No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.17リバイス・ドラゴン
No.37魔装天使テンペリアス
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.77堕天使長ヴァリアブル・エンジェル
蓮
No.7ラッキー・ストライプ
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン
瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ
「トロンの顔が・・・。」
「普通の顔に・・・。」
「(もしかして・・・《ガスタの魔剣士ユウ》がトロンのナンバーズを浄化したから・・・?)」
「うう・・・。」
トロンはゆっくり目を開けた。
「まさか・・・こんなところで敗れることになるなんてね・・・。」
「トロン・・・。」
「分からない・・・。なぜ、僕は遊馬でも、カイトでも、フェイカーでもなく・・・お前に敗れたんだ・・・?」
「・・・。僕はあなたに勝つことが目的じゃない。ウィンダと・・・竜司を救いたい。その一心で戦っただけだよ。」
「侑斗・・・。」
「ユウ・・・。」
「トロン・・・。なんで、お前は俺の父ちゃんのことを知ってるんだ?」
今度は遊馬がトロンに質問をした。
「・・・。ふふ・・・。こうなった以上は仕方ないか・・・。いいよ。話してあげる。」
トロンは諦めたのか、少し笑うと、自分の過去について話しはじめた。
バイロン・アークライト・・・。
Dr.フェイカーのかつての助手で、トロンの本当の名前。
彼は遊馬の父、一馬と共に研究を行っていた。
彼は先史遺産研究のスペシャリストで、Ⅲの、いや、バイロンの息子ミハエル・アークライトに影響を与えた。
Dr.フェイカーは100年に一人の天才と称されるほど有能な研究者で、バイロンは友人として彼を支えた。
しかし、5年前にDr.フェイカーは突如バイロンと一馬を裏切り、彼らを異世界への扉を開くための生贄にした。
その後、バイロンはたどり着いたバリアン世界で彷徨い、その間に体が縮み、顔が半分消滅してしまった。
そのような中で、バリアン世界の住人と出会い、受け取った紋章の力で帰還し、トロンと名乗り、息子たちと共にDr.フェイカーに復讐しようとした。
そして、今はⅤとⅣ、クリストファー・アークライトとトーマス・アークライトと共に決勝大会に出場している。
「それが・・・トロンの戦う理由・・・。」
「でも、もうそれはできない・・・。さて、これからどうしようかな・・・?」
トロン、いやバイロンの目から涙が流れた。
「・・・。Dr.フェイカーがあなたに与えた苦しみはわかります。でも、少なくとも遊馬君の友達になったミハエル君は・・・家族との昔のような幸福な暮らしを願いました。なら、あなたの家族のために生きてください。取り返しがつかなくなる前に・・・。」
もう、ともに暮らすことができず、思い出の中でしか会うことができなくなってしまった父と母。
彼らの笑顔が、侑斗の心中に去来した。
「トロン・・・いや、バイロン!デュエルをやったら、仲間なんだ。難しいことはよくわかんねえけど、デュエルはみんなの絆を作ってくれる。だから・・・侑斗も・・・お前も仲間なんだ!」
「・・・。やっとわかった・・・。遊馬も侑斗も、君たちのデュエルは僕の復讐の先にあったんだね。僕は・・・一馬や君たちのようには生きられなかった・・・。」
「・・・。生きられますよ。」
「何・・・?」
「自分がそうなりたいと願った時から、人は変わってるものですから・・・。」
「侑斗・・・。とらえた魂は・・・すべて解放する。」
バイロンの体から、人々の魂が解き放たれ、天井の穴から出て行った。
「うん・・・・?」
病室の中で、竜司は目を覚ました。
「やっと解放されたよ。さーてっと、昼寝したいけど、その前に。」
竜司はハンガーに掛けられていた自分の服を着ると、看護師たちの目を盗んで病院を抜け出した。
「侑斗。君の仲間と・・・僕のナンバーズだ。受け取ってほしい。」
「・・・。」
侑斗は6枚のナンバーズをバイロンから受け取った。
「確かに・・・受け取りました。」
「さあ・・・行くんだ。君たちの戦いはまだ終わっていない。」
バイロンの背後に宇宙空間のようなものが現れると、彼はその中へ姿を消していった。
「バイロンさん・・・。遊馬君。そういえば君はもう準決勝へ進出したの?」
「・・・。あーーーー!!すっかり忘れてたぜ!!行くぞ!アストラル!小鳥!」
「まったく・・・。」
「もう!!待ちなさいよ!遊馬!」
遊馬たちは大急ぎで車両へ戻り、別のデュエルフィールドへ急いだ。
「はは・・・。遊馬君らしいといえばそうだけど・・・。」
「クリクリー・・・。」
「それで、私たちはこれからどうするの?」
「うーん・・・。じゃあ、他の人のデュエルを見学しようかな?大会規定ではできるみたいだし・・・。」
「なら、早く行こ!」
ウィンダは車両へ急いだ。
「・・・。」
侑斗は砕けたD・ゲイザーを回収した。
「大会が終わったら、直さなきゃね。」
「ユウーーー!!早く早くー!」
「うん!すぐに行くよ!」
侑斗は大急ぎで車両に乗り込むと、デュエルが行われているデュエルフィールドを検索した。
「《スペース・フロンティア》でデュエルが行われている・・・。」
「ええっと・・・《スペース・フロンティア》の効果はエクストラデッキからエクシーズモンスターをエクシーズ召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローできるって効果だよね。」
「うん。そして、デュエルをしているのはカイトさんと・・・・Ⅴ・・・。」
「なら、クリスって人にバイロンさんのことを伝えなきゃね。」
「うん。急ごう!」
侑斗は全速力で《スペース・フロンティア》へ急いだ。
一方、観客席ではいまだにデュエルの映像が見えずにいた。
「あーーー!!まだ映像が流れねえのかよ!?」
「怪しいわね・・・。これはまるで・・・。」
「まるで、俺たちに見せたくないものがあるような感じだね。」
「お前・・・・竜司!?」
「目を覚ましたの!?」
「うん。俺が目を覚ましたということは、もしかしたら誰からトロンを倒してくれたってことになるかな?」
「良かった・・・良かったぜ!竜司!!」
蓮は涙を流しながら、竜司の目覚めを喜んだ。
すると、急に丸まった紙が蓮の頭に当たった。
「おいおい、誰だよ?これを投げたやつは・・・?」
紙を回収し、ひろげると、そこには蓮たちにとってのどから手が出るほど欲しいものがあった。
「おいおい・・・これって・・・。」
「どうしたの?」
「見ろよ・・・これを・・・。」
蓮が2人に見せた紙には地下デュエル場への道のりが記された地図が描かれていた。
「これは・・・信ぴょう性は薄いけど、侑斗と遊馬の状況を知るにはどうしても必要な情報ね。」
「・・・。竜司。瑠那。」
「何だい?蓮。」
「俺・・・行くぜ。俺は凌牙に伝えないといけねえものがあるんだ!」
「蓮・・・。」
「分かった。だけど、十分気を付けてね。」
「ああ!すまねえ・・・。」
蓮は紙をポケットに入れると、観客席から出て行った。
通風口の中を蓮は匍匐前進する。
「こんなところを通らないといけねえのか・・・。でも、仕方ねえな。この道しかねえし・・・。」
地図によると、通風口の構造が書かれていて、観客席のトイレから地下デュエル場のデュエルフィールドの1つ、《マグマ・オーシャン》とつながっている。
「早くいけねえと・・・。」
蓮は昨晩の夜のことを思い出した。
「・・・!!ということは・・・凌牙はⅣ・・・トーマスに・・・。」
「ああ・・・。仇討しようとしてるぜ。お前のな・・・。」
「・・・。蓮。お願いがあるわ。」
「なんだよ?璃緒・・・。」
「凌牙に伝えて・・・。トーマスは・・・。」
「驚いたぜ・・・。まさか、トーマスが璃緒をな・・・。」
蓮は改めて、彼女の言ったことに驚いた。
「早まるなよ・・・・璃緒の大切なバカ兄貴よお!!」
太陽のような恒星が見える宇宙・・・。
その星の探索のために進む巨大な宇宙船。
カイトと白い髪で、青い服を着た長身の男、クリストファーはその上で対峙していた。
「(カイト・・・君と戦うことになることはわかっていた・・・。あの日、真実を知ったとき、私の心は憎しみにとらわれてしまった・・・。)」
クリストファーはあの日のことを思い出した。
真実を知った日、大雨が降る中でカイトと青い髪の幼い少年に何も言うことなく別れたことを・・・。
「あの日から・・・・!」
「あんたは弟を・・・ハルトを傷つけた。その懺悔をしてもらう!」
カイトは怒りと共に、フォトンチェンジをした。
「「デュエル!!」」
クリストファー
手札5
ライフ4000
カイト
手札5
ライフ4000
コズミック・フロンティア(フィールド魔法)「
「先攻はもらう・・・。私のターン、ドロー!」
クリストファー
手札5→6
「このカードは、手札を1枚墓地へ送ることで、手札から特殊召喚できる。《惑星探査車》を墓地へ送り、《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン》を特殊召喚。」
クリストファーの場に青い大型宇宙戦艦が現れた。
ディープ・スペース・クルーザー・ナイン レベル9 攻撃900
「更に、手札から永続魔法《ホログラム・プロジェクション》を発動。私の場の機械族モンスター1体を選択し、そのモンスターの姿をコピーする。」
《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン》と同じ形をした光の分身がクリストファーの場に現れた。
ホログレム・プロジェクション レベル9 攻撃900
ホログラム・プロジェクション
永続魔法カード
自分フィールド上に表側表示で存在する機械族モンスター1体を選択して発動する。
発動後、このカードはモンスターカードとなり、自分フィールド上に攻撃表示で特殊召喚される。
このカードのレベル・属性・攻撃力・守備力は選択したモンスターと同じになる。
このカードは攻撃できない。
「レベル9のモンスターが2体・・・。」
「私は、レベル9の《ディープ・スペース・クルーザー・ナイン》と《ホログラム・プロジェクション》でオーバーレイ。エクシーズ召喚。「現れろ、No.9。我が背負いし運命よ、今こそ銀河を飲み込む巨大な大地となりて降臨せよ。《天蓋星ダイソン・スフィア》!」
「ナンバーズ・・・・。何!?」
カードは確かに、クリストファーの場におかれたが、モンスターは姿を現さなかった。
「お前のナンバーズはどこだ!?」
「《コズミック・フロンティア》の効果発動。エクストラデッキからエクシーズモンスターのエクシーズ召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする。私はカードを1枚伏せ、ターンエンド。」
コズミック・フロンティア
フィールド魔法
エクストラデッキからエクシーズモンスターのエクシーズ召喚に成功したプレイヤーは、デッキからカードを1枚ドローする。
クリストファー
手札6→3
ライフ4000
場 No.9天蓋星ダイソン・スフィア(オーバーレイユニット2) ランク9 攻撃?
伏せカード1
カイト
手札5
ライフ4000
場 なし
コズミック・フロンティア(フィールド魔法)
「どこだ・・・!?奴のモンスターは・・・?」
「どうした?カイト。君のターンだ。」
「俺のターン・・・ドロー!!」
カイト
手札5→6
「(たとえ、奴の場にモンスターがいなくとも、奴がモンスターを召喚しているというならば・・・!)俺は、《フォトン・クラッシャー》を召喚!」
フォトン・クラッシャー レベル4 攻撃2000
「《フォトン・クラッシャー》!!奴のモンスターを攻撃しろ!フォトン・クラッシュ!」
《フォトン・クラッシャー》は持っているハンマーで見えない敵に攻撃しようとしたが、ブラックホールがハンマーを飲み込んでいった。
「何・・・!?」
「残念ながら、気味の攻撃は私には届かなかった。」
「く・・・。」
不敵な笑みを浮かべるクリストファーと焦るカイト。
それだけを見ても、両者の差は一目瞭然だった。
「バカな・・・!く・・・ターンエンド。」
クリストファー
手札3
ライフ4000
場 No.9天蓋星ダイソン・スフィア(オーバーレイユニット2) ランク9 攻撃?
伏せカード1
カイト
手札6→5
ライフ4000
場 フォトン・クラッシャー レベル4 攻撃2000
コズミック・フロンティア(フィールド魔法)
「私のターン、ドロー。」
クリストファー
手札3→4
「私は、《ダイソン・スフィア》で《フォトン・クラッシャー》を攻撃!」
「く・・・。」
「ブリリアント・ボンバードメント!」
「何!?」
宇宙から無数の光線が降り注いだ。
その光線は《フォトン・クラッシャー》をハチの巣にし、撃破した。
「うわああああ!!」
カイト
ライフ4000→3200
「一体・・・何が起きている?」
「分からないだろう。今の私のデュエルは君の想像を超えている。」
「く・・・・。」
「私はこれで、ターンエンドだ。」
クリストファー
手札4
ライフ4000
場 No.9天蓋星ダイソン・スフィア(オーバーレイユニット2) ランク9 攻撃?
伏せカード1
カイト
手札5
ライフ3200
場 なし
コズミック・フロンティア(フィールド魔法)
「あ・・・!!ユウ!デュエルがもう始まっちゃった!!」
「早くいかなきゃ・・・。その闘いに意味なんてないんだ!さらにスピードを上げるけど、大丈夫?」
「うん!そのかわり、手はしっかりつないでてね!」
「分かった・・・。行こう!!」
最大限までスピードを高めた侑斗とウィンダの車両は、《コズミック・フロンティア》へ進んでいった。
カイトVSクリストファーのデュエル開始!!
見えない敵に翻弄されるカイト・・・。
はたして彼の運命は・・・?
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