遊戯王ZEXAL 風の戦士たち   作:ナタタク

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侑斗
No.00ガスタの魔剣士ユウ
CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風
No.17リバイス・ドラゴン
No.37魔装天使テンペリアス
No.49秘鳥フォーチュンチュン
No.50ブラック・コーン号
No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード
No.77堕天使長ヴァリアブル・エンジェル
No.69 紋章神コート・オブ・アームズ


No.7ラッキー・ストライプ
No.55竜騎兵グレン
CNo.55灼熱竜騎兵グレン
No.57奮迅竜トレスラグーン
No.91サンダー・スパーク・ドラゴン

竜司
No.11ビッグ・アイ
No.18ジェムナイト・アゲート
No.24ビッグバンドラグーン

瑠那
No.16色の支配者ショック・ルーラー
No.23セイクリッド・ルナマリア
No.48シャドー・リッチ


第47話 侑斗VS遊馬 スフィア・フィールドの戦い

「(き・・・・決まったーーーー!!準決勝進出者は剣崎侑斗選手だーーー!!)」

「よっしゃーーー!!さすがだぜ!侑斗!」

「《超銀河眼の光子龍》が出たときはさすがに無理かと思ってたよ。」

蓮と竜司が喜ぶ中、凌牙は侑斗のとてつもない実力に驚いた。

「まさか・・・あのカイトを倒すとはな・・・。」

凌牙はかつて、ある事情でカイトとデュエルをしたが、圧倒されてしまった経験がある。

「瑠那。あいつは一体何者なんだ?」

「彼は剣崎侑斗。私たちと何も変わらない、ただのデュエリストよ。」

 

「やった―――!!決勝進出だね。ユウ!!」

「ウィンダ・・・。」

嬉しそうに抱きつくウィンダの頭を侑斗は優しくなでた。

そして、カイトに手を差し伸べる。

「いいデュエルでしたよ。カイトさん。」

「・・・まさか、Dr.フェイカーでも、遊馬でも、凌牙でも、バイロン達でもなく、お前に敗れることになるとはな・・・。」

カイトは今まで回収したナンバーズを取り出し、侑斗に差し出した。

「俺のナンバーズだ・・・持って行け。」

「・・・受け取りません。」

「何だと・・・!?俺に・・・情けを掛けるつもりか!!?」

「情け・・・?じゃあ、あの時あなたには僕のナンバーズを奪うことができたのに、そうしなかった。それは情けですか?」

「あれは・・・俺の気まぐれだ。」

「ふう・・・。なら、そういうことにしておきましょう。じゃあ、僕は気まぐれであなたのナンバーズは受け取りません。あなたがハルト君を救うためにも・・・。」

侑斗はそれだけ言うと、ウィンダと一緒に控室へ向かった。

「(やはり・・・俺にはあいつという人間が理解できないな・・・・。)」

カイトは少しだけ口元を緩めると、ハルトの元へ向かった。

 

一方、控室では遊馬が決勝戦を待っていた。

「遊馬。結晶の相手は侑斗だ。油断するな。」

「おう!あの時のリベンジを果たさねえとな!」

Dr.フェイカーという不安要素はあるものの、少なくとも侑斗との決着を妨害するものがなくなった。

そして、WDC決勝戦というリベンジには最高の舞台であるため、遊馬の闘志が燃え上がる。

「遊馬!」

「お前ら・・・。」

そんな中、控室に小鳥以外の遊馬の仲間たちが入ってきた。

「頑張ってくださいよ。遊馬君!」

「期待してるウラ!」

「おう!任せてくれ!かっとビングの力を見せつけてやるぜ!」

「絶対優勝してニャン。」

「遊馬。思いっきり楽しんで来いよ!」

5人は手を重ね合わせる。

そして、遊馬の手の上にアストラルは自分の手をのせた。

「フッ・・・。」

その時のアストラルの表情は穏やかなものになっていた。

 

一方、もう1つの控室では侑斗が静かに時を待っていた。

「決勝の相手が遊馬君か。あの時よりもずっと強くなってるだろうなあ・・・。」

《No.17リバイス・ドラゴン》を見ながら、侑斗はつぶやいた。

「ユウ。そろそろ時間だよ!」

「うん。なら・・・。」

「侑斗!」

出発しようとして立ち上がったのと同時に、蓮達が入ってきた。

「侑斗。負けんじゃねえぞ。」

「ま、バイロンやカイトを倒したんだし、楽勝だよね?」

「侑斗。油断しないで。」

「3人とも・・・ありがとう。」

4人はそれぞれのエースカードを交差させる。

そして、ウィンダも自身のカードを交差させた。

「大丈夫大丈夫!ユウには私がついてるから!」

「だな。ま、違う意味でも憑いているけどな!」

「あーーーー!!蓮君ひどーい!」

控室の中は笑い声で包まれていった。

 

「Dr.フェイカー・・・Dr.フェイカー!!カイトが・・・あのカイトが剣崎侑斗に敗れてしまいました!!」

真っ暗な空間の中、Mr.ハートランドはDr.フェイカーと連絡を取っていた。

「こうなったら・・・直に退会を中止に・・・。」

「何をあわてておる?すべては想定内だ。我々に《スフィア・フィールド》がある限りな。」

ハートの塔のとある区域、謎の機械が起動し、すでに膨大なエネルギーが凝縮された球体ができあがっていた。

 

「(この空に太陽は1つ。輝く栄光もまた1つ。それを阻むものはすべて敵。数々の死闘が繰り広げられたサバイバルデスマッチ、第1回ワールドデュエルカーニバル!あまたの敵をなぎ倒し、ついにその太陽を、輝けるその抵抗をつかみ取ろうとする2人が生き残った!)」

Mr.ハートランドの声と観客たちの声援と共に侑斗とウィンダ、遊馬とアストラルがデュエルリングに現れた。

「(優勝候補をなぎ倒し、ついに決勝にまで上り詰めたダークホース剣崎侑斗!対するはミラクルワンダーボーイ、九十九遊馬!!世紀の決勝戦!!)」

デュエルリングの外側、東西南北の位置に4つの機械が現れた。

「(決勝の舞台はハートランドが技術を結集して生み出した、《スフィア・フィールド》!!」

それらの装置の中心に球体型のフィールドが無数のカード型のエネルギーによって構築されていく。

「この《スフィア・フィールド》は今までのフィールドとは全く違う。異世界のフィールドだ。遊馬、侑斗。お前たちのナンバーズを存分に使い切るがいい。」

Dr.フェイカーは笑みを浮かべながらテレビでそれを見つめた。

「うわあ・・・・すごいねユウ!この中でデュエルをするのかな?」

「そうらしいけど、どういう構造なんだろう・・・?うわあ!!」

侑斗は《スフィア・フィールド》の中に入ると、急に重力がなくなったかのような感覚がして、浮遊した。

そして、それは遊馬も同様だった。

「これが《スフィア・フィールド》・・・。」

「うわああ!!どうなってるんだよこれえ!?」

「(さあ、《スフィア・フィールド》よ、2人のデュエリストを天空へ誘うがいい!)」

《スフィア・フィールド》は4人を中に入れたまま上空へ移動し始めた。

「何だよこのフィールドは!?」

「こんなの・・・見たことも聞いたこともないわ・・・。」

 

「遊馬君。うれしいよ。君とまたこうしてデュエルができるのは・・・。」

「おう!しかも、勝った方がデュエルチャンピオンだしな!」

「でも、勝つのは僕だ!」

「いいや!!勝つのは俺だーーー!!」

「(さあ、これより皆さんに《スフィア・フィールド》でのデュエルを説明しよう!!!このフィールドはエクシーズモンスターの力を最大限に高めるフィールドなのだ!手札の同じレベルのモンスターをオーバーレイすることで、エクストラデッキからエクシーズモンスターをエクシーズ召喚できる!ただし、その効果でエクシーズ召喚されたモンスターはオーバーレイユニットがなくなった時、破壊されてしまう!!さあ、選ばれしデュエリストたちよ、その力を存分に引き出すがいい。ハート・バーニング!!!」

「よーし、行くぜーーー!!」

「行くよ!ウィンダ、フォーチュン!」

「うん!」

「ピーーー!!」

侑斗と遊馬はそれぞれのD・パッドとD・ゲイザーを装着した。

「「デュエル!!」」

 

侑斗

手札5

ライフ4000

 

遊馬

手札5

ライフ4000

 

スフィア・フィールド(フィールド魔法)

 

スフィア・フィールド

フィールド魔法カード

お互いのプレイヤーは自分のターンのメインフェイズ時に手札のモンスターをエクシーズ素材とすることで、エクストラデッキからエクシーズモンスターをエクシーズ召喚することができる。

この効果でエクシーズ召喚されたモンスターはエクシーズ素材がなくなったとき、破壊される。

 

「僕の先攻、ドロー!」

 

侑斗

手札5→6

 

「ユウ!さっそく《スフィア・フィールド》の効果を使お!」

「うん!僕は《スフィア・フィールド》の効果で、手札の《ガスタ・ガルド》と《ガスタ・ブラックスピア》でオーバーレイ!来い、《No.17リバイス・ドラゴン》!」

 

No.17リバイス・ドラゴン ランク3 攻撃2000

 

「《リバイス・ドラゴン》・・・。あの時に渡したナンバーズ・・・。」

「《リバイス・ドラゴン》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、攻撃力が500ポイントアップする!アクア・オービタル・ゲイン!」

《No.17リバイス・ドラゴン》はオーバーレイユニットを捕食し、自らの糧とした。

 

No.17リバイス・ドラゴン ランク3 攻撃2000→2500

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ガスタ・ガルド

 

「そして、僕はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

侑斗

手札6→3

ライフ4000

場 No.17リバイス・ドラゴン(オーバーレイユニット1) ランク3 攻撃2500

  伏せカード1

 

遊馬

手札5

ライフ4000

場 なし

 

スフィア・フィールド(フィールド魔法)

 

「かっとビングだ!!俺!!俺のターン、ドロー!」

 

遊馬

手札5→6

 

「遊馬。《スフィア・フィールド》の効果を使え。《リバイス・ドラゴン》を破壊するんだ。」

「おう!俺は《スフィア・フィールド》の効果を使い、手札の《ギラギランサー》と《ドドドバスター》でオーバーレイ!現れろ、《No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース》!!」

キラキラ輝く槍を持ったアメコミのヒーロー風のモンスターとモーニングスターを装備した重装で無骨な土色の戦士がオーバーレイネットワークを構築し、遊馬の場にはレンズ中央下部に「25」が刻まれている巨大な紫色のデジタルカメラ型モンスターが現れた。

 

No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース ランク6 攻撃2800

 

「更に、手札から《ガンバランサー》2体でオーバーレイ!」

「ええ・・・!?立て続けに2回目のエクシーズ召喚を・・・?」

遊馬の引きの良さに舌を巻く侑斗。

「エクシーズ召喚!現れろ、《No.61ヴォルガザウルス》!」

アメフト風の防具を身に着けた2本槍の戦士2体がオーバーレイネットワークを構築すると、今度は左胸の突起部分に「61」が刻まれた全身から炎を発していて恐竜が現れた。

 

No.61ヴォルガザウルス ランク5 攻撃2500

 

「そして、手札から魔法カード《エクシーズ・トレジャー》を発動!その効果で俺は場のエクシーズモンスターの数だけデッキからカードをドローする!」

遊馬はその効果で合計3枚のカードをドローした。

「来たぜ来たぜ!俺はさらに手札の《ゴゴゴゴーレム》と《ゴゴゴゴースト》でオーバーレイ!」

《ゴゴゴゴーレム》と赤い甲冑と大剣を装備した葵魂の集合体がオーバーレイネットワークを構築した。

「現れろ、《No.39希望皇ホープ》!」

 

No.39希望皇ホープ ランク4 攻撃2500

 

「たった1ターンで3体のナンバーズを呼び出すなんて・・・。」

「不味いよユウ!このままだと3体の攻撃で負けちゃうよ!」

「侑斗!これで終わりだあ!《フォーカス・フォース》で《リバイス・ドラゴン》を攻撃!必殺影キル・ショット!!」

《No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース》はレンズにエネルギーを凝縮し、《No.17リバイス・ドラゴン》に向けてビームを放った。

「罠発動!《くず鉄のかかし》!」

《くず鉄のかかし》がビームを代わりに受け止めた。

「遊馬。ここは・・・。」

「ああ。俺は《ヴォルガザウルス》の効果発動!オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手モンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。マグマックス!」

《No.61ヴォルガザウルス》は胸部の装甲を展開すると、凄まじい量のマグマが《No.17リバイス・ドラゴン》を襲い、蒸発させた。

そして、マグマは衰えることなく侑斗にも襲い掛かった。

「うわああああ!!」

 

侑斗

ライフ4000→2000

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ガンバランサー

 

「ああ・・・!!ユウのライフが半分になっちゃった!!」

「これくらい、どうってことないよ。むしろそれぐらいで済んでよかったとみるべきかな?」

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

侑斗

手札3

ライフ2000

場 伏せカード1(《くず鉄のかかし》)

 

遊馬

手札6→1

ライフ4000

場 No.39希望皇ホープ(オーバーレイユニット2) ランク4 攻撃2500

  No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース(オーバーレイユニット2) ランク6 攻撃2800

  No.61ヴォルガザウルス(オーバーレイユニット1) ランク5 攻撃2500

  伏せカード1

 

「いいぞ遊馬!!」

「これなら次のターンで遊馬の勝ちウラ!!」

「おいおい、いきなりライフがごっそりとられたぜ!大丈夫か侑斗!?」

遊馬陣営が喜び、蓮があわてる中、竜司たちは冷静だった。

「確かに、侑斗のライフは減ったけど・・・。」

「侑斗はまだ切り札を出していないわ・・・。」

 

その頃、ハートの塔内部では・・・・。

「カイト様!!早く・・・・!!」

「分かっている!・・・・ハルト・・・!!!」

ハルトの部屋に入ったカイトが見たのは、意識を失ったハルトだった

「オービタル!何があった!!?」

「オイラでもわかりません。オイラとデュエルをしているとき、急に・・・・。」

「くっ・・・!Dr.フェイカーはどこだ!!?」

「それが・・・・いくら探しても見つからないのであります!!」

「こんな時に・・・・ハルト・・・・。」

カイトの表情には尋常でないほどの焦りが現れていた。

 

「僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札3→4

 

「僕は《スフィア・フィールド》の効果で、手札の《ガスタの神官ムスト》と《ガスタの静寂カーム》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来い、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》!」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500

 

「そして、手札から魔法カード《エクシーズ・トレジャー》を発動!その効果で僕は場のエクシーズモンスターの数だけデッキからカードをドローする!」

「遊馬と同じカードを・・・そのカードの発動で侑斗の手札が満たされる・・・。」

侑斗は4枚のカードをドロー、確認した。

「ユウ!これならいけるね!」

「うん。僕は《スフィア・フィールド》の効果で手札の《ガスタの希望カムイ》と《ガスタ・ファルコ》でオーバーレイ!」

《ガスタの希望カムイ》と鎧を着た緑色の隼がオーバーレイネットワークを構築した。

「エクシーズ召喚!来い、《ダイガスタ・フェニクス》!」

侑斗の場に全身から緑色の炎を放つ小さな不死鳥が現れた。

 

ダイガスタ・フェニクス ランク2 守備1100

 

「まだまだ続くよ!僕の場にガスタと名のつくモンスターが2体以上存在するとき、手札から《ガスタの武器職人セイ》を特殊召喚できる!」

 

ガスタの武器職人セイ レベル4 攻撃1900

 

「そして、手札から魔法カード《ガスタの毒払い》を発動!その効果で僕は墓地からレベル4以下のガスタと名のつくモンスター1体を特殊召喚できる。僕は《ガスタ・ガルド》を特殊召喚。」

 

ガスタ・ガルド レベル3 攻撃500(チューナー)

 

「更に、手札から魔法カード《暴風―ストライク・ストーム―》を発動!その効果で《セイ》と《ガルド》のレベルは2体のレベルの合計、7になる!」

 

ガスタの武器職人セイ レベル4→7 攻撃1900

ガスタ・ガルド レベル3→7 攻撃500(チューナー)

 

「レベル7のモンスターが2体・・・。またエクシーズ召喚するのかよ!?」

「当たり前だよ。遊馬君に対抗するにはそれぐらいやらなきゃ。僕はレベル7の《セイ》と《ガルド》でオーバーレイ!エクシーズ召喚!来い、《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》!!」

 

No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード ランク7 攻撃2700

 

「すっごーい!!エクシーズモンスターでいっぱいだあ!」

ウィンダは侑斗と遊馬の場に現れた6体のエクシーズモンスターを見て、目を輝かせた。

「《ガスタの魔剣士ユウ》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手の場のカード1枚の効果を無効にし、攻撃力を500ポイントダウンさせる。ウィンド・バインド!」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》の呪文が呼び出した風は《No.39希望皇ホープ》を捕縛した。

 

No.39希望皇ホープ ランク4 攻撃2500→2000

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ガスタの静寂カーム

 

「くっ・・・・これでムーンバリアが発動できない!!」

「《ダイガスタ・フェニクス》の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、僕の場の風属性モンスター1体はこのターン、2回攻撃できる。グリーンノア・ゲイン!」

《ダイガスタ・フェニクス》はオーバーレイユニットを捕食すると、自身の炎を《No.00ガスタの魔剣士ユウ》に分け与えた。

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ガスタ・ファルコ

 

「バトル!《ミッシング・ソード》で《ヴォルガザウルス》を攻撃!ミッシング・スライサー!」

《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》は2本の曲刀で《No.61ヴォルガザウルス》を踊るようにばらばらに切り裂いた。

「うわあああ!!」

 

遊馬

ライフ4000→3800

 

「《ガスタの魔剣士ユウ》で《希望皇ホープ》を攻撃!フェニックス・ストラッシュ!」

「いっけーーーー!!」

ウィンダの声に後押しされた《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は緑色の炎を魔剣に宿し、《No.39希望皇ホープ》を切り裂いた。

「うわああああ!!」

 

遊馬

ライフ3800→3300

 

「あれ?ユウ。今ユウが2回攻撃が可能でも、遊馬君の場には攻撃力2800の《フォーカス・フォース》がいるよ?」

「それでもいいんだ。《ダイガスタ・フェニクス》の仕事は《ガスタ・ファルコ》を墓地へ送ることにあるから・・・。」

「・・・・・?」

ウィンダには侑斗が何をしようとしているのか分からなかった。

「問題は《くず鉄のかかし》があとどれくらいもつか、そして遊馬君の伏せカード・・・。僕はこれでターンエンド!」

 

侑斗

手札4→0

ライフ2000

場 No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード(オーバーレイユニット2) ランク7 攻撃2700

  ダイガスタ・フェニクス(オーバーレイユニット1) ランク2 守備1100

  No.00ガスタの魔剣士ユウ(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2500

  伏せカード1(《くず鉄のかかし》)

 

遊馬

手札1

ライフ3300

場 No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース(オーバーレイユニット2) ランク6 攻撃2800

  伏せカード1

 

「へへ・・・。やっぱり強いぜ。侑斗は・・・。」

「どうしたの?遊馬君。君ならまだやれる。そうでしょう?」

「おう!!アストラル・・・・ゼアルだ!!」

「確かに・この《スフィア・フィールド》は異世界を模して造られたフィールド。皇の鍵の中と同じ。だが、ここに大勢の人たちがデュエルを・・・。」

「へへ・・・分かってる。でも、俺は侑斗と全力でデュエルがしてえ!あいつに勝ちてえ!」

「遊馬・・・。分かった。行こう。私と共に!」

遊馬とアストラルは共に手を空に掲げる。

「俺と・・!!」

「私で・・・・!」

「「オーバーレイ!!」」

遊馬は赤い光に、アストラルは青い光になって、オーバーレイネットワークを構築していく。

「遠き2つの魂が交わるとき、語り継がれし力が現れる!」

侑斗の前に現れたのは赤と白が基調のアーマーと黒から金に変化した髪、そして右目が遊馬、左目がアストラルの目となった遊馬、彼とアストラルが融合した姿だった。

「エクシーズチェンジ!!ゼアル!!」

「うわあーーーー!!ユウ!ゼアルかっこいいね!!」

「まさか、ゼアルになった遊馬君とデュエルができるなんて・・・うれしいよ。」

「何・・・・!?侑斗!ウィンダ!お前ら、ゼアルを知ってるのか!!?」

「あ・・・。うん。見るのは初めてだけどね。」

侑斗とウィンダはとある事情でゼアルと共にデュエルをしたことがある。

その時のデュエルは蓮達も見ていたが、これまたある事情で覚えているのは侑斗とウィンダだけになった。

 

「何だよあれ・・・?」

「変身したぜ・・・!?」

観客席はあまりのことにざわざわしていた。

「あいつ・・・みんなの目の前であんな姿に・・・。」

「とどのつまり、どういうことでしょう!?」

「こいつが・・・侑斗が言っていたゼアルってのかよ・・・・!!?」

「うーん・・・。特撮番組でも始まった・・・わけではなさそうだね。」

「他のみんなはARだと思ってるかもしれないけど・・・。」

「遊馬・・・アストラル・・・一体どうなってるんだ?」

「あれ・・・本物のヒーローみたいね?」

「うんうん。かっこいい!」

女性客の声を耳にし、徳之助が立ち上がる。

「そうウラ!!あれは本物のヒーローウラ!!」

「お・・・おい徳之助!やめろって!!」

「あれがゼアルウラ!!ハートランドシティを守る俺たちのヒーロー、その名は・・・ゼアルウラーーー!!」

「ゼアルウラ・・・・?」

「ゼアルウラって言うのか!?気に入ったぜ!!」

「はあ・・・・。」

ナンバーズクラブ一同は頭を抱える。

「「「ゼアルウラ!!ゼアルウラ!!ゼアルウラ!!」」」

会場に巻き起こるゼアルウラコール。

こうして、ハートランドのヒーロー、ゼアルウラ(本名:ゼアル)が誕生した。

 

「遊馬君・・・・なんで、ウラがついてるのかな・・・?」

「俺が聞きてえよ!!ゼアルウラって・・・。」

「細かいことは気にするな。デュエルに集中しろ。遊馬。」

「お・・・おう。分かってるよ。俺のターン、ドロー!」

 

遊馬

手札0→1

 

「俺は手札から魔法カード《ナンバーズの埋葬》を発動!俺の場のランク5以上のナンバーズ1体をリリースし、デッキからカードを2枚ドローする!」

《No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース》は光の粒子となって消滅し、遊馬は右手が輝く。

「最強デュエリストのデュエルはすべて必然!ドローさえ、デュエリストが創造する!すべての光よ、力よ、我が右手に宿り、希望の道筋を照らせ!」

「「シャイニング・ドローーーーー!!」」

 

ナンバーズの埋葬

通常魔法カード

自分フィールド上に表側表示で存在する「No.」と名のつくランク5以上のエクシーズモンスター1体をリリースすることで発動できる。

自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 

「来たぜ・・・!俺は手札から魔法カード《死者蘇生》を発動!その効果で俺は《希望皇ホープ》を墓地から特殊召喚する!」

 

No.39希望皇ホープ ランク4 攻撃2500

 

「遊馬!」

「おう!さらに俺は、《希望皇ホープ》でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!」

「ユウ!来るよ!遊馬君のカオスナンバーズが!」

「現れよ、CNo.39!混沌を光に変える使者!《希望皇ホープレイ》!!」

《No.39希望皇ホープ》が生み出した漆黒のオーバーレイネットワークから、漆黒に染まった体と新たに背中に大剣を装備した《No.39希望皇ホープ》が現れた。

 

CNo.39希望皇ホープレイ ランク4 攻撃2500

 

「そして、俺は手札の《ZW-火炎魔人大剣》を《希望皇ホープレイ》に装備!」

「ZW・・・・だって・・・・!?」

新たなカードカテゴリーを聞いた侑斗は驚いた。

遊馬の場に全身から真紅の炎を放つ、赤い眼と灰色の角、緑色の肉体を持つ魔人がマグマを超えた熱を発する真紅の刃を持つ大剣にその身を変化させ、《CNo.39希望皇ホープレイ》の力となった。

「このカードは手札から装備カードとして《希望皇ホープレイ》に装備することができ、攻撃力を700ポイントアップさせる!」

 

CNo.39希望皇ホープレイ ランク4 攻撃2500→3200

 

「バトルだ!《希望皇ホープレイ》で《ガスタの魔剣士ユウ》を攻撃!」

「罠発動!《くず鉄のかかし》!これで遊馬君の攻撃を・・・。」

「無駄だ!!《火炎魔人大剣》が装備カードとなっている時、1ターンに1度相手の魔法・罠の発動を無効にし、破壊する!」

「そんな・・・!!」

《CNo.39希望皇ホープレイ》は目の前に現れた不格好なかかしを灼熱の大剣で一刀両断した。

「行け!!《希望皇ホープレイ》!!ホープ剣・バーニングセイバー!!」

《CNo.39希望皇ホープレイ》はその大剣で今度は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を両断した。

「うわああああ!!」

「キャアアア!!」

 

侑斗

ライフ2000→1300

 

「そして、《火炎魔人大剣》を装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキからカードを1枚ドローする。俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド。そして、《火炎魔人大剣》は装備カードとなったターンのエンドフェイズ時にデッキに戻る。」

熱を失い、ただの錆びた大剣となった《ZW-火炎魔人大剣》は消滅した。

 

ZW-火炎魔人大剣(ゼアル・ウェポン―イフリート・セイバー)

レベル4 攻撃700 守備700 効果 炎属性 悪魔族

このカードは手札から装備カード扱いとして自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたモンスターに装備できる。

この効果によってこのカードを装備したモンスターの攻撃力は700ポイントアップし、そのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊し、墓地へ送った時、デッキからカードを1枚ドローする。

また、この効果で装備カードとなったことカードが自分フィールド上に存在する場合、1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時、その発動を無効にし、破壊することができる。

エンドフェイズ時に魔法・罠ゾーンに表側表示で存在するこのカードは自分のデッキに戻る。

「ZW-火炎魔人大剣」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。

 

侑斗

手札0

ライフ1300

場 No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード(オーバーレイユニット2) ランク7 攻撃2700

  ダイガスタ・フェニクス(オーバーレイユニット1) ランク2 守備1100

 

遊馬

手札1→0

ライフ3800

場 CNo.39希望皇ホープレイ(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃3200→2500

  伏せカード1

 

「大丈夫・・・?ユウ。」

「大丈夫だよ。ウィンダは?」

「ユウが受け止めてくれたから・・・・。」

ウィンダの手を握り、立ち上がると、《CNo.39希望皇ホープレイ》に目を向ける。

「(さっきの装備カードはデッキに戻ったおかげで、《希望皇ホープレイ》の攻撃力は下がった。なら、次のZWが出る前に倒さないと・・・。)僕のターン、ドロー!」

 

侑斗

手札0→1

 

「手札から魔法カード《バレット&カートリッジ》を発動。デッキの上から4枚カードを墓地へ送り、デッキからカードを1枚ドローする。そして、発動後このカードはデッキの一番上に置き、この効果でおかれたデッキの上に置かれたこのカードをドローした場合、そのカードを墓地へ送る。」

 

デッキから墓地へ送られたカード

・ガスタ・スクイレル

・ガスタ・イグル

・ガスタの祈り

・フェザーイン・ガードナー

 

バレット&カートリッジ

通常魔法カード

自分のデッキからカードを4枚墓地へ送り、1枚ドローする。

その後、このカードをデッキの一番上に置く。

このカードの効果でデッキの上に置かれたこのカードをドローした場合、

このカードを墓地へ送る。

 

「《バレット&カートリッジ》・・・。墓地肥やしには便利だが、このままでは次のターンを潰すことになる。何のつもりなんだ・・・・?」

「そして、僕は手札から魔法カード《ハイウィンド・ダンス》を発動!」

「何!?そのカードは・・・。」

アストラルは驚きながら、侑斗が発動したカードを見た。

「墓地の風属性チューナー4体をデッキに戻し、墓地から風属性エクシーズモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する!僕は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を特殊召喚!」

頭部に雷受信装置のようなものがついている緑色の子犬と《ガスタ・イグル》、《ガスタ・ファルコ》、《ガスタ・ブラックスピア》が力を合わせて墓地から《No.00ガスタの魔剣士ユウ》を引っ張り上げた。

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500

 

「そっか!!そのためにわざわざ《ダイガスタ・フェニクス》の効果を使ったんだ!」

「そういうこと。さらに、この効果で特殊召喚されたエクシーズモンスターはエンドフェイズ時に破壊されるけど、攻撃力が2倍になる。」

 

No.00ガスタの魔剣士ユウ ランク4 攻撃2500→5000

 

「こ・・・攻撃力5000!!?」

「それだけではないぞ遊馬!まだ《ダイガスタ・フェニクス》にはオーバーレイユニットが残っている!」

「そう!《ダイガスタ・フェニクス》のオーバーレイユニットを1つ取り除き、《ガスタの魔剣士ユウ》はこのターン、2回攻撃できる!」

《ダイガスタ・フェニクス》は最後のオーバーレイユニットを捕食し、自身の炎を《No.00ガスタの魔剣士ユウ》に分け与えると、役目を終えたかのように侑斗の墓地へ行った。

 

ハイウィンド・ダンス

通常魔法カード

自分の墓地に存在する風属性チューナー4体をデッキに戻すことで発動できる。

自分の墓地から風属性エクシーズモンスター1体を選択して特殊召喚する。

この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効となり、攻撃力は2倍になる。

この効果で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・ガスタの希望カムイ

 

「よっしゃあ!!この一斉攻撃で侑斗の勝ちだぜ!」

「遊馬・・・・。」

「攻撃力5000の2回攻撃、しかも攻撃力2700の《ミッシング・ソード》!もう手の打ちようがないウラーーー!!」

 

「バトル!《ガスタの魔剣士ユウ》で《希望皇ホープレイ》を攻撃!フェニックス・ギガストラッシュ!」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は緑色の炎が宿る2本の魔剣にさらに自身の魔力を注入した。

魔力を受けた炎はさらにその勢いを増した。

そして、その炎と共に《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は《CNo.39希望皇ホープレイ》を切り裂こうとした。

「罠発動!《ハーフ・アンブレイク》!場のモンスター1体はこのターン、戦闘では破壊されず、そのモンスターの戦闘で発生する俺へのダメージが半分になる!」

《ハーフ・アンブレイク》のソリッドビジョンから発生したシャボン玉が《CNo.39希望皇ホープレイ》を包み、そのモンスターの盾となった。

しかし、《No.00ガスタの魔剣士ユウ》がシャボン玉に魔剣をぶつけたときの衝撃波が遊馬を襲う。

「うわあああ!!」

 

遊馬

ライフ3800→2550

 

「まだだ!もう一回攻撃が残ってるよ!」

《No.00ガスタの魔剣士ユウ》は再びそのシャボン玉を攻撃した。

「く・・・ううう・・・!!」

 

遊馬

ライフ2550→1300

 

「《希望皇ホープレイ》は倒せなくても、遊馬君のライフは削ることができる!《ミッシング・ソード》で《ホープレイ》を攻撃!ミッシング・スライサー!!」

《No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード》は2本の曲刀でシャボン玉を攻撃した。

 

遊馬

ライフ1300→1200

 

「そして、僕は《No.00ガスタの魔剣士ユウ》でオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!来い、CNo.00!荒れ狂う風を従え、今こそ進化せよ!《ガスタの魔剣士ユウ・暴風》!」

 

CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風 ランク4 攻撃2500

 

「え・・・!?これは・・・・。」

《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》を召喚した瞬間、侑斗の左目が再び緑色の変化し、ガスタの印が宿った。

その目は周囲の風を吸収し、そこから緑色のまぶしい光が放たれた。

光が消えると、彼の姿が寝るとき以外常時来ている制服が茶色いマント、黒い服になり、髪が緑色になった。

 

「おいおい、また変身したぜ?」

「なんだかヒーローっぽい・・・ゼアルウラの敵じゃなかったのか・・・?」

観客席はまたざわついた。

「おいおい、これはあの左目の力なのかよ・・・?」

「変身はしたけど・・・徳之助みたいなことはしたくないね。」

「同感。」

「侑斗・・・遊馬・・・お前たちは一体どこへ行こうとしているんだ?」

 

「《ガスタの魔剣士ユウ》をカオス化するとこうなっちゃうってことなのかな・・・?」

「あ・・・!!そうだ!ユウの左目、風の目って名前はどうかな?さっき、風を集めてたし・・・。」

「風の目か・・・。いいかも。それ。僕はこれでターンエンド!」

 

侑斗

手札1→0

ライフ1300

場 CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2500

  No.74マジカル・クラウン―ミッシング・ソード(オーバーレイユニット2) ランク7 攻撃2700

 

遊馬

手札0

ライフ1200

場 CNo.39希望皇ホープレイ(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2500

 

「何とか生き延びましたけど、それでも侑斗さんの場には2体のエクシーズモンスターがいますよ!!」

「このままだと、どの道遊馬が負けちまう!!」

「遊馬・・・。」

 

「くっ・・・。侑斗、どんだけ強いんだよ・・・。」

「遊馬!君のターンだ。早くカードを・・・。」

「けどよお・・・・。」

遊馬は腹から音を慣らし、座り込んだ。

「腹減って・・・力でねえ・・・・。あ、そうだ!!侑斗!ちょっと待っててくれ!」

「・・・・!?う・・うん・・・。いいよ・・・。」

ウィンダと一緒に首をかしげながら同意する侑斗。

「よーし・・・ここは小鳥が作ってくれたデュエル飯で・・・。」

遊馬は懐から大きなおにぎりを取り出すと、それを食べ始めた。

これは遊馬がデュエルリングに行く直前に、小鳥が渡したものだ。

そして、そのうまみは遊馬と融合したアストラルにも感じることができた。

「なんだ・・・?この幸せな感覚は・・・。」

「アストラル!それがデュエル飯の味だ!」

「デュエル飯・・・・なんてすばらしいものなんだ・・・。」

2人は幸せな感覚に一時的に酔った。

「よーし・・・・俺のターン、ドローーー!」

活力を取り戻した遊馬はカードをドローした。

 

遊馬

手札0→1

 

「俺は手札から魔法カード《貪欲な壺》を発動!墓地のモンスターカード5枚をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする!」

 

墓地からデッキの戻ったカード

・ギラギランサー

・No.25重装光学撮影機フォーカス・フォース

・ドドドバスター

・No.61ヴォルガザウルス

・ゴゴゴゴースト

 

「行くぜ!!シャイニング・ドローーーーー!!」

遊馬は創造された2枚のカードをドローした。

「俺は手札から《ZW-阿修羅副腕》を《ホープレイ》に装備!」

「手札か場に存在するこのカードは希望皇ホープと名のつくモンスターの装備カードとなり、装備モンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる!」

《CNo.39希望皇ホープレイ》に先が緑色の剣、赤と金の装甲で守られた銀色の骨の副腕が装備された。

 

CNo.39希望皇ホープレイ ランク4 攻撃2500→3500

 

「そして、《阿修羅副腕》を装備した《ホープレイ》は相手のすべてのモンスターに1回ずつ攻撃できる!」

「何・・・・!?」

「ユウの場には《ガスタの魔剣士ユウ・暴風》と《ミッシング・ソード》!そして、ユウが受ける戦闘ダメージは1000と800・・・。ってことはこの攻撃が通ったらユウが・・・・!」

「行け!《希望皇ホープレイ》!《ミッシング・ソード》と《ガスタの魔剣士ユウ》を攻撃!ホープ剣・アシュラ・スラッシュ!!」

《CNo.39希望皇ホープレイ》は《ZW-阿修羅副腕》の剣と共に怒涛の攻撃。

攻撃の瞬間、侑斗の場は大爆発を起こした。

 

「やった!!遊馬が勝ったわ!!」

「やったウラーーー!!」

「とどのつまり、デュエルチャンピオンは遊馬君ですね!!」

「侑斗・・・・!?おい・・・・まだデュエルが終わってねえぞ!」

「何!?」

「ああ・・・・!!」

蓮の指摘を受け、爆風がなくなった侑斗の場を見た人々は目を疑った。

《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》が場に残っていて、侑斗のライフも残っていた。

 

侑斗

ライフ1300→500

 

「なぜ・・・・侑斗のライフが残っている!?それに、《ガスタの魔剣士ユウ・暴風》も・・・。」

「僕は墓地から《フェザーイン・ガードナー》の効果を発動したんだ。」

侑斗の場に両手に巨大な盾を装備していて、背中に鷲の翼がついている褐色の男の幻影がいた。

「このカードを墓地から除外することで、僕の場の風属性モンスター1体への攻撃を無効にしたんだ。」

 

フェザーイン・ガードナー

レベル4 攻撃200 守備2000 効果 風属性 戦士族

自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが攻撃対象となったとき、墓地に存在するこのカードをゲームから除外することで発動できる。

その攻撃を無効にする。

 

「とどめを刺せなかったか・・・。」

「でも、次のターンで終わらせるぜ!俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド!」

 

侑斗

手札0

ライフ500

場 CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃2500

 

遊馬

手札1→0

ライフ1200

場 CNo.39希望皇ホープレイ(《ZW-阿修羅副腕》装備)(オーバーレイユニット1) ランク4 攻撃3500

  伏せカード1

 

「僕のターン・・・・ドロー!」

 

侑斗

手札0→1

 

「ユウ!今なら・・・。」

「うん。《ガスタの魔剣士ユウ・暴風》の効果発動!ライフが1000以下の時、1ターンに1度オーバーレイユニットを1つ取り除くことで、相手の場のすべてのモンスターの攻撃力を半分にする!アストレイ・ストーム!」

《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》はオーバーレイユニットを吸収すると、両手に膨大な風を集め、遊馬の場に向けて解き放った。

暴風にとらわれた《CNo.39希望皇ホープレイ》の3本の剣はぼろぼろになった。

 

CNo.39希望皇ホープレイ ランク4 攻撃3500→1750

 

取り除かれたオーバーレイユニット

・No.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風

 

「バトル!《ユウ・暴風》で《ホープレイ》を攻撃!」

《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》は背中の長剣を抜き、《CNo.39希望皇ホープレイ》に突撃した。

「遊馬!!」

「速攻魔法《エクシーズ・バーストカウンター》を発動!」

「何・・・!?」

「《エクシーズ・バーストカウンター》は元々の攻撃力よりも低い攻撃力を持つ俺のエクシーズモンスターと相手エクシーズモンスター1体を選択して発動する!相手モンスターの攻撃力を0にし、自分のエクシーズモンスター1体にそのモンスターの攻撃力を加える!」

 

CNo.39希望皇ホープレイ ランク4 攻撃1750→4250

CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風 ランク4 攻撃2500→0

 

「やっぱり・・・・《ユウ・暴風》の効果を使うのを予測していたんだ・・・・。」

「これで決まりだあああ!!!」

《CNo.39希望皇ホープレイ》は膨大なエネルギーを持って《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》にカウンター攻撃を仕掛けた。

「これで・・・・リベンジできたぜ・・・・。」

「まだ終わってないよ・・・。」

「何・・・ああ・・・!!!」

《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》はカウンター攻撃をかわし、太陽を背に跳躍していた。

「僕は速攻魔法《エクシーズ・ミラージュダイブ》を発動した。お互いのエクシーズモンスター同士が戦闘を行う時、戦闘を行う相手エクシーズモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。」

「あ・・・ああ・・・・。」

《CNo.00ガスタの魔剣士ユウ・暴風》は長剣で《CNo.39希望皇ホープレイ》をジャンプ攻撃した。

《CNo.39希望皇ホープレイ》は大剣で受け止めようとしたものの、それもろとも肉体が真っ二つになって、破壊されてしまった。

「うわああああ!!」

 

遊馬

ライフ1200→0

 

エクシーズ・バーストカウンター

速攻魔法カード

自分フィールド上に表側表示で存在する攻撃力が元々の攻撃力より低いエクシーズモンスター1体と相手フィールド上に表側表示で存在するエクシーズモンスター1体を選択して発動する。

エンドフェイズ時まで選択した相手モンスターの攻撃力を0にし、選択した自分のモンスターの攻撃力を相手モンスターの元々の攻撃力分アップする。

このカードを発動したターンのエンドフェイズ時に選択した自分のモンスターを除外する。

「エクシーズ・バーストカウンター」は1ターンに1度しか発動できない。

 

エクシーズ・ミラージュダイブ

速攻魔法カード

お互いのエクシーズモンスター同士が戦闘を行う時にのみ発動できる。

戦闘を行う相手モンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

このカードを発動したターンのエンドフェイズ時に選択した自分のモンスターの攻撃力は0になる。

「エクシーズ・ミラージュダイブ」は1ターンに1度しか発動できない。

 

「・・・・・。」

観客席はあまりの展開に沈黙していた。

それは、Mr.ハートランドも同様だった。

「(はっ・・・・!!き・・・・決まったーーーー!!全てのデュエリストの想像をはるかに上回る攻防戦を制し、第1回WDCデュエルチャンピオンの栄光をつかんだのは・・・・剣崎侑斗選手だーーーー!!)」

「やったねユウ!!ユウがデュエルチャンピオンだよ!!」

「そっか・・・・僕が・・・・勝ったんだ・・・・。」

侑斗は自身の勝利を喜びながら、疲れで意識を手放した。

 

「ふふふ・・・・。まさか、優勝したのが遊馬、カイト、凌牙、バイロンではなく、あの少年だとはな・・・。だが、このデュエルの勝敗などどうでもよい。お前たちのナンバーズは私が回収させてもらう。私には・・・・時間がないからな。」

Dr.フェイカーは2人のデュエルの結末を見届け、不吉な笑みを浮かべた。




侑斗がデュエルチャンピオンに!!
しかし、ハルトは意識を失い、Dr.フェイカーはついに動き出す・・・・。
《スフィア・フィールド》は効果調整しました。
感想待ってます!
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