遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

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侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.17リバイス・ドラゴン
No.37魔装天使テンペリアス
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.77堕天使長ヴァリアブル・エンジェル


No.7ラッキー・ストライプ(アストラルから譲渡)
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ


第41話 怒れるナンバーズ No.69紋章神コート・オブ・アームズ

侑斗

手札3

ライフ850

場 No.00ガスタの魔剣士ユウ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃0→2500

 

トロン

手札3→2

ライフ3700

場 No.8紋章王ゲノム・ヘリター(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2400

  No.18紋章祖プレイン・コート ランク4 攻撃2200

  伏せカード1

 

ジャングル・フィールド(フィールド魔法)

 

「《ジャングル・フィールド》の効果発動!自分のターンに手札からモンスターを召喚・特殊召喚・セットしていないプレイヤーはエンドフェイズ時に1000ポイントのダメージを受ける!」

《ジャングル・フィールド》からライオンが現れ、トロンにかみついた。

「・・・・。」

 

トロン

ライフ3700→2700

 

「僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札3→4

 

「罠発動・・・。《穢された紋章》・・・。僕の場に紋章と名のつくエクシーズモンスターが表側表示で2体以上存在する場合にのみ発動できる・・・。発動したターン、相手はエクストラデッキからエクシーズモンスターをエクシーズ召喚できない・・・。」

 

穢された紋章

通常罠カード

自分フィールド上に「紋章」と名のつくエクシーズモンスターが2体以上、もしくは「No.69紋章神コート・オブ・アームズ」が表側表示で存在する場合にのみ、相手ターンのスタンバイフェイズ時に発動できる。

このターン、相手はエクストラデッキからエクシーズモンスターをエクシーズ召喚することはできない。

 

「ユウ、手札にはモンスターカードはないよ!!」

「なら、こうするしかないね。手札から魔法カード《サイクロン》を発動!《ジャングル・フィールド》を破壊する!」

侑斗が発動した2枚目の《サイクロン》が密林を吹き飛ばした。

「そして、手札から《NoWスパーク・クナイ》を《ガスタの魔剣士ユウ》に装備!」

「NoW・・・だと!?」

「このカードを装備されたナンバーズの効果は特有の破壊耐性効果以外の効果は無効となり、攻撃力は600ポイントアップする!」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は上空から落下してきた稲妻が宿る2本のクナイを装備した。

すると、そのモンスターの衣類が黒いジャケット、白いシャツ、胸には稲妻のマークがついているバッジとガスタの印がついているそれが1つずつある軽快なダンサーのようなものになった。

そして、両肩、両足に5本ずつ同じ形のクナイがある。

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→3100

 

「そして、装備モンスターは1ターンに2度攻撃することができる!」

「何!?」

「行け!《ガスタの魔剣士ユウ》!《紋章王ゲノム・ヘリター》を攻撃!ウィンディ・カッティング!」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は2本のクナイで魔剣よりも数倍速いスピードで《No.8紋章王ゲノム・ヘリター》を連続攻撃した。

そして、その切り傷に電撃が流れ込み、《No.8紋章王ゲノム・ヘリター》は爆散した。

「うわああああ!!まさか・・・こんな・・・!」

 

トロン

ライフ2700→2000

 

「まだだ!今度は《紋章祖プレイン・コート》を攻撃!ウィンディ・スロー!」

攻撃が完了した《No.00ガスタの魔剣士ユウ》はそのままバク宙し、持っているクナイを投擲した。

2本のクナイが刺さった《No.18紋章祖プレイン・コート》は突然空から天井を突き破って落ちてきた雷を受け、粉々に砕けた。

「くうう・・・・!!」

 

トロン

ライフ2000→1100

 

NoWスパーク・クナイ

装備魔法カード

このカードは「No.」と名のつくエクシーズモンスターにのみ装備可能。

装備モンスターの効果は無効化され、攻撃力は600ポイントアップする。

装備モンスターは「No.」と名のつくエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されず、また1ターンに2度攻撃することができる。

 

「よっしゃあ!これでトロンのナンバーズは全滅だぜ!」

「ね・・・ねえ・・・遊馬・・・。」

「ん?どうしたんだ?小鳥。」

「あの・・・侑斗さんの隣にいる女の子・・・《ガスタの巫女ウィンダ》そっくり・・・。」

「おう!そりゃあ、ウィンダの精霊だからな!って・・・。」

遊馬は何気なくウィンダについて説明したが、すぐにその表情を今までにない驚きに変えた。

「こ・・・小鳥!?まさか・・・見えるのか!?ウィンダが!!」

「う・・・うん・・・。侑斗さんの左目が変わった時から・・・。」

「まさか・・・あの目は精霊を・・・。」

「ふふふ・・・。この僕が・・・まさかここまで追いつめられるとはね・・・。」

攻撃を受け、倒れたトロンは起き上がると、装備していた仮面が砕け散った。

「ああ・・・・!」

「その顔は・・・!?」

トロンの仮面で隠れた顔を見た全員が同じ驚きを見せた。

なぜなら、からの顔の半分がなく、それは虹色の光を放つ宇宙のようなものになっていたからだ。

「よくも・・・よくもこの顔を見たな!!」

トロンは初めて怒りを爆発させ、全身が赤いオーラに包まれた。

「僕は、カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

侑斗

手札4→0

ライフ850

場 No.00ガスタの魔剣士ユウ(《NoWスパーク・クナイ》装備 オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃3100

  伏せカード2

 

トロン

手札2

ライフ1100

場 なし

 

「もう・・・生きて帰さない!!お前も、この顔を見たお前たちも・・・すべて消してやる!僕のターン、ドロー!!」

 

トロン

手札2→3

 

「僕は手札から《蘇生紋章》を発動!墓地から紋章獣1体を復活させる!僕は墓地から《紋章獣レオ》を特殊召喚!」

 

紋章獣レオ レベル4 攻撃2000

 

「更に、魔法カード《紋章王の宝札》を発動!僕は墓地の《紋章王ゲノム・ヘリター》と《紋章祖プレイン・コート》を除外し、デッキからカードを2枚ドローする!」

 

トロン

手札3→2→3

 

紋章王の宝札

通常魔法カード

自分の墓地に存在するサイキック族エクシーズモンスター2体をゲームから除外することで発動できる。

デッキからカードを2枚ドローする。

 

「更に、手札から《紋章獣アンフィスバエナ》を召喚!」

トロンの場に青い鱗を持つ屈強な竜が現れた。

 

紋章獣アンフィスバエナ レベル4 攻撃1700

 

「更にこのカードは僕の場に2体以上紋章獣が存在する場合、手札から特殊召喚できる。《紋章獣エアレー》を特殊召喚!」

今度は青いドラゴンの仮面をつけ、背には青い羽根飾りをつけた山羊のようなモンスターが現れた。

 

紋章獣エアレー レベル4 攻撃1000

 

「レベル4の紋章獣が3体!?」

「ユウ!あの人のオーラが強くなってるよ!」

「後悔してもらうよ・・・。ここまで僕を怒らせたことをね!!おかげで予定よりも早くこのカードを呼び出すことができる!!!」

ウィンダの言うとおり、トロンの赤いオーラは強くなり、かなりのプレッシャーが感じられた。

「僕はレベル4の《紋章獣レオ》、《アンフィスバエナ》、《エアレー》でオーバーレイ!!今ここに怒りを開放する! 現れろ! 《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》!」

「こ・・・これは・・・・!?」

侑斗は砕けた天井から降りてきた巨大なモンスターに驚いた。

左の巨大な角に「69」が刻まれ、あまりにも長く、強靭な黒い腕を持つ邪悪な悪魔だ。

 

No.69 紋章神コート・オブ・アームズ ランク4 攻撃2600

 

「なんだ・・・?この邪悪なナンバーズは・・・?」

アストラルは冷や汗をかきながらトロンの3体目のナンバーズを見た。

「このカードを呼び出すために必要なエネルギーは怒り・・・。初めてだよ。感情を失った僕を怒らせるなんて・・・。」

「まさか・・・僕はそのナンバーズを召喚する手助けをしてしまったってことなの・・・?」

「君だけじゃないよ。遊馬やカイト、凌牙も相当怒ってくれたよ。僕の力の糧になるとは知らずにね・・・。」

「そんなことのために・・・・お前は自分の息子を・・・Ⅲの魂を!!」

「ああ。Ⅲの魂を取った時の君の怒りは格別だったよ。」

「お前・・・・!!!!」

「遊馬君。Ⅲって?」

「ああ・・・。あいつは辛いのに、父ちゃんであるトロンのために戦って・・・そして、俺にトロンやⅣ、Ⅴを・・・家族を救ってほしいといって、眠っちまった・・・・俺の仲間なんだ!!」

「・・・。」

侑斗は遊馬の涙から、彼とⅢの友情の強さを感じた。

「僕を救う?なら、復讐をやり遂げさせてよ。邪魔せずにさあ!!」

「復讐・・・・?」

「《コート・オブ・アームズ》の効果発動!このカードの特殊召喚に成功した時、このカード以外のエクシーズモンスターの効果は無効になる!」

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》は場に巨大な紋章を展開させ、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》から効果をはく奪した。

「そして、1ターンに1度、メインフェイズ時にほかのエクシーズモンスター1体を選択し、その名前と効果を得る!ゴッド・メダリオン・ハンド!」

「何・・・・!?」

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を握り、先程の《No.8紋章王ゲノム・ヘリター》のように遺伝子を読み取り、自身の遺伝子を書き換えた。

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・紋章獣エアレー

 

「なるほど・・・。00・・・。これが異端のナンバーズと呼ばれる所以か。」

「異端のナンバーズ・・・??」

「そう・・・。知っているかもしれないけれど、このカードにはアストラルの記憶はない。そして、倒したナンバーズを浄化する力を持っている。そして、この効果はナンバーズを殺すための能力だ。《ガスタの魔剣士ユウ》から奪い取った効果を発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手の場のカード1枚の効果を無効にする。《スパーク・クナイ》の効果を封じさせてもらうよ。ウィンド・バインド!」

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》は口から聖なる風が放たれた。

普段はその力の恩恵を受けているはずの《No.00ガスタの魔剣士ユウ》はその風に苦しみ、身に着けている《NoWスパーク・クナイ》は纏っている稲妻を失い、錆びてしまった。

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃3100→2500

 

「バトル!《コート・オブ・アームズ》で《ガスタの魔剣士ユウ》を攻撃!ゴッド・レイジ!」

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》が咆哮すると、空から紫色の球体が天井を突き破って《No.00ガスタの魔剣士ユウ》に向かって落ちてきた。

紫の球体を受けたモンスターはなすすべもなく消滅した。

「く・・・・!」

「きゃあ!!」

攻撃の余波が侑斗とウィンダに及ぼうとしたが、侑斗の左目が光り、緑色のバリアが2人を守った。

「これが・・・僕の力・・・・?」

 

侑斗

ライフ850→750

 

「ふふふ・・・。次でとどめを刺してあげるよ。カードを1枚伏せて、ターンエンド。」

 

侑斗

手札0

ライフ750

場 伏せカード2

 

トロン

手札3→0

ライフ1100

場 No.69 紋章神コート・オブ・アームズ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃2600

  伏せカード1

 

「まずいぜ・・・。侑斗の場にモンスターはいねえ。それに、手札も0だ!」

「次のターン、ドローするカードによれば、侑斗が負けてしまう!」

「ユウ・・・。」

「なんとかする!僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札0→1

 

「よし・・・!僕は手札から《クレーンクレーン》を召喚!」

 

クレーンクレーン レベル3 攻撃300

 

「このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、墓地からレベル3のモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する。僕は墓地から《ガスタ・ガルド》を特殊召喚!」

 

ガスタ・ガルド レベル3 守備500(チューナー)

 

「フォーチュン・・・・力を貸して。」

「ピッ!」

「レベル3の《クレーンクレーン》、《ガルド》でオーバーレイ!現れろ、《No.49秘鳥フォーチュンチュン》!」

「ピーーーー!!」

フォーチュンは空から落ちてきた「49」と模られた装飾が付いた金色の小枝をかわいらしい嘴でくわえて、侑斗の場に移動した。

 

No.49秘鳥フォーチュンチュン ランク3 攻撃400

 

「へえ・・・。これがもう1体の精霊か。でも、たった攻撃力400のこのカードで何ができるの?」

「ピピピピーーー!!!」

「あはは。怒ることだけはできるみたいだね。」

「バトル!《フォーチュン》で、《コート・オブ・アームズ》を攻撃!」

「ピーーーーー!!!」

フォーチュンは自分よりも何十倍も巨大なモンスター、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》に向かって突っ込んだ。

「何やってんだよ侑斗!!」

「そんなことをしたら、逆に戦闘ダメージを受けて侑斗さんが・・・!!」

「罠発動!《ミニマム・パワー》。攻撃力1000以下のモンスターが攻撃力2500以上のモンスターと戦闘を行う時、攻撃力を相手モンスターの攻撃力分アップさせる!」

 

No.49秘鳥フォーチュンチュン ランク3 攻撃400→3000

 

「攻撃力が3000までアップしただと!?」

「やった!これで《コート・オブ・アームズ》を破壊できるね!」

「ピーーーーー!!」

《ミニマム・パワー》で強化されたフォーチュンはそのまま《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》の胴体を貫き、撃破した。

「うわああああああ!!!」

 

トロン

ライフ1100→700

 

ミニマム・パワー

通常罠カード

自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する攻撃力1000以下のモンスターが攻撃力2000以上の相手モンスターと戦闘を行う時に発動できる。

そのモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

 

「やったぜ!《コート・オブ・アームズ》を倒した!!」

「これほどのデュエルタクティクスとは・・・。やはり、侮れないな。侑斗は・・・。」

アストラルはトロンが呼び出した3体のナンバーズをすべて撃破した侑斗の力量に脱帽した。

「やったーー!これで勝利確て・・・。」

「ふ・・・・ふふふふ・・・・。」

ウィンダの喜びの声がトロンの不気味な笑い声で中断した。

「そうだった・・・。そうだった・・・。こんなに痛い思いをしたのは・・・。フェイカー・・・君が僕を裏切った時以来だ・・・。」

トロンを覆っていた赤いオーラはさらに強くなっていた。

「罠カード発動!《怒りの紋章》!《コート・オブ・アームズ》が戦闘で破壊された時、攻撃モンスターを破壊する!」

「ピピピ・・・・?ピーーーー!!」

「フォーチュン!?うわあ!!」

フォーチュンはトロンの紋章に囚われ、破壊されてしまった。

「フォーチュン!大丈夫?」

「ピー・・・。」

ウィンダは巫女の力でフォーチュンの傷を癒しはじめた。

幸い傷は浅く、すぐに回復した。

「そして、墓地から《コート・オブ・アームズ》を特殊召喚する!その効果で特殊召喚された《コート・オブ・アームズ》は貫通効果を得る!!」

再び上空から《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》がさらなる力を持って舞い戻ってきた。

 

No.69 紋章神コート・オブ・アームズ ランク4 攻撃2600

 

怒りの紋章

通常罠カード

自分フィールド上に表側表示で存在する「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」が戦闘で破壊されたときに発動できる。

そのモンスターと戦闘を行った相手モンスターを破壊し、墓地から「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」を特殊召喚する。

このカードの効果で特殊召喚されたモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

「これでまた侑斗の場にモンスターがいなくなった・・・。貫通効果を得た《コート・オブ・アームズ》の攻撃を受けたら、侑斗の敗北だ。」

「そんな・・・じゃあ、このままだと・・・。」

「侑斗が負けちまうって言うのかよ・・・。侑斗!!」

「ユウ!このままだと負けちゃうよ!!」

「さあ・・・ターンは・・・?」

「・・・・。ターンエンド。」

侑斗は目を閉じて、自分のターンの終了を宣言した。

 

侑斗

手札1→0

ライフ750

場 伏せカード1

 

トロン

手札0

ライフ700

場 No.69 紋章神コート・オブ・アームズ(《怒りの紋章》の影響下) ランク4 攻撃2600

 

「あははははは!!!これで僕の勝ちだ!僕のターン、ドロー!」

 

トロン

手札0→1

 

「君の場に残った最後の希望はその伏せカード1枚だけ・・・。なら、そのカードを破壊させてもらおうか!僕は手札から速攻魔法《サイクロン》を発動!これで、君は丸裸だ!!」

トロンの場から発生した竜巻が侑斗の伏せカードに襲い掛かり、破壊した。

「さあ!!これで君は終わりだ!《コート・オブ・アームズ》!!ゴッド・レイジ!!」

「ああ・・・。侑斗ーーーーーー!!!」

遊馬の声がフィールド中に響き渡る。

しかし、トロンの命令を受けたにもかかわらず、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》は動かなかった。

「・・・。なぜだ・・・《コート・オブ・アームズ》・・・・?なぜ攻撃しない!!?」

「どうなってんだ・・・?」

「遊馬。どうやら、侑斗の希望は潰えていなかったみたいだ。彼の場を見ろ。」

「・・・!!こ・・・・これは・・・!?」

アストラルに言われた通り、再び侑斗の場を見た遊馬が目にしたのは、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》によって倒された侑斗のエースカード、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》だった。

「なぜだ・・・!?なぜ、お前の場に《ガスタの魔剣士ユウ》がいる!?」

「あなたが破壊した伏せカードは・・・《巫女の愛》。僕の場に伏せられたこのカードが相手のカード効果で破壊された時、墓地からランク4のサイキック族エクシーズモンスター1体を復活させ、このターンの攻撃を封じる効果がある。」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500

 

巫女の愛

通常罠カード

このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果で破壊され、墓地へ送られた時、自分の墓地からランク4のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。

このカードが魔法・罠・効果モンスターの効果で破壊され、墓地へ送られたターン、お互いに攻撃宣言することができない。

 

「えへへ・・・。このイラスト見ると、ちょっと照れくさいね。」

ウィンダは顔を赤くしながら、《巫女の愛》のイラストを見た。

「う・・・うん・・・。」

侑斗も顔を赤くする。

そのイラストに描かれていたのは、抱擁しあう《No.00ガスタの魔剣士ユウ》とウィンダの姿だったからだ。

「なあ・・・?なんで侑斗とウィンダは顔を赤くしてんだ?風邪ひいたのか?ふごっ!!」

遊馬の疑問に答えたのは小鳥の遊馬の腹部にむけたげんこつだった。

「もう・・・。鈍感なんだから・・・。」

「だが、これでこのターンは生き延びた。あとは・・・。」

アストラルは再び侑斗を見た。

確かに、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は復活したものの、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》の方が攻撃力は上だ。

何らかの方法で強化しなければ、敗北への運命は変わらない。

「ええい・・・。僕はこれでターンエンドだ・・・!!」

 

 

侑斗

手札0

ライフ750

場 No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500

 

トロン

手札1→0

ライフ700

場 No.69 紋章神コート・オブ・アームズ(《怒りの紋章》の影響下) ランク4 攻撃2600

 

「ユウ!」

ウィンダは侑斗と一緒にデッキトップに指を掛けた。

「うん。」

「「僕/私たちのターン、ドロー!」」

 

侑斗

手札0→1

 

「手札から装備魔法《ガスタの魔剣術》を《ガスタの魔剣士ユウ》に装備!」

「このカードを装備したガスタの攻撃力は1000ポイントアップし、装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを与えるよ!」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→3500

 

「何・・・・だと・・・・!?」

「「《ガスタの魔剣士ユウ》で、《コート・オブ・アームズ》を攻撃!ウィンディ・ストラッシュ!!」」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は2人の想いを力にしたかのように、2本の強化された魔剣で《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》を切り裂いた。

「うわあああ!!!!!」

 

トロン

ライフ700→0

 

「はあ・・・・はあ・・・・はあ・・・・。」

デュエルが終わると、侑斗の左目が元に戻り、彼は疲労で座り込んだ。

「ユウ。大丈夫・・・?」

「うん・・・。体の傷は大丈夫だけど、かなり疲れたよ・・・。あれ・・・?」

よく見ると、今のウィンダはフォーチュンと違い、半透明になっていなかった。

「あれ・・・?ウィンダ・・・?」

「どうしたの?ユウ?」

ウィンダはいまだに自分の変化に気づかず、首をかしげた。

「もしかして・・・。」

侑斗はデッキからランダムにカードを1枚取り出した。

「ウィンダ・・・持ってみて。」

「え・・・でも私はユウ以外は・・・。」

「いいから。」

「う・・・うん・・・。」

頷き、ゆっくりとカードに手を近づける。

すると、ウィンダの手にカードの感覚が伝わった。

「え・・・?ということはもしかして!!」

ウィンダは近くの壁に手を近づけると、きちんと触ることができた。

「・・・。や・・・やったーーーー!!」

「うわあ!!ちょっとウィンダ・・・!」

ウィンダに急に抱きつかれた侑斗。

2人とも、デュエルに集中していて、ウィンダの変化に気付いていなかったようだ。

「もしかして・・・左目のおかげかな・・・?ってことはフォーチュンと《風クリボー》も・・・。」

「ピッピー!」

「クリー。」

フォーチュンは侑斗の前に出てくると、首を横に振り、周りを飛んだ。

それは、《風クリボー》も同様だった。

「2人はこのままの方がちょうどいいみたい。」

「そうなんだ・・・。なら、いいけど・・・。あ・・・!」

侑斗は重要なことを思い出し、倒れたままになっているトロンに近づいた。

「・・・!?こ・・・これは・・・!?」

トロンの顔を見た侑斗は目を疑った。

なぜなら、彼の左側の顔が普通の人間の顔になっていたからだ。




侑斗が準決勝へ一番乗り!!
そして、ついに竜司とⅢを目覚めさせる方法を見つける時が・・・・。
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