遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

20 / 112
現在、侑斗たちが使えるナンバーズは・・・

侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風(ユウとの対話で獲得)
No.17リバイス・ドラゴン
No.48シャドー・リッチ
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード(小野寺から獲得)


No.55竜騎兵グレン

竜司
No.18ジェムナイト・アゲート

瑠那
No.23セイクリッド・ルナマリア


第17話 仲間と家族と

「ここが遊馬君の家かあ・・・。」

侑斗は左半分が赤い屋根の洋風家屋で、右半分が瓦屋根の和風家屋になって家の前でバイクを停めた。

「ピピ・・・ピ・・・。」

「ん・・・って!?」

突然、庭から左側にリボンがついているオボットが現れ、侑斗をマニピュレーターで拘束した。

「ゴミ。ゴミ。」

「僕はゴミじゃないよ!!誰かーーー!!」

「ちょっと!!ユウを離して!!」

ウィンダは杖に風を凝縮させようとした時だった。

「オボミ!!こいつはゴミじゃねえぞ!?」

家から遊馬が飛び出してきた。

「遊馬。この人、だれ?」

「こいつは侑斗。俺の友達。」

「友達。分かった。」

「ちょっと・・・この位置で放したら・・・うわあ!!」

オボミはすぐに侑斗を放したが、高い位置だったため、侑斗は尻もちしてしまった。

「痛たた・・・。」

「侑斗。大丈夫か?」

「うん・・・。それにしても、オボットが家にいるとは思わなかったよ。」

侑斗は痛めた尻をさすりながら、遊馬の手を借りて立ち上がった。

「ああ。オボミってんだ。俺の家族なんだ。」

「遊馬。へたくそ。」

「へたくそじゃねえよ!!」

「確かに、オボミのデュエルタクティクスは遊馬よりも上だ。」

アストラルが遊馬の背後から突然現れ、オボミを擁護した。

「アストラル・・・お前まで言うなーーー!!」

「遊馬!!静かにしなさい!!」

「うわあ!!姉ちゃん!?」

突然、家から今度は赤いポニーテールの若い女性が出てきて、遊馬にどなりつけた。

「あれ?あなたは・・・?」

「あ・・・ああ・・。初めまして。僕は遊馬君の友達の、剣崎侑斗です。」

「私は遊馬の姉の明里よ。へえ・・・うちの弟と比べて、礼儀正しいわね。ゆっくりしていきなさい。」

明里は笑顔で侑斗にそういうと、家に戻った。

「いいお姉さんじゃんか。遊馬君。」

「でもよお、口うるさくて、俺をスクープの顎につかったりするんだぜ?」

「スクープってことは、記者なの?」

「おう。それより、早く俺の部屋に行こうぜ。」

「そうだね。君の部屋なら、話しやすそうだし。」

侑斗と遊馬は家に入り、2階の遊馬の部屋へ向かった。

 

「へえ・・・なかなか、個性的な部屋だね。」

侑斗は遊馬の部屋を見て、驚いた。

ハンモック、宝箱、ランプ・・・。

まさしくそこは、トレジャーハンターの空間のように思えて仕方がなかった。

「お客さんかい?」

「え・・・?」

侑斗は後ろを向くと、いつの間に着物を着た優しげな老婆が大きなおにぎり2つとジュースが入ったコップ2つがのったお盆を持って立っていた。

「うわあ!!いつの間に!?」

「ええ!?全然いる気配を感じなかった・・・。」

「遊馬のお友達かい?ゆっくりしていきなさいよ。」

「婆ちゃん!今度はノックしてから入ってきてくれよ。」

「はいはい。私は春。遊馬の祖母じゃ。」

「初めまして。僕は・・・。」

「剣崎侑斗君だね。話は遊馬から聞いたよ。ほら、冷めないうちにお上がり。」

春はそういって、お盆を置くと、部屋から出た。

「それにしても・・・大きなおにぎりだね。」

「これはデュエル飯ってんだ!俺の大好物!!」

遊馬はおいしそうにデュエル飯をほおばった。

「へえ・・・。」

侑斗もデュエル飯を口に入れた。

「そうだ。今日の昼休みに行ってた例のカードってのは?」

「ああ・・・。これだよ。」

侑斗はデュエル飯を食べ終わると、カードケーズから《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》と《No.48シャドー・リッチ》、《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》を取り出し、遊馬に見せた。

実は、侑斗が遊馬の家に来た目的がこれにある。

1つは新たに手に入れたナンバーズのうちのまだ浄化されていない《No.48シャドー・リッチ》を浄化すること、そしてもう一つはカオスナンバーズのことをアストラルから聞くためだ。

今日は午前中で授業が終わり、学校で聞く暇がなかったため、そうなった。

「では、《シャドー・リッチ》の浄化は私がしておこう。」

アストラルは《No.48シャドー・リッチ》を体に取り込んだ。

「それで、遊馬君が手に入れた新しいナンバーズは?」

「ああ。あれから、いろいろナンバーズが手に入ったんだ!な!アストラル!」

「ああ。」

アストラルはそういうと、7枚のカードを体から出した。

そのカードは《No.83ギャラクシー・クイーン》《No.61ヴォルガザウルス》《No.19フリーザードン》《No.12機甲忍者クリムゾン・シャドー》《No.16色の支配者ショック・ルーラー》《No.11ビッグ・アイ》、そして《CNo.39希望皇ホープレイ》だった。

「遊馬君もカオスナンバーズを!?」

「おう!まさか、侑斗もカオスナンバースを持っていたとは思わなかったけどよ!」

「カオスナンバーズかあ・・・。」

侑斗は2枚のカオスナンバーズをじっと見た。

「うわあ・・・それにしても、いっぱいナンバーズがあるー!」

ウィンダは7枚のカードを眺めていた。

「ということは・・・遊馬君はいろんなデュエリストと戦ったんだね。」

「ああ!このナンバーズが手に入ったのは仲間のおかげなんだ!」

「仲間・・・?」

「俺のデッキのモンスター達のことさ!!」

「そうなんだ・・・。仲間かあ・・・。」

侑斗はデッキをだし、カードを眺めた。

「(そういえば、ウィンダと会っていなかったら、もしかしたら僕はこのカード達と出会っていなかったんだな・・・。)」

「浄化は終わったぞ。ついてに、《マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》から私の記憶を取り戻すことができた。侑斗。これからもよろしく頼む。」

アストラルはそういうと、《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》と《No.48シャドー・リッチ》、《No.16色の支配者ショック・ルーラー》《No.11ビッグ・アイ》を侑斗に渡した。

「え・・・?この2枚は?」

「《希望皇ホープレイ》を手にしたデュエルで手に入れたナンバーズだ。君か、君の仲間なら使いこなせるだろう。」

「ありがとう。アストラル!」

侑斗はカードをデッキケースに入れた。

「なあ!!デュエルしようぜ!ナンバーズ抜きで!!」

「え・・・?遊馬君、ナンバーズ以外のエクシーズモンスターを持ってるの?」

「おう!!こいつらだ!」

遊馬は魔人という名前が付いたエクシーズモンスターを見せた。

「このカードは・・・?」

「俺の師匠、六十郎のじいちゃんがくれたカードなんだ!!」

「そうなんだ。いつかそのおじいさんに会ってみたいなあ。」

侑斗と遊馬はさすがに室内でARデュエルをするのはまずいためか、外でデュエルをすることにした。

 

「バトル!《ダイガスタ・エメラル》でダイレクトアタック!!エメラルド・トルネード!」

《ダイガスタ・エメラル》はその両翼から旋風を放った。

「うわあああ!!」

 

遊馬

ライフ800→0

 

そして・・・。

「《ハイパーサイコガンナー》で《ズババナイト》を攻撃。サイキックマグナム!」

《ハイパーサイコガンナー》は両腕に装着された銃から強力なビームを放ち、《ズババナイト》を蒸発させた。

「また負けたーー!!」

 

遊馬

ライフ1400→0

 

「ふう・・・もう夕方か・・・。」

侑斗はD・ゲイザーを外し、空を見た。

空はもうオレンジ色で、もうすぐ夜になる。

「くあーーー。結局1回も勝てなかったぜ・・・。」

「でも、最後のデュエルはとても危なかったよ。《速攻予約特典》と《ダブル・アップ・チャンス》、そして《オーバーレイ・ブレーキ》のコンボか・・・。かなり面白いコンボだね。」

「よーし!!じゃあもう一回デュ・・・。」

「遊馬。」

「げげ!?婆ちゃん!?」

また春がいつの間に遊馬の前に現れていた。

「夕ご飯ができたよ。早くお戻り。侑斗君も一緒にねえ。」

「え・・・?僕も・・・?」

「遠慮はいらないよ。」

春は微笑みながらそう言うと、家へ戻った。

「それじゃあ、晩飯食って、またデュエルしようぜ!!」

「いや・・・さすがに夜は無理だけど、また明日、デュエルをしようよ。今度は僕行きつけのカード屋で!」

「それいいな!よーし!!明日もかっとビングだ!!俺!!」

遊馬は気合を入れると、家へ入っていった。

「家族・・・かあ・・・。」

侑斗は今は亡き両親のことを思い出した。

「父さん・・・母さん・・・。僕は幸せだよ。友達がいて、仲間がいて、そして、いつもそばにいてくれる人がいるから・・・。」

「ユウ・・・。」

ウィンダは侑斗の言葉を聞き、少しうれしくなった。

「おーい!!早く晩飯食おうぜー!」

「あ・・・。うん!!今いくよ!ウィンダ。行こ。」

「うん!」

ウィンダは侑斗の手を握った。

「ウ・・・ウィンダ!?遊馬君とアストラルに見られちゃうよ・・・。」

「えーーー?いいじゃんいいじゃん!!」

「・・・。」

侑斗は観念し、顔を赤くしながらウィンダの手を握り返した。

「ユウ・・・。これからもずっとそばにいるよ・・・。」

「ウィンダ・・・。」

「おーい!!早くしねえと晩飯がーーー!!」

「ごめんごめん。」

侑斗はウィンダと手をつないだまま遊馬の家に入った。




今回はデュエルなしの雑談になりました・・・。
次回はデュエルしないと・・・。
感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。