遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

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現在、侑斗たちが使えるナンバーズは・・・

侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.17リバイス・ドラゴン
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード


No.55竜騎兵グレン

竜司
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.24ビッグバンドラグーン

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ


第21話 無愛想な青年

「あの・・・闇川さん。六十郎さんはまだ戻らないんですか?」

「ああ・・・。だが、これほど長い外出は珍しい・・・。」

侑斗と闇川は早朝に木像の手入れをしていた。

このデュエル庵に来てから2日経ったが、六十郎はいまだに戻ってこなかった。

幸い、指導書が残っていたため、修行はできた。

と言っても、やることは木像の手入れだけだったが・・・。

ちなみに、残りの3人とウィンダはまだ寝ている。

すると、急にチャイムが鳴った。

「この時間に客か・・・。」

闇川は玄関の戸を開けると、そこにはジージャンと緑色のタンクトップ、ジーパンを着たダークブラウンの髪の男が立っていた。

「あんたは・・・。師匠の友人の・・・。」

「闇川か。久しぶりだな。うん・・・?」

男は闇川の後ろにいる侑斗を見た。

「なるほど・・・。剣崎侑斗・・・。じいさんの好みそうなガキだな。」

「(あれ・・・?なんでこの人、僕の名前を・・・?)あなたは・・・?」

「名前か・・・。俺はウィンド。ただの旅人だ。」

ウィンドはデュエルディスクを取り出した。

そのデュエルディスクのタイプは20年くらい前のタイプで、コンパクトに収納できるD・パッドが使用されることが多い現在ではかなり珍しかった。

「俺はお前とデュエルをするために来た。」

「え!?僕と・・・・??い・・・いいですけど・・・。」

「なら、大広間でやるぞ。闇川、いいか?」

「ああ。もう木像の手入れは終わった。木像を壊さない限りは、好きに使え。」

「じゃ・・・じゃあ、準備してきますね。」

侑斗は急いで寝室へ行き、デッキ、D・パッド、D・ゲイザーを取りに行った。

「おい・・・。ここで偽名を使うことは無いんだぞ?」

闇川はウィンドに小声でそう言った。

「認めたくはないが、俺の名はいい意味でも悪い意味でも通るからな。」

「そういうものなのか・・・。」

「大広間へ行く。対戦相手を待たせるわけにはいかない。」

ウィンドは大広間へ向かった。

「相変わらずだな・・・。いまだに不思議だ。彼が師匠の友人とは・・・。」

 

大広間で、侑斗とウィンドは向かい合っていた。

「準備はいいか?」

「あ・・・。はい!!」

「なら・・・始めるぞ。早くお前の力量を見たい。」

「分かりました。」

「「デュエル!!」」

 

侑斗

手札5

ライフ4000

 

ウィンド

手札5

ライフ4000

 

「僕の先攻!ドロ・・・。」

「ユウーーー!!」

「うわあ!!」

侑斗は急にウィンダに抱きつかれて、尻餅をついた。

「ユウ!!デュエルをするときは私も一緒にって言ったのにい!!」

「そ・・・そんなこと言ってたっけ・・・?」

「言ってないけど・・・察してよーーー!!」

「そんな無茶なー・・・。」

「《ガスタの巫女ウィンダ》・・・。お前の精霊か・・・。」

「「え・・・!?」」

ウィンドの発言に、2人は同時に彼に目を向けた。

「え・・・?あなたも、精霊が見えるんですか!?」

「ああ。生まれつきな。さあ、お前のターンだ。早くドローしろ。」

「あ・・・はい!!ウィンダ。」

「分かった。頑張ってね!ユウ!!」

ウィンダは侑斗の後ろに行き、侑斗を応援し始めた。

「僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札5→6

 

「僕は手札から《ガスタ・ファランクス》を召喚!」

侑斗の場に風の印のついたペンダントをつけた《ドラグニティ・ファランクス》が現れた。

「(《ガスタ・ファランクス》・・・。ミストバレー大湿原に生きる生き残りのドラグニティか・・・。)」

 

ガスタ・ファランクス レベル2 攻撃500(チューナー)

 

「このカードの召喚に成功した時、手札からレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚できる。僕は手札から《ガスタの武器職人セイ》を特殊召喚。」

侑斗の場に緑色の髪と瞳で、茶色いローブをまとった若者が無愛想な顔つきでトンカチを持って出現した。

 

ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900

 

ガスタ・ファランクス

レベル2 攻撃500 守備1100 チューナー 風属性 ドラゴン族

このカードの召喚に成功した時、手札からレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚することができる。

この効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃できず、エンドフェイズ時に手札に戻る。

 

「レベル4の《ガスタの武器職人セイ》に、レベル2の《ガスタ・ファランクス》をチューニング。ガスタの鍛冶一族の後継者よ!龍とともに天を駆けろ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・ファランクス》!!」

《ガスタ・ファランクス》は巨大化し、《ガスタの武器職人セイ》は面倒臭そうにそのモンスターに騎乗した。

 

ダイガスタ・ファランクス レベル6 攻撃2400

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

侑斗

手札6→3

ライフ4000

場 ダイガスタ・ファランクス レベル6 攻撃2400

  伏せカード1

 

ウィンド

手札5

ライフ4000

 

「(1ターン目でシンクロモンスターか・・・。)俺のターン。」

 

ウィンド

手札5→6

 

「モンスターを裏守備表示で召喚。そして、カードを2枚伏せ、ターンエンド。」

 

侑斗

手札3

ライフ4000

場 ダイガスタ・ファランクス レベル6 攻撃2400

  伏せカード1

 

ウィンド

手札6→3

ライフ4000

場 裏守備モンスター1

  伏せカード2

 

「侑斗の場には攻撃力2400の《ダイガスタ・ファランクス》・・・。そして、あいつの場には裏守備モンスター・・・。」

闇川は《機甲忍者ブレード・ハート》の木像のそばで観戦していた。

「あいつ・・・。本当のデッキを使っていない・・・。」

「僕のターン!ドロー!」

 

侑斗

手札3→4

 

「バトル!《ダイガスタ・ファランクス》で裏守備モンスターを攻撃!ファランクス・スピア!」

《ガスタ・ファランクス》に騎乗している《ガスタの武器職人セイ》は面倒臭そうにしながら投槍を作り、それを裏守備モンスターに投げつけた。

「罠カード発動。《ゴーストリック・パニック》。俺に場の裏守備モンスターを好きな数だけ表側表示にする。」

裏守備モンスターは小さなキョンシーに変化し、投槍をかわした。

そして、《ダイガスタ・ファランクス》の頭に向かって頭突きした。

「え・・・!?」

「その効果で表側表示になったゴーストリックの数だけ、お前の場のモンスターを裏守備表示にする。」

気絶した《ダイガスタ・ファランクス》は裏守備表示に強制的に変更させられた。

 

ダイガスタ・ファランクス レベル6 攻撃2400→守備1500

 

「俺の場で表側表示になったモンスターは《ゴーストリック・キョンシー》。こいつのリバース効果は俺の場のゴーストリックの数以下のレベルを持つゴーストリックをデッキから1枚手札に加える。俺の場にいるゴーストリックは《ゴーストリック・キョンシー》のみ。よって、俺はデッキからレベル1の《ゴーストリック・スペクター》を手札に加える。」

 

ゴーストリック・キョンシー レベル3 守備1800

 

「なら、手札から魔法カード《ガスタの交信》。墓地のガスタモンスター2体をデッキに戻し、相手の場のカード1枚を破壊する!僕は《ガスタの武器職人セイ》と《ガスタ・ファランクス》をデッキに戻し、《ゴーストリック・キョンシー》を破壊!」

「なら・・・私が!!」

ウィンダは侑斗の前に出て、2体の仲間と交信した。

そして、力を合わせて《ゴーストリック・キョンシー》の頭上に雷雲を発生させた。

「罠カード発動。《ゴーストリック・アウト》。俺の手札のゴーストリック1枚を公開することで、このターン、俺の場の裏守備モンスターとゴーストリックはカード効果の対象にならず、更に戦闘以外では破壊されない。」

「ええ!?」

ウィンドは《ゴーストリック・スペクター》を公開した。

《ゴーストリック・キョンシー》は急に姿をけし、雷が落ち、雷雲が消えた後で再び姿を現した。

「なら・・・カードを1枚伏せ、ターンエンド。」

 

侑斗

手札4→2

ライフ4000

場 ダイガスタ・ファランクス(裏守備表示) レベル6 守備1500

  伏せカード2

 

ウィンド

手札3→4(うち1枚《ゴーストリック・スペクター》)

ライフ4000

場 ゴーストリック・キョンシー レベル3 守備1800

 

「俺のターン。」

 

ウィンド

手札4→5

 

「俺は手札からフィールド魔法《ゴーストリック・ハウス》を発動。」

大広間がさびれた洋風の屋敷の中に変化した。

「ううーーーー・・・。」

ウィンダは急に侑斗の背中に顔をうずめた。

「どうしたの?」

「ユウーー・・・。ここ・・・怖い!!」

「え・・・?」

「このカードが発動している間、俺たちは裏守備モンスターを攻撃できず、相手の場のモンスターが裏守備モンスターのみの場合、ダイレクトアタックが可能だ。さらに俺は手札から《ゴーストリック・シュタイン》を召喚。」

「ひい!!」

ウィンダの背後にある扉からコミカルなタッチのフランケンシュタインが現れ、ウィンダを驚かした。

 

ゴーストリック・シュタイン レベル3 攻撃1600

 

「そして、お前の場のモンスターは裏守備表示になった《ダイガスタ・ファランクス》のみ・・・。《ゴーストリック・シュタイン》でダイレクトアタック。シュタイン・パンチ!」

《ゴーストリック・シュタイン》は出てきた扉に再び入り、姿を消した。

「え・・・?どこから攻撃を・・・!?」

侑斗がキョロキョロしている間に、別の扉から《ゴーストリック・シュタイン》が現れ、侑斗を殴った。

「うわあ!!」

 

侑斗

ライフ4000→2400

 

「なら、罠カード《ガスタの調和》!僕が戦闘ダメージを受けたとき、ライフを800支払うことで手札・デッキからレベル4以下のガスタモンスター1体を特殊召喚する!僕はデッキから《ガスタの武器職人セイ》を特殊召喚!」

 

ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900

 

侑斗

ライフ2400→1600

 

ガスタの調和

通常罠カード

自分が相手モンスターとの戦闘によってダメージを受けたときに発動する。

ライフを800支払うことで、手札・デッキからレベル4以下の「ガスタ」と名のつくモンスター1体を選択し、特殊召喚する。

 

「なるほど・・・。これでは追加のダイレクトアタックは無理か。だが、《ゴーストリック・シュタイン》が相手に戦闘ダメージを与えたとき、デッキからゴーストリックと名のつく魔法・罠カードを1枚手札に加える。俺は《ゴーストリック・アウト》を手札に加える。」

ウィンドのデュエルディスクから《ゴーストリック・アウト》が排出された。

「そして、レベル3の《ゴーストリック・キョンシー》と《ゴーストリック・シュタイン》でオーバーレイ。2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚。《ゴーストリック・アルカード》。」

ウィンドの場に漆黒の傷工夫の衣装をまとったお化けが小さな蝙蝠を2匹従えて出現した。

 

ゴーストリック・アルカード ランク3 攻撃1800

 

「いやあああ!!もうお化けは嫌だよーーー!!ユウーーーー!!」

ウィンダは大泣きしていた。

「ウィンダ・・・。大丈夫。大丈夫だから。」

侑斗はウィンダの頭をなでた。

「《ゴーストリック・アルカード》の効果。1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除き、相手の場にセットされたカードを1枚破壊する。」

「ええ!?」

《ゴーストリック・アルカード》は裏守備表示になっている《ダイガスタ・ファランクス》を指さすと、蝙蝠がその首筋にかみつき、吸血した。

吸血されたモンスターはカラカラになって消滅し、吸血し終えた蝙蝠は満足げに消滅した。

「あの蝙蝠・・・吸血鬼だったんだ・・・。」

「カードを2枚伏せ、ターンエンド。」

 

侑斗

手札2

ライフ1600

場 ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900

  伏せカード1

 

ウィンド

手札4→2(うち1枚《ゴーストリック・スペクター》もう1枚は《ゴーストリック・アウト》?)

ライフ4000

場 ゴーストリック・アルカード(オーバーレイユニット2→1) ランク3 攻撃1800

  伏せカード2

  ゴーストリック・ハウス(フィールド魔法)

 

「なら、僕のターン!ドロー!」

 

侑斗

手札2→3

 

「僕は手札から《ガスタ・イグル》を召喚。」

 

ガスタ・イグル レベル1 攻撃200

 

「レベル4の《ガスタの武器職人セイ》にレベル1の《ガスタ・イグル》をチューニング。族長の意思を代行する少女よ、友たる鳥獣の背に乗り、今こそ飛翔せよ!シンクロ召喚!《ダイガスタ・ガルドス》!」

 

ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200

 

「ひい!!」

ウィンダは《ゴーストリック・アルカード》と目が合い、おびえてしまった。

「《ダイガスタ・ガルドス》の効果発動!1ターンに1度、墓地のガスタモンスター2体をデッキに戻し、相手の場に表側表示で存在するカード1枚を破壊する。」

「お願い!ガルド!あのお化けを吹き飛ばして!!」

「ピピピーーー!!」

《ガスタ・ガルド》は竜巻を起こし、《ゴーストリック・アルカード》を吹き飛ばそうとした。

しかし、《ゴーストリック・アルカード》は姿を消して竜巻を回避した。

「もしかして・・・。」

「ああ・・・。罠カード《ゴーストリック・アウト》だ。」

ウィンドは《ゴーストリック・スペクター》を公開しながら、発動した《ゴーストリック・アウト》を指さした。

「なら、《ダイガスタ・ガルドス》で《ゴーストリック・アルカード》を攻撃!」

「えーい!!ウィンディ・ストーム!」

ウィンダは杖から青い旋風を放ち、《ゴーストリック・アルカード》を吹き飛ばした。

「・・・・。」

 

ウィンド

ライフ4000→3800

 

「あれ・・・?ダメージが半分になってる・・・。どうして・・・?」

「《ゴーストリック・ハウス》の中では、ゴーストリック以外のモンスターが与える戦闘ダメージ、そして効果ダメージを半分にする。そして、手札の《ゴーストリック・スペクター》は俺の場のゴーストリックが破壊されたとき、手札から裏守備表示で特殊召喚できる。」

ウィンドの場に今度は白いカーテンの布を纏ったお化けが現れ、裏守備表示になった。

 

ゴーストリック・スペクター レベル1 守備0

 

「そして、《ゴーストリック・スペクター》が手札から裏守備表示で特殊召喚に成功した時、カードを1枚ドローする。」

「うう・・・。ターンエンド。」

 

侑斗

手札3→2

ライフ1600

場 ダイガスタ・ガルドス レベル5 攻撃2200

  伏せカード1

 

ウィンド

手札2

ライフ3800

場 ゴーストリック・スペクター(裏守備表示) レベル1 守備0

  伏せカード1

  ゴーストリック・ハウス(フィールド魔法)

 

「ユウ・・・。またお化けが出てきちゃったあ!!」

「ウィンダ・・・このデュエル・・・。《ゴーストリック・ハウス》を攻略しなきゃ僕たちに勝機はないね・・・。」

侑斗は現れては消える変幻自在なモンスターたちに警戒した。




謎の男、ウィンド登場!!
はたしてその正体は・・・・?
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