。
「熱い…これが浄化の力…。だが、我を消滅させようとも…」
「あなたのナンバーズをもらう!!」
「何!?」
「侑斗、お前何を!!?」
球体の裂け目の中に手を突っ込み、ドン・サウザンドが持つすべてのナンバーズをあろうことか自らの体内に吸収していく。
「貴様…何をしようと…」
「ここで、ヌメロン・コードを召喚する!!」
「それは無理だ、侑斗!ここにあるナンバーズをすべて集めたとしても、残りのナンバーズは竜司たちが…」
「あ!!何か飛んでくるよ!!」
ウィンダがハートランドシティが見えていた方向に指をさす。
そこから雲を突き破って、竜司たちのナンバーズが飛んできていた。
よく見ると、侑斗の左手には四霊神のカードがあり、光を放っていた。
「ナンバーズが集まってくるだと…貴様、まさか!!」
「霊神が吸収していたんだ、このデュエルで増幅したナンバーズのエネルギーを。それを使って、ここにナンバーズを集める強力な重力のようなものを作ったんだ!!」
「剣崎侑斗!!よくも私の計画をーーーーー!!!」
侑斗への強い恨みの言葉を残しながら、ドン・サウザンドは消滅した。
そして、遊馬と凌牙が持つナンバーズもまた侑斗の体内に吸収されていった。
「何!?」
「俺たちのナンバーズまで…!!」
「遊馬君…凌牙君…アストラル…あとは僕に任せて」
「ヌメロン・コードをお前が発動するつもりか!!?」
侑斗の頭上に青く輝く板のパズルが組み合わさったカードのようなものが現れる。
すると、《風霊神ウィンドローズ》は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を、《炎霊神パイロレクス》は《No.55竜騎兵グレン》を、《水霊神ムーラングレイス》は《No.23セイクリッド・ルナマリア》を、そして《地霊神グランソイル》は《No.18ジェムナイト・アゲート》をそれぞれ吸収し、ヌメロン・コードの中へ入って行った。
「四霊神と侑斗達のナンバーズが!?」
「…!!見ろ、《ヌメロン・ドラゴン》が!!」
四霊神を吸収したヌメロン・コードが次第に形を変え、巨大な渦となる。
そして、《No.100ヌメロン・ドラゴン》が渦の中へ入っていくと、それは大きな扉となっていく。
「これが…ヌメロン・コードの本当の姿…」
「じゃあ、行ってくるよ」
「いくって…どこへだポン?」
「ヌメロン・コードの中へ。そこで、ヌメロン・コードの本当の力を解放する。けれど…そうするには、大きな代償が必要となる。それは…発動者自身がヌメロン・コードの一部になることなんだ」
「な…何だと!?」
「侑斗!!まさかお前が…」
「ユウ!!嫌だよ、ヌメロン・コードの一部になるってことはユウが…」
「うん、消滅する。けれど、バリアン世界とアストラル世界、そして人間世界を守るにはこうするしかない」
「バカ野郎!!そんなの俺は認めねえ!!もう絶対に俺は仲間を犠牲にしたくねえ!!」
遊馬はこの戦いで、あまりにも多くの仲間を失ってしまった。
凌牙もドルベはアリト、ギラグ、ミザエル、そして守るべきあまたのバリアン世界の住民を失った。
その上、ヌメロン・コードの真の力を解放するために侑斗が犠牲になろうとしている。
そんな侑斗の思いにこたえたかのように、扉がゆっくり開いていく。
「待って…待ってよ、ユウ!!」
「ウィンダ…」
「なんでユウが犠牲にならないといけないの!?約束したでしょ?一緒に旅行しようって!!」
「これが…僕が君にもう1度会うために生まれ変わったことへの代償なんだ。世界をかけた戦いに参加して、こうして自分自身を魂ごと世界のためにささげることが…」
「ユウ…こんなの…こんなのないよ…!!」
「そうよ!!侑斗さん、やめて!!」
「そんなことをして…蓮が喜ぶと思っているの!?」
小鳥と蓮が強く侑斗を制止しようとする。
「…。ごめん。けど、それでも僕は守りたいんだ。みんなが生きてる世界を。もし、それが許されるなら。それに、もしこうしなかったら…絶対に後悔すると思うから…」
「侑斗…」
人間の姿に戻った凌牙はじっと侑斗を見る。
本来ならば、ここで投げ出してもいい。
こんなに大きな代償が必要となるのであれば、投げだしたとしても誰も攻めることはないだろう。
だが、それは侑斗自身が一番許せないのだ。
たとえそれが、扉が望む代償だとしても。
「ウィンダ…」
扉が完全に開き、侑斗がゆっくりそこを目指して浮かんでいく。
「ユウ…」
涙をためながら、ウィンダは侑斗をじっと見る。
(ウィンダ…ごめんね)
また、悲しい思いをさせてしまったことを詫びながら、侑斗はヌメロン・コードの中へ入っていた。
そして、ヌメロン・コードは再びカードの形に戻って行った。
「ユウーーーーー!!」
涙を流しながら、ウィンダは侑斗の名を呼ぶ。
そして、王宮が青い光に包まれていった。
「ここは…?」
ヌメロン・コードの中に入った侑斗は真っ暗な空間の中にいた。
その空間の中には灰色の雲があり、足元には若干水がある。
そして、目の前には金色の光を発している男がいた。
ボロボロなローブを身に着け、顔はフードのせいでよく見えない。
「よくぞ来た、剣崎侑斗。さあ、始めるとしよう」
「始めるって…何を?」
「お前の意思を見せるための戦いだ。その意思に我が…ヌメロン・コードが応えるに値するか見極める」
男の左腕に金色のデュエルディスクが創造される。
「まさか…デュエルで??」
「難しい話ではない、これまでどおりだ」
「あなたは…一体…!?」
突然、振り掛けられる言葉に混乱しながら、男に質問する。
「我はお前たち人間が言うヌメロン・コードという存在。あるいは世界そのもの。あるいは《ヌメロン・ドラゴン》…。まあ、好きに呼びたまえ」
「…。分かった。…ヌメロン・ドラゴン。けど、僕にはD・パッドは…」
「いいや、どうやら代わりとなってくれる存在がいるようだぞ?」
「え…?」
「ピーーーー!!」
侑斗の目の前にフォーチュンが現れる。
「フォーチュン!?」
「お前の風が…お前の剣となる」
フォーチュンは嬉しそうに侑斗の周囲を飛び回ると、侑斗が持っていたD・パッドと同じ形のものとなって左腕に装着される。
「準備は整ったな。では、まずは選んでもらおう。お前の使うナンバーズを」
「え…?」
侑斗の周囲にすべてのナンバーズが現れる。
本来のナンバーズだけでなく、オーバーハンドレッドナンバーズと四霊神が創造したナンバーズも存在する。
「好きなナンバーズを選べ。お前の意思を導くナンバーズを…」
「…」
何も言わず、侑斗はゆっくりとナンバーズを手に取っていき、デッキケースに入れていく。
そして、選び終わると同時に残りのナンバーズは増殖し、《スフィア・フィールド》のような形となって侑斗と男を包囲した。
「さあ、戦え。今までの戦いでそうしたように…」
「…。分かった」
2人は静寂に包まれた空間の中で対峙する。
(僕の意思…それは、遊馬君とアストラル、凌牙君の世界を救うこと!!)
(お前の意思の力、我に見せてみろ)
「「デュエル!!」」
ヌメロン・ドラゴン
手札5
ライフ4000
侑斗
手札5
ライフ4000
「我の先攻、ドロー」
男
手札5→6
「問おう、剣崎侑斗。お前を戦わせているものは何だ?」
「え…?」
「お前に戦わせ、今ここに存在させているものは何だ?」
男からのわけのわからない質問に侑斗は首を傾げる。
「なんだ…急に…」
「その答えをカードで、呼吸で、動きで…すべて我にさらけ出せ。我は手札からフィールド魔法《ヌメロン・フィールド》を発動」
周囲に展開するナンバーズ達が光り始め、2人のエクストラデッキも同時に光る。
「ナンバーズが…光ってる…」
「このカードが発動している間、ナンバーズ特有の破壊耐性は無となる。そして、私は手札から永続魔法《ヌメロンの戒律》を発動。《ヌメロン・フィールド》が発動している間、我々はリリースなしでモンスターを召喚できる」
「リリースなしで…?」
「そうだ。だが、この効果で召喚されたレベル5以上のモンスターの攻撃力は0となり、効果も無効化される。我は手札から《疾風の暗黒騎士ガイア》を《ヌメロンの戒律》の効果で召喚」
漆黒の馬に乗った黒騎士が2本の槍を装備して現れる。
そのモンスターは初代デュエルキングである武藤遊戯が使用するカードの1枚だ。
疾風の暗黒騎士ガイア レベル7 攻撃2300→0
ヌメロンの戒律
永続魔法カード
このカードはフィールド上に「ヌメロン・フィールド」が存在しない場合、破壊される。
お互いのプレイヤーはレベル5以上のモンスターをリリースなしで召喚できる。
この効果で召喚されたモンスターの攻撃力は0となり、効果は無効化される。
「でも、効果も無効で攻撃力も0になったら、壁にも…」
「この瞬間、我は《ヌメロン・フィールド》の効果を発動。1ターンに1度、我の場に存在するモンスター1体を選択し、エクストラデッキからそのモンスターのレベルと同じ数のランクを持つエクシーズモンスターを選択したモンスターの上に重ね、召喚条件を無視して特殊召喚できる」
「何!?召喚条件を無視する!!?」
《疾風の暗黒騎士ガイア》が青い光に包まれ、その姿を変えていく。
「我は《疾風の暗黒騎士ガイア》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世を告げる魔道騎士。《創世騎士ガイア》」
光が消えると、その姿は白銀の馬にそれと同じ色の鎧、そして槍の代わりにハルバードを2つ装備したものになった。
創世騎士ガイア ランク7 攻撃2300
ヌメロン・フィールド
フィールド魔法カード
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、『「No.」と名のつくエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。』という効果は無効化される。
また、お互いのプレイヤーは自分のターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
自分のエクストラデッキから選択したモンスターのレベルと同じ数値のランクを持つエクシーズモンスター1体をそのモンスターの上に重ねて、エクシーズ召喚扱いとして召喚条件を無視して特殊召喚する。
「《疾風の暗黒騎士ガイア》の姿が…!!」
「そうだ。そして見るがいい、我が手札を」
急にヌメロン・ドラゴンは自らの手札を公開する。
「そ…それは…!!!?」
彼のカードを見た侑斗は激しく動揺する。
彼の手札にあるカードはカードテキストはおろか、イラストも名前もなく、更にはどの種類のカードなのかもまるで識別できない。
ただ足元に広がる浅黒い水と同じ色のカードだ。
「これがカード、そして世界だ。お前が先ほど見たドン・サウザンドと同様、我はカードを書き換えることができる。だが、我のカードは元々無。それをヌメロン・コードの力で我の意思に沿ったカードとなる」
ドン・サウザンド以上にチートともいうべきだろう。
ヌメロン・ドラゴンは手札を無制限に書き換えることができるのだ。
モンスターでも、魔法でも、罠でもだ。
「我はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
ヌメロン・ドラゴン
手札6→2
ライフ4000
場 創世騎士ガイア(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃2300
ヌメロンの戒律(永続魔法)
伏せカード1
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札5
ライフ4000
場 なし
「遊馬…遊馬!!」
「う…ここは…!?」
「気が付いたようだな。ここはハートの塔のコンピュータルーム。我々はあの後、ここまで飛ばされたのだ」
目を覚ました遊馬は周囲を見渡す。
そこにはアストラルやウィンダ、凌牙、璃緒、小鳥。
そして、ポン太や竜司、瑠那などがいた。
「そうだ…!!ヌメロン・コードは…侑斗はどこに!?」
「ヌメロン・コードは塔の真上だよ。フェイカー、こんな感じでいいかい?」
「ああ。助かったよ、バイロン」
モニターにはヌメロン・コードが映っている。
上空は青空で、それがバリアン世界との融合が解除されたことを証明していた。
「これが…息子たちが言っていたヌメロン・コード…」
「あの中に…ユウが…」
ウィンダの言葉に一同が沈黙する。
「…遊馬、ちょっといいか?」
「シャーク…?」
「悪い、ここでは話しにくい」
「僕のターン、ドロー!!」
侑斗
手札5→6
「(《ヌメロン・フィールド》と《ヌメロンの戒律》の効果は僕も使うことができる。なら…!!)僕は手札から《ガスタの武器職人セイ》を召喚!」
ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900
「そして、《ヌメロン・フィールド》の効果を発動!その効果で、僕は《セイ》でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!来い、《No.18ジェムナイト・アゲート》!!」
侑斗の場に竜司のエースカードである《No.18ジェムナイト・アゲート》が現れる。
No.18ジェムナイト・アゲート ランク4 攻撃3000
「やはりか…。カードはデュエリストと精霊の意思の器。その器に…友のカードを選んだか…。我は罠カード《エクシーズ・チェーン》を発動」
浅黒いカードが表側になると、それはみるみるうちに緑色の輪に拘束された《No.39希望皇ホープ》が描かれた永続罠カードに変化する。
「相手がエクストラデッキからエクシーズモンスターの特殊召喚に成功した時に発動し、発動後2ターンの間相手のエクシーズモンスターは攻撃できない」
《No.18ジェムナイト・アゲート》の両腕が緑色の光の輪で拘束され、槍が地に落ちる。
エクシーズ・チェーン
永続罠カード
相手がエクストラデッキからエクシーズモンスターのエクシーズ召喚に成功した時に発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスターは攻撃できない。
発動後、2回目の相手ターンのエンドフェイズ時にこのカードは墓地へ送られる。
「更に、僕は手札から魔法カード《オーバーレイ・コンバート》を発動!自分の場に存在するエクシーズモンスター1体を選択して発動し、そのモンスターのオーバーレイユニットを1つ取り除くことで、そのモンスターと同じランクのエクシーズモンスターを効果を無効にしてエクストラデッキからエクシーズ召喚する!僕は《ジェムナイト・アゲート》のオーバーレイユニットを取り除く!」
《No.18ジェムナイト・アゲート》の巨大な左掌を天に掲げると、上空にオーバーレイネットワークが現れ、そのモンスターのオーバーレイユニットが取り込まれていく。
「(力を貸して…蓮!!)来い、《No.55竜騎兵グレン》!!」
No.55竜騎兵グレン ランク4 攻撃2400
取り除かれたオーバーレイユニット
・ガスタの武器職人セイ
オーバーレイ・コンバート
通常魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在するエクシーズ素材を持つエクシーズモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターのエクシーズ素材を1つ取り除くことで、エクストラデッキからそのモンスターと同じランクを持つエクシーズモンスター1体を自分フィールド上にエクシーズ召喚扱いにして特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、このターン攻撃できない。
「オーバーレイ・コンバート」は1ターンに1度しか発動できない。
「更に友のカードを呼ぶか…」
「そう。僕はいつもみんなに助けられてきたんだ。蓮や竜司、瑠那、遊馬君、凌牙君、カイトさん。そして、ウィンダに…」
「それがお前の強さ、そして意思の源か…。なるほど、長き戦いの中で、よくぞ練り上げられたものだな」
「僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」
男
手札2
ライフ4000
場 創世騎士ガイア(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃2300
エクシーズ・チェーン(相手ターンを数えてあと1ターン)(永続罠)
ヌメロンの戒律(永続魔法)
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札6→3
ライフ4000
場 No.18ジェムナイト・アゲート ランク4 攻撃3000
No.55竜騎兵グレン ランク4 攻撃2400
伏せカード1
「我のターン、ドロー」
男
手札2→3
「我は《ヌメロンの戒律》の効果を発動し、手札から《バスター・ブレイダー》をリリースなしで召喚する」
《疾風の暗黒騎士ガイア》以上に重装な黒い鎧を装備した大剣使いが現れる。
「このカードも…武藤遊戯が使用していたカード!!」
バスター・ブレイダー レベル7 攻撃2600→0
「更に、《ヌメロン・フィールド》の効果を発動し、《バスター・ブレイター》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、破壊より創世する竜滅の剣士、《創世剣士バスター・ブレイダー》」
鎧の一部が吹き飛びて身軽になり、両手で持っていた大剣を片手で軽々とふるう姿は先ほどの重々しい《バスター・ブレイダー》からはあまりにもかけ離れたイメージに思えた。
創世剣士バスター・ブレイダー ランク7 攻撃2600
「《創世騎士バスター・ブレイダー》は《バスター・ブレイダー》同様、相手の場と墓地に存在するドラゴン族モンスター1体につき500ポイント攻撃力がアップする」
創世剣士バスター・ブレイダー ランク7 攻撃2600→3100
「更に、《創世剣士バスター・ブレイダー》のこの効果は我の場に存在するほかの創世と名のつくエクシーズモンスターも得る。そして、《創世騎士ガイア》は1ターンに2度攻撃することができる。その効果も同様」
「そ…そんな!!」
《創世剣士バスター・ブレイダー》と《創世騎士ガイア》が放出する灰色のオーラが融合した。
そして、滅竜の力を得た《創世騎士ガイア》の槍が光る。
創世騎士ガイア ランク7 攻撃2300→2800
(まずい…!!このままだと一気に僕のライフが…)
侑斗の頬に冷や汗が流れる。
「バトル。《創世剣士バスター・ブレイダー》で《ジェムナイト・アゲート》を攻撃。破壊剣一閃」
《創世剣士バスター・ブレイダー》の大剣が《No.18ジェムナイト・アゲート》に襲い掛かる。
「罠発動!《攻撃の無力化》!!」
しかし、時空の渦が攻撃を阻み、《創世剣士バスター・ブレイダー》はゆっくりとヌメロン・ドラゴンの場に戻っていく。
「我は手札から魔法カード《エクシーズ・トレジャー》を発動。我らの場に存在するエクシーズモンスターの数だけデッキからカードをドローする。よって、我はデッキからカードを4枚ドロー」
ヌメロン・ドラゴン
手札2→5
「一気に手札補充を…」
「我はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
ヌメロン・ドラゴン
手札5→4
ライフ4000
場 創世騎士ガイア(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃2800
創世剣士バスター・ブレイダー(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃3100
エクシーズ・チェーン(相手ターンを数えてあと1ターン)(永続罠)
ヌメロンの戒律(永続魔法)
伏せカード1
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札3
ライフ4000
場 No.18ジェムナイト・アゲート ランク4 攻撃3000
No.55竜騎兵グレン ランク4 攻撃2400
「どうしたんだよ、シャーク」
コンピュータルームの外に出た遊馬は一緒に出た凌牙に質問する。
「遊馬…ドン・サウザンドが七皇の記憶を改ざんしたんだったよな」
「ああ。あ!!どういえば、イモシャークとシャークの記憶はまだ…」
「いや、その心配はねえ。侑斗がドン・サウザンドにとどめを刺したおかげで、おそらく璃緒の記憶も元に戻ってるだろう」
「じゃあ、シャークはどうなんだよ?」
遊馬の質問に凌牙は少しだけ沈黙する。
そして、その解答を口に出す。
「俺については、何度考えてもドン・サウザンドに記憶を改ざんされた覚えがねえんだ。おそらく、人間関係やバリアンとしての記憶と誇りで俺をバリアン世界に永遠に縛り付けるつもりだったんだろうな。自分が死んだとき、俺に…俺自身の意思で人間世界とアストラル世界を滅ぼさせるために…」
「シャーク…」
「けど安心しろ。今の俺にはナンバーズはねえ。それに、今ここでバリアン世界のためにお前らとデュエルをしても…あいつらは喜ばねえし。ミザエルにあわせる顔がねえ…」
(世界に…死んでいった者たちに縛られるな。お前が本当にやりたいことをやれ…)
ミザエルの最期の言葉が再び凌牙の頭に浮かぶ。
(ミザエル…アリト…ギラグ…ドルベ。もう少しだけ、足掻かせてくれ)
「僕のターン、ドロー!!」
侑斗
手札3→4
「僕は手札から《ガスタの静寂カーム》を召喚!」
ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700
「そして、《ヌメロン・フィールド》の効果でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!来い、《No.23セイクリッド・ルナマリア》!!」
No.23セイクリッド・ルナマリア ランク4 攻撃2000
「蓮…竜司…瑠那…」
侑斗の場についに幼馴染のナンバーズが集結する。
3体現れたところで事態が好転するわけではないが、現れただけで侑斗の心に安心感が生まれる。
「僕はカードを2枚伏せ、ターンエンド!」
侑斗の終了宣言と同時に《エクシーズ・チェーン》が消滅した。
ヌメロン・ドラゴン
手札4
ライフ4000
場 創世騎士ガイア(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃2800
創世剣士バスター・ブレイダー(オーバーレイユニット1) ランク7 攻撃3100
ヌメロンの戒律(永続魔法)
伏せカード1
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札4→1
ライフ4000
場 No.18ジェムナイト・アゲート ランク4 攻撃3000
No.23セイクリッド・ルナマリア(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2000
No.55竜騎兵グレン ランク4 攻撃2400
伏せカード2
「表示形式を変更せずにターン終了か。これではダメージを与えてくれと言っているようなものだ」
「かまわない。あなたのターンだ」
「…そうか。ならば、我のターン、ドロー」
ヌメロン・ドラゴン
手札4→5
「我は《ヌメロンの戒律》の効果を発動。その効果で我はリリースなしで《真紅眼の黒竜》を召喚」
「今度は《真紅眼の黒竜》!!?」
赤い眼、漆黒の細身のある肉体を持つ竜が飛翔する。
城之内克也、天上院吹雪が使用していたカードまでもヌメロン・ドラゴンは創造できるのだ。
真紅眼の黒竜 レベル7 攻撃2400
「そして、《ヌメロン・フィールド》の効果で《真紅眼の黒竜》をオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世の黒き炎の守り人、《創世黒竜レッドアイズ》」
《真紅眼の黒竜》の姿が両翼に白と黒の球体がついていて、額にも赤い眼を持つものへと変わっていく。
創世黒竜レッドアイズ ランク7 攻撃2400
「《創世黒竜レッドアイズ》の効果は守備モンスターを攻撃した時貫通ダメージを与える。そして、その効果は他の創世と名のつくエクシーズモンスターにも与えられる」
《創世剣士バスター・ブレイダー》と《創世騎士ガイア》の力を受け、《創世黒竜レッドアイズ》は凄まじい咆哮を放った。
創世黒竜レッドアイズ ランク7 攻撃2400→2900
「バトルだ。《創世剣士バスター・ブレイダー》で《ジェムナイト・アゲート》を攻撃。破壊剣一閃」
《創世剣士バスター・ブレイダー》の剣が再びナンバーズの籠を失った宝石騎士に襲い掛かる。
「罠発動!《エクシーズ・トライアングル・バリア》を発動!」
「ほう…」
「僕の場にエクシーズモンスターが3体以上存在し、相手が攻撃宣言した時に発動でき、相手モンスターをすべて破壊する!」
《No.18ジェムナイト・アゲート》と《No.23セイクリッド・ルナマリア》、《No.55竜騎兵グレン》が力を合わせ、巨大な光のバリアを展開した。
そして、《創世剣士バスター・ブレイダー》の剣の破壊力を跳ね返すと、ヌメロン・ドラゴンのモンスターがすべて破壊された。
「更に、この効果で破壊されたモンスター1体につき300ポイントのダメージを与える!!みんなの思いの片鱗を…900ポイントのダメージを受けるんだ!!」
3体のナンバーズがヌメロン・ドラゴンに向けて攻撃する。
しかし、《No.18ジェムナイト・アゲート》の槍を受ける寸前にヌメロン・ドラゴンが侑斗の背後に瞬間移動する。
そんな彼に追撃するため、《No.23セイクリッド・ルナマリア》が放った光の矢も見えないバリアで弾かれた。
最後の《No.55竜騎兵グレン》の銃弾は姿を消すことで回避した。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ4000→3100
エクシーズ・トライアングル・バリア
通常罠カード
自分フィールド上にエクシーズモンスターが3体以上表側表示で存在し、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
この効果で破壊したモンスターの数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。
「消えた…!?一体どこに??」
周囲を見渡すが、どこにもヌメロン・ドラゴンの姿がない。
しかし、どこからはヌメロン・ドラゴンの声が聞こえる。
「これほどまでのナンバーズの力…よくぞここまで練り上げたものだ」
「…練り上げたという意味はよくわからないけど、そうしたのは僕じゃない。僕の幼馴染たちだ」
「だが、そのナンバーズ達はその者たちと…お前と共に戦い、生を選び取り、練り上げられた」
急に目の前にヌメロン・ドラゴンが姿を現す。
《バスター・ブレイダー》、《疾風の暗黒騎士ガイア》、《真紅眼の黒竜》と共に。
「そ…そんな!!なんで…」
「創世と名のつくモンスターはその身を滅ぼす時、本体となったモンスターを復活させる。単なる器である肉体が滅びようとも、そのものに宿った意思は消えることがないのだ」
バスター・ブレイダー レベル7 攻撃2600→3100
疾風の暗黒騎士ガイア レベル7 攻撃2300
真紅眼の黒竜 レベル7 攻撃2400
創世剣士バスター・ブレイダー
ランク7 攻撃2600 守備2300 エクシーズ 地属性 戦士族
レベル7モンスター×2
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「バスター・ブレイダー」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力は相手フィールド・墓地に存在するドラゴン族モンスター1体につき500ポイントアップする。
創世騎士ガイア
ランク7 攻撃2300 守備2100 エクシーズ 闇属性 戦士族
レベル7モンスター×2
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「暗黒騎士ガイア」と名のつくモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回まで攻撃することができる。
創世黒竜レッドアイズ
ランク7 攻撃2400 守備2000 エクシーズ 闇属性 ドラゴン族
レベル7モンスター×2
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「真紅眼の黒竜」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
「そして、《バスター・ブレイダー》達は攻撃できる。《バスター・ブレイダー》で《ジェムナイト・アゲート》を、《疾風の暗黒騎士ガイア》で《セイクリッド・ルナマリア》を、《真紅眼の黒竜》で《竜騎兵ガイア》を攻撃」
3体のモンスターが一斉に侑斗のナンバーズ達に襲い掛かる。
「なら…《セイクリッド・ルナマリア》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレーユニットを1つ取り除くことで、このターン、僕の場のモンスター1体を破壊から守る!」
《No.18ジェムナイト・アゲート》が三日月のバリアで守られ、他の2体は破壊されてしまった。
「うわあああ!!」
侑斗
ライフ4000→3900→3600
怒涛の攻撃の衝撃で、侑斗が大きく吹き飛ばされる。
「く…うう…!!」
体の痛みに耐えながら、侑斗はゆっくりと立ち上がる。
「そうだ、前へ踏み出せ。何があろうとも。それこそが生きること…強靭な意思を持つ資格だ」
「一体…あなたは何を望んで?」
「我はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
ヌメロン・ドラゴン
手札5→3
ライフ3100
場 疾風の暗黒騎士ガイア レベル7 攻撃2300
バスター・ブレイダー レベル7 攻撃3100
ヌメロンの戒律(永続魔法)
伏せカード2
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札1
ライフ3600
場 No.18ジェムナイト・アゲート ランク4 攻撃3000
伏せカード1
《No.55竜騎兵グレン》との相討ちで《真紅眼の黒竜》は破壊されたものの、まだヌメロン・ドラゴンの場には上級モンスターが2体存在する。
「僕のターン…ドロー!!」
侑斗
手札1→2
「僕は《ジェムナイト・アゲート》で《疾風の暗黒騎士ガイア》を攻撃!アゲート・ランサー!!」
《No.18ジェムナイト・アゲート》の巨大な槍が《疾風の暗黒騎士ガイア》の胴体に大穴を開け、撃破した。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ3100→2400
「我は場の《ヌメロンの戒律》を墓地へ送り、永続罠《ヌメロンの神託》を発動。1ターンに1度、我は手札または墓地からエクシーズモンスター以外のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚できる。その効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、攻撃力も0となる。我は手札から《大天使クリスティア》を特殊召喚する」
赤くてたくましい翼、そして騎士が装備するような銀色の重装な鎧をもつ天使が姿を現す。
大天使クリスティア レベル8 攻撃2800→0
ヌメロンの神託
永続罠カード
自分フィールド上に「ヌメロン・フィールド」が表側表示で存在する場合にのみ、自分フィールド上に存在する「ヌメロンの戒律」1枚を墓地へ送ることで発動できる。
1ターンに1度、自分の手札・墓地に存在するモンスター1体を選択する。
そのモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、攻撃力も0となる。
「今度は《大天使クリスティア》まで…」
《大天使クリスティア》は存在するだけで互いのモンスターの特殊召喚を阻害する荒ま字い効果を持つモンスターだ。
だが、《ヌメロンの神託》の効果で効果が無効になっているため、自由に特殊召喚でき、更に攻撃力も0、脅威にはならない。
《ヌメロン・フィールド》の効果で創世と名のつくモンスターの進化することがないという前提ではあるが。
「僕はカードを2枚伏せ、ターンエンド」
ヌメロン・ドラゴン
手札3
ライフ2400
場 バスター・ブレイダー レベル7 攻撃3100
大天使クリスティア(《ヌメロンの神託》の影響下) レベル8 攻撃0
ヌメロンの神託(永続罠)
伏せカード1
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札2→0
ライフ3600
場 No.18ジェムナイト・アゲート ランク4 攻撃3000
伏せカード3
「我のターン、ドロー」
ヌメロン・ドラゴン
手札3→4
「我は手札から魔法カード《貪欲な壺》を発動。我の墓地に存在するモンスター5体をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする」
ヌメロン・ドラゴン
手札4→5
墓地からデッキに戻ったカード
・疾風の暗黒騎士ガイア
・創世騎士ガイア
・創世剣士バスター・ブレイダー
・真紅眼の黒竜
・創世黒竜レッドアイズ
「いまだ!!僕は罠カード《逆転の明札》を発動!相手がドローフェイズ時以外にデッキからカードを手札に加えたとき、僕は相手の手札と同じ枚数デッキからカードをドローできる!」
「なるほど…そのために手札をすべて伏せたか」
侑斗
手札0→5
逆転の明札(アニメオリカ・調整)
通常罠カード
相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた時に発動する事ができる。
相手の手札と同じ枚数になるように自分のデッキからカードをドローする。
「ならば、我は《ヌメロン・フィールド》の効果で、《大天使クリスティア》をオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世の光を宿した天使、《創世天使クリスティア》」
《大天使クリスティア》の両翼が黒く染まり、右手には新たに水晶がついた杖を持った状態となる。
創世天使クリスティア ランク8 攻撃2800
「このカードは1ターンに1度、手札又は場に存在するレベル7以上のモンスター1体を墓地へ送ることで、エクストラデッキから創世と名のつくエクシーズモンスター2体を特殊召喚できる」
「何!?まさか、そのために《貪欲の壺》を…」
「そういうことになる。我は手札の《真紅眼の黒竜》を墓地へ送り、《創世天使クリスティア》の効果発動」
《真紅眼の黒竜》の魂を手に宿した《創世天使クリスティア》は足元に広がる水を集め、2つの球体を生み出す。
その球体は形を変え、《創世剣士バスター・ブレイダー》と《創世騎士ガイア》となった。
創世騎士ガイア ランク7 攻撃2300
創世剣士バスター・ブレイダー ランク7 攻撃2600
創世天使クリスティア
ランク8 攻撃2800 守備2300 エクシーズ 光属性 天使族
レベル8モンスター×3
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「大天使クリスティア」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
また、このカードは1ターンに1度、自分の手札・フィールド上に存在するレベル7以上のモンスター1体をリリースすることで発動できる。
自分のエクストラデッキから「創世」と名のつくエクシーズモンスター2体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
この効果が発動したターン、自分は墓地からモンスターを特殊召喚できない。
「く…また《ガイア》と《バスター・ブレイダー》が…」
「そうだ。これで、我の創世と名のつくエクシーズモンスターはお前の場と墓地にドラゴン族モンスターがあるほど強くなり、さらに1ターンに2度攻撃できるようになる」
創世騎士ガイア ランク7 攻撃2300→2800
創世剣士バスター・ブレイダー ランク7 攻撃2600→3100
創世天使クリスティア ランク8 攻撃2800→3300
「更に、手札から魔法カード《ヌメロン・ヒール》を発動。我の場に存在する創世と名のつくエクシーズモンスター1体の攻撃力分ライフを回復する」
《創世天使クリスティア》から放たれる緑色の光を受け、ヌメロン・ドラゴンのライフが見る見るうちに回復していく。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ2400→5700
ヌメロン・ヒール
通常魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくエクシーズモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの元々の攻撃力分自分のライフが回復する。
「ヌメロン・ヒール」は1ターンに1度しか発動できない。
「くう…!!」
あっさりとライフが逆転され、場には4体の上級モンスター。
更にそのうち3体は2回攻撃でき、このまま攻撃されれば一瞬で侑斗のライフがなくなる。
「さあ、剣崎侑斗。もっと我に本当の意思を見せてみろ」
「本当の…?」
「バトルだ。《創世剣士バスター・ブレイダー》で《ジェムナイト・アゲート》を攻撃。破壊剣一閃」
《創世剣士バスター・ブレイダー》の大剣と《No.18ジェムナイト・アゲート》の槍がぶつかり合う。
《No.18ジェムナイト・アゲート》は《創世剣士バスター・ブレイダー》の倍近くの大きさを持つ。
しかし、大剣は槍を砕き、そのまま《No.18ジェムナイト・アゲート》を真っ二つにした。
「うわあああ!!」
侑斗
ライフ3600→3500
すさまじい余波が襲うが、侑斗は何とか踏ん張る。
しかし、あと5回の攻撃が待っている。
「《創世剣士バスター・ブレイダー》でダイレクトアタック。破壊剣一閃」
《創世剣士バスター・ブレイダー》の剣が侑斗を切り裂き、吹き飛ばす。
「う…ぐう…!!」
侑斗
ライフ3500→400
「これで終わりか…お前ならばと思ったが、残念だ」
「う…ぐ…!!」
ボロボロになった体を起こしながら、侑斗はじっとヌメロン・ドラゴンを見る。
「楽にしてやろう…。《創世天使クリスティア》でダイレクトアタック。ホーリー・レイジ」
《創世天使クリスティア》の手に光の球体が現れ、それが侑斗に向けて投げつけられる。
球体は侑斗の目の前で爆発し、彼の周囲は爆発による煙に包まれる。
「…そうだ。まだ終わってくれるな。お前はまだ我にすべてをさらけ出していない」
「…」
煙が晴れると、そこにはまだ立っている侑斗と彼を守る《No.39希望皇ホープ》の姿があった。
No.39希望皇ホープ ランク4 攻撃2500
「はあ…はあ…罠カード《織りなす希望》…。このカードは僕のライフが1000以下で相手のダイレクトアタックを受ける時、その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる。そして、エクストラデッキからランク4以下のエクシーズモンスター1体を特殊召喚する…」
織りなす希望
通常罠カード
自分のライフが1000ポイント以下で、相手の直接攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる。
その後、自分のエクストラデッキからランク4以下のエクシーズモンスター1体選択し、自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターは次の相手のターンのエンドフェイズ時に破壊される。
「だが、《希望皇ホープ》はオーバーレイユニットがない状態で攻撃対象となったとき自滅する。それを理解したうえでの選択か…。我はカードを1枚伏せ、ターンエンド。それと同時に《創世天使クリスティア》の効果で、《創世剣士バスター・ブレイダー》と《創世騎士ガイア》は墓地へ送られる」
2体のエクシーズモンスターの姿が元の水に戻っていった。
ヌメロン・ドラゴン
手札5→3
ライフ5700
場 創世天使クリスティア ランク8 攻撃2800
バスター・ブレイダー レベル7 攻撃3100
ヌメロンの神託(永続罠)
伏せカード2
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札5
ライフ400
場 No.39希望皇ホープ ランク4 攻撃2500
伏せカード1
《逆転の明札》の効果で手にした手札を確認する。
ライフが大幅に減ったのはつらいが、侑斗には勝利への道筋が見えてきた気がした。
「僕のターン、ドロー!」
侑斗
手札5→6
「僕は場から魔法カード《ガスタの精神感応》を発動!僕のライフが相手よりも2000ポイント以上下回っている時、墓地からレベル5以下のガスタと名のつくモンスター2体を効果を無効にして特殊召喚する。僕は墓地から《セイ》と《カーム》を特殊召喚!」
侑斗のペンダントが緑色に光だし、その光に導かれるかのように《ガスタの武器職人セイ》と《ガスタの静寂カーム》が墓地から蘇る。
ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900
ガスタの静寂カーム レベル4 攻撃1700
「僕はレベル4の《セイ》と《カーム》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!来い、No.101!漆黒の海を越え、夜明けを目指す箱舟、《S・H・Ark Knight》!!」
No.101S・H・Ark Knight ランク4 攻撃2100
「再び友のナンバーズか…」
「僕は《Ark Knight》の効果を発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを2つ取り除くことで、相手の場に表側攻撃表示で存在する特殊召喚されたモンスター1体をこのカードのオーバーレイユニットにする!エターナル・ソウル・アサイラム!!」
《No.101S・H・Ark Knight》から放たれたアンカーが《創世天使クリスティア》を貫く。
胸を貫かれた天使はそのままコンテナの中へ収納されていった。
取り除かれたオーバーレイユニット
・ガスタの武器職人セイ
・ガスタの静寂カーム
「なるほど…考えたな」
先程、そのまま《ヌメロン・フィールド》の効果で《No.101S・H・Ark Knight》をエクシーズ召喚することもできた。
だが、あえて通常のエクシーズ召喚を行い、オーバーレイユニットを2つ持っている状態にしたことで、《創世天使クリスティア》のオーバーレイユニット化を可能にした。
更に、オーバーレイユニット化したことで《創世天使クリスティア》の効果による《大天使クリスティア》の復活まで防いだ。
「更に、僕は手札から魔法カード《ランク・クロス》を発動!僕の場のエクシーズモンスター2体を選択し、そのモンスターをリリースすることで選択したモンスターのランクの合計と同じランクを持つエクシーズモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する。僕はランク4の《希望皇ホープ》と《Ark Knight》を選択!」
《No.39希望皇ホープ》と《No.101S・H・Ark Knight》がオーバーレイネットワークに変化していく。
「来い、銀河究極龍No.62!未来を操る光の竜、《銀河眼の光子竜皇》!!」
No.62銀河眼の光子竜皇 ランク8 攻撃4000
ランク・クロス
通常魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスター2体を選択して発動する。
選択したモンスターをリリースし、エクストラデッキからそのモンスターのランクの合計と同じランクを持つエクシーズモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。
「ほぉ…我の鍵の1つか…」
「《銀河眼の光子竜皇》は《銀河眼の光子竜》をエクシーズ素材としていない場合、相手に与える戦闘ダメージは半分になる。けれど、《ランク・クロス》の効果でそれは無効になっている!」
「だが、《バスター・ブレイダー》はお前の場と墓地にドラゴン族モンスターが増えたことで強化される」
バスター・ブレイダー レベル7 攻撃3100→3600
「バトル!!《銀河眼の光子竜皇》で《バスター・ブレイダー》を攻撃!!エタニティ・フォトン・ストリーム!!」
《No.62銀河眼の光子竜皇》から青い光のブレスが放たれる。
《バスター・ブレイダー》の滅竜の力を持つ大剣でもそのブレスを抑えることができず、持ち主もろとも光に還って行った。
「…」
ヌメロン・ドラゴン
ライフ5700→5300
「僕はカードを1枚伏せて、ターンエン…」
「我は《ヌメロンの神託》を墓地へ送り、永続罠《ヌメロンの真理》を発動」
「またヌメロンと名のついた永続罠!?」
「1ターンに1度、我の手札・墓地に存在するエクシーズモンスター以外のモンスター2体を攻撃力を0にし、効果を無効にすることで攻撃表示で特殊召喚できる。我は手札から《青眼の白竜》と《ブラック・マジシャン》を特殊召喚する」
青い眼を持つ白い翼竜と漆黒のローブと緑色の杖を装備した魔導士が現れる。
「そ…そんな…あれは…」
これらは海馬瀬人と武藤遊戯のエースカード。
まさか、このデュエルでそのようなモンスターまで見ることになるとは思わず、侑斗はしばらく見とれた。
ヌメロン・ドラゴン
手札3→1
ライフ5300
場 青眼の白竜(《ヌメロンの真理》の影響下) レベル8 攻撃3000→0
ブラック・マジシャン(《ヌメロンの真理》の影響下) レベル7 攻撃2500→0
ヌメロンの真理(永続罠)
伏せカード1
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札5→3
ライフ400
場 No.62銀河眼の光子竜皇(《ランク・クロス》の影響下) ランク8 攻撃4000
伏せカード1
「我のターン、ドロー」
ヌメロン・ドラゴン
手札1→2
「剣崎侑斗…一つ問う。命とは…これほどまで意思を持つのか?」
「…?」
「どこまでも生を求め、足掻くことができる力をすでに持っているのか?」
「…。分からない。けれど、僕は強い意思を持って戦ってきた人たちを知っている。どんな形であれ、みんな誰かのため、もしくは自分の夢のために戦っていた。きっと、それは僕以上に強靭なあなたのいう意思で…。その人たちはみんな、自分を…仲間をどこまでも信じていた」
侑斗の眼にウィンダや蓮、竜司、瑠那、遊馬、凌牙、カイト、そして今まで戦ってきたデュエリストたちの姿が浮かぶ。
「そうか…。ならば、もはや神が…我が介入する余地がないということか…」
ヌメロン・ドラゴンは静かにローブを取る。
その姿は金髪で白い肌を持った若々しい男性で、古代ローマの男性が着用するような民族衣装を身に着けていた。
「その姿は…?」
「お前と戦うために生み出した肉体だ。雌雄を決しよう。人の意思とお前たちが言う神の力、どちらが世界を掴むのかを…」
「世界を…掴む…?」
「そうだ。我に見せてくれ。お前…いや、お前たち命が我が生み出した世界の中でいかほどの力を得たのかを。だが、それにはこの戦いを見届けるものが必要だ」
ヌメロン・ドラゴンが手をかざすと、侑斗のペンダントが光り始めた。
「…ユウ!?」
何かを感じたのか、ウィンダは周囲を見渡す。
「どうしたの?ウィンダ」
「瑠那ちゃん…呼んでる、ユウが…」
「え…??」
「おい…一体どうなっているんだ!?」
急にコンピュータのでたらめに変化する。
その変化の末、映し出されたのは侑斗とヌメロン・ドラゴンのデュエルの光景だ。
「侑斗!!?」
「ユウ!!」
「侑斗だと!?ということは…この映像はヌメロン・コードの中だというのか!!?」
なぜ、このような映像が現れたのか彼らにはわからない。
唯一分かることは侑斗が戦っているということだけだ。
「ユウが…あの中に!?」
驚いているウィンダのペンダントが光り始める。
「お…おい、ウィンダ!?」
「え…ええーーー!?」
なぜか、ウィンダが緑色の光に包まれる。
「ど…どうなってるの!?キャア!!」
「ウィンダ!!」
次の瞬間、ウィンダはその光と一緒に消えてしまった。
それと同時に映像も元に戻った。
「あ…ああ…」
侑斗の隣に緑色の光が現れる。
光が消えると、そこにはウィンダの姿があった。
「ウィンダ!?」
「ユウ!!」
侑斗の姿を見て、ウィンダは嬉しそうに抱きつく。
「ユウ…ユウ…」
「ウィンダ…」
互いのペンダントが重なり合う。
そして、ウィンダはここまでの侑斗とヌメロン・ドラゴンの戦いのすべてを知った。
言葉にしなくても、ペンダントを介して心を通わすことで理解した。
「これで役者はそろった。我は手札から魔法カード《ヌメロンの血》を発動。我の墓地に存在する創世と名のつくエクシーズモンスター3体をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする」
ヌメロン・ドラゴン
手札2→3
墓地からデッキに戻ったカード
・創世騎士ガイア
・創世剣士バスター・ブレイダー
・創世天使クリスティア
「更に、《ヌメロンの真理》の効果発動。その効果で我は手札から《E・HEROネオス》と《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚」
今でも中年層を中心にして根強い人気を持っている特撮ヒーロー、ウルトラマンをモチーフとした白と青を基調としたヒーローと機械でできた銀色の蛇竜が現れた。
E・HEROネオス レベル7 攻撃2500→0
サイバー・ドラゴン レベル5 攻撃2100→0
「またモンスターが…」
「更に、《ヌメロンの真理》の効果発動。このカードを発動している間、我は通常召喚を行えない代わりに、《ヌメロン・フィールド》の効果を何度でも使用することができる」
「何!?」
「我はまずは《ブラック・マジシャン》を《ヌメロン・フィールド》の効果でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世の魔導士、《創世魔術師マハード》」
古代エジプトの服装をしていて、右手に《ブラック・マジシャン》の杖を持った褐色の魔導士が現れる。
創世魔術師マハード ランク7 攻撃2500
「更に、《青眼の白竜》を《ヌメロン・フィールド》の効果でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世の炎を持つ白き竜、《創世白竜ブルーアイズ》」
胸に緑色の魔石が生む込まれ、青い鎧が装備された《青眼の白竜》が現れる。
創世白竜ブルーアイズ ランク8 攻撃3000
「《ブラック・マジシャン》と《青眼の白竜》の姿が変わった!!」
「まだだ。次は《ネオス》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世の時の守り人、《創世の英雄ネオス》」
額と胸に水色のラインがつき、右腕には赤い魔石が付いた腕輪が装備された《E・HEROネオス》が姿を現す。
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃2500
「そして最後に…《サイバー・ドラゴン》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。現れよ、創世の技術宿りし機械竜、《創世機竜サイバー》」
追加装備により、《青眼の白竜》のような姿となった《サイバー・ドラゴン》が現れる。
創世機竜サイバー ランク5 攻撃2100
ヌメロンの真理
永続罠カード
自分フィールド上に「ヌメロン・フィールド」が表側表示で存在する場合にのみ、自分フィールド上に存在する「ヌメロンの神託」1枚を墓地へ送ることで発動できる。
1ターンに1度、自分の手札・墓地に存在するモンスター2体を選択する。
そのモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、攻撃力も0となる。
また、このカードが表側表示で存在する限り、自分は「ヌメロン・フィールド」の効果を1ターンに1度以上発動することができる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分はモンスターを通常召喚できない。
「あっという間に4体のエクシーズモンスターが…!!」
「《創世の魔術師マハード》は攻撃宣言時、ダメージステップ終了時まで攻撃対象となったモンスターの攻撃力・守備力を500ポイントダウンさせる。《創世の白竜ブルーアイズ》は戦った相手モンスターをダメージステップ終了時に破壊する。《創世の英雄ネオス》は攻撃するとき、創世と名のつくモンスターたちの攻撃力をエンドフェイズまで400ポイントアップさせる。そして…《創世機竜サイバー》が攻撃するとき、戦闘ダメージを0にする代わりに相手はダメージステップ終了時までカード効果を発動できなくする。そして、これらの効果はほかの創世と名のつくモンスターと共有できる」
「そ…そんな!!数が増えれば増えるほど強くなるなんて…!!」
「それだけじゃないよ。場から離れたとき、墓地から本体となるモンスター1体を復活させる効果を持ってる。下手に倒したら、さらに手痛い攻撃を受けることになる」
自分とウィンダを包囲するように展開するヌメロン・ドラゴンのモンスターに侑斗は戦慄する。
創世魔術師マハード
ランク7 攻撃2500 守備2100 エクシーズ 闇属性 魔法使い族
レベル7モンスター×2
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「ブラック・マジシャン」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが攻撃するとき、ダメージステップ終了時まで攻撃対象となったモンスターの攻撃力・守備力は500ポイントダウンする。
創世白竜ブルーアイズ
ランク8 攻撃3000 守備2500 エクシーズ 光属性 ドラゴン族
レベル8モンスター×3
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「青眼の白竜」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが相手モンスターと戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時にその相手モンスター1体を破壊する。
創世の英雄ネオス
ランク7 攻撃2500 守備2000 エクシーズ 光属性 戦士族
レベル7モンスター×2
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「E・HEROネオス」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードが攻撃するとき、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくエクシーズモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで400ポイントアップする。
創世機竜サイバー
ランク5 攻撃2100 守備1600 エクシーズ 光属性 ドラゴン族
レベル5モンスター×2
このカードは「ヌメロン・フィールド」の効果でのみ特殊召喚することができる。
このカードがフィールドから離れたとき、自分の墓地に存在する「サイバー・ドラゴン」1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上に表側表示で存在する「創世」と名のつくモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃宣言時に発動できる。
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスター効果を発動できない。
この効果を発動した場合、その戦闘で相手に与える戦闘ダメージは0となる。
「く…!!」
「バトル。《創世白竜ブルーアイズ》で《銀河眼の光子竜皇》を攻撃。その瞬間、《サイバー》、《ネオス》、《マハード》から得た効果を発動。これにより、《銀河眼の光子竜皇》の攻撃力を500ポイントダウンさせ、我の場の創世と名のつくエクシーズモンスターの攻撃力を400ポイントアップさせる」
《創世白竜ブルーアイズ》の咆哮によって、ヌメロン・ドラゴンの場のモンスターたちが活性化する。
創世魔術師マハード ランク7 攻撃2500→2900
創世白竜ブルーアイズ ランク8 攻撃3000→3400
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃2500→2900
創世機竜サイバー ランク5 攻撃2100→2500
No.62銀河眼の光子竜皇 ランク8 攻撃4000→3500
《創世白竜ブルーアイズ》と《No.62銀河眼の光子竜皇》のブレスがぶつかり合う。
他の創世と名のつくエクシーズモンスターの力を受け、強化された《創世白竜ブルーアイズ》であるものの、それでもわずかに及ばず、最終的には押し切られて消滅した。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ5300→5200
「でも、《創世白竜ブルーアイズ》の効果は…」
「そうだ。戦った相手モンスターを破壊する。よって、《銀河眼の光子竜皇》は破壊される。そして、《創世白竜ブルーアイズ》が場から離れたことで、我の場に《青眼の白竜》が復活する」
急に《No.62銀河眼の光子竜皇》が白い光に包まれて消滅し、入れ替わるようにヌメロン・ドラゴンの場に《青眼の白竜》が舞い降りる。
青眼の白竜 レベル8 攻撃3000
「《光子竜皇》が…」
「これ以上攻撃を受けるわけにはいかない!僕は罠カード《グラップル・バインド》を発動!僕の場のランク4以上のエクシーズモンスターが破壊された時、相手のバトルフェイズを終了させる!」
「我はカウンター罠《魔宮の賄賂》を発動。相手の魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊する」
発動した《グラップル・バインド》が役目を果たすことなく消滅した。
グラップル・バインド
通常罠カード
自分フィールド上のランク4以上のエクシーズモンスターが破壊されたときに発動できる。
このターンのバトルフェイズを終了させる。
「そして、お前はデッキからカードを1枚ドローする」
「…」
侑斗は自らのデッキトップをじっと見つめる。
「今の僕の手札には攻撃を止めるためのカードはない。もし、ドローしたカードがそのカードじゃなかったら…」
「だ…大丈夫だよユウ!!絶対に引けるよ!!」
「ウィンダ…」
「ほらほら、ユウ!!不安だったら、一緒にドローしてあげるよ!」
ウィンダが強引にデッキトップの侑斗の指を掛け、自分の手をその上に重ねる。
「ね?これで安心できるでしょ?」
「…」
ウィンダの手から優しいぬくもりを感じる。
そして、前世の自分がまだまだ幼かった頃、とても気が弱く、デュエルでも連戦連敗だった。
そんな自分をウィンダは何度も慰めてくれた。
そして、決まって彼女は手を自分の右手の上に重ねていた。
「さあ…カードを引け、剣崎侑斗。お前の道はここでは終わらない」
「いくよ、ユウ」
「うん…ウィンダ」
侑斗の心から敗北への恐れが消える。
そして、目を閉じて精神を落ち着かせる。
「「ドロー!!」」
侑斗
手札3→4
「さあ…この状況を脱して見せよ。《創世魔術師マハード》でダイレクトアタック。黒・魔・導」
《創世魔術師マハード》の杖から侑斗に向けて魔弾が放たれる。
「今だよ、ユウ!!」
「僕は手札から魔法カード《URUM-エレメンタル・ストリーム》を発動!」
「相手のターンに通常魔法だと…?」
「このカードは僕の場にモンスターが存在せず、僕の墓地にランク4のナンバーズが5体以上存在するとき、相手モンスター1体の攻撃を無効にして発動できる!僕の場と墓地から属性が異なるカオスナンバーズ以外のナンバーズ4体を選択する!僕は墓地から《竜騎兵グレン》、《ジェムナイト・アゲート》、《セイクリッド・ルナマリア》、《S・H・Ark Knight》を選択!」
侑斗の場に《No.55竜騎兵グレン》と《No.18ジェムナイト・アゲート》、《No.23セイクリッド・ルナマリア》、《No.101S・H・Ark knight》が彼とウィンダを守るかのように周囲に現れる。
「そして、そのモンスターたちを素材にしてランク13のナンバーズをエクシーズ召喚する!!」
「ランク13…」
上空に四霊神が姿を見せ、彼らの手でオーバーレイネットワークが生み出される。
炎・水・風・地・光・闇の力が溶け込み、4体のナンバーズが取り込まれていく。
「インフィニットエクシーズチェンジ!!」
「「来い(来て)、No.∞!風が意思を運ぶ時、世界に無限の可能性を生み出す!《ガスタの魔剣士ユウ・極》!!」」
上杉謙信の甲冑をモチーフとした緑色の鎧を身に着け、両腰には魔剣ではなくカードケースを装備している《No.00ガスタの魔剣士ユウ》がオーバーレイネットワークから舞い降りる。
胸の中央部分にはガスタの印が刻まれていて、着地すると同時に背中に赤いビロードマントが現れた。
No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極 ランク13 攻撃4000
URUM(アルティメットランクアップマジック)-エレメンタル・ストリーム
通常魔法カード
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在せず、自分の墓地に「CNo.」以外の「No.」と名のつくランク4のエクシーズモンスターが5体以上存在する場合、相手の直接攻撃宣言時にその攻撃を無効にすることで手札から発動できる。
自分フィールド上・墓地に存在する属性の異なる「CNo.」以外の「No.」と名のつくエクシーズモンスター4体を選択する。
エクストラデッキからランク13の「No.」と名のつくエクシーズモンスター1体を対象となったモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚する。
「新たなナンバーズを生み出したか…。だが、《創世の英雄ネオス》から得た効果で我の場の創世と名のつくエクシーズモンスター達は強化される」
創世魔術師マハード ランク7 攻撃2900→3300
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃2900→3300
創世機竜サイバー ランク5 攻撃2500→2900
「そして、《創世の英雄ネオス》で《ガスタの魔剣士ユウ・極》を攻撃。そして、《創世の英雄ネオス》と《創世魔術師マハード》の効果発動。その効果で我のモンスターの攻撃力がアップし、ダメージステップ時のみ攻撃対象となったモンスターの攻撃力がダウンする」
創世魔術師マハード ランク7 攻撃3300→3700
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃3300→3700
創世機竜サイバー ランク5 攻撃2900→3300
No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極 ランク13 攻撃4000→3500
「ラス・オブ・ネオス」
《創世の英雄ネオス》は高く跳躍し、手刀で《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》を切り裂こうとした。
「この瞬間、《ユウ・極》の効果発動!」
「1ターンに1度、エクストラデッキ・墓地に存在するカオスナンバーズ以外のナンバーズ1体を選択して、このカードのオーバーレイユニットにするよ!」
《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》のカードケースから《No.39希望皇ホープ》のカードが現れ、マントがムーンバリアに変化する。
「ほう…」
「そして、エンドフェイズまでオーバーレイユニットとなったナンバーズのオーバーレイユニットを使う効果を得る!ムーンバリア!!」
ムーンバリアが《創世の英雄ネオス》の手刀を受け止める。
取り除かれたオーバーレイユニット
・No.55竜騎兵グレン
「お前が持つすべてのナンバーズの力を使えるということか…。ならば、《創世機竜サイバー》で《ユウ・極》を攻撃。エヴォリューション・バースト」
《創世機竜サイバー》が攻撃することにより、再びヌメロン・ドラゴンの場のエクシーズモンスター達が強化される。
創世魔術師マハード ランク7 攻撃3700→4100
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃3700→4100
創世機竜サイバー ランク5 攻撃3300→3700
No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極 ランク13 攻撃4000→3500
「ムーンバリアをもう1度発動!!」
《創世機竜サイバー》の攻撃を再びムーンバリアで防御すると、元のマントに戻って行った。
取り除かれたオーバーレイユニット
・No.39希望皇ホープ
「我はこれで…ターンエンドだ」
ヌメロン・ドラゴン
手札3→1
ライフ5300
場 創世魔術師マハード ランク7 攻撃4100→2500
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃4100→2500
創世機竜サイバー ランク5 攻撃3700→2100
青眼の白竜 レベル8 攻撃3000
ヌメロンの真理(永続罠)
伏せカード1
ヌメロン・フィールド(フィールド魔法)
侑斗
手札4→3
ライフ400
場 No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極(オーバーレイユニット3) ランク13 攻撃4000
「…!!ユウ、その眼…」
「え?」
「ユウ…右目にも風の目が…」
懐から取り出した手鏡を侑斗に見せる。
それを見ると、ウィンダの言うとおり両目ともに風の目となっていた。
おそらく、《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》を呼び出したことで、更に侑斗の精霊の力が強まったのだろう。
「もしかしたら、これはみんなのメッセージかも。ちゃんとウィンダと一緒に帰らないと怒るぞって」
「ユウ…」
「ウィンダ、必ず一緒に帰ろう」
「…うん!!」
これは優しい嘘ではなく、本当の約束。
世界を救うだけでなく、一緒に戻ってこれから未来を描くために闘う決意を固める。
「僕のターン、ドロー!!」
侑斗
手札3→4
「僕は《ユウ・極》の効果発動!僕の墓地か場に存在するナンバーズをオーバーレイユニットにし、そのモンスターのオーバーレイユニットを使用する効果を得る!僕は《No.62銀河眼の光子竜皇》を選択する!!」
カードケースから《No.62銀河眼の光子竜皇》が現れ、《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》の眼が銀河眼特有のものに変化する。
「更に、僕は《ユウ・極》のもう1つの効果を発動!メインフェイズ1に墓地のガスタと名のつくモンスター2体をデッキに戻すことで、このカードは相手の場に存在するすべてのモンスターに1回ずつ攻撃できる!」
《ガスタの静寂カーム》と《ガスタの武器職人セイ》が侑斗の場に現れ、《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》に力を与える。
「バトル!《ユウ・極》で攻撃!」
《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》の手に《No.55竜騎兵グレン》の銃が現れる。
「まずは《創世魔術師マハード》から!ドラゴン・ツイン・ショット!!」
2丁の銃から放たれた鋼の弾丸が《創世魔術師マハード》を貫き、ヌメロン・ドラゴンをも貫く。
「く…」
ヌメロン・ドラゴン
ライフ5300→3800
「《創世魔術師マハード》が場から離れたことにより、我の場に《ブラック・マジシャン》は復活する」
ブラック・マジシャン レベル7 守備2100
「次は《創世の英雄ネオス》を攻撃!アゲート・ランサー!!」
《No.18ジェムナイト・アゲート》の槍を手にした《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》はそのまま力一杯薙ぎ払い、《創世の英雄ネオス》をたたき飛ばす。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ3800→2300
「《創世の英雄ネオス》が場から離れたことにより、《E・HEROネオス》がよみがえる」
E・HEROネオス レベル7 守備2000
「今度は《創世機竜サイバー》だ!!ムーン・シュート!!」
《No.23セイクリッド・ルナマリア》の弓から放たれた複数の光の矢は迷いなく《創世機竜サイバー》の関節やコアを貫き、機能停止に追い込んだ。
「罠発動、《ガード・ブロック》。我への戦闘ダメージを1度だけ0にし、デッキからカードを1枚ドローする。そして蘇れ、《サイバー・ドラゴン》」
ヌメロン・ドラゴン
手札1→2
サイバー・ドラゴン レベル5 守備1600
「まだ攻撃は終わらない!今度は本体となったモンスターたちを攻撃!」
「いっけーーー!!」
ウィンダはぶんぶん腕を振り回す中、《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》は《No.39希望皇ホープ》の2本剣で《ブラック・マジシャン》と《青眼の白竜》を、《No.62銀河眼の光子竜皇》の頭部を模したガントレッドを右手に装備し、そこから放つ白いブレスで《サイバー・ドラゴン》を、そして最後にミサイルランチャーのような構造の白い武器から放った無数の赤いレーザーで《E・HEROネオス》を破壊した。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ2300→1300
No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極
ランク13 攻撃4000 守備3000 エクシーズ 風属性 サイキック族
このカードは「RUM」と名のつくカードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカードは「No.」と名のつくエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、自分のフィールド・墓地に存在する「CNo.」以外の「No.」と名のつくエクシーズモンスター1体を選択して発動する。
選択したカードをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とし、そのカードが持つ「エクシーズ素材を取り除いて発動する効果」をエンドフェイズまで得る。
この効果で相手ターンでも発動できる。
また、自分のターンのメインフェイズ1に1度、自分の墓地に存在する「ガスタ」と名のつくモンスター2体をデッキに戻すことで発動できる。
このターン、このカードは相手フィールド上に存在するすべてのモンスターに1回ずつ攻撃できる。
この効果を発動したターン、自分フィールド上に存在するほかのモンスターは攻撃できない。
「やったーー!!これでヌメロン・ドラゴンの場のモンスターは全滅だね!!」
「そうだ…それを求めていた。それをずっと欲していた」
「ヌメロン・ドラゴン…」
「それこそが我がずっと求めていた意思。世界を導くことができる意思だ。我は場に存在する《ヌメロン・フィールド》と《ヌメロンの真理》を墓地へ送り、罠カード《ヌメロンの超新星》を発動」
《ヌメロン・フィールド》と《ヌメロンの真理》が光となって消え、ヌメロン・ドラゴンの場で凄まじい爆発が発生する。
「こ…この爆発は!!?」
ウィンダを抱き支えながら、侑斗はその場をじっと見る。
「このカードは我の墓地に《ヌメロンの戒律》、《ヌメロンの神託》、《ヌメロンの真理》が存在するとき、場に存在する《ヌメロン・フィールド》と《ヌメロンの真理》を墓地へ送ることで発動できる。エクストラデッキから《究極創世神ミネルバ》を特殊召喚する」
爆発による煙が晴れると、そこには黄金の槍と盾を装備し、6枚の翼と白銀のロングスカートがついた鎧を装備した白髪の天使がいた。
彼女の周囲にはローマ数字で時を告げる複数の黄金の時計が旋回している。
究極創世神ミネルバ ランク13 攻撃5000
「攻撃力5000!!?でも、《ユウ・極》の効果でムーンバリアを使えば大丈夫だよね?ユウ」
「そうだといいけど…。僕はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
ヌメロンの超新星
通常罠カード
自分の墓地に「ヌメロンの戒律」、「ヌメロンの神託」、「ヌメロンの真理」が存在するとき、自分フィールド上に表側表示で存在する「ヌメロン・フィールド」と「ヌメロンの真理」を墓地へ送ることで発動できる。
自分のエクストラデッキから「究極創世神ミネルバ」を自分フィールド上に特殊召喚する。
ヌメロン・ドラゴン
手札1
ライフ1300
場 究極創世神ミネルバ ランク13 攻撃5000
侑斗
手札4→3
ライフ400
場 No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極(オーバーレイユニット4) ランク13 攻撃4000
伏せカード1
「我のターン、ドロー」
ヌメロン・ドラゴン
手札1→2
「我は《ミネルバ》の効果を発動。1ターンに1度、我の墓地に存在する《創世》と名のつくエクシーズモンスターを可能な限り特殊召喚する。現れよ、《創世白竜ブルーアイズ》、《創世魔術師マハード》、《創世の英雄ネオス》、《創世機竜サイバー》」
《究極創世神ミネルバ》の時計から4体のモンスターが現れ、彼女を守るように円陣を組む。
創世白竜ブルーアイズ ランク8 攻撃3000
創世魔術師マハード ランク7 攻撃2500
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃2500
創世機竜サイバー ランク5 攻撃2100
「そして、《ミネルバ》は創世と名のつくモンスターの効果だけでなく、攻撃力も得る」
究極創世神ミネルバ ランク13 攻撃5000→15100
「攻撃力15100!?ってあれ?なんで驚いてないの?ユウ」
かなり驚いているウィンダに対し、侑斗はあまり驚いていない。
それが気になり、ウィンダは侑斗の顔を覗き込む。
「ええっと、多分、ドン・サウザンドとの戦いで攻撃力10000とか攻撃力100000のモンスターが出たから、感覚がマヒしたのかも…」
苦笑しながらも、侑斗はじっと《究極創世神ミネルバ》を見る。
だが、何も用意せずのその攻撃を受けるわけにはいかない。
「僕は《ユウ・極》の効果発動!僕の場・墓地に存在するナンバーズをオーバーレイユニットにし、そのカードのオーバーレイユニットを取り除いて発動する効果を得る!僕はもう1度《No.39希望皇ホープ》を選択!」
再びカードケースから《No.39希望皇ホープ》が現れる。
「無駄だ。《ミネルバ》と戦闘を行う相手モンスターの効果はバトルの間無効となる。よって、仲間より受け継いだ効果は発動できない」
「そ…そんな!!」
「《ミネルバ》で《ユウ・極》を攻撃。ジャッジメント・パイル」
《創世究極神ミネルバ》の杖に聖なる魔力が集中していく。
そして、その魔力が雷となり、《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》に襲い掛かる。
「ユウが…負ける…!?」
ウィンダが呆然とする中、雷は《創世白竜ブルーアイズ》の力によって《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》を貫き、そのまま侑斗に襲い掛かる。
「まだだ!!僕は罠カード《無限の意思》を発動!僕の場に存在する《No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極》が戦闘を行う時、このターン僕が受ける戦闘ダメージを0にし、エンドフェイズまでこのカードは場に残り続ける!」
侑斗を襲うはずだった雷は目の前で消滅する。
「そして、このカードを発動したターンに《ユウ・極》が破壊された場合、エンドフェイズ時にエクストラデッキ・墓地から《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を特殊召喚し、このカードを装備させる!」
「望みをつないだか…。だが、《ミネルバ》が存在する限り、お前はこのカード以外のモンスターを攻撃できない。お前に残された道は、このカードを倒すことのみ。我はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
ターン終了宣言と共に、侑斗の場に《No.00ガスタの魔剣士ユウ》が現れる。
ヌメロン・ドラゴン
手札2
ライフ1300
場 究極創世神ミネルバ ランク13 攻撃15100
創世白竜ブルーアイズ ランク8 攻撃3000
創世魔術師マハード ランク7 攻撃2500
創世の英雄ネオス ランク7 攻撃2500
創世機竜サイバー ランク5 攻撃2100
伏せカード1
侑斗
手札3
ライフ400
場 No.00ガスタの魔剣士ユウ(《無限の意思》装備) ランク4 攻撃2500
究極創世神ミネルバ
ランク13 攻撃5000 守備5000 エクシーズ 神属性 幻神獣族
このカードは「ヌメロンの超新星」の効果でのみ特殊召喚できる。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターがこのカードのみの場合、1ターンに1度、自分の墓地に存在する「創世」と名のつくエクシーズモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚することができる。
このカードの攻撃力は自分フィールド上に表側表示で存在する他の「創世」と名のつくエクシーズモンスターの攻撃力の合計分アップする。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はほかのモンスターを攻撃対象とすることができない。
「究極創世神ミネルバ」はフィールド上に1体しか存在できない。
「いこう、ウィンダ!」
「うん!!」
「「僕(私)達のターン、ドロー!!」」
侑斗とウィンダが再び一緒にカードを引く。
侑斗
手札3→4
「僕は手札から《エクシーズ・トレジャー》を発動!僕たちの場のエクシーズモンスターの数だけデッキからカードをドローする!よって、僕はデッキからカードを6枚ドロー!!」
侑斗
手札4→9
「我は罠カード《ヌメロン・グリード》を発動。我の場に究極創世神と名のつくエクシーズモンスターが存在し、相手がカード効果でデッキからカードを2枚以上手札に加えたターン、お前はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できず、魔法カードはセットし、次のお前のターンまで発動できない」
ヌメロン・ドラゴンが仕掛けた強力なロック。
これで、このターンに手にした大量の手札が無駄になるかと思われた。
ヌメロン・グリード
通常罠カード
自分フィールド上に「究極創世神」と名のつくエクシーズモンスターが表側表示で存在し、相手がカード効果でデッキからカードを2枚以上手札に加えたときに発動できる。
このターン、相手はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚することができない。
また、相手は魔法カードはセットしなければ発動できず、セットしたプレイヤーから見て次の自分のターンが来るまで発動できない。
「僕は《無限の意思》の効果発動!手札を1枚墓地へ送り、墓地に存在するナンバーズ1体を選択することで、このカードを装備した《ユウ》の攻撃力を選択したモンスターの攻撃力分アップさせる!蓮!!」
墓地から《No.55竜騎兵グレン》が現れると、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》に炎の力が宿る。
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→4900
「次は竜司の力だ!!」
《No.18ジェムナイト・アゲート》の大地の力を受け、肉体が極限まで強化される。
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃4900→7900
「瑠那!!」
《No.23セイクリッド・ルナマリア》の光の力により、聖なるオーラを纏う。
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃7900→9900
「遊馬君、凌牙君、カイトさん!!」
《No.39希望皇ホープ》、《No.101S・H・Ark Knight》、《No.62銀河眼の光子竜皇》の力を宿し、オーラが虹色になる。
No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃9900→12400→14500→18500
手札から墓地へ送られたカード
・ガスタの希望カムイ
・ガスタのつむじ風
・くず鉄のかかし
・ガスタの救命劇
・ガスタの毒払い
・ガスタ・サンボルト
無限の意思
通常罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極」が戦闘を行う時に発動できる。
このターン、自分が受ける戦闘ダメージは0となる。
また、このカードは発動したターンのエンドフェイズ時までフィールドにとどまり、そのターンに「No.∞ガスタの魔剣士ユウ・極」が破壊された場合、エンドフェイズ時にエクストラデッキ・墓地から「No.00ガスタの魔剣士ユウ」1体を特殊召喚し、このカードを装備する。
自分のターンのメインフェイズ時、手札を1枚墓地へ送り、自分の墓地に存在する「CNo.」以外の「No.」と名のつくエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
装備モンスターの攻撃力はエンドフェイズまで選択したモンスターの攻撃力分アップする。
「…。見事だ。剣崎侑斗」
ヌメロン・ドラゴンは静かにデュエルディスクを降ろす。
「バトルだ!!《ガスタの魔剣士ユウ》で《究極創造神ミネルバ》を攻撃!!」
虹色の光を纏った《No.00ガスタの魔剣士ユウ》が2本の魔剣で《究極創造神ミネルバ》に襲い掛かる。
しかし、女神は潔く攻撃を受けるつもりはなく、すべての力を雷に注ぎ込み、迎撃する。
放たれた雷を2本の魔剣で受け止め、なおも突撃するが、魔剣は耐えきれずに2本とも折れてしまった。
それでも《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は進み続け、仲間から得た力を右拳に集中させる。
力を集中したことで、拳が青く輝く。
その拳はついに《究極創世神ミネルバ》を貫く。
貫かれた瞬間、《究極創世神ミネルバ》はなぜか微笑みながら消滅していった。
ヌメロン・ドラゴン
ライフ1300→0