侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.17リバイス・ドラゴン
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
蓮
No.55竜騎兵グレン
竜司
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.24ビッグバンドラグーン(炎から獲得)
瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ
「はあ・・・はあ・・・。」
侑斗たち4人は早朝、とてつもなく長い階段を上っていた。
「はあ・・・はあ・・・あと・・・何段・・・?」
「あと・・・百段近くあるわね・・・。」
「おいおい・・・。そんなところで人がよく住めるなあ・・・。」
「その分・・・修行しやすいんじゃないかな・・・はあ・・・はあ・・・。」
彼らは今、3分の2程度登ったものの、まだまだ登らなければならず、全員疲れ果てていた。
なぜ、彼らがこの階段を上っているのか?
それは、前日の島の店までさかのぼる。
侑斗たちはその時、遊馬を誘って一緒にパフェを食べていた。
「うわーーー!!うめえ!!ここのパフェ!!!」
「喜んでもらえて光栄だ。お変わりサービスするぜ。」
島は上機嫌になってすぐにおかわりを作り始めた。
「そういえば、侑斗たちはWDCに出るのか?」
「WDC?なんだそれ。」
「WDC・・・ワールドデュエルカーニバル・・・。ハートランドに世界中のデュエリストが集まる大会よ。・・・もぐもぐ。」
「瑠那・・・。」
竜司は瑠那が無表情で説明しているものの、10杯目のメロンパフェを食べながらであるためになぜかシュールに思えた。
「ねえユウ。出てみようよ!!面白そうだし!!」
ウィンダは侑斗の右腕に抱きつきながら、そう言った。
「そうだね。面白そうだし。」
侑斗はほんのり顔を赤くしながら、ウィンダの頭をなでた。
「(侑斗・・・。完全に彼女に抱きつかれるのに慣れたようだな・・・。)」
「でもよお、俺たちの今の実力でチャンピオンを目指すのはまず不可能だよな。」
「そうね。特にギャンブルデッキは・・・。」
「おい・・・。そろそろ本気でギャンブルデッキについて考え直してくれ・・・。」
「ならよ、デュエル庵で修行したらどうだ?」
「デュエル庵?」
4人は聞いたことのない庵の名前を聞き、首をかしげた。
「ああ。六十郎のじいちゃんが住んでんだ!めちゃくちゃ強くなれるぜ!!」
「つ・・・ついた・・・。」
4人は江戸時代風の古びた屋敷の前に到着すると、くたびれて座り込んでしまった。
「おなかすいたわ・・・。」
「瑠那・・・。上る前におにぎり何個か食べたよね・・・?」
「ご・・・ごめんください・・・。」
侑斗は何とか立ち上がって、戸を開けた。
すると、すぐ目の前に刀を装備した忍者のような容姿の男が立っていた。
「キャア!!ユウ!!この人怖い!!」
ウィンダは泣きながら侑斗の背後に隠れた。
「お前たちが遊馬が言っていた4人か?」
「え・・・?遊馬君から話を聞いてるんですか?」
「ああ。だが、師匠は外出している。夜まで戻らん。」
「そうですか・・・。」
「それで、あんたは誰だよ?」
「自己紹介が遅れたな。俺は闇川。遊馬の兄弟弟子だ。入れ。」
闇川はそういうと、奥に入っていった。
「うわあ・・・かなり無愛想な人みたい・・・。」
「でも、悪い人ではなさそう。入ろう。」
侑斗がそういうと、全員頷き、一緒に中へ入っていった。
「うわあ・・・。」
「すごい!!」
「これだけの木造があるなんて・・・。」
広間につくと、侑斗たちは驚いた。
そこには数多くのモンスターの木像が置かれていたからだ。
「《ブラック・マジシャン》・・・《ブラック・マジシャンガール》・・・。」
「《真紅眼の黒竜》と《白眼の白龍》もいるぜ!!」
「ユウ!あの人・・・。」
ウィンダは二刀流の忍者の形をしたモンスターの手入れをしている闇川を指さした。
「闇川さん。この木像は・・・?」
「・・・。」
「気づいてないのかな・・・?」
侑斗は闇川の肩を軽くたたいた。
「ああ・・・済まない。気づいていなかった。」
「闇川さん。この木像は?」
「これは俺が弟子入りした時、師匠が作ってくれた。」
闇川はデッキケースから《機甲忍者ブレード・ハート》を出した。
そのカードと木像の形状の違いは胴体についている深い傷跡の有無だけだった。
「俺は強さを求めるあまり、これを・・・仲間を捨て、闇に落ちた・・・。」
「闇川さん・・・。」
「遊馬がいなければどうなっていたことか・・・。」
闇川はカードをしまい、木造の傷跡に手を当てた。
「仲間を信じることが強さ・・・か・・・。」
「あーーー!!」
蓮が突然大声を上げた。
「ど・・・どうしたの?蓮?」
「すっげー暇なんだよ!!デュエルしてーーー!!」
「ふっ・・・。血気盛んだな。私で良ければ相手になるぞ。」
闇川は手入れを終えると、蓮の前に一瞬で移動した。
すでにD・パッドとD・ゲイザーは装着済みだった。
「うわっと・・・この人・・・なぜかデュエリストに見えないんだけど・・・。」
「おう!!やろうぜやろうぜ!!」
蓮はハイテンションになり、D・パッドとD・ゲイザーをセットした。
「「デュエル!!」」
蓮
手札5
ライフ4000
闇川
手札5
ライフ4000
「俺の先攻!ドロー!」
蓮
手札5→6
「俺は手札から《サファイアドラゴン》を召喚!」
サファイアドラゴン レベル4 攻撃1900
「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」
蓮
手札6→3
ライフ4000
場 サファイアドラゴン レベル4 攻撃1900
伏せカード2
闇川
手札5
ライフ4000
場 なし
「俺のターン・・・ドロー!」
闇川
手札5→6
「俺は手札から《忍者マスターHANZO》を召喚。」
闇川の場に藍色に装束をまとった忍者が現れた。
忍者マスターHANZO レベル4 攻撃1800
「このカードの召喚に成功した時、デッキから忍法と名のつくカードを1枚手札に加える。俺はデッキから《機甲忍法シャドー・コピー》を手札に加える。そして、手札から魔法カード《機甲忍法シャドー・コピー》を発動。ライフを1000支払い、俺の場に表側表示で存在する忍者1体をリリースし、デッキからリリースしたモンスターと同じ名前のモンスターを2体まで特殊召喚する。」
《忍者マスターHANZO》は印を切り、術を唱えると、その姿が大きな影となった。
そして、その陰から2体の《忍者マスターHANZO》が現れた。
忍者マスターHANZO×2 レベル4 攻撃1800
闇川
ライフ4000→3000
「このカードの反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから《忍者マスターHANZO》以外の忍者1体を手札に加える。俺はデッキから《機甲忍者フレイム》と《機甲忍者アース》を手札に加える。」
「でもよお、《忍者マスターHANZO》の攻撃力は1800。《サファイアドラゴン》より低いぜ。」
「《機甲忍法シャドー・コピー》を発動したターン、俺はエクシーズ召喚・シンクロ召喚は行えず、バトルフェイズもスキップされる。カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
機甲忍法シャドー・コピー
通常魔法カード
ライフを1000支払い、自分フィールド上に表側表示で存在する「忍者」と名のつくモンスター1体をリリースすることで発動する。
リリースしたモンスターと同じ名前のモンスターをデッキから2体まで特殊召喚できる。
このカードを発動したターン、エクシーズ召喚・特殊召喚できず、バトルフェイズは行えない。
蓮
手札3
ライフ4000
場 サファイアドラゴン レベル4 攻撃1900
伏せカード2
闇川
手札6
ライフ3000
場 忍者マスターHANZO×2 レベル4 攻撃1800
伏せカード1
「俺のターン!ドロー!」
蓮
手札3→4
「俺は手札から《ドレッド・ドラゴン》を召喚!」
蓮の場にネイティブアメリカン風の髪型をした邪悪な龍が現れた。
ドレッド・ドラゴン レベル2 攻撃1100(チューナー)
「チューナーモンスター・・・。シンクロ召喚する気か。」
「レベル4の《サファイアドラゴン》に、レベル2の《ドレッド・ドラゴン》をチューニング!シンクロ召喚!出やがれ!《C・ドラゴン》!」
蓮の場に鎖を装備した蛇龍が現れた。
C・ドラゴン レベル6 攻撃2500
「《C・ドラゴン》・・・。蓮のフェイバリットカードだ!」
「バトル!《C・ドラゴン》で《忍者マスターHANZO》を攻撃!チェーン・ブラスト!」
《C・ドラゴン》は炎のブレスで《忍者マスターHANZO》を焼き払った。
「・・・。」
闇川
ライフ3000→2300
「《C・ドラゴン》の効果発動!こいつが戦闘ダメージを相手に与えたとき、相手のデッキの上から3枚のカードを墓地へ送る。」
闇川はデッキの上から3枚を確認し、それらのカードを墓地へ送った。
デッキから墓地へ送られたカード
・機甲忍者アクア
・機甲忍者エアー
・機甲忍法ヒート・パワー
「罠カード発動。《機甲忍法バースト・リバース》を発動。ライフを500支払い、このターン破壊された忍者1体を特殊召喚し、相手モンスター1体を破壊する。」
「何!?」
《C・ドラゴン》は謎の大爆発を起こし、爆炎の中から《忍者マスターHANZO》が現れた。
闇川
ライフ2300→1800
忍者マスターHANZO レベル4 攻撃1800
機甲忍法バースト・リバース
通常罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「忍者」と名のつくモンスターが破壊されたターンのバトルフェイズ終了時にライフを500支払い、発動する。
相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、墓地からこのターン破壊された「忍者」と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化される。
「くそ・・・!!俺はこのままターンエンド!」
蓮
手札4→3
ライフ4000
場 伏せカード2
闇川
手札6
ライフ1800
場 忍者マスターHANZO×2 レベル4 攻撃1800
「俺のターン。ドロー。」
闇川
手札6→7
「俺は手札から《忍者マスターSASUKE》を召喚。」
闇川の場にしなやかな体をした銀色の装束の忍者が苦無を装備して現れた。
忍者マスターSASUKE レベル4 攻撃1800
「罠カード発動!《バトル・バインド》!」
「何!?」
闇川の場の3体の忍者が突然、鎖で拘束された。
「相手フィールド上にモンスターが3体以上存在するとき、相手は攻撃宣言できない。そして、エンドフェイズ時に相手の場に存在するモンスター1体につき600ポイントのダメージを与える!これで俺の勝ちだぜ!!」
バトル・バインド
通常罠カード
相手フィールド上にモンスターが3体以上存在するときにのみ発動できる。
相手フィールド上にモンスターが3体以上存在する場合、相手はこのターン、攻撃宣言できない。
また、このカードを発動したターンのエンドフェイズ時に相手フィールド上に存在するモンスター1体につき600ポイントのダメージを与える。
「なるほど・・・ならば俺はレベル4の《忍者マスターSASUKE》と2体の《忍者マスターHANZO》でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ!傷だらけの忍者、《機甲忍者スカー・ブレイド》!」
闇川の場に包帯だらけの隻眼の忍者が現れた。
機甲忍者スカー・ブレイド ランク4 攻撃1000
「攻撃力がたったの1000・・・。きっと、何か効果があるわね。」
「《機甲忍者スカー・ブレイド》の効果発動。1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、手札に存在する忍者1体を特殊召喚する。俺は手札から《機甲忍者フレイム》を特殊召喚。」
闇川の場に真紅の装束をまとった忍者が現れた。
機甲忍者フレイム レベル4 攻撃1700
「更に、特殊召喚したモンスターの攻撃力の半分の数値分、《機甲忍者スカー・ブレイド》の攻撃力がアップする。」
機甲忍者スカー・ブレイド ランク4 攻撃1000→1850
機甲忍者スカー・ブレイド
ランク4 攻撃1000 守備2000 エクシーズ 地属性 戦士族
「忍者」と名のつくレベル4モンスター×3
1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで手札から「忍者」と名のつくモンスター1体を特殊召喚することができる。
また、その効果で特殊召喚されたモンスターの攻撃力の半分の数値分このカードの攻撃力がアップする。
この効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃できず、効果も無効化される。
「そして、手札から装備魔法《機甲忍法マネー・サプライズ》を《機甲忍者スカー・ブレイド》に装備。装備モンスターの攻撃力は互いの手札1枚につき400ポイントアップする。俺の手札は4枚、そしてお前の手札は3枚。よって、《機甲忍者スカー・ブレイド》の攻撃力は2800ポイントアップする。」
機甲忍者スカー・ブレイド ランク4 攻撃1850→4650
機甲忍法マネー・サプライズ
装備魔法カード
「忍者」と名のつくシンクロモンスター、またはエクシーズモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力はお互いの手札の枚数×400ポイントアップする。
「こ・・・攻撃力4650・・・。」
「バトル。《機甲忍者スカー・ブレイド》でダイレクトアタック。勇猛果敢斬り!」
《機甲忍者スカー・ブレイド》は太刀で蓮に斬りかかった。
「罠カード発動!《次元幽閉》!攻撃モンスターを除外する!」
「まだだ。墓地の《機甲忍法ヒート・パワー》を発動。このカードと墓地に存在する忍者を1体除外することで罠カードの発動を無効にし、破壊する。」
闇川の墓地から炎を纏った《機甲忍者エアー》が現れ、《次元幽閉》を焼き払った。
機甲忍法ヒート・パワー
通常罠カード
自分フィールド上に表側表示で存在する「忍者」と名のつくモンスター1体の攻撃力を600ポイントアップさせる。
また、バトルフェイズ中、墓地に存在するこのカードと「忍者」と名のつくモンスター1体を除外することで、相手の罠カードの発動を無効にし、破壊する。
そして、活路が見えた《機甲忍者スカー・ブレイド》はその刃で蓮を切り裂いた。
「嘘だろーーーー!?」
蓮
ライフ4000→0
「よくやったな。俺のデッキ。」
闇川はD・ゲイザーを外すと、自分のデッキをそっと撫でた。
「すげえ・・・・すげえ!!めちゃくちゃ強い!!」
蓮は目を輝かせながら、闇川を見た。
「やめてくれ。俺は師匠に比べるとまだまだだ。それに、お前たちならおそらく、俺よりもはるかに強くなる。」
「闇川さん・・・。」
「俺は晩飯を作ってくる。お前たちはその間、木像の手入れをしてくれ。」
闇川はそういうと、道具を侑斗たちに渡し、台所へ向かった。
「仲間を信じることが強さ・・・かあ・・・。よーし!!俺はこの木像の手入れをする!!」
蓮は《E・HEROネオス》の木像を指さした。
「じゃあ、俺はこれ。」
「私はこの木像ね。」
続けて、竜司は《青眼の白龍》の木像を、瑠那は《真紅眼の黒竜》の木像を指さした。
「侑斗はどうするんだ?」
「じゃあ、僕はこれを・・・。」
侑斗はそういうと、さっそく《ブラック・マジシャン》の木像の手入れを始めた。
「(六十郎さん・・・どんなデュエルをするんだろう・・・?)」
その後、侑斗たちは闇川の和食で舌鼓を打ち、デュエル庵で夜を明かした。
闇川の圧勝!!
一体、侑斗たちはここでどんな強さを手に入れるのか・・・・?
感想待ってます!