侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
No.97ヴェルズ・ゴーガンダンテス
蓮
No.55竜騎兵グレン
竜司
No.18ジェムナイト・アゲート
瑠那
No.23セイクリッド・ルナマリア(侑斗から譲渡)
「え・・・!?これ本当にいいのか!?」
屋上で、遊馬は目を輝かせながら《No.97ヴェルズ・ゴーガンダンテス》を見た。
「うん。アストラルにとってはナンバーズは必要なんでしょ?」
「ああ。だが、驚きだな。せっかく手に入れたナンバーズをこのようにあっさりと渡すとは・・・。」
「このカードは僕たちのデッキでは使いこなせないからね。それに、君は友達だから。」
「友達・・・?」
アストラルは侑斗の言葉に首をかしげた。
「父さんが言ってたんだ。どんな人でも、デュエルをすれば分かり合い、友達になれるって。」
「え・・・?じゃあ、俺も?」
「うん。遊馬君も僕と友達だよ。」
「な・・・なんか真正面から言われると照れくせえな・・・。」
遊馬は若干照れた。
「なら・・・その友達からの誠意にはこたえなければな。」
アストラルはそういうと、体からカードを1枚取り出し、侑斗に渡した。
「これは・・・《No.17リバイス・ドラゴン》!!本当にいいの?」
「ああ。ナンバーズを渡してくれた礼だ」
「ありがとう!アストラル!」
侑斗は嬉しそうにもらったカードをデッキに入れた。
すると、昼休み終了の予鈴が鳴った。
「あ・・・。そろそろ時間だ。じゃあね!遊馬君!アストラル!」
「おお!!じゃあな!」
侑斗たちは別れ、それぞれの教室に戻っていった。
「(少なくとも、侑斗のデュエルタクティクスは私と互角、もしくはそれ以上。そして彼にはナンバーズ集めの才能がある。ならば、遊馬とは別に彼にもナンバーズを集めさせるのも手か・・・。)」
今日の授業は午後の2時に終わったため、侑斗のクラスメートはみんなグラウンドへ遊びに行ったが、侑斗たち4人組は別だった。
彼らは学園付近にあるバイク教習所に入った。
近年では、バイクの事故防止システムが大幅に高性能化し、また、法改正もあったため、15歳からバイクに乗ることが許されるようになった。
事故が起きたときのための保険への2つ以上の加入、18歳になるまで年に1度の免許更新を受けなければならないが・・・。
「ついにバイクの免許の本試験だぜ!!」
蓮は気合を入れていた。
「でも、そんなに簡単に免許は取らせてくれないよ。特に、俺たち中学生は。」
「大丈夫よ。蓮のように調子に乗ったことをしなければ・・・。」
「なあ・・・泣いていいか?」
蓮は竜司と瑠那の言葉に若干涙目になった。
「ふぅーん・・・これがバイクなんだー。」
ウィンダは試験用のバイクをいろんな角度から見ていた。
「ねえ!ユウ!私も運転してみたい!!」
「駄目だよウィンダ。運転の仕方勉強したの?」
「うう・・・。でも運転したいもん!!」
ウィンダは不満げに侑斗を見つめた。
「免許取ったら、僕が君をどこでも連れて行ってあげるから、それで勘弁してね。」
「ならいい!!」
ウィンダは侑斗の提案で一転して明るい表情になった。
「(本当に・・・喜怒哀楽がはっきりしてるなあ・・・。)」
「試験番号4番の月影瑠那さん。実技試験を開始しますので、第1練習場まで来てください。」
「じゃあ、行ってくる。」
「頑張れよー!瑠那ー!」
「ええ。」
瑠那はヘルメットを持って控室から出た。
試験場には、たらこ唇でスキンヘッドの男が待っていた。
「私は試験官の津上だ。」
「月影瑠那です・・・。」
「いいか?この試験は落とすためのものだ。そう簡単にパスできると思うなよ?」
「当然です。」
瑠那は試験用の白いバイクを、津上は監督用の青いバイクに乗り、一斉に車道へ向かった。
「試験前にトイレトイレっと・・・。」
その頃、竜司は用を足すためにトイレに行った。
すると、個室便所から声が聞こえた。
「んーーー!!んーーー!!」
「なんだろう・・・?」
竜司は個室トイレの扉を開けようとしたが、鍵がかかっていてどうしても開かなかった。
「となると・・・。とりゃーー!!」
竜司は何度も扉に体当たりをすると、鍵が壊れ、扉が開いた。
そこには試験官の津上がパンツ一丁で、口にはガムテープ、全身をロープで拘束された状態で様式便所にいた。
「一体・・・何があったんですか?」
竜司は即座にガムテープを取り、口が聞ける状態にした。
「はあ・・・はあ・・・。急に誰かが俺を気絶させて・・・・気が付いたらこの中に・・・。」
「(・・・。なーんか嫌な予感がするな・・・。)」
竜司は津上のロープをほどきながらそう思った。
一方、瑠那と津上らしき人物は路上の交差点で信号待ちをしていた。
すると、津上らしき人物は密かにヘルメットの左側に軽く触れた。
「これより、ナンバーズの回収を行います・・・。」
「(すぐにやれ・・・。私をがっかりさせるなよ?)」
「了解です。ドクター・・・。」
通信が切れるのと同時に、信号が変わったため、2人は再び発進した。
「月影瑠那・・・。私とデュエルだ!!」
「え・・・?」
瑠那が驚くのと同時に自動的にDパッドが両者に強制的に装着され、バイクのスピードが大幅に上がった。
「貴様の持つナンバーズ・・・狩らせてもらう!!」
「あなたは何者・・・?」
「あるものの使い・・・と言っておこう。貴様のバイクは私を倒さなければ止まらんぞ!」
「え・・・?」
瑠那はバイクのスピードを確認した。
スピードは現在時速128キロ。
一般道ではあまりにも危険すぎるスピードだ。
「(あるもの・・・?今はそんなことはどうでもいい・・・。彼を倒さなければ・・・。)いいわ。私は命が惜しいから。」
瑠那はD・パッドにデッキを入れ、デッキからカードを5枚ドローしてバイクに付属されている手札置き場に置いた。
「貴様のナンバーズ・・・私が狩る!」
両者はD・ゲイザーを装着した。
「「デュエル!!」」
瑠那
手札5
ライフ4000
使い
手札5
ライフ4000
「私のターン。」
瑠那
手札5→6
「私は、モンスターを裏守備表示で召喚。カードを1枚伏せ、ターン終了。」
瑠那
手札6→4
ライフ4000
場 裏守備モンスター
伏せカード1
使い
手札5
ライフ4000
「私のターン!!ドロー!」
使い
手札5→6
「私もモンスターを裏守備表示で召喚!カードを2枚伏せ、ターンエンド!!」
瑠那
手札6→4
ライフ4000
場 裏守備モンスター
伏せカード1
使い
手札6→3
ライフ4000
場 裏守備モンスター
伏せカード2
「(モンスターを裏守備表示・・・?リバース効果狙いなの・・・?)私のターン。」
瑠那
手札4→5
「よし・・・このカードなら・・・はっ!!」
瑠那の目の前に横断歩道を渡ろうとしている老人がいた。
このままでは衝突する。
「く・・・・・!!はあ!!」
瑠那はバイクを跳躍させ、なんとか老人を引くのを阻止することができた。
「どうした!?早くモンスターを召喚しろ!!」
「く・・・。私は手札から《セイクリッド・ポルクス》を召喚。」
瑠那の場に体の右半分が金、左半分が銀になっている戦士が二又の剣を装備して現れた。
セイクリッド・ポルクス レベル4 攻撃1700
「このカードの召喚に成功した時、私は手札から追加でもう一度セイクリッドモンスターを通常召喚できる。私は手札から《セイクリッド・カストル》を召喚。」
瑠那の場に今度は体の左半分が金で、右半分が銀の戦士が現れた。
セイクリッド・カストル レベル4 攻撃1700
「このカードはセイクリッドモンスターの効果で召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする。」
瑠那
手札5→3→4
セイクリッド・カストル
レベル4 攻撃1700 守備600 効果 光属性 戦士族
このカードが「セイクリッド」と名のつくモンスターの効果で召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする。
「更に、私は《セイクリッド・アクベス》を反転召喚。」
瑠那の場に両手がはさみになっている銀色の鎧戦士が現れた。
セイクリッド・アクベス レベル4 攻撃500
「バトル。《セイクリッド・カストル》で裏守備モンスターを攻撃。」
《セイクリッド・カストル》は二又の剣で裏守備モンスターを切り裂いた。
しかし、切り裂いた裏守備モンスターの体はすぐにくっつき、何事もなかったかのような状態になった。
「私の裏守備モンスターは《魂を削る死霊》。このモンスターは戦闘では破壊されない。」
魂を削る死霊 レベル3 守備200
「更に、永続罠《死神の進軍》。貴様のターンのバトルフェイズ終了時に《幻影トークン》を守備表示で特殊召喚できる。」
使いの場に小さな死神のような姿をしたトークンが現れた。
幻影トークン レベル1 守備500
死神の進軍
永続罠カード
相手ターンのバトルフェイズ終了時、自分フィールド上にアンデット族モンスターが表側表示で存在するとき、「幻影トークン」を1体自分フィールド上に特殊召喚できる。
「なら、私はレベル4の《セイクリッド・アクベス》、《セイクリッド・カストル》、《セイクリッド・ポルクス》でオーバーレイ。3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!現れなさい!《No.23セイクリッド・ルナマリア》!」
No.23セイクリッド・ルナマリア ランク4 攻撃2000
「そして、カードを1枚伏せて、ターンエンド。」
瑠那
手札4→3
ライフ4000
場 No.23セイクリッド・ルナマリア(オーバーレイユニット3) ランク4 攻撃2000
伏せカード2
使い
手札3
ライフ4000
場 魂を削る死霊 レベル3 守備200
幻影トークン レベル1 守備500
死神の進軍(永続罠)
伏せカード1
「私のターン!ドロー!」
使い
手札3→4
「私は手札から《精気を吸う骨の塔》を召喚。」
地中から骸骨でできた不気味な塔が出現した。
精気を吸う骨の塔 レベル3 攻撃400
「そして私はレベル3の《魂を削る死霊》と《精気を吸う骨の塔》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築・・・エクシーズ召喚!現れろ!《No.48シャドー・リッチ》!!」
使いの場に巨大な死神が刃に「48」が刻まれた大きな鎌をもって出現した。
そして、使いの右手の甲にもその数字が現れた。
No.48シャドー・リッチ ランク3 攻撃1800
「ナンバーズ・・・。だけど、攻撃力は私の《セイクリッド・ルナマリア》以下ね・・・。」
「そいつはどうかな?《シャドー・リッチ》は私の場の《幻影トークン》1体につき500ポイント攻撃力がアップする。」
《No.48シャドー・リッチ》は《幻影トークン》から力をもらった。
No.48シャドー・リッチ ランク3 攻撃1800→2300
「バトル!《シャドー・リッチ》で、《セイクリッド・ルナマリア》を攻撃!シャドー・スラッシュ!」
《No.48シャドー・リッチ》は巨大な鎌で《No.23セイクリッド・ルナマリア》を切り裂こうとした。
「《セイクリッド・ルナマリア》の効果発動。オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、フィールド上のモンスター1体はこのターン破壊されない。」
《No.23セイクリッド・ルナマリア》は自分の周囲にバリアを展開させ、攻撃から身を守った。
「だが、戦闘ダメージは受けてもらう!!」
「くっ・・・・!!」
瑠那
ライフ4000→3700
「私はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」
瑠那
手札3
ライフ3700
場 No.23セイクリッド・ルナマリア(オーバーレイユニット3→2) ランク4 攻撃2000
伏せカード2
使い
手札4→2
ライフ4000
場 No.48シャドー・リッチ(オーバーレイユニット2) ランク3 攻撃2300
幻影トークン レベル1 守備500
死神の進軍(永続罠)
伏せカード2
「く・・・。」
瑠那はじっと自分をあざ笑うように見下ろす死神を見た。
「私のナンバーズは・・・侑斗から預かった大切なカード・・・。絶対に渡さない!!」
瑠那VS何者かの使いのデュエル開始!
相手は《No.48シャドー・リッチ》を召喚!!
はたして瑠那はどのようにして戦う・・・?
ちなみに、バイクはシャークが乗っていたものと同じような形だと思っといてください。
感想待ってます!