侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.17リバイス・ドラゴン
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
蓮
No.55竜騎兵グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン(一角から獲得)
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン(一角から獲得)
竜司
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.24ビッグバンドラグーン
瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ
侑斗の家、2階の自室・・・。
「・・・。これが・・・WDCのホームページ・・・?」
侑斗はD・パッドでWDC参加申し込みをしようとしていた。
しかし、ハートばかりが目立ち、画面上に表示されている男の衣装があまりにもユニークだった。
「ねえ、ユウ・・・この人誰?」
「Mr.ハートランドだよ。WDCの主催者の。ハートランドシティではかなり人気だけど・・・。」
「だけど?」
「僕、この人のこと、あまり好きになれないんだ。自分でもよくわからないけど・・・。」
「ふぅーん・・・。」
侑斗は参加ボタンを押すと、すぐに画面を閉じた。
「おーい侑斗ーーー!!!」
窓側から蓮の声が聞こえた。
「どうしたの!?蓮!」
「WDCの参加申し込み終わったかーー!?」
「うん!後はハートピースが届くのを待つだけだよー!」
「よーし!!なら、さっそくデュエルしようぜー!!」
「うん!!ウィンダ。行こう。」
「うん!」
侑斗とウィンダは一緒に蓮の家へ向かった。
「よっしゃー!!《サンダー・スパーク・ドラゴン》でダイレクトアタック!!スパーク・ブレス!!」
「罠発動!《くず鉄のかかし》!」
蓮はアストラルの協力で改めて浄化された《No.91サンダー・スパーク・ドラゴン》と《No.57奮迅竜トレスラグーン》を存分に活用していた。
「WDCかあ・・・。」
ウィンダはホームページで紹介された、WDC優勝者への商品を思い出した。
優勝者はハートランド生涯パスポート、初代デュエルキングの称号が与えられ、更にMr.ハートランドが願いを1つだけかなえてくれる。
今回参加者が多いのは、おそらく後者の賞品の効果が大きいだろう。
「もし・・・ユウが優勝したら・・・。」
ウィンダは実体化を果たした自分自身が侑斗のごはんを作り、彼がおいしそうに食べてくれている光景を想像した。
「ユウ!!絶対優勝してね!!」
「え・・・?うわあ!!」
いきなりウィンダに抱きつかれた侑斗はデュエルの途中に転倒してしまった。
「おい、何転んでるんだよ侑斗。」
「ああ・・・ごめん。僕のターンだったね。ウィンダ・・・・絶対優勝するから・・・。」
侑斗は立ち上がり、カードを引いた。
「(Mr.ハートランド・・・。望みは薄いけど・・・・ウィンダの実体化ができる可能性が少しでもあるなら・・・・。)エクシーズ召喚!《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!」
侑斗と連は数日の間、日付が変わるまでデュエルをする日々を送った。
「ふあああ・・・。かなりデュエルしたなー・・・。」
「ユウ。お疲れ様。」
「でも・・・こういう形で寝るのは・・・。」
侑斗は顔を赤くした。
なぜなら、ウィンダの膝が枕になっているからだ。
なら、起きればいいだろうという読者もいるだろうが、彼にそれができない理由は察してほしい。
「えーいいじゃんいいじゃん。気持ちいいでしょ?」
「そ・・・それはそうだけど・・・。・・・。」
侑斗は目を閉じた。
「お休み。ユウ。」
「おやすみ・・・・ウィンダ・・・。」
侑斗はウィンダからキスを受け、静かに眠りについた。
「ここは・・・・?」
眼を開いた侑斗は宇宙空間のような場所に浮かんでいた。
そして、紫色の銃弾が複数現れ、銀河に降り注いだ。
「うわあああ!!」
「きゃあああ!!」
「この悲鳴は・・・!?」
「聞かせて・・・。」
無数の悲鳴の中から、不気味な声がかすかに聞こえた。
「誰だ・・・誰なんだ!?」
侑斗は声のする方向に向くと、急激に視力が活性化し、どこまでも遠くまで見えるようになった。
それで見えたのは膨大なごみの山に囲まれた円状の舞台。
そして、その舞台の上に立っているのは青い髪で、青い服を着た小さな子供だった。
「もっと・・・もっと!!!」
「・・・・!!」
侑斗は子供の顔を見て、表情が凍り付いた。
その子供が人間の物とは思えないどこまでも不気味な笑みを浮かべたからだ。
「ユウ・・・・ユウ・・・!!」
「・・・・!!」
「ユウ・・・・大丈夫!?すっごくうなされてたわ!!」
「な・・・なんでも・・・・ないよ・・・。」
侑斗は額に触れると、脂汗が手にべったりついていた。
「本当に大丈夫なの?」
「うん・・・。変な夢を見ただけだから・・・。それより・・・。」
侑斗は外に出ると、郵便受けを確認した。
その中にはルールブックとハートピースがあった。
「申し込みは正式に受理されたみたい・・・。」
「ユウ!そろそろ開幕セレモニーが始まるみたい!早く行こ!」
「うん!」
侑斗は着替え、朝ご飯を適当に食べると、ハートランドへ向かった。
ハートランドはお祭り騒ぎになっていた。
多くのオボット達が音楽隊を編成し、演奏しながらハートランドを周り、多くの新型飛行機がハートの形を描きながら飛行していた。
「遅いぞ!侑斗!!」
「珍しいねえ。侑斗が遅れるなんて・・・。」
「いつもは蓮が遅刻するのに・・・もぐもぐ。」
3人はすでに到着していて、セレモニーを楽しんでいた。
瑠那に関しては大量のお菓子持参だが・・・。
そんな中、Mr.ハートランドのソリッドビジョンが姿を現した
「(ハートランドに集まりし、デュエリストの同志たちよ、これより、デュエルカーニバルのルールを説明する。会場はハートランド全体。そして、予選の期間が3日間。参加者は挑まれたデュエルは必ず受けなければならない。デュエルに掛けるのは諸君らの手元にあるハートピース。それを失ったものはその時点で失格となる。ハートピースを5つ集め、完成させることが予選通過の条件だ。では、ここにデュエルカーニバル開始を宣言する。君たちの熱いソウルでハートランドを燃やし尽くせ!!ハートバーニング!!)」
Mr.ハートランドのソリッドビジョンが爆発とともに姿を消すと、WDCが始まった。
「よっしゃあ!!絶対に勝ち進んでやるぜ!!」
蓮は気合を入れ、走り始めると、誰かといきなり激突した。
「あ・・・!!蓮!大丈夫!?」
「まったく・・・・何をしてるのよ?モグモグ。」
「う・・・うるせいよ・・・。」
「おいおい大丈夫か?お前?」
蓮がぶつかったのはぼろぼろのテンガロンハットと茶色いポンチョの男で、彼は蓮に手を差し出した。
「あ・・・ああ、悪い!!早くいかねえと!」
「ちょっと待てよ。ハートピース、持ってんだろ?」
男は自身が持っているハートピースを見せた。
「え・・・?まさかあんた、デュエリストなのか!?」
「一応な。俺はチャーリー・マッコイ。世界中を旅している。ま、こうなったのも何かの縁だ。デュエルするか?」
チャーリーはD・パッドとD・ゲイザーを装着した。
「挑まれたデュエルは応じなきゃならねえよなあ!!」
蓮もD・パッドとD・ゲイザーを装着した。
「チャーリーさん・・・どんなデュエルをするんだろう・・・?」
「「デュエル!!」」
チャーリー
手札5
ライフ4000
蓮
手札5
ライフ4000
「さあ行くぜ!俺のターン、ドロー!」
チャーリー
手札5→6
「まずはこいつで勝負だ!俺は手札から永続魔法《バイバイゲーム》を発動!1ターンに1度、サイコロの目を1つ宣言し、その後サイコロを1回振る。出た目が宣言した目の場合、俺のライフは2倍になる。外れた場合はこのカードを破壊し、俺のライフは発動時の状態に戻る!さあ行くぜ!俺が宣言する目は4だ!」
チャーリーはサイコロを振った。
出た目は宣言通り、4だった。
「ライフ・イズ・カーニバル!これで俺のライフは2倍になる!」
チャーリー
ライフ4000→8000
バイバイゲーム
永続魔法カード
1ターンに1度、1から6の数値の内から1つを宣言し、サイコロを振る。
出た目が宣言した数値と同じの場合、自分のライフは2倍になり、それ以外の場合はこのカードを破壊し、ライフをこのカードを発動した時と同じ数値に戻す。
「更に、俺は手札から《一撃必殺侍》を召喚するぜ!!」
チャーリーの場に二頭身になっている大鎧を着た侍が、槍を構えて出現した。
一撃必殺侍 レベル4 攻撃1200
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
チャーリー
手札6→3
ライフ8000
場 一撃必殺侍 レベル4 攻撃1200
バイバイゲーム(永続魔法)
伏せカード1
蓮
手札5
ライフ4000
場 なし
「チャーリーさんのデッキ、蓮と同じギャンブルデッキだ。」
「これだと・・・もうデュエルじゃなくて、ギャンブルだね。」
「・・・。」
竜司の言葉に、侑斗たちは沈黙した。
「行くぜ!俺のターン、ドロー!」
蓮
手札5→6
「俺は手札から《アックス・ドラゴニュート》を召喚!」
蓮の場に大きな戦斧を装備し、黒い鎧を着用した龍が現れた。
アックス・ドラゴニュート レベル4 攻撃2000
「更に、手札から魔法カード《名推理》を発動!相手はモンスターのレベルを宣言する!そして、通常召喚可能なモンスターが出るまで俺はデッキの上からカードをめくり、出たモンスターのレベルが宣言したものと異なる場合、そのモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードをすべて墓地へ送る。宣言したレベルと同じレベルのモンスターの場合は、そのカードも含めてめくったカードをすべて墓地へ送る!さあ、レベルを宣言しやがれ!!」
「なら俺は・・・レベル3だ!」
蓮はカードをひくと、蓮の場に水晶玉のソリッドビジョンが現れ、彼がドローしたカードを映し出した。
映ったカードはレベル2の《ドレッド・ドラゴン》だった。
「はずれたか。」
「おっしゃあ!!《ドレッド・ドラゴン》を特殊召喚!」
ドレッド・ドラゴン レベル2 攻撃1100(チューナー)
「行くぜ!《アックス・ドラゴニュート》で《一撃必殺侍》を攻撃!アックス・スラッシュ!」
「あれ?なんで蓮君は《C・ドラゴン》をシンクロ召喚しないで《アックス・ドラゴニュート》のまま攻撃を?」
ウィンダは侑斗に質問した。
「多分・・・あのモンスターの効果だよ・・・。」
侑斗は《一撃必殺侍》を見た。
「《一撃必殺侍》の効果発動!こいつが戦闘を行う時、ダメージ計算の直前にコイントスをし、表か裏かを当てる!当たった場合、ダメージ計算を行わずに相手モンスターを破壊する!出ろ、表!」
チャーリーはコインを投げると、《一撃必殺侍》はコインに向かって投擲した。
投擲した槍は表面に刺さった。
「当たりだ!行け!《一撃必殺侍》!」
《一撃必殺侍》はコインが刺さったままになっている槍をつかみ、今度はそれを《アックス・ドラゴニュート》に投擲した。
投擲した槍は突然巨大化し、《アックス・ドラゴニュート》の胴体に巨大な穴をあけ、破壊した。
「すげえ運だなあ!気に入ったぜ!!」
「お前こそな!さあ、もっとお前の運を見せてくれ!」
「おう!俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」
チャーリー
手札3
ライフ8000
場 一撃必殺侍 レベル4 攻撃1200
バイバイゲーム(永続魔法)
伏せカード1
蓮
手札6→2
ライフ4000
場 ドレッド・ドラゴン レベル2 攻撃1100(チューナー)
伏せカード2
「行くぜ!俺のターン、ドロー!」
チャーリー
手札3→4
「再び 《バイバイゲーム》の効果発動!今度は1だ!」
チャーリーはサイコロを振ったが、出た目は3だった。
「ま、こういう時もある。」
《バイバイゲーム》のソリッドビジョンはチャーリーから前のターンに与えた生命力を没収すると、消滅した。
チャーリー
ライフ8000→4000
「なら俺は手札から《ジェスター・ギャンブラー》を召喚!」
チャーリーの場にボールではなく、サイコロでジャグリングをしている、《ジェスター・ロード》そっくりなモンスターが現れた。
ジェスター・ギャンブラー レベル1 攻撃0(チューナー)
「こいつは1ターンに1度、サイコロを振り、エンドフェイズまでレベルを出た目と同じにすることができるちょっと変わったチューナーだ。さっそくサイコロを振るぜ!」
チャーリーはサイコロを振った。
出た目は4だった。
ジェスター・ギャンブラー レベル1→4 攻撃0(チューナー)
ジェスター・ギャンブラー
レベル1 攻撃0 守備0 チューナー 闇属性 魔法使い族
1ターンに1度、サイコロを一回振る。
このカードのレベルはエンドフェイズまで出た目と同じになる。
「これで、チャーリーさんの場のモンスターのレベルの合計は8。」
「でも、ランク4のエクシーズモンスターの可能性もあるよ。」
「行くぜ!レベル4の《一撃必殺侍》に、レベル4の《ジェスター・ギャンブラー》をチューニング!シンクロ召喚!《ギャンブラー・ドラゴン》!」
チャーリーの場に両肩にルーレット、背中のスロットマシン、尻尾にトランプケースがついている4本足で金色の龍が現れた。
ギャンブラー・ドラゴン レベル8 攻撃2700
「うわあ・・・すっげーかっこいいぜ!!」
蓮は《ギャンブラー・ドラゴン》を見て、目を輝かせた。
「あれが・・・かっこいい?」
「私・・・少し頭が痛くなってきたわ・・・。」
瑠那は頭を抱えた。
「こいつの効果はメインフェイズ時に1度、サイコロを振り、出た目によって変化するぜ。さっそくバトルフェイズに移行だ!」
チャーリーはサイコロを振った。
出た目は4で、《ギャンブラー・ドラゴン》は目の前に落ちたサイコロを捕食した。
「出た目が4の場合、《ギャンブラー・ドラゴン》は戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキからカードを1枚ドローできる。さあ、《ギャンブラー・ドラゴン》!《ドレッド・ドラゴン》を攻撃しろ!ゴールド・ストリーム!」
《ギャンブラー・ドラゴン》は口から大量のコインを放出した。
《ドレッド・ドラゴン》はコインに飲み込まれ、消滅した。
「うわあああ!!」
蓮
ライフ4000→2400
「《ドレッド・ドラゴン》が戦闘で破壊され、墓地へ送られた時、デッキからレベル3以下のドラゴン族モンスター1体を手札に加える。俺は《バタフライ・ドラゴン》を手札に加える!」
「なら、俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ。」
チャーリー
手札4→3
ライフ4000
場 ギャンブラー・ドラゴン レベル8 攻撃2700
伏せカード2
蓮
手札2→3(うち1枚《バタフライ・ドラゴン》)
ライフ2400
場 伏せカード2
「ははっ!すごいモンスターだな!チャーリー!」
「そうだろう?こいつはラスベガスで手に入れたギャンブルカードだ。さあ、蓮!俺とおまえ、どちらに運が味方するか、まだまだ決まってないぜ!」
「ああ!!絶対に運を味方につけてやるぜ!!」
蓮とチャーリーは意気投合していた。
「ねえ・・・・ユウ。ギャンブルデッキを使う人って・・・・みんなこういう人なの?」
「さあ・・・?僕にも分らない・・・。」
侑斗は苦笑しながら、2人のデュエルを見た。
チャーリーがWDCに出場しているというのはオリジナル設定です。
蓮とチャーリー、2人のギャンブラーが繰り出す運任せのデュエル!!
はたして、勝利の女神はどちらに微笑むのか?
ちなみに、チャーリーはまだこの時はあのカードを盗んでいませんのでご安心を。
感想待ってます!