侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
No.17リバイス・ドラゴン
蓮
No.55竜騎兵グレン
竜司
No.18ジェムナイト・アゲート
瑠那
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ(使いから獲得)
「痛てて・・・。」
蓮は体操服姿で頭をさすっていた。
「どうしたの?頭でも打ったの?」
「それがよお・・・朝ギリギリで起きて、走って学校に行ってたら、バナナの皮で足を滑ってよお・・・。」
「うわあ・・・それは災難だねえ。」
「それに、歩いてたらオボットにゴミと間違われて回収されそうになったり、何とか逃げ切ったと思ったら、三輪車にひかれ、しまいにはサッカーボールが頭に当たった拍子で川に落っこちたんだぜ!!ついてねえよ・・・。」
「(ああ・・・だから体操服姿なのね。)」
「うーん・・・なんかそれよくあるよねー。」
「よくあるってどういうことだ?」
蓮は首をかしげながら竜司に質問した。
「最近、この学園の生徒と教師が何らかの不運に連続で遭遇することがあるんだ。美術の北村先生は自己最高傑作ができた瞬間、廊下側から飛んできたボールでそれが台無しになり、その帰り道には財布をすられ、家に着いて、ドアを開けようとしたらドアが外れてそれの下敷きになったんだって。」
「うわあ・・・。」
侑斗たちは北村先生が受けたさまざまな災難にぞっとした。
「他にも隣のクラスの矢部はリレー中に靴の紐が突然切れて転倒して、家に帰るとすぐに火災に巻き込まれたんだ。」
「か・・・火災!??それで、矢部君は!?」
「命は助かったけど、今も入院中だって。」
「そうなんだ・・・。」
「ねえねえ、ユウ。」
「ん・・・?どうしたの?ウィンダ。」
「ここのクラスの女の子たちがみんなどこかへ行っちゃったよ。」
「え・・・?」
侑斗は教室内を見渡すと、瑠那を除くとここのクラスの女子は全員どこかへ行っていた。
「あのさあ、竜司。」
「んー?」
「女子がみんなどこかへ行っちゃったんだけど・・・何かあったのかな?」
「ああ。3年10組の小野寺が最近、昼休みに占いをするようになったんだ。」
「小野寺・・・・当たらない占いで有名よね。」
「それが、数日前から100パーセント的中するようになって、女子って占い好きでしょ?だから、みんな占ってもらおうって・・・。」
竜司の話が終わらないうちに、蓮が突然立ち上がった。
「俺、占ってもらおうっと!!」
「え・・・蓮・・・?」
「みんなで行こうぜ!!」
蓮は侑斗と竜司の腕をつかむと、3年10組の教室へ爆走した。
「うわっ!!蓮!!ちょっと待ってよー!」
「相変わらず、蓮はこういうの好きだなあ・・・。」
教室に残った瑠那は退屈そうに外を見た。
「私・・・占い興味ないから・・・・。」
3年10組の教室に到着すると、たくさんの生徒が行列を作っていた。
そのほとんどが女子だった。
「うわあ・・・いっぱいならんでるね・・・。」
「しかも・・・女子ばっかり・・・。」
「・・・。」
竜司と侑斗の発言で、蓮は恥ずかしさで小さくなってしまった。
「それにしても、小野寺君の衣装って・・・。」
侑斗は占いをしている小野寺の姿をじっと見た。
彼は小柄で、怪しげなローブとドクロを模った首飾りをつけていて、ガラス玉を使って占いをしていた。
「見るからにうさんくさい衣装だね・・・。」
「うん・・・。」
「ねえ、ユウは占いに興味あるの?」
「興味ないよ。どうせ気休めだからね。」
「お・・・おい!!侑斗!!」
侑斗がそう言った瞬間、小野寺の目線が彼に移った。
蓮は侑斗の口をふさごうとしたが、手遅れだった。
「(こいつ・・・大多数の女子を敵に回したぞ・・・。)」
「占いは気休め程度・・・?聞き捨てなりませんねえ・・・。」
小野寺はガラス玉を持って、侑斗の前まで歩いてきた。
「だって、そうじゃないか。テレビの占いも、雑誌の占いも当ったためしがない。」
「確かに、あのような陳腐な占いはそうかもしれません。しかし!!私の占いはそんなものをはるかに超える!!もしかしたら、予言といったほうがいいのかもしれませんねえ・・・。」
「じゃあ、その予言というのをやってみてよ。」
「いいでしょう・・・。」
小野寺はそういうと、ガラス玉に念じた。
「(うん・・・・?)」
すると、侑斗の目に小野寺から放たれるナンバーズのオーラが映った。
「出てきましたよ・・・。これから10秒後に、軽い地震が起こる。そして、放課後にあなたは天から降り注ぐ無数の文字につぶされるでしょう!!」
「10秒後・・・?」
侑斗は妙に思いながら、10秒数えた。
グラグラグラ・・・・。
「あ・・・。」
「本当に地震が起こりやがった・・・・。」
蓮は携帯で地震速報を確認した。
すると、小野寺の言ったとおり、ハートランドシティで震度2の地震が起こった。
「すごーい!!」
「さすが小野寺君ね!!」
小野寺は周囲の生徒から称賛を浴びた。
「おいおい・・・侑斗、本当に大丈夫かよ・・・?」
「え・・・なんで?」
6時間目が終わり、ホームルームまでの休憩時間に、侑斗たち4人は話をしていた。
「だってよお、お前に天から無数の文字が降り注ぐんだろ?もしそれが実現したら、シャレにならないぜ。」
「そんなことあるわけないじゃんか。」
「それはどうかしら・・・?昼休みに竜司が言っていた2人は小野寺君の占いですべて予言されていたのよ。しかも、全部的中している。とても不気味だわ。」
「へえ・・・。誰から聞いたの?その話。」
「友達から聞いたわ。」
「まあ、その話はここまでにして、瑠那。この前のデュエルで手に入ったナンバーズ、まだ持ってる?」
「ええ。」
瑠那はデッキケースから《No.48シャドー・リッチ》を出した。
「やっぱり・・・浄化できてないから、今君が使うのは危険だ。」
「そうね。浄化しておいて。」
瑠那は侑斗にカードを渡した。
「(とは言ったけど、浄化するにはあのカードで倒すか、アストラルに浄化してもらわなきゃいけないからなあ・・・。放課後に遊馬君に会いに行こう。)」
「今日の授業はここまでだ。お前らちゃんと宿題やっとけよ。」
ホームルームは杉原のこの一言だけで終わった。
蓮たちは先に帰って行った。
「ユウ。早く帰ろう!」
「ちょっと待って。ウィンダ。これを図書室に返さなきゃ。」
「えーーー!早く帰ってユウと一緒に遊びたいのにー!」
侑斗は鞄から読書感想文を書くために貸りた本を机の中から鞄に移動させ、図書室へ向かった。
「ええっと・・・この本は夏目漱石の本だから・・・。」
侑斗は図書室でほんの正しい置き場所を探した。
図書室は放課後に使う生徒がほとんどいないためか、いるのはウィンダを除くと、侑斗だけだった。
すると、奇妙な音が聞こえた。
「うん・・・・?」
侑斗は後ろの本棚を見た。
その本棚は侑斗に向かって倒れようとしていた。
「・・・・!!(無数の文字・・・。)」
「ユウ!!危ない!!」
ウィンダは杖に風の力を集中させ、侑斗を吹き飛ばした。
侑斗が吹き飛ばされた後、本棚はそのまま倒れた。
「はあ・・・はあ・・・ウィンダ・・・ありがとうね・・・。」
ウィンダはウインクをすると倒れた本棚を調べた。
本棚はかなり大きく、本も大量にあったため、もし下敷きになったら、ただでは済まなかっただろう。
「あ・・・!!ユウ!これって・・・。」
「・・・。」
本棚を固定するための留め金がすべてはずれていた。
「(これは・・・まるで僕を狙っていたかのように・・・。)」
「ユウ!!」
「え・・・?」
今度は侑斗が本を入れた本棚が侑斗に向かって倒れてきた。
侑斗はギリギリのところで回避した。
「おのれ・・・・まだ潰されませんか・・・。」
「・・・やっぱり・・・あてにならないのは占いも予言も同じだね・・・。」
侑斗は起き上がって、先程倒れた本棚の方向に目を向けた。
そこには、ナンバーズのオーラに包まれた小野寺がいた。
「あなたが初めてですよ・・・。私の予言を破るのは・・・。」
「僕一人だけだったら、まんまとはまってたかもね。」
「ならば・・・これならどうですか?」
小野寺は両手を上げると、他の本棚に会った本が侑斗の頭上に集結し、一気に落下した。
「ユウ!!」
しかし、ウィンダが風で本を吹き飛ばしたため、侑斗は無傷だった。
「やっぱり・・・ナンバーズの力で予言を現実にしたのか・・・・。」
「これは・・・一体どういうことだ!!」
「女神さまに守られてるって言ったらいいのかな・・・?」
「め・・・女神!?」
ウィンダは侑斗の発言で、顔を赤くした。
「そうだ。小野寺君。僕とデュエルをする?」
「デュエルだと!?」
「君が勝ったら、僕は君のことを秘密にするよ。でも、僕が勝ったら、ナンバーズを渡してもらうよ。」
「むむむ・・・いいでしょう!!そのデュエル!!受けて立ちます!!!」
侑斗と小野寺はD・パッドとD・ゲイザーを装着した。
「「デュエル!!」」
小野寺
手札5
ライフ4000
侑斗
手札5
ライフ4000
「私の先攻!!ドロー!!」
小野寺
手札5→6
小野寺の右手の甲に「74」の数字が浮かんだ。
「私は手札から《静寂のサイコウィッチ》を守備表示で召喚!」
小野寺の場に桃色の髪で、両手に超能力制御装置が装備されている少女が現れた。
静寂のサイコウィッチ レベル3 守備1200
「そして、カードを2枚伏せ、ターンエンド。」
小野寺
手札6→3
ライフ4000
場 静寂のサイコウィッチ レベル3 守備1200
伏せカード2
侑斗
手札5
ライフ4000
場 なし
「僕のターン!ドロー。」
侑斗
手札5→6
「手札から《ガスタの神官ムスト》を召喚!」
ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800
「うん!これなら、《静寂のサイコウィッチ》を倒せる!!」
「《ガスタの神官ムスト》で、《静寂のサイコウィッチ》を攻撃。神官の風。」
《ガスタの神官ムスト》は杖から突風を起こし、《静寂のサイコウィッチ》を撃破した。
「ふふふ・・・。そんなこと、すでに私の予測済みです!!《静寂のサイコウィッチ》の効果発動!このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、デッキから攻撃力2000以下のサイキック族モンスター1体を除外し、次のターンのスタンバイフェイズ時にそのモンスターを特殊召喚します!!」
《静寂のサイコウィッチ》は《サイコ・フォーチュンテラー》を別次元へ送った。
「(やっぱりか・・・。)僕はカードを1枚伏せ、ターンエンド。」
小野寺
手札3
ライフ4000
場 伏せカード2
侑斗
手札6→4
ライフ4000
場 ガスタの神官ムスト レベル4 攻撃1800
伏せカード1
「ふふふ・・・私のターン!ドロー!」
小野寺
手札3→4
「そして、スタンバイフェイズ時に、私の場に《サイコ・フォーチュンテラー》を特殊召喚!」
小野寺の場に紫の奇妙なローブを着ていて、オーブを両手に持っている占い師が現れた。
サイコ・フォーチュンテラー レベル7 攻撃1000
「このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、1ターンに1度、デッキからレベル7以下のサイキック族モンスター1体を攻撃力を0にして、攻撃表示で特殊召喚する!私はもう1体の《サイコ・フォーチュンテラー》を特殊召喚!」
サイコ・フォーチュンテラー レベル7 攻撃1000→0
サイコ・フォーチュンテラー
レベル7 攻撃1000 守備1200 効果 闇属性 サイキック族
このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからレベル7以下のサイキック族モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、攻撃力は0となる。
「レベル7のモンスターが2体・・・・?ユウ!!」
「分かってるよ・・・。ウィンダ。」
侑斗は身構えた。
「私はレベル7の《サイコ・フォーチュンテラー》2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》!!」
小野寺の場に「74」が刻まれた青いターバンを巻いたアラビアンナイト風の青年が現れた。
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード ランク7 攻撃2700
「このナンバーズが・・・予言の正体・・・・。」
「バトル!《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》で、《ガスタの神官ムスト》を攻撃!ミッシング・スライサー!」
《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》は2本の曲刀を生み出し、それで《ガスタの神官ムスト》を切り裂いた。
「うわああ!!」
侑斗
ライフ4000→3100
「そして・・・このカードを発動します!魔法カード《予言の書》!このカードは手札のレベルの異なるサイキック族モンスター3体を墓地へ送ることで発動できるカードです!」
小野寺の場に巨大な書物が現れた。
そして、書物のページがどんどんめくれ、最後のページは侑斗が敗北する姿が描かれていた。
「これは・・・・!!」
「このカードを発動してから10ターン後のスタンバイフェイズ時に、あなたは敗北する!」
「えーーー!!そんなの卑怯よ!!」
ウィンダは地団太を踏んで小野寺を抗議した。
しかし、分かりきったことだが、ウィンダの姿は侑斗や遊馬、アストラル以外には見えないため、無駄だった。
手札から墓地へ送られたモンスター
・サイコ・コマンダー
・サイコ・ウォールド
・マックス・テレポーター
予言の書
通常魔法カード
自分の手札からレベルの異なる3体のサイキック族モンスターを墓地へ送ることで発動できる。
発動後、10ターン目のスタンバイフェイズ時に自分はデュエルに勝利する。
「私はこれでターンエンド!!」
「(10ターン目のスタンバイフェイズ時に敗北するということは・・・残された僕のターンは5ターン・・・その間に勝たないと・・・。)」
小野寺
手札4→0
ライフ4000
場 No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード(オーバーレイユニット2) ランク7 攻撃2700
伏せカード2
侑斗
手札4
ライフ3100
場 伏せカード1
侑斗VS小野寺のデュエルで《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》登場!!はたして侑斗はこのカードを倒すことができるか・・・?
感想待ってます!